外資・日系トップ企業を目指す学生のための就職活動サイト「外資就活ドットコム」

【19卒】10月から就活を始める人のためのマニュアル

はじめに

この記事では、10月から外資系企業や日系トップ企業を目指して就職活動を始める国内大学生を対象に、就活の全体像・選考の準備・各選考の特徴など、無駄なく就活準備を進める方法についてまとめています。

「この間まで留学していて、就活って何すればいいかわからない…そもそも留学していたってだけで就活勝てるなんて甘いよね」
「日系志望に割り切って夏インターンを受けずにいたら、なんかみんなインターンインターン言ってるよ…挽回できるかな…」
といった方に特に必要な情報をまとめています。ぜひご確認ください。

また、就活のスタートが遅れてしまっている方には何らかの理由があることも多いと思います。

そこで今回は遅れている理由にありがちな3タイプ(留学、体育会、サークル)ごとの今後の選考対策についてもお教えします!

就活の全体像を知る[外資系企業/日系企業]

就活の全体像を知るために、まずは一般的な選考フローとスケジュールを把握しましょう。
正確な日程や選考の流れは、各社の採用ページで必ず公開されておりますので、ご確認ください。たとえ就活情報サイト上の募集情報であっても、一度は企業のホームページで確認するのが基本です。

選考スケジュール

(画像をクリックすると拡大できます)


上記は18卒のケースを元にしていますが、参考になるかと思います。ご覧のとおり、外銀であればエントリーから内定まで2~3ヶ月未満であるように、選考のタイミングが非常に早くかつ短期決戦です。
19卒はこれから冬のインターンや本選考などが残っているとはいえ、就活生の中には夏の時点ですでに内々定が出ている人もいるほど。しかしまだあきらめるのは早いです。今からでも外資系企業を受けるメリットは大いにあります。
※外コンや外資メーカーでは「春選考(春ジョブ)」が開催される場合もある(内定者辞退などによる人員募集が主な目的)。

【関連ページ】
18卒 マッキンゼー・アンド・カンパニー 春ジョブ選考体験記
18卒 A.T.カーニー 春ジョブ選考体験記

メリット 1. サマーインターン経験者との差はすぐ埋めることができ、内定獲得の可能性は十二分にある

就活で特に重要視される思考力やコミュニケーション能力は、これまでの20年以上の経験の積み重ねで決まります。逆に言えば、就職活動でたった4ヶ月程度先行されている経験は、後からでもひっくり返すことは十分可能ということです。

ただ彼らは当然、業界研究が進んでいるだけでなく、社員との接点をもっている分有利ですので、油断することなく努力を惜しまないようにしましょう。

また、夏の就活生に力量の差を感じてしまう要因の一つに、彼らがインターンシップで獲得した知識量があるかもしれません。しかし、「仮説が…ロジックが…マーケットが…シナジーが…」とかそれらしいワードを繰り返し言っている就活生を見ても、恐れを抱く必要は全くありません。

経験豊富な面接官もよく分かっていますので、付け焼き刃の知識のみで戦っている就活生は、あっという間に見抜かれてしまいます。彼らと同じ間違いを犯さないように、社員から見ると浅い前提知識だけでなく、しっかりとした思考力を養い、選考の場において実践しましょう。こちらについては後の準備編にて詳細をご説明します。

メリット2. 外資での選考を受けた経験や実績がそっくりそのまま日系就活において活かせる

外資系企業の就活における選考ステップは、日系就活での選考と大差はありません。就職活動で勝ち抜くためには場数をこなすことが重要な要素になりますので、「日系志望だから」という理由だけで、1回きりの外資の選考を受けないことは非常にもったいないです。

また、外資系の企業から内定を獲得できた場合は、日系の選考を進むにあたっても大いに役立ちます。内定を1社以上から頂いたということは、他社が認めているなによりの証になり、キャリア上で実績が全くない学生にとって貴重な箔がつきます。よって内定をもらったのが大手であるほど、そのネームバリューを日系の選考においても活用することができます。大手商社などの人気企業には、外資内定者枠があるケースも多く、毎年一定数の外資系内定者が難関の日系企業に受かっています。

その他にも、すでに内定を獲得した自信や心のゆとりなど、他の就活生とは異なるマインドセットで日系を受けることができます。

日系企業の場合 (1次募集)

