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「専門性ある=安定して年収高い」は間違い!? マーケティングに関わる仕事の7つのキャリアパス

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マーケティング職のキャリアパスについて知ろう

こんにちは、外資就活編集部です。

インターンを通して業務への理解を深め、本選考にむけて企業や職種を再検討し始めるころかと思います。

「マーケティングを仕事にしたい!」という方は多いですが、マーケティング職をファーストキャリアとした場合のキャリアパスについて理解はできていますか?

マーケティング職は「専門性を身につけられる」「給料が高そう」といったイメージから就活生からの人気を集めていますが、給料や待遇は環境によって大きく差が付きます。

そのため、就職先や職種を決める上でマーケティング職のキャリアパスについて理解しておくことは重要です。

ぜひ本コラムを読んで、マーケティング職のキャリアパスを想像してみてください。

マーケティング職の定義

一口に「マーケティング」といっても、その役割は企業によって大きく異なります。 ここでは、大きく二つに分けてご説明します。

1つは、川上 (商品企画・開発) から川下 (販売) までを担当する「マーケティング職」です。こういった役割は外資系企業に多く、経営の大きな決定に関わります。 代表的な企業として、P&Gユニリーバ日本ロレアルUSJなどが挙げられます。

もう1つの役割は、商品が決まった上で販売促進のための宣伝や広報を行う「マーケティング担当」です。こちらの役割は先ほどのマーケティング職と異なり、大手日系企業によく見られます。こういった「マーケティング」は、明確に定義づけされていない場合が多く、会社によっては広報部や宣伝部といった部署になっております。

本コラムでは、1つ目に挙げた「マーケティング職」をファーストキャリアで選択した例を想定してお話しします。

マーケティング職の7つの典型的なキャリアパス

今回は『マーケティングの仕事と年収のリアル』(山口義宏・ダイヤモンド社)などの書籍を参考にしてキャリアパスをご紹介します。

新卒でマーケティング職として採用された後、同じ会社で働き続けるというのは一つの選択肢です。しかし一方で、マーケターとして転職を繰り返し、様々な会社で経験を積み重ねていく中でキャリアを形成していく人もいます。また会社内のマーケティング職として経験を積んだあと、フリーランスになったり起業したりするといったパターンもあり得ます。

会社に雇われる形でのキャリアを想定した場合、 マーケティング職のキャリアパスは、事業会社を軸とした3つと支援会社を軸とした4つの、合計7つの類型に分類できます。

事業会社とは、主に商品・サービスの製造・販売を生業とする企業のことです。

【事業会社の例】
小売・サービス:コカ・コーラ、マクドナルド
日用品:P&G
自動車:トヨタ
電子部品:村田製作所
金融サービス:三菱UFJ銀行

一方、事業会社にマーケティング支援のサービスやITシステムを提供するのが支援会社です。

【支援会社の例】
大手広告代理店:電通博報堂
クラウドサービス:セールスフォースアドビ
調査サービス:マクロミル
PRサービス:ベクトル
デジタルマーケティング支援:アイ・エム・ジェイ
マーケティング支援サービス:アクセンチュア・デジタル、デロイトデジタル

まずは大枠を理解した上で、自分自身の適性に合う環境を考えてみてください。

以下では、マーケティング職のキャリアパスの類型7つについて詳しく説明します。

事業会社を軸としたキャリアパス

1.自社を愛するコミット型

一つの事業会社で働き続けてキャリアを作っていく人です。

向いているのは、会社への愛着が強い人や、経営陣や会社の未来への信頼が厚い人です。 日系企業の場合はマーケティング職のままということは少ないため、「予期せぬ異動先の仕事を楽しむ」といった柔軟性が求められそうです。

注意点は自分の求める成長速度と会社の成長速度の関係です。会社が成長していれば組織が拡大し、新たなチャレンジやポジションが増加します。成長していない場合は行き詰まる可能性があります。

2.王道キャリアアップ型

事業会社でブランド力も高く、報酬レベルも高い企業に転職する人です。向いているのは、高い学歴や社歴をもち、所属企業の安定性と高い報酬を両立したい人です。(例:P&Gマフィアなど)

華やかで説明がつきやすい学歴や職歴が重視されるため、数少ない有名ブランドの中で転職を積み重ねる傾向があります。

限られたポジションを競い合うライバルが多く、シビアな競争となります。また、有名ではない企業に転職して失敗するとその後のキャリアが尻すぼみになるため、転職が保守的になりがちです。

