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KPMGコンサルに内定する7つのポイント
こんにちは、外資就活 コンサルチームです。
今回は世界最大級のグローバルネットワークを持つ総合コンサルティングファーム、KPMGコンサルティング(以下、KPMGコンサル)のインターン選考の対策について、まず以下の重要な7点について触れ、次に選考フローごとの詳細な対策からお伝えします。
(本記事は21~24卒の夏インターン・本選考の情報をもとに作成しました。)
・ES:志望動機を論理的に伝えよう
・WEBテスト(玉手箱):ボーダーが高いため対策必須
・オンラインケース:基本的な対策を入念に行おう
・GD:グループ内での立ち回りを意識しよう
・インターンシップ:思考体力とチームワークを意識しよう
・1次・2次面接:自然体で臨もう
・最終面接:最後まで油断は禁物
2025卒KPMGコンサルの本選考の募集要項
2025卒のKPMGコンサルの本選考募集要項は以下の通りです。
・締切:2023年9月30日(土)
【KPMGコンサルティング】本選考
KPMGコンサルの選考フロー
KPMGコンサルの25卒向け本選考のフローは以下の通りの予定です。
また、KPMGコンサルの25卒夏インターン選考フローは以下の通りでした。
なお、本選考の面接に関しては3回程度行われるのが一般的のようです。またインターン選考では、インターンの優秀者に対してジョブ後面接が2回程度行われ、内定が出されることが多いようです。
ここから各選考フローについて詳しく解説したいと思います。
ES:志望動機を論理的に伝えよう
設問:
①コンサルティング業界を志望する理由をご記入ください。(400字以内)
②KPMGコンサルティングを志望する理由をご記入下さい。(400字以内)
③自己PRを自由にご記入ください(何かご自身で、やり遂げた経験を具体的に記入してください)。(400字以内)
結果通知方法:締切後1週間以内にメールにて
面接での参考資料という位置付け
一般的にコンサルティングファームのESでは、文章の論理性はチェックされるものの、内容に関してはそれほど重視されない傾向にあります。しかしKPMGコンサルのES設問では、「なぜコンサルか」という点と「なぜKPMGなのか」という点に重きが置かれています。いわゆるBIG4における他の総合コンサルティングファームと比べて小規模なファームであることから、志望度をより重視しているといえるでしょう。
他ファームではなくなぜKPMGを選ぶのかという点をしっかりと考え、志望動機につなげられると良いでしょう。
なお、本選考では②・③は設問になく①のみ課される場合もあるようです。
・他のコンサルティングファームではなく、なぜKPMGなのかを論理的に伝えられるようにした。
WEBテスト(玉手箱):ボーダーが高いため対策必須
・試験形式:玉手箱(言語25分、非言語35分、性格20分)
・合格ボーダー:8割程度
・結果通知方法:締切後1週間以内にメールにて
時間内に解き切ろう
KPMGコンサルのWEBテストのボーダーは高く、8割程度の正答率が求められると予想されます。そのため、問題集を通じて繰り返し練習し、苦手分野をなくしておくことが大切です。ボーダーが高いため、時間内に解き切ることが選考突破のカギとなります。
可能であれば、玉手箱の受験を課している他社の選考を通じて実戦経験を積んでおくと良いでしょう。
・他社の選考で玉手箱をたくさん解いて、問題に慣れるのが有効だと思う
【玉手箱・TG-Web対策】Webテスト40戦39勝の金融業界内定者が実践した攻略法~問題例や練習法、対策本を紹介~
オンラインケース:基本的な対策を入念に行おう
21~24卒の夏インターン選考や本選考では、ケース面接は実施されていなかったようです。
ケース面接においては、きちんと筋道を立てて思考をすることが大切です。漏れなくダブりなく(MECEに)考えられているか、また優先順位をつけて考えられているかといった点は、ケース面接を突破するうえでかならず押さえておくべきポイントです
また思考面以外にも、面接官の指摘を真摯に受け止めることができるか、その指摘を活かしてアウトプットを改善しようという姿勢があるかといった行動面もケース面接では見られます。面接官を敵対視するのではなく、建設的な議論を行うことを心がけましょう。
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【保存版】人気総合コンサル6社のケース・一般面接過去問まとめ ~ファーム別質問リスト・出題傾向~
GD:グループ内での立ち回りを意識しよう
・時間:1時間程度
・会場:オンライン
・形式:学生6人に対して社員1人
・内容:20分のGD×2
・お題例:「Fintechが活用できる業種を特定して具体的な活用方法を提案せよ」
・結果通知方法:翌日にメールにて
