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面接が苦手なあなたへ
就職活動において最も大きくウエイトを占めるものといえば「面接」です。
集団面接から個人面接まで、既に経験がある方もいれば、インターンの選考などに向けて対策をしている方もいると思います。
この面接選考の中で企業が評価する項目の1つに「コミュニケーション能力」があります。
日本経団連の調査によると、採用の際に最も重視する点として「コミュニケーション能力」を挙げている企業は、82.4%と最も多くなっています。
参考:2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果
では「面接でコミュニケーション能力を発揮できる人」とは、いったいどんな人なのでしょうか。それは、面接官の質問を十分理解に理解し、質問や深掘りに対して的確に自分の意見や考えを述べることができる人、つまり 言葉のキャッチボールができる人 のことです。
「コミュニケーション能力に不安がある」というと、 自らの言いたいことをうまく伝えられず、黙ってしまう ことを思い浮かべる方も多いでしょう。
しかしそれだけではなく、 自分ではうまく話せているつもりでも、面接官が反応に困る回答をしてしまう といった場合もあります。このような言動を面接で繰り返してしまうと、面接を通過することが難しくなってしまいます。
そこで今回は、「コミュニケーション能力に不安のある就活生がすぐに実践できる面接対策法」を紹介したいと思います。
面接に受かるためにすぐにできる対策法
【ヒント1】面接官と共通の話題を見つける
面接では、自己紹介のあとに、面接官と軽く雑談をしてからエントリーシートの内容に沿った質問をされるという形が多いです。 最初の自己紹介から雑談の間で応募者に対する面接官の印象は大体決まってしまう ため、面接が始まってから最初の数分は非常に重要な時間です。
その数分間で面接官に好印象を持ってもらうためには、「共感」を得ることが重要です。
その方法としては、 面接官と共通の話題を共有すること が有効だと考えられます。
しかし、「今日は天気がいいですね」などと天気の話をしても話題の共有はできますが、「共感」にはつながりません。
では、どんな話題であれば共感につなげられるのか。
共感を得やすい話題として例を挙げると、ひとつは「食」の話題です。
意外かもしれませんが、面接官と打ち解けることで面接がうまく進む場合も多いです。
社内での勤務であれば、必ず会社のまわりで食事をとることになります。
選考を受ける企業周辺の飲食店をリサーチして、「あそこの店の○○はおいしいですよね」などと話すことができれば、きっと話も盛り上がるでしょう。
カレーの食べ歩きが好きな筆者の友人は、第一志望群の企業を受ける際、必ずオフィス周りのカレー屋をすべて踏破してから挑んだそうです。
もともとカレーには大変詳しかったのですが、対策の甲斐あって「どこのカレー屋がうまい」、「夜と昼で使っているスパイスが違う」といった話で小一時間程度盛り上がり、面接をらくらく通過できたようです。
オンライン面接などで雑談ができない場合には、自らの大学時代の経験と面接官の自己紹介を照らし合わせて、共通点を探してみましょう。 「面接官は自分のこの部分に興味を持ってくれそうだ」 ということがわかれば、自信を持ってアピールできるはずです。
【ヒント2】面接を、面接官にとって有益な場にしてもらう
面接官は、1日に数十人の面接を行います。
ありきたりなエピソードばかりを延々聞き、非常に退屈かつ疲れた状態であなたの面接を担当する可能性もあります。
そうならないように朝・昼の面接枠を選ぶこともおすすめですが、そういかない場合もあるでしょう。もしもそのような状況に出くわしてしまったら、それを不運と嘆かず、 「退屈している面接官に、面接を有意義な場と感じさせる機会を得た」 と考えましょう。
一例として、面接を通して有益な情報を得てもらうことがあげられます。
他の学生との差別化 を意識し、自らはこの企業で何がやりたいのかを軸に、 自分が受ける業界のニュースなど を徹底的に調べてみましょう。過去の選考体験記でも、面接官に 「すごいね、よく知っているね」 と言われた場合には、高評価であることが多いです。
その他、ヒント1で紹介したように、面接官と打ち解けることで印象に残る、という戦略も考えられます。情報効果的な疲労回復方法や自分の知っているトリビアなど、有益に感じてもらえそうな情報を盛り込んで話しましょう。
【ヒント3】自分の話したい話題に持っていく
良いネタを持っていても、それを話す場面が与えられなければ意味がありません。
もし、話したいことがあるのなら、最初の自己紹介で話しましょう。
ただ、話しすぎもよくありません。
