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新卒の英文履歴書で差がつくポイントとは?
海外でのインターン、国内外資系企業でのエントリーでは、
英文履歴書(resume,CVとも呼ばれます)の作成を求められることが多々あります。
普段英語を書き慣れていない就活生は、日本語の履歴書をそのまま翻訳しようとして文法ミスを連発してしまったり、書きたいことをどう表現していいのかわからず途方にくれたりと、英文履歴書が悩みの種となっている場合も多いようです。
しかしながら、英文履歴書には英文履歴書の書き方というものがあります。
読み易い履歴書のレイアウト、適した英単語の選択さえできればライバル達に差をつけることができるのです。
今回は、筆者が米国のキャリア形成支援機関で学んだ英文履歴書を作成するうえで必ず押さえるべきポイントをご紹介します。
本記事がみなさんがグローバルなキャリアをスタートさせる手助けとなれば幸いです。
英文履歴書のレイアウト
念頭に置くべきこと
日本語履歴書でも同じですが、 履歴書は10秒として読まれない と考えた方が良いでしょう。
したがって、
採用担当者が探している特性を表す単語及びフレーズ、またはそのフレーズの見つかり易さ が重要です。
これを念頭に置き、以下を参考にしてください。
フォーマット
英文の履歴書には基本的に一定のフォーマットはありません。(企業から提供されている場合はそれに従いましょう)。
以下にフォーマットの一例を掲載しますが、ネット検索して出てきたものの中から自分が1番見やすいと思うものを選ぶのが良いでしょう。
スマホ版などでうまく表示されない方はこちらから確認してください。
Va Hale
EDUCATION DGM University Tokyo Japan Anthr College Boston, MA
EXPERIENCE Ang Sonat Inc, Tokyo, Japan ● Assisted the Marketing Team in performing market research and financial product development Chickenfoot TNT Inc, Washington, DC
ACTIVITIES Children of B Tokyo Japan
SKILLS Computer‐Microsoft Office(word, Excel, Power Point) Language-Japanese (Native), English(TOEFL 110), Spanish(Beginner) |
基本ルールを以下に記載します。
・フォントサイズ10~12pt (Times New Roman, Arial, Calibri推奨)
・余白は13mm~25mm
・フォント、形式、時系列の統一性
原則1ページと書きましたが、インターンを含む職務経験が3個以上ある方は1ページを超えてしまうと思います。その際、2ページ目の半分以上を埋めることができるようであれば、2ページ目に食い込んでしまっても構いません。
時系列で注意して頂きたいのは英文履歴書の場合、原則最新のものを上に書くこと です。
上記の例で言うと、2014年9月から勤務していたAngra Sonata Inc.が2012年4月から2013年8月まで勤務していたChickenfoot TNT Inc.よりも上に記載されています。
また、「●」などの記号は大き過ぎると見栄えがよくないので、サイズを適当なものに調整しましょう。上記の例では標準を10.5ptに設定しているため、それに合わせて黒丸は8ptで設定しています。
最低限含まれているべき内容を箇条書きで以下に記載します。
・学歴(Education)
・職務経験/課外活動(Experience/Activities)
・資格等(Qualification, Skill)
連絡先には住所、電話番号、メールアドレスの記載は前提ですが、含めたい方はSNS、BlogのURLを書く事も、履歴書に載らない経歴をアピールする手段としてアリだと思います。
この際、「Facebookではプライベートが見られるかもしれないので心配」という方には、LinkedInを推奨します。
学歴を高校から書き始めるか、大学から書き始めるかは企業によって異なるので各自確認しましょう。留学経験については、1ヶ月程度の短期留学の場合であっても記載することをおすすめします。また、学歴を記載する際の注意点として、 複数の大学に在籍した場合には、学位を最終的に取得した大学を1番上に書いてください。
上記を例にすると、xxxxx Unicersityにて学位を取得していますので1番上、その次に留学先のxxxxx Collegeがきます。もし、このあと大学院を卒業すればその大学院はxxxxx Universityの上にきます。また、201x年3月卒業見込みの場合は、Graduation expected in March 201xと記載するのがよいです。