日系の場合も就活前倒しにより、プレエントリーから選考本番までの期間が3~4カ月間で、短いという特徴があります、また外資系に比べて企業数が圧倒的に多く、それによって企業分析、OB訪問や説明会の参加に時間がかかる傾向にあるため、工数がかかります。この時期のスケジュール帳は真っ黒になっているでしょう。

よって外資就活以上に効率よく対策を練る必要があります。以下3つのヒントを挙げておきます。

ヒント 1. エントリーシートの共通部分のネタや材料をあらかじめ用意しておく

エントリーシートに記入する自己PRやエピソードといった部分は、企業ごとに大きく変える必要がない場合が多いです。あらかじめ基本となるストーリーやアピールポイントをWordなどのテキストファイルにまとめておくことで、それらを企業の各設問に合わせて組み合わせたり削ったりして、少しの修正や字数調整のみで済むところまで落としこんでおくことができます。

200字用、300字用、400字用など字数ごとに自己PRをまとめておくと就活直前期の時間がない時の心強いツールになります。

日系は外資系に比べ企業数が多いのにも関わらず、Web上のエントリーシートなどの提出は5月に重なっています。いちいち企業ごとに初めからエントリーシートを書く手間を省くべく、こうした工夫で効率化していきましょう。

ヒント 2. なるべく早く企業との接点をもつ

インターンだけでなく、説明会やセミナー、またOB訪問など、実際に企業で働いてる方々と接点を持つ機会は数多くあります。企業のホームページや就活サイトなどインターネット上の情報は、誰にでもアクセスできるため、他の就活生との差別化の要因にはなりえません。これらの機会を通して、早い段階で積極的に自分から企業の人々に会い、社員の心構えや仕事に関する話を聞くだけでなく、自分なりに解釈したことや感じたことをメモすることは、後に志望理由を練る際大いに役立ちます。常にエントリーシートや面接に使えるネタか否か、企業ごとの違いなどを意識しながらこれらの機会を活かすることをお勧めします。

また、日系企業に向けた就職活動の最大の特徴は、OB訪問にあります。やらなければ内定が取れないわけではありませんが、無事内定を獲得している就活生は平均して一社あたり4〜6人ほどのOB訪問をしているようです。

ただOB訪問はアレンジにとても時間がかかるので、志望する日系企業を全社カバーしようと思うと、かなり早くから計画を立てて実施する必要があります。また3月中旬以降になると、トップ企業の社会人の多くがひっぱりだこになってしまい、なかなか会ってもらえなくなります。一般には3月頃から始める人が多いようですが、相手側がNOと言わない限り明日にでもアプローチし、印象に残るよう努めるのが良いでしょう。

ヒント3. Autumn Winter インターンに参加し早期内定を獲得せよ

前述したように、近年の就活前倒しの影響から企業側もなるべく早く、優秀な学生との接点を持ち囲い込む傾向が強くなりつつあります。以前からベンチャー企業ではこの採用方式でしたたが、日系の大手企業でもこの採用方式が導入されるようになってきました。

企業が学生との接点を持つために活用するのが、これから始まる11月のAutumnインターン、2月のWinterインターンです。これらのインターンは3月の面接解禁直前に行われるインターンシップであるため、採用活動に関係ないと謳いながらも実際にはインターンシップ中に優秀だと判断された学生に対してリクルーターや個別相談会と称した面談を行うことで、学生の確保を行います。

また、リクルーターや個別相談会でも高評価を得た学生に対しては、6月以前に非公式ではありますが、早期に内定を出す企業も少なくはないという実態もあります。

筆記試験対策は遅くとも1月までには済ませておき、エントリーシート、ざっくりした企業分析もその頃に行っておくと、心の余裕が生まれます。今年度の就活解禁日である3月1日以降はそのブラッシュアップと、OB訪問に集中できるように準備を済ませましょう。

秋冬インターンシップについて、サマーインターンとの違いやインターン募集情報、選考対策記事などをまとめた【19卒】トップ企業の秋冬インターン攻略特集という特集も必見です。

経団連に属している大企業も5月中に内定を出す傾向に

上記は経団連が策定した就活スケジュールに従っている企業を受ける場合のスケジュール感の説明でしたが、IT企業や外資系を始めとする経団連に属していない企業、および所属していても独自の選考日程をもっている企業は、早いところだと今年の秋頃から本選考を開始し、5月頃には内定を出し始める企業も増えている傾向にあります。