「自己紹介をしてください」の回答で、聞かれもしないのに自分の強みや志望動機を長々と喋ってしまう人がいますが、「その話はあとで聞くし、エントリーシートの焼き直しをペラペラ喋られてもつまらない」と思う社員の方も多いようです。
面接を自分主導で行うためにも、 名前・学校名・自分が話したいこと(学生時代に頑張ったことや趣味など、聞かれたいことを簡潔に伝える) だけに絞って話すように心がけてみてはいかがでしょうか。
例として、
「○○大学の××です。趣味は寝具を集めることです。睡眠の質を上げる方法には詳しいのでぜひ聞いてください。よろしくお願いします。」と話すと、面接官は間違いなく、あなたに寝具に関する質問をしてくるでしょう。サークルの話をすれば、その点を深ぼってくれる面接官の方がほとんどでしょう。
それがその後の面接でうまくコミュニケーションを取るきっかけとなるはずです。
自己紹介は、 話しすぎず、その後のコミュニケーションの種となるワードを伝える 場として考えましょう。
【ヒント4】面接官が話す時間を増やす
誰しも、人の話を聞くより自分の話をする方が好きなものです。
面接官も人間です。 気持ちよく過ごしてもらうためにも積極的に質問をして、面接官が情熱をもっていることや熱く語りたいことを話してもらいましょう。
逆質問の時間がある場合はそこでも質問できますが、面接中に気になったことがあればその場で質問をしてしまっても大丈夫です。
ただし、あなたがあまりにも話さなければ消極的な人間とみなされてしまう場合もあります。配分には十分気を付けましょう。
緊張して面接中に質問できない、という方は、 面接官が深掘りやすい回答 をこころがけてみましょう。会話が途切れてしまうと、面接の通過が難しくなってしまいます。一問一答などではなく、文章で質問に答えられるように準備しておくと、十分アピールができると思います。
【ヒント5】相手の目・カメラを見て話す
コミュニケーションにおいて、相手の目を見て話すことは重要です。
対面面接ではもちろん、オンライン面接でも同様です。
しかし、画面の面接官の目を見て話したところで、面接官は下を見て話している学生にしか見えません。
面接官に「こちら側を見ている」と思わせるために、しっかりカメラを見て話しましょう。
筆者はカメラ付近に「ハキハキ話す」「結論ファースト」という付箋を貼って、意識をカメラに向けていました。
その他、カメラと目線を合わせるために、PCスタンドなどもおすすめです。
【ヒント6】質問力を磨く
面接では相手の発言に対して自分の意見を述べる場合が多いと思いますが、 相手に質問をすることによって興味ある情報を引き出す のも重要なコミュニケーション能力です。
ただ、質問をするだけであれば、さほど難しくはありません。
5W1H を意識して行えば簡単に質問が考えられ、円滑にコミュニケーションを進めることを可能にするからです。
フリートークの時間を例に挙げると、
「5年前に新卒で入社し、現在は△△事業を担当しています」と面接官が述べたなら、
「その事業の取引先はどのような業界だったのですか?(Whom)」
「何人でその事業を担当しているのですか? (How many)」
「事業ではどのような製品を扱っているのですか?(What)」
…などの質問ができます。
5W1Hを意識するだけで質問を簡単に考えることができ、会話を長く続けられますので、双方向のコミュニケーションを目指しましょう。
もちろん、どんな質問をしてもいいというわけではありません。
相手が話したいことを正確に捉えたうえで、自分を最大限にアピールできる質問を考えてください。
この5W1Hは、質問の時間だけではなく、面接対策やGDにも使えます。
【ヒント7】模擬面接・自己分析をする
以上の6つで紹介したように、 一方的に話すのではなく、面接官と双方向のコミュニケーションをとる ことは非常に重要です。
しかし、そもそも、面接とは 面接官があなたのことを知る ために設けられている場であり、あなたのアピールポイントを伝えることが最も求められています。
自己PRや志望動機をすらすら言えるようになる ためには、面接対策が不可欠です。そのためには、友人やキャリアセンターなどで模擬面接を行ったり、自己分析をして面接で話したいことを見つけたりすることが効果的です。
何度も面接練習を繰り返すうちに、緊張しないで面接官と話せるようになる人も多いので、ぜひやってみてください。
もう面接が苦手なんて言わせない
目上の人と話し続けるのは、なかなか大変なものです。
それでも「自分を伝えたい」という気持ちを持って真摯に話せば、通じるものも大きいと思います。
本番で十分に力を発揮できるよう、トレーニングを積んでおきましょう。
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