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自己紹介は選考に関係する?
こんにちは、外資就活ドットコム 編集部です。皆さん、「自己紹介をしてください」という質問に困った経験はありませんか?
グループディスカッション(以下、GD) や面接の場で自己紹介を求められることは多いですが、いざ振られると何を言えばいいのか困ってしまい、名前と大学名だけしか言えない方もいらっしゃると思います。
自己紹介は第一印象を決める重要な要素です。そのため、人柄が伝わり親しみやすいと思ってもらえる自己紹介をすれば、面接官やGDの班員から好印象を持ってもらえるでしょう。
自己紹介を制すものは就活を制すといっても過言ではないかもしれません。今回はそんな自己紹介について、シュチュエーション別の役割やノウハウをご紹介します。
GDや面接における自己紹介の意味
場の雰囲気を和ませるためのアイスブレーク
初めて会う人と話すときは誰しも緊張してしまうものです。
企業としては、面接やGDの冒頭で自己紹介をしてもらうことで、緊張をほぐしリラックスして選考に臨んでほしいという意図を持っています。
また、面接官にとっても学生にとっても お互いの理解を深める機会となります。
自己紹介の意味を踏まえて、どんな内容を自己紹介に盛り込んだらいいのかを考えましょう。
インパクトのある自己紹介は必要?
就活生の中には、 他学生と差別化を図るために、よりインパクトのある自己紹介をしなければと考える学生もいるかもしれません。
しかし、そこでリスクを負って転けてしまっては意味がありません。先ほども、話した通り話した通り自己紹介はアイスブレイクを兼ねているものです。
自己紹介で、インパクトを意識しすぎて、初手で面接官や学生に一歩引かれてしまってはせっかくの長所が活きてきません。
もちろん、周りを惹きつけたりするために、インパクトのある自己紹介はとても有効な場面もあります。
しかし、自己紹介をどうすべきか悩んでいる学生は、簡単な自分の紹介をして、徐々に自分のアピールポイントを出していくようにしましょう。
【GDでの自己紹介】学生同士ではどうする?
マウンティング禁止!親しみやすい自己紹介で場の雰囲気を作る
GDでの自己紹介は、面接とは違い「学生に向けて話す」という特徴があります。GDでの自己紹介の大きな目的として、初対面の学生同士で打ち解け合い、議論を円滑に行えるようになることです。
そのため、GDの自己紹介で意識する点として以下の2つが大切です。
② ほかの学生を不快にするような、自慢やマウンティングはしないようにする
親しみやすい自己紹介のコツ
周りの学生に共感してもらいやすいような身近な内容や、話題性のある内容を自己紹介に盛り込みましょう。
具体的には、自分の趣味や最近あった出来事など、学生同士で距離を縮めやすいような話題を出すのがいいでしょう。
のような形です。
自慢・マウンティングには気を付ける
GDの自己紹介では、コミュニケーションを円滑にするために周りの学生のことを配慮することが大切です。選考の場であるため、自分をよく見せようという意識が働きますが、あくまで学生同士の自己紹介である、ということを忘れないで下さい。
極端な話ですが、班のメンバーに
と自慢めいた自己紹介をされてしまったらどう思うでしょうか・・・・?大半の人は、気後れしてしまったり、イラっとしてしまったりしてあまりいい気はしないでしょう。
このように、面接官にアピールすることだけを考えて自己中心的になり、自分の経歴・スペック等を誇示するだけの自己紹介にならないようにしましょう。「これからグループワークを共にする学生と仲良くなるための自己紹介である」といった意識を忘れないことが大切です。
自己紹介に関する面接官の指示をよく聞きましょう
自己紹介の際は、伝えるべき内容を面接官から伝えられる場合があります。例えば、面接官から「大学名は言わなくていいので、氏名と学部と、あと一言くらい簡潔に自己紹介をしてください」と指示があったとき、
などと言ってしまわないように気を付けましょう。
こんな自己紹介をしてしまうと、一緒に面接やGDを受ける学生に冷ややかな目線で見られるばかりか、面接官に「この学生は人の話を聞けない人だ。空気も読めない。」と判断されてしまいます。自己紹介をするときには面接官の指示をよく聞き、周りの空気もよく読みましょう。
・《グループディスカッション》評価ポイントから立ち回り方まで徹底解説!