ベンチャーなどは早期に始めて来年の夏まで通年で採用活動を続けている企業もありますが、テレビ局や商社、大手のIT企業など、募集を一度しか行わない企業もありますので、受ける可能性のある企業の選考時期や形式は事前に調べておいたほうがいいでしょう。

準備する時間がない!と焦るかもしれませんが、解禁日から一斉に選考が重なるというわけではないので、1社あたりに割ける時間を比較的確保しやすく、集中して取り組むことができます。

まだ今年の採用スケジュールを公開していない企業は、昨年の何月まで選考をしていたかを調べることで今年のプロセスもある程度想定できるため、2次、3次の募集がある場合はそれらに備えて対策を練りましょう。

日系トップ企業が積極的に活用しているリクルーター制度

日系トップ企業の多くが、リクルーターを使った就職活動に取り組んでいます。リクルーター制度とは、主に内定者や社会人1〜2年目のネットワークを使って、「お茶会」「質問会」と称して、大学周辺のカフェなどにて雑談をして企業理解を含めてもらう仕組みです。

企業側にとっては、「優秀な学生に会社を知って、受けてもらいたい」という思いがあります。内定者や社会人1〜2年目の方とつながっていなくとも、有名大学の学生であれば、エントリーした瞬間にリクルーターからのお誘いがくる場合もあったりします。
リクルーター制度について

当然、上記プロセスで企業側も優秀な学生の目星をつけておくという狙いがありますので、選考の一種と捉えたほうが良いです。優秀とみられれば、「別の社員にも会わない?」と誘われることが多くなります。

就活出遅れ組、タイプ別に見る10月からの選考対策

留学帰り

・留学によってサマーインターンに参加できなかったタイプの学生
留学から帰ってきたら同学年の友達が「~~のインターンに行った」「~~の人事とコネを作った」などと言っているのを聞き、一見出遅れてしまったと感じることが多いです。

しかし、前述したようにあくまで彼らは少し早めに就活をスタートさせたが故のリードです。確かにサマーインターンでのコネクションはあれば不利に働くことはありませんが、採用に密に関わってくるインターンは秋、冬であるので、焦らずに10月以降のインターンシップ選考に向けて留学で学んだこと、活動したことを振り返り、自己分析を行いましょう。

サークル、体育会生

・夏は体育会やサークルでの活動に注力したため就活のスタートが遅れてしまった学生
サマーインターンに行かなければと思いながらも、3年間自分が頑張ってきた活動を中途半端に終わらせたくないという理由でインターンに行くことができなかった。特にサークル活動は3年の夏に引退する団体も多いため、こういった理由でインターンに参加することができない学生も多いと思います。

留学帰りと違い、日本に居たにもかかわらずサマーインターンに行かなかったということで引け目を感じると思います。

しかし、面接では必ず「学生時代に頑張ったこと」について聞かれます。故にサマーインターンに参加せずにサークル活動に注力したことは必然的に面接の際にも役に立ちます。

自分が所属する組織において、どういう役回りで如何にして貢献してきたかについてじっくりと振り返り、10月以降のインターンシップ選考に臨みましょう。

総合商社の内定のために10月からすべきこと

日系企業の最難関として就活生から根強い人気を誇るのが総合商社です。
世界を舞台に戦える、年収が高い、華やかな生活。様々な理由から商社を目指す就活生は多いです。10月から就活を始める学生の中にも、「商社に入りたいけど今の時期から何をしたらいいか分からない」という人が大半だと思います。

そこで、ここでは商社内定のために10月からすべきことについて紹介します。

外資系企業のジョブ、インターンに参加する

先ほども紹介しましたが外資系企業は既に選考を開始しています。選考慣れするためにも外資系企業を受けることは有効な手段ですが、商社内定のために外資を受けるメリットはもう1つあります。

それは外資系企業の内定を持っていると総合商社の本選考で有利になるという点です。

総合商社の面接は基本的に6月から始まります。企業にとっても6月からの1回あたり30分程度の面接を3~4回こなすだけでは、就活生の本質をつかむことは難しいです。
それゆえに面接官から「他に内定を持っている企業はありますか」と聞かれることがしばしばあります。その際に難関と言われている外資系企業の内定を持っているということは、面接官にとって非常に有益な情報になります。外資の内定はジョブ形式で3~5日程度、学生の能力を吟味してから出すので、外資の内定を持っていることは大きな武器になるのです。

