【28卒】シンクタンク業界 完全ガイド|主要各社の違いと選考スケジュール・対策・企業一覧

【28卒】シンクタンク業界 完全ガイド|主要各社の違いと選考スケジュール・対策・企業一覧

2026/09/14

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eyecatch

こんにちは、外資就活ドットコム 編集部です。

シンクタンクは「調査・研究機関」と説明されがちですが、 実態は各社で大きく異なります 。NRIのようにITソリューションが収益の柱になっている社もあれば、母体の金融グループとの関係が事業の中心にある社もあります。「シンクタンク志望」とだけ語ると、面接で必ず崩れます。

本記事では、 各社の位置づけの違い・28卒の選考スケジュール・選考体験記の実測データ・各社の完全ガイド をまとめました。

なお「コンサルとシンクタンクは何が違うのか」という概念整理は、別記事今更聞けない基礎知識!コンサルとシンクタンクの違いについて1から解説で詳しく扱っています。本記事は 選考対策と企業選び に焦点を当てます。

1. シンクタンク各社の位置づけは同じではない

多くのシンクタンクは 金融グループを母体 に持ちますが、収益構造と事業の重心は分かれます。

社名 母体・グループ 事業の重心
野村総合研究所(NRI) 野村グループ由来(現在は独立系) コンサルティングとITソリューションの二本柱 。ITの比重が大きい
日本総合研究所(JRI) SMBCグループ シンクタンク・コンサルティング・ ITソリューション の三部門制
三菱総合研究所(MRI) 三菱グループ 政策・公共領域の調査研究 に強み
大和総研(DIR) 大和証券グループ リサーチ・コンサルティング・ システム
みずほ総合研究所(みずほ銀行) みずほフィナンシャルグループ 経済・産業調査と コンサルティング
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC) MUFG 調査研究・ コンサルティング

就活上の最重要ポイントは「IT部門の比重」 です。シンクタンクを志望しながらIT部門への配属可能性を想定していない学生は少なくありませんが、各社とも ITソリューションが事業の柱のひとつ になっています。部門別採用の社では、どの部門で応募するかがキャリアを大きく左右します。

読者へのTODO
志望動機を書く前に、①その社の収益の柱は何か ②自分が受ける部門・コースはどれか ③その部門は母体グループとどう関わるか の3点を確認してください。「調査研究がしたい」だけでは、IT部門を持つ社の選考は通りません。

2. 28卒 選考スケジュールの考え方

  • 9〜10月 :秋冬インターンの募集。NRIをはじめ秋冬の募集規模が大きい社がある
  • 11〜12月 :冬インターン本番
  • 1〜2月 :早期選考が動く。その他コンサル領域は2月に検索・エントリーとも年間ピークを迎える
  • 3月〜 :本選考

⚠️ 優遇ルートの有無・内容は社ごと、年度ごとに変わります。本記事では個別社の優遇条件を断定しません。 募集要項と最新の選考体験記で確認してください 。

3. 選考ステップの実測データ

選考体験記158件(2025卒以降・公開分)で、各ステップが実施されたと報告された割合です。

選考ステップ 実施率
エントリーシート 96.8%
個人面接 84.8%
筆記試験・WEBテスト・適性検査 67.1%
グループディスカッション 48.7%
その他(ジョブ・インターン等) 15.2%
説明会 5.7%

読み取り:

  • GD実施率48.7%は、約半数で実施される水準 です。同じ集計方法での実施率はFAS・M&A70.7%、保険19.8%、銀行・信託9.6%、公的金融12.9%。 シンクタンクはGD対策が必要な業界 に分類されます
  • 個人面接84.8%・ES96.8%で、 ES→筆記→GD→面接の標準的なフルセット を想定しておくのが安全です
  • 筆記67.1%。ITソリューション部門では適性検査に加えて技術的な確認が入る場合があります

4. 内定者は何を準備していたか(選考体験記より)

特別な経歴や高度な専門知識が必須というわけではないと感じました。それよりも、「 自分は何に興味があり、なぜこの会社で働きたいのか 」を自分の言葉で語れることが重要です。ITやDXについても、 知識量よりも、自分なりの問題意識や考えを持っているか が問われます。日頃からニュースや身の回りの事象について「なぜそうなるのか」を考える癖をつけ、思考を言語化する練習をしておくとよいと思います。
(2027卒・野村総合研究所・内定者/選考体験記より)