・グループディスカッションで見られるポイント|現役戦略コンサルタントが語る(1)
・グループディスカッションのプレイヤーが見落としがちな「打ち手」という盲点
【面接での自己紹介】深掘りされるためのネタを準備しておく
面接での自己紹介心掛けるべきことは、以下の3点です。
② 面接の話題を自分から提供する
③ 冗長にならず、簡潔に話すこと
最低限の情報を与え、相手の情報も得る
初対面の人と話すとき、最低限の情報を相手に伝えることがマナーです。ビジネスにおいては、名刺交換と一緒に行うケースが多いです。面接では名刺交換を行わないため、名刺に記載するような内容である氏名・所属等を必ず伝えましょう。
この際、相手も自己紹介をしてくれる場合が多いので「相手はどの部署の人なのか」「相手はどれくらいの年次なのか」といった部分も含め理解しておくと、面接でのコミュニケーションがうまくいきます。
自分の情報を簡潔に伝え、相手の情報もしっかり聞いて失礼のないコミュニケーションを取れるようにしましょう。
面接での話題を提供する
自己紹介は、面接で話を広げ、深堀りをするための材料として使われる場合があります。
例えば、コンサルティングファームの面接で「私の趣味は乗馬です。」といった人に対し、「今の乗馬市場の問題点は何だと思う?それを解決するためにはどうしたらいい?」とケース面接に発展したようです。
ですので、自己紹介で話した内容をベースに人間性等を深掘りされる可能性があることや、コンサルティングファームの時はケース問題の題材として使われるかもしれないということを念頭におき、心構えをしておきましょう。自分の希望する方向に面接の話題を持っていくよう、「きっかけ」を作るイメージです。選定するエピソードは、学生時代頑張ったことが話しやすくお勧めです。
・【保存版】「学生時代に頑張ったこと」の発見・整理・伝達【例文付き】
簡潔に説明する
ビジネスのシーンでは、決まった持ち時間にプレゼンを行って相手を説得させるなどといった、時間の制約がつきものです。そんな時に、「話のどの部分が重要なのかわからない」「話が長くて飽きてくる」といった印象を持たれてしまっては困ります。
そんな背景もあり、自己紹介でも簡潔に分かりやすく要点を伝える能力も見られていると思っていいでしょう。面接官を飽きさせないよう、簡潔に自分の魅力を伝えられるような自己紹介を考えましょう。具体的には、30秒~1分くらいが望ましいと言われています。
【学生のタイプ別】面接で使える自己紹介集
自己紹介のコツをご紹介してきましたが、どういう自己紹介が正解なのだろうかと疑問に思っている方がいらっしゃるかと思います。
そんな方のために学生のタイプ別に自己紹介の例文を用意しておきました。
この例文を参考に、自分のことを良く知ってもらえるような自己紹介を考えましょう。
サークルに力を入れたことをアピールしたい場合
こんにちは。○○大学○○学科の○○と申します。本日はお忙しい中お時間をお取りいただき誠にありがとうございます。私は1年のころから英語サークルの活動で英語劇を作っています。留学経験がない私は発音に苦労しっぱなしでしたが、先輩のフィードバックを受けながら克服しました。自分は男ですが、女役も演じた経験があります。
辛いこともありますが、年に一回文化祭で発表するときの達成感や感動が素晴らしいのでサークルがとても好きです。
本日はよろしくお願いいたします。
バイトを頑張ってきたことをアピールしたい場合
こんにちは。○○大学○○学科の○○と申します。本日はお忙しい中お時間をお取りいただき誠にありがとうございます。私は学生時代はコーヒー店のアルバイトに時間を使っていました。アルバイトが半ば趣味のようなものとなっており、コーヒーの産地や風味等勉強した経験があります。コーヒーの勉強は好きですが、実はブラックコーヒーが苦手です。
店舗のマネージャーも経験させていただいており、責任が重くハードですがやりがいがあり、楽しい毎日を送っています。
本日はよろしくお願いいたします。
ゼミ・研究に力を入れていることをアピールしたい場合
こんにちは。○○大学○○学科の○○と申します。本日はお忙しい中お時間をお取りいただき誠にありがとうございます。私は今、サービスデザインのゼミの活動を熱心に行っております。企業さんとの協働プロジェクトを行っているため週4ゼミがあり、なかなかハードな生活を行っています。就職活動とゼミの両立を頑張っていきたいと思います。本日はよろしくお願いいたします。