外資内定者用の“枠”を用意している商社もあるので、10月からジョブやインターンに参加して内定を獲得することは非常に有益な行動です。

総合商社のインターンに参加する

近年日系企業はインターンシップ参加者から内定を出す傾向にあります。これはもちろん総合商社も同様です。

18卒で頻繁に見られた傾向として、インターンシップ時に優秀だと判断された学生は4~5月頃に会社側から社員訪問を斡旋されたり、面談と称した早期選考を受けられるなど様々なメリットがありました。
総合商社のインターンシップは例年12月~2月にかけて開催されます。
インターンシップ開催にあたってエントリーシートの提出が11月頃から行われるため、10月の段階から自己分析や企業研究、面接対策を行うと商社のインターンシップの選考を通過する確率がグッと高まります。

OB訪問を行う

OB訪問は3月からすればいいと思っている学生が大半です。しかしOB訪問は明確にいつからするものという基準はありません。
むしろ3月に入ると就活生が一斉にOB訪問を開始するため、なかなか社員に会えないというケースも見られます。早い段階からOB訪問を始めて他の就活生と差をつけましょう。

情報収集と選考対策の実践方法を知る

準備編を大きく「情報収集」と「対策実践」に分けて考えたいと思います。

情報収集

情報収集を行う目的は、「世の中にはどんな企業や仕事があって、どんな人達が働いているのか」について、具体的(ここ重要)なイメージを固めていくことです。

これを行わずに、「自己分析」と称して、昔の思い出を引っ張り出しながら「よく考えたら僕は人の役に立つ仕事がしたかった!」と言い出すような恥ずかしい行為が世間では就活の始まりとされていますが、時間の無駄ですし、有害なのでやめましょう。最初から選択肢を狭めることはありません。

効率よく情報収集を終わらせ、いち早く実践に移るためには、

(1) 必要な情報だけを集める
(2) それに対応する質の高い情報源を持つ

ことが重要になってきます。順を追ってご紹介します。

(1) 必要な情報だけを集める

まずは就職活動においておおよそ必要な情報を洗い出してみましょう。

・「就活」に関する情報
-業界の情報
どんな商売なのか、競合は誰か、話のネタになる業界ニュースは
-企業の情報
他社との違いは、最近の取り組みは
どんな社員がいるか、若手が満足して仕事をしているか、実際の給与福利厚生は
-その企業の選考内容と選考日程
どんなスケジュールでどのような選考が課されるのか
-その選考対策
何を準備すればいいか

・「仕事」に関する常識
-マーケティングの常識
モノを売るには何を考えればいいのか
-いわゆる論理的思考の常識
論理的とはどういうことか
-問題解決の常識
効率よく解を導くにはどうすればいいか
-一般常識、社会の常識
現在の政策、経済の動向

といったところでしょうか。

ただ情報を集めきろうと思っても限度があります。「就職活動」に関する情報であれば社員の満足度や、どういった働き方をしているのかといった、こちらが企業を選定する際に使う情報に重点をおき、他の情報は効率よくサクサク集めていきましょう。

「仕事」に関する基礎知識に関しては、社員や他の就活生と共通言語を持つ程度の理解でよく、時間をかけすぎる必要はありません。簡単な入門書をそれぞれ1〜2冊ずつ読んでみて感じをつかむ程度で十分です。

2週間程度集中して読み切り、後に回さないようにしましょう。

マーケティングに関しては『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』

問題解決に関しては『イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」』

『世界一やさしい問題解決の授業』

あたりがオススメです。

いくつか業界別にも書籍をご紹介しておきましょう。

<投資銀行>
『巨大投資銀行 (上)』


『トップ・レフト―都銀vs.米国投資銀行』

『訣別 ゴールドマン・サックス』

『バリュエーションの教科書―企業価値・M&Aの本質と実務』

<コンサル>
『戦略コンサルティング・ファームの面接試験―難関突破のための傾向と対策』


『戦略思考トレーニング3--柔軟発想力』

コンサルのケース面接対策についてはこれらのほか、以下の関連記事もご参照ください。

「コンサルのケース面接対策に~思考力を鍛えるための書籍【プロによる実践講座:番外編その2】」

<総合商社>
『現代総合商社論』


『ふしぎな総合商社』

これらのほか、以下の関連記事もご参照ください。

「壮絶列伝!商社志望なら必ず目を通したい書籍18選」

(2) 必要な情報に対応する質の高い情報源を持つ

基本的な情報収集の方法は以下の3パターンです。

[1] メディアを活用する
[2] セミナーや説明会に参加する
[3] 人に会う

[1] メディアを活用する

セミナーや就活イベントと比べて主体的に情報を集めに行く必要がありますが、書籍や新聞、ビジネス関係の雑誌を読むのは、就活序盤の情報収集で最も有用な方法です。具体的には以下のようなものをチェックするといいでしょう。