議論に貢献する姿勢が大切
23~24卒のKPMGコンサルでは、1時間のうちに2回GDが実施されました。GDでは、グループ内の他のメンバーとうまくコミュニケーションをとりながら、アウトプットを最大化しようという姿勢が大切です。議論に貢献する方法は、議論の軌道修正を行う発言をする、新しい着眼点を共有する、全体の確認を促す質問をするなど、一通りではありません。自らにあったスタイルで議論に参加し、貢献度をアピールできるようにしましょう。
・他の参加者の発言の意味をしっかりと確認する質問をするようにした
・発言の質が評価されたのかもしれない
インターンシップ:思考体力とチームワークを意識しよう
・期間:1日間(23・24卒)、3日間(22卒)、1週間(21卒)
・人数:20~30人程度(5~6人×4~5チームほど)
・結果通知方法:インターン後1週間以内にメールにて
年度によって実施形式が異なる
KPMGの夏インターンは年度によって実施形式が大きく異なっています。
21卒では7日間で1つのワークに取り組む形式でした。初日と2日目の午前中には論理的思考などコンサルの基礎知識に関する講義があり、その後ワークを行い中間プレゼンと最終プレゼンが課せられる形式でした。
一方で22卒に関しては、3日間での実施で、短時間のワークを3回行うというものでした。形式としてはGDに近く、「コンサルタントに必要な資質能力とは何か」や「スポーツチームの利益向上」といったお題について議論するといったものだったようです。
23・24卒に関してはインターンは1日での実施で、「地方銀行の成長戦略を立案せよ」といったテーマについてリサーチし、最後に発表をするという形式でした。
25卒のように開催期間が3~5日間の場合は、21卒のようにある程度長い期間で1つのテーマに取り組むことになると考えられます。
長期間のインターンになると、特に最後まで思考の質を維持する思考体力や、周りのメンバーと協力するチームワークが重視されるでしょう。
・素のままでいかに良いアウトプットを班として出せるかを意識し、結果的に議論をリードすることが多かったです。
・社員が直接見ている時間は少ないため、その中でいかに議論を引っ張っている姿勢を見せることができるかがカギだと思います。
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1次・2次面接:自然体で臨もう
・会場:オンライン
・形式:(学生1人に対して社員1人)×2
・内容:人事面談(45分)+一般面接(45分)
・結果通知方法:面接から1週間以内にメールにて
・会場:オンライン
・形式:学生1人に対して社員1人
・内容:一般面接
・時間:50分程度(アイスブレイクの後、ESに沿った質問と深掘りを45分、最後に逆質問を15分)
・結果通知方法:面接から1週間以内にメールにて
・会場:オンライン
・形式:学生1人に対して社員1人
・内容:一般面接
・時間:60分程度(アイスブレイクの後、価値観が反映されるような質問とその深掘りを45分、最後に逆質問を15分)
・結果通知方法:面接から1週間以内にメールにて
志望理由を改めて確認しておこう
インターン選考の場合、インターンを通過している時点でコンサルタントに求められる基本的な素養はあると判断されていると考えて問題ないでしょう。
人事面談ではワークショップのフィードバックをもらうことができ、選考要素はなかったようです。一方で、コンサルタントとの一般面接では「なぜコンサルなのか」「なぜ”総合”コンサルなのか」「なぜKPMGなのか」といった点について聞かれたようです。
選考通過者によると、この面接では学生を振るい落とす雰囲気はあまり感じられなかったようです。最低限ESに記入した内容を振り返り、改めて志望動機を確認しておくと良いでしょう。
またインターンを経由しない本選考の場合は、ガクチカや志望動機などに関する深堀りがなされるようです。こちらも面接自体は和やかに進むようですので、肩の力を入れすぎずにしっかりと会話のキャッチボールをできるよう心がけましょう。
・和やかな雰囲気で、こちらの話を親身になって聞いてくれた印象。
戦略コンサル内定者が語る「ジョブ後面接」対策の極意
最終面接:最後まで油断は禁物
・会場:オンライン
・形式:学生1人に対して社員1人
・内容:一般面接
・時間:30分程度
・結果通知方法:面接から1週間以内にメールにて
志望理由を改めて確認しておこう
この段階では、パートナークラスなど職階の高いコンサルタントとお話しすることになります。
質問内容は1次・2次面接と同様に、志望動機の確認がメインになります。最後まで油断せずに挑み、内定を目指しましょう
・前回の面接同様、志望度のチェックや囲い込みの様子は感じなかったので、就活は続けることも含めこちらもありのままをお話しした。
内定者の情報
・内定者数:50人程度(KPMGコンサル全体)
・学歴:東大から早慶まで