時間別自己紹介例
面接などでは、面接官の方から「始めに、〇〇分で自己紹介お願いします。」と言われることもあるでしょう。しかし、実際時間が短い時と長い時で何を言うべきだろうと、悩む学生をいるかと思います。そこで、ここではオーソドックスな自己紹介の時間別に、盛り込む内容と例文を紹介します。
30秒の場合
面接ではもちろん、GDでも30秒の自己紹介をよく経験するのではないでしょうか。30秒だと、約100字程度がちょうどいい文量とされています。
ここで基本的に盛り込む内容は
・氏名
・趣味や部活、サークル、バイトなど
・志望業界
・意気込み
以上を簡潔に話すのが良いでしょう。
GD
面接
1分の場合
面接では、1分の場合がかなり多くなってくると思います。しかし、実際話してみると、簡潔にしすぎて時間が余ってしまったり、逆に話しすぎて時間をオーバーしてしまうといった経験もあるのではないでしょうか。文量にすると、約200文字程度が適切な量になります。
ここで話すべき内容は
・氏名
・趣味や部活、サークル、バイトなど→自分がどんなことをしていたのか
・志望業界→少し詳しく
・意気込み
など基本的には、30秒の場合と変わりありませんが、それぞれの項目で少し深く話すことを意識しましょう。
GD
面接
ここでは、主に時間別に、基本的に盛り込むとうまくまとめられる内容を例として紹介します。これが全てではなく、前節のタイプ別のように、自分の経験1つにフォーカスして話すこともあるかと思います。様々な例をもとに自分の話しやすい、自己紹介を作りましょう。
自己紹介と自己PRの違いはなに?
これまでは自己紹介の解説をしてきました。自己紹介と近いもので、自己PRがあります。自己紹介と自己PR、名前は似ていますが何が違うのでしょうか?
自己紹介とは、自分を紹介すること、つまり自分の情報を相手に伝えることです。それに対して自己PRとは、自分を売り込む、宣伝するといった意味合いが強いです。
それでは、外就太郎くんがとあるコンサルティングファームの面接を受けていると仮定して、例文を見ていきましょう。
自己紹介|会話の種を提供する
熱心に英語を勉強した後は英語の文献も読みやすくなり、学習の幅も以前より広がったような気がします。
趣味はサッカーです。プレイするのはもちろん、見ることも大好きです。
本日はよろしくお願いいたします。
自己PR|自分を売り込み、会社とつなげる
コンサルタントはクライアントの事業について深く理解し、抱える課題についての解決策を提案する仕事だと認識しております。
問題を発見して自分で解決する力と、常に学び続けたいという姿勢は自分の強みだと思っており、その力をコンサルティング業務で生かしていけたらと思っております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
違いをお分かりいただけたでしょうか?
自己PRは「企業の採用要件と自分のアピールポイントをつなげる」ための手段として有用です。しかし自己紹介は、あくまでも「面接で聞いてもらうための材料」を投下するといったイメージです。ですので、「自己紹介をしてください」と要求された際、自己PRをしてしまうと主張が激しい人になってしまいます。
反対に、「自己PRをしてください」といわれた際に自己紹介のみで終わらせてしまうとアピール不足となり、せっかく与えられた機会が勿体無いです。
両者の違いを理解し、聞かれたことに的確に答えられるよう意識していきましょう。
自己紹介は事前に準備しておこう
どの面接・GDでも自己紹介はあると想定して、複数個準備しておくことをおすすめします。
自己紹介の時間としては1~2分程度で収まる程度にしておくと無難です。
1分に関しては、例文をぜひ参考にしてみてください。
また、 自己紹介は練習あるのみです 、実際に面接・GDで自己紹介を繰り返していくうちに、 どんな話をどんな順序でしたら周りに反応が良いかなどは話してみないとわかりません。
本コラムで解説したコツを基に、ぜひ自己紹介を考えて、どんどん使っていって下さい。
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