● 業界地図
『「会社四季報」業界地図 2018年版』

様々な業界の概要や大手会社情報、注目されているトピックなどが見開き2ページでまとまっています。辞書的に使ったり、セミナーやOB訪問の前に下調べをしたり、ESを出す際の企業リストとして使ったりと非常に便利なのでぜひ買いましょう。

「業界地図」は他にも色々な出版社から出ていますが、どれかの最新年度版が1冊あればOKです。

● 業界研究本/各社 (例:○○業界の動向とカラクリがよ~くわかる本)
『図解入門業界研究 最新コンテンツ業界の動向とカラクリがよくわかる本』

業界地図の内容が詳しくなった感じの本です。どこか強く興味のわいた業界ができたら買ってみてもいいと思いますが、基本的には立ち読みで十分でしょう。部室に古いのが何冊かあっても、業界動向は数年で目まぐるしく変わるので読むなら最新版を。

● 日本経済新聞

新聞はこれ一択でOK。最新情報が追えます。最初は知らない用語が多くて戸惑うと思いますが、わからない言葉があったらその都度Google等でチェックしていくとビジネス全般や業界の有用な勉強になります。

● 日経テレコン(利用できる場合)

大学によっては、日経テレコンというPC端末からアクセスできる日経新聞の過去記事データベースを導入しています。キーワードや期間を決めて検索ができるので、これから面接を受ける特定企業、特定業界の情報を集める時などに超便利。

本来は有料で結構高いサービスなのですが大学図書館なら使い放題なので、大学生のうちにたくさん使っておきましょう。

また、丸三証券大和証券楽天証券などの証券会社に口座を開設すれば日経テレコンを無料で使うことができます。将来、金融業界を志望する方はマーケット情報の流れをつかむ上でも、開設することをオススメします。

● ビジネス誌

「日経ビジネス」「週刊東洋経済」「週刊ダイヤモンド」など。最初の情報収集の段階では読む必要がないと思いますが、結構面白いです。大学図書館の雑誌棟にあるので読んでみてください。

● 各企業のホームぺージ

中期経営計画書やプレスリリースなど、意外と大事な情報がたくさん載っています。面接や選考の前は当然ですが、セミナーに行ったりOB訪問をしたりする際にも、軽くチェックしておくと現地での理解が深まります。

● その他就活サイト

「リクナビ」「マイナビ」はじめ就活サイトはたくさんありますが、知りたい情報がはっきりしている時には業界本や日経テレコン、企業のホームページの方が役に立ちます。

[2] セミナーや説明会に参加する

セミナーや就活イベント(以下イベント)に出席するのは、最も手軽に始められる情報収集です。なぜならイベントに出席すれば、自分が何も知らない状態でも向こうから色々な情報を提供してくれるためです。

その反面、イベントに出席してもあまり深い情報やたくさんの情報は手に入らないし、他の人に差をつけることもできないということは覚えておいてください。

それなりに知っている業界について詳しい事情を知りたい時や、社員にじっくり質問したい時には、読書かOB訪問を活用することをオススメします。ただ「このイベントから何を学ぶのか」という目的意識を持って行かないと、時間と交通費の無駄になります。

外資就活ドットコムの募集情報リストでは主だったイベントはほぼカバーしているので、日々チェックしてみるとよいかと思います。また、大規模な就活フェア等は申し込み無しで行ける場合もあります。大学主催のイベントもおすすめです。

企業を探すでは、その企業が出展している合説やセミナーがいつ開かれているのか、把握することができます。

10月から就活を始める人は、ベルサールや東京ビッグサイトで行われるような大規模キャリアイベントに一度は行ってみるのも良いでしょう。見渡す限りリクルートスーツを着た学生だらけで、「世間ではもう就活が始まってるんだな…」というショックを受けると思います。

[3] 人に会う

最後に人を活用する情報収集についてです。

・ 内定者に相談

内定者も当然少し前までは就活生だったため、最も近い目線で選考についてのアドバイスをくれる存在と言えます。一方で、1年しか卒業年度が変わらないが故に、場合によっては得られるアドバイスが自分の考えていた工夫よりもレベルが低いということもありえます。