給与水準を下げたくないために、本来やりたい専門領域を突き詰める方向性に行けないという贅沢な悩みが出てくる場合があります。

3.ヒット実績で渡り歩くブランド人型

転職先の企業のブランド力や企業規模にはこだわらず、自らのヒット実績を武器にできる場合です。

やりたいことや強みが偏っているが、その領域ではいい結果が出せる人や、ヒットを放つ力はあるけど大きく保守的な組織では上層部に引き上げられにくい人に向いています。

特定領域のマーケティングの専門性を特化して伸ばしたい人は、ヒット実績をテコに事業会社から支援会社への転職も考えられます。

支援会社を軸としたキャリアパス

4.中小ベンチャー早期抜擢型

数名~百名規模の支援会社で働き続けてキャリアを作る人です。

会社への愛着が強く、長期的な会社のビジョンと自分の成長にビジョンが重なっている人、若いうちから経営層から高く評価されている人が向いています。 20代で取締役まで出世し、1000万円~3000万円の報酬を得るケースもあるようです。

しかしトップクラスの役職でない平均的な社員の場合、年収は企業規模と比例し、頭打ちが早い傾向がみられます。「自分のスキルの上昇に比べて給料が上がらない」という悩みを抱える人も出てくるようです。
そのためアラサーのタイミングで経営層に出世できるかを判断し、難しそうであれば転職を考えるのがリスクヘッジとなります。

5.大手支援会社でじっくり昇進型

支援会社の中でも数百名から数千名規模の大手企業の中でキャリアを創っていく人です。(例:大手広告代理店など) 向いている人として、専門性は磨きつつ雇用は安定させたい人、予算規模の大きいマーケティング施策に関わりたい人が挙げられます。

注意点として、安定した雇用環境に慢心して新しい時流テーマに専門性がついていかないと、歳をとってから閑職に追いやられたり、リストラ対象となる可能性があることが挙げられます。

6.真理探求の職人スペシャリスト型

支援会社で転職をしながらキャリアを創っていく人の中でも、何かの専門家を志向する人です。

専門性を深め続けることにこだわりがある人や、マネジメントに興味が薄い、もしくは適性が低い人が向いています。

スペシャリストの処遇面は、企業規模と比例します。そのため、自身の専門領域をコア事業として長期投資する大手支援企業をみつけて入社することが望ましいでしょう。

営業力もある場合、40代前後でキャリアアップの限界を感じたときにフリーランスに転向することもあります。

7.事業立上げ請負人型

支援会社で転職をしながらキャリアを創っていく人のうち、より営業的な力をもち、事業の立ち上げそのものも担える人です。

営業力がある人、事業全体のマネジメントに優れた人が向いていると言えます。 新規事業立上げを担うチャンスがやってきたときに、しっかりと業績を残すことがキャリアを発展させる鍵となります。

マーケターからフリーランス・起業を目指す人へ

マーケティングに関わる働き方として、会社内での7つのキャリアパスの他に、フリーランスや独立・起業を目指す方もいらっしゃると思います。

フリーランスではそれまで経験した案件の実績が重要です。 マーケティング業務は案件定義が難しいため、発注主の多くはそれまで扱った案件で信頼性を確認する傾向があるそうです。

起業を目指す場合は、マネジメント経験をしておくことが重要です。 事業の責任者として組織マネジメントや事業の売上、利益に責任を持つ経験をしておくと、起業後に無駄に試行錯誤する必要が減ります。

どのようなキャリアを積みたいか考えながら就活を進めよう

いかがでしたでしょうか。 新卒での就職先として、メーカーなどの事業会社か、それとも広告代理店やマーケティング専門の支援会社か、様々な選択肢があると思います。

将来的なキャリアとしては「専門性を高める」「マネジメントに関わる」という選択肢に分けられますが、どちらの方向性をとる場合でも「戦略的にキャリアを創っていく」という意識をもつことで、将来の給与上昇につながります。

どんな環境が自分に適しているか、どのようなキャリアを構築していきたいかといった点についても視野に入れながら就活を進めていきましょう。

参考文献

マーケティングの仕事と年収のリアル

    著者:山口義宏
    出版:ダイヤモンド社

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