この企業の内定者は、性格で言うと 外資より日系が合う人、コンサルのみの就活をしていた人よりは広く可能性を考えていた人 が多いです。縁はもちろんありますが、それが来たタイミングでチャンスをつかむにはやはり準備が大切です。OB訪問なども行い、自身がこの会社で何を成し遂げたいか腹落ちするまで考えてみてください。
(2027卒・野村総合研究所・内定者/選考体験記より)

面接の難易度が非常に高く、思考力や明確なビジョンを厳しく問われる。一方で、 奇をてらったような質問はない ので、他社の選考で経験を積んだり、想定質問を考えておくなどしっかりと対策をし、迷いなくこの会社に入りたいという意志さえあれば十分突破できる余地はある。また、 リクルーターの方からのフォローもかなり手厚かった ので、自分から情報を取りに行ったり、壁打ちをお願いしたりするなどして、リソースをフル活用するべき。
(2027卒・野村総合研究所・内定者/選考体験記より)

共通点は「専門知識より思考の癖」 です。ITやDXの知識量ではなく、事象に対して自分なりの問題意識を持てているかが見られています。また「奇をてらった質問はない」という指摘のとおり、 対策が報われるタイプの選考 でもあります。

なお、文系学生に向けた次のような報告もあります。

インターンは理系院生には有利です。 文系の出身であれば、社員の方は文系出身者も多く、インターンより本選考の方が受かりやすい と思うので、インターンに受からなくても諦めないでください。
(2027卒・野村総合研究所・内定者/選考体験記より)

5. 主要各社の完全ガイド

6. よくある質問(FAQ)

Q. シンクタンクとコンサルはどちらを受けるべきですか?

A. 併願する学生が大半です。ただし内定者からは「 コンサルのみの就活をしていた人よりは広く可能性を考えていた人が多い 」という指摘があります。コンサル一本の志望動機をそのまま流用すると、母体グループとの関係や公共領域への関心が薄く見える可能性があります。概念的な違いはコンサルとシンクタンクの違い解説をご覧ください。

Q. GD対策は必要ですか?

A. 必要です。 体験記158件でのGD実施率は48.7%で、約半数の選考で実施されています。銀行・信託(9.6%)や保険(19.8%)とは異なり、対策の優先度は高くなります。

Q. 文系でも受かりますか?

A. 内定者からは「 社員の方は文系出身者も多く、文系ならインターンより本選考のほうが受かりやすい 」という報告があります(2027卒・NRI)。ただしこれは個人の所感であり、採用方針を示すものではありません。

Q. IT部門に配属される可能性はありますか?

A. 各社ともITソリューションが事業の柱のひとつ です。部門別採用かどうか、応募時点で部門を選ぶのかは社によって異なるため、 募集要項で採用区分を必ず確認してください 。「調査研究がしたい」だけの志望動機はリスクがあります。

Q. リクルーターはつきますか?

A. 体験記では「リクルーターのフォローもかなり手厚かった」という報告があります。運用は社・年度により異なりますが、接触機会があれば壁打ちに活用する価値があります。詳しくはリクルーター面談 完全ガイドをご覧ください。

7. 関連する選考対策ガイド

【選考対策 汎用ガイド】
【志望動機】志望動機の書き方 完全ガイド
【ES書き方】ESの書き方 完全ガイド
【ガクチカ】ガクチカ 完全攻略ガイド
【GD対策】GD 完全攻略ガイド
【面接質問50選】面接で聞かれる質問50選
【深掘り対策】面接深掘り対策 完全ガイド
【Webテスト】SPI対策 完全攻略ガイド
【OB訪問】OB/OG訪問 完全ガイド

まとめ

シンクタンクは 社ごとに事業の重心が違い、とくにIT部門の比重が就活上の最重要論点 です。選考は GD実施率48.7%とフルセット型 で、対策負荷は中程度以上。一方で内定者が口を揃えて「奇をてらった質問はない」と述べるとおり、 準備が報われるタイプの選考 でもあります。秋冬のうちに各社の事業構造を押さえ、部門まで含めた志望動機を固めてください。

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