よって内定者には、あくまで事実関係について聞くことに集中することをおすすめします。事実と解釈を分けるのは社会人になったら口酸っぱく言われるところですが、それを徹底して実践しましょう。

特に重要なのは「どんな選考が課されたか」「いつ頃連絡がきたのか」「何を聞かれたか」といった内容でしょう。そうは言っても、中には非常に的確にアドバイスをくれる内定者もいますので、「この人は頼りになる」という内定者を見つけたら、極力ノウハウを吸収するようにしましょう。

・ OB訪問

OB訪問は、上手に使えば有用かつ他で手に入らない情報(深く、具体的で、自分がピンポイントで欲しい情報)が手に入る方法です。そのためには、事前に業界や企業について調べ、知りたいことや疑問点を明確にし、意味のある質問を持参して臨む必要があります。

業界や企業のことを何も知らない状態で行くのは、実りがないばかりか時間を割いてくれている相手に失礼です。最低でも5個~10個くらいは質問をちゃんと考えて行きましょう。

社員にアクセスする方法はなんでもよく、極端に言えば終業時間ごろに会社の前で待ち伏せをしたっていいと思いますが、やはり大学キャリア支援室やサークル、ゼミの持っているOB名簿を使うのがスムーズでしょう。

電話をかけるのは初めは勇気がいりますが、相手だって用件を話せば就活生のOB訪問であることはわかりますし、遠慮なくかけてよいでしょう。

OB訪問は社会人とのコミュニケーションを学ぶ上でも、とてもよい現場です。メールでやりとりするケースも多くなりますので、ぜひ下記の記事には一度目を通しておきましょう。
こんな就活生は嫌われる!13の失敗例から学ぶメール術【例文付き】

以下の記事も参考にしてください。
OB訪問を最大限活用できる質問10選 総合商社編

・ コミュニティ

また、身近に質問できる内定者やOBがいない、あるいはOBには直接聞きづらい質問があるときには、外資就活ドットコムのコミュニティに投稿してみるのも手です。就活生だけではなく、トップ企業の内定者や社会人OBも回答してくれますので、どんどん活用しましょう。

以下の記事も参考にしてください。
サマーインターンに出遅れたあなたへ捧ぐ Q&A 36選

対策実践

まず就活全般において、大事なことを2点覚えておいてください。

・ 1点目: 就活に運はつきもの。どんなに優秀な人でも、申し込んだ全ての企業に受かるわけではなく、就活の選考においては落ちることもあります。たった30分程度の面接で、就活生の間で完全な優劣をつけることは難しいため、どうしても面接官との相性や運などが最終的な結果に大きく影響を与えます。また倍率100倍、1000倍以上というのもザラですので1つの選考に落ちたからと落胆する必要は全くありません。ただし、エントリーシートや筆記で何度も落ちてしまった場合には、何かしらのピンポイントの改善点があると考えましょう。

・ 2点目: 就活の選考に慣れること。面接やグループディスカッションは、本番を受けた場数が合否に大きく影響するので、可能な限り選考を受けることはとても重要です。経験を積めば積むほど次第に緊張や力みがなくなり、本来の力を面接官や社員の前で発揮できるようになります。冬のインターンも本選考も、時間の許す限り自分が興味を抱くものは最大限エントリーしましょう。しかし、ただ数をこなすだけでなく、受かった場合はどういう点が上手くいって評価されたのか、落ちた場合がどこが悪かったかなどの反省点を絶えず振り返って次に活かすことを意識しましょう。

また、心構えとしては就活で知っておくべき6つの常識が参考になります。

そして、ES・筆記試験・面接・グループディスカッションなど、選考自体の対策については選考対策(難関選考を突破するためには)という特集を参考にしてください。

おわりに

長々と書いてきましたが、つまるところ就活の序盤、10月~12月頃にやるべきことは、以下の3つに集約されます。

・ セミナー、書籍や新聞、OB訪問によって、幅広い企業や業界を知る
・ ビジネスの世界で常識となっている知識(会計やマーケティング)をある程度取得する
・ 冬のインターン募集情報を見つけたら、応募する

これらを今からきちんとこなして経験値をためておけば、3月や4月になっても焦る必要はなくなりますし、内定も自然とついてくることでしょう。大学やサークルも忙しい時期だと思いますが、ぜひ頑張ってください。

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