最速内定者が見た！「祈られ」学生の特徴11選

サマーインターンは大学3年生・大学院1年生の夏休みに行われ、様々な会社で実務体験及びグループワークを行うのが通例となっておりますが、優秀な方であれば内々定を獲得したり、本選考での特別ルートがあったりします。
オファーを出す企業はごく僅かではあるのですが、内々定を獲得できた学生・できなかった学生、明暗分けたのはどこにあったのでしょうか？
会員の最速内定者からご寄稿いただきました。ぜひご一読いただければと思います。

はじめに

選考を受けていると様々な学生に遭遇します。今回は過去のサマーインターンで内々定を獲得し、外資から日系・ベンチャーにいたるまで数々のインターンシップに参加した筆者が選考中に出会った、内定まで至らなかった学生のタイプを列挙してみました。
イラッとするところもあるかもしれませんが笑、ぜひご笑覧ください。

「祈られ」学生の特徴集

①トップティア厨

外コン、外銀志望者に見られる、トップティアと呼ばれる業界のトップ数社にしか興味がない人。
実際に話を聞いたりすることもなくネットの情報や知人に影響されてトップティア以外は会社じゃないと言わんばかりの思考停止の方々。彼らに取って大事なのは志望動機よりも会社のブランドで、その業界に特別な熱意があるというわけでもない。
筆者が某社の選考で出会った学生は、集団面接が終わった後に「ココしょぼいから内定もらっても蹴るっしょ〜!?」と言っていましたが、蹴るまでもなく祈られていました。
自分が見下していた企業に落とされる気持ち、想像するに余りあるものがありますね。
　

・「あーこういう就活生多いわ」 ダメな東大生5類型
・トップ企業に内定する就活生は何をアピールしているのか

②馬の耳に念仏

高学歴自信満々学生に見られる、社員の方のフィードバックにケチをつけて全く聞かない人。
社員の方も言っても意味がないと思ったのか、最後にはフィードバックするのを諦めて世間話をしていたようです。すると今度はフィードバックしてくれないんだけどーってケチをつけていました。社会人になってから会社で干されないよう祈るばかりです。
　

・「意識の壁」がある学生は大失敗しないと気づけない～就活プロ対談（上）
・就活生は「ネガティブ・フィードバック」を受ける機会を作れ～就活プロ対談（下）

③全否定人間

グループディスカッションでエンカウント率の高い、他人の意見の粗（あら）を探して潰してくる人。
アイデアを徹底的に潰してくる割には代案は出さない、そんな鬼畜仕様の学生に会ったときは「お前は社員かよ！」と心の中で叫びました。
グループディスカッションはディベートではありません。できない理由を探すのは簡単ですが、実現させるためのアイデアを考えるようにしましょう。
他人を蹴落として通りたい思いからか、選考でのグループディスカッションでよく出没しますがコミュニケーション能力に難ありと評価されかねないので気をつけましょう。某コンサルではそのような人が好まれるようですが・・・
　

④唯我独尊

こちらもグループディスカッションでよく遭遇する、自分の意見を是が非でも通そうとする人。
説得したところでこちらと全く異なる軸で物事を語りだすからお話しにならず、班員全員が反対しようがいくら時間が無駄に過ぎていこうが全くお構いなしなのでかなり厄介なタイプです。
時間残り僅かのディスカッションで一度終わった議論を「いや、私やっぱりこっちだと思う」と蒸し返して主張し続け、めでたく炎上させた人に遭遇しましたがもちろんインターンで会うことはなかったです。
　

・グループディスカッションをクラッシュさせるのは誰なのか～必ず否定する東大生vs.論理的思考が出来ない他大生
・5人の東大生相手に連戦連勝するためのグループディスカッション突破術とは？

⑤気分屋

複数日にわたるインターンで見られる、普段は大した貢献もしないのですがたまーにウルトラCなバリューを発揮する人。
タイプとしては面白いんですが余りのムラっ気はつまりパフォーマンスが非常に不安定であるということ。「パチンコの確変」のようなタイプは会社としては雇い辛いのだろうと個人的に思いました。
　

⑥フレームワーク厨

なんちゃってコンサル志望に多発する、物事をフレームワークに当てはめることに生き甲斐を感じている人。
3C、4P、5フォース等の言葉が口々に飛び出しますが活躍するのは最初だけ。その後は御自慢のフレームワークを使うまでが自分の仕事と思っていたのか、完全に置物と化していました。
フレームワークはあくまで考えやすくするためのツール、手段に過ぎません。議論として大事なのはその後どのような施策を考えるかの方ですので、手段が目的化しないよう気をつけましょう。
　

⑦スタミナ欠乏症

インターン中徹夜した次の日に見られる、露骨に目が死んでしまい電池が切れている人。
各班に大体１人くらいいるのですが、激務の外資系企業ではスタミナの無さは致命的なのでたった数日程度でそうなる人は向いてないかもしれません。スタミナが鍛えられるどうかはわかりませんが、走って体力をつけるか週一で徹夜する習慣でもつけてみてはどうでしょうか。
　

・コンサルティングインターンで意識すべきこと

⑧自称生き字引

ゼミで金融やってます！とか言っちゃってる経済学部３年生に多発する、自分の知識をドヤ顔で披露する人。
困ったときに聞いてみるものの頼りにならず、インターンで初めて学んだ自分が問題をあっさり解決できてしまった時は少々呆れました。インターン後に呼ばれた食事で名指しで社員の方にdisられていたのでドヤ顔はそこそこにしておきましょう。
　

⑨まとめ民

なんとかして存在感を出したい学生にみられる、他の人が言ったことを最後は自分でまとめないと気がすまない人。
本人はまとめてわかりやすく説明しているかもしれませんが、人をホモ・サピエンスと言い換える程度で同じことを繰り返しているだけに過ぎず、ただただ時間の無駄。
社員の方に対するアピールなのかもしれませんが、普段の議論では全然何も言わず、「まとめ発言」の時にだけでしゃばっていることはバレていたようです。
　

⑩小悪魔

男心を知り尽くした女子大生に見られる、「女の色香」を前面に押し出す人。
色目を使ってやたら社員の方にすりよっていましたが、合コン三昧!?の大人の社会人の前では通用するはずもありません。普段男が圧倒的に多い環境に生きている筆者は割とドキドキしましたけど。
　

⑪ツンデレ

何事も斜に構えてしまう学生に見られる、選考中はすごく無愛想なのに後で話してみるとめちゃくちゃ面白い人。
絶対に後者の自分を出した方が受けとしてはいいです。面接官もそこまでは見抜いてくれませんし、かなり損をしているタイプだと思います。ツンデレは気になる異性の前だけにしましょう。
　

おわりに

いかがでしたでしょうか。「そんな学生いるの？」というものもあれば、「まずい、自分はあてはまっているかも…」というタイプもあったかもしれません。
意識が高いこと自体には問題ないと思うのですが、上記の例のように、いわゆる「こじらせ」を進めてしまうと、内定がどんどん遠のいてしまうのではないか…と周りを見ていて感じました。
参考になれば幸いです。

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