以下に各学校ごとに含むとよい事項を箇条書きで記載します。
それぞれの例は上記の履歴書を確認してください。
・学校の所在都市名
・在籍(予定)期間
・奨学金
・専攻
・履修した授業
GPAに関しては3.0/4.0を切った際マイナス評価となるので、記載しない方が良いでしょう。全体でのGPAが3.5未満となり低いけれども専門科目のみで考えるとGPAが3.5を超える場合には、major GPA 3.xx, overall GPA 3.xxと記載することも可能です。理系の学生の間では特にこのような書き方をする人がよくいます。
職歴、課外活動では会社(団体)名、ポジション、所在都市名、在籍期間、経験内容を記入することが必要です。職務内容は自分の行ったものから2~4点を絞り、上記の履歴書例に習って記載してください。職務内容を書くコツは英単語選択のセクションで説明します。
資格等の欄においては最低限含むべきものは語学力です。テストを受けていればそのテストの点数、もしくはbasic, business , nativeの3段階、または1(basic)-5(fluent)など、5段階で自己申告するのが良いでしょう。
また、パソコンのスキルでMicrosoft Officeのどの製品が使えるか(Word, Excel, Power Point)を記入することも推奨します。その他資格を持っていれば資格名、資格はないがビジネスで役に立つ程度のスキルがあれば記入しましょう。
その他の留意事項
見やすさがいちばんですので、名前、項目名、団体名、所在地はフォントサイズを太字で標準より大きくし、団体の説明、ポジションはイタリック体等にするとメリハリが付き、読みやすくなります。上記の例では名前14pt、セクション、機関名を12pt、その他を10.5ptにするなどサイズを使い分けています。
また、1ページに収めようとするあまり、極端に行間、余白を詰めないように注意しましょう。以上がレイアウト上の注意点となります。
では次に英語に関する注意点を挙げます。
英文履歴書における英語
文法上の注意
文法に関する注意は【外資系志望必見!】1からわかる英文履歴書(レジュメ)の書き方とテンプレートにも記載しています。
文章を簡潔にする注意点として前回記事に追加するとすれば、
文の長さを抑えるためにも、修飾語句(形容詞、副詞)は最低限で使用するよう留意すること を挙げます。
以下、例文です。
良い例: Managed 10-people team as a project leader of xxxxx.
悪い例 : Successfully managed a team consisted of 10 people as a leader of a project called xxxxx.
悪い例には「successfully」という余分な副詞が入っています。
履歴書上で書くのは基本的に成功体験です。
よって、達成したことを強調するための副詞は不必要です。
また、分詞・前置詞句を用いて後ろから修飾すると文が長くなってしまうので、できるだけ修飾語句は前に配置しましょう。
英単語のチョイス
採用担当者は履歴書から、欲しい特性を表す単語を探します。
そのため、「履歴書にその単語が含まれているか否か」が重要になってきます。
求める特性は企業によって異なりますが、各企業のサイトのミッション・ビジョン・採用情報などから読み取ることができます。特に、ビジョン・ミッションに記載されている単語を含むことは必須であると考えていいでしょう。
また、職務内容をより印象的に書くため重要なのは、英文において中核をなす動詞です。
"Leadership"、"Entrepreurship(起業家精神)"・理系では特に重要となる"research"
上記それぞれの項目ごとに分けた有効な動詞を以下に記載します。
スマホ版などでうまく表示されない方はこちらから確認してください。
Achievement | ||||
---|---|---|---|---|
Accelerated | Earned | Expedited | Mastered | Simplified |
Accomplished | Effected | Gained | Maximized | Surpassed |
Achieved | Elicited | Generated | Obtained | Sold |
Activated | Exceeded | Improved | Overcame | Solicited |
Attained | Executed | Increased | Produced | Strategized |
Competed | Exercised | Insured | Received | Streamlined |
Completed | Expanded | Marketed | Restructured | Succeeded |
Entrepreneurship | ||||
---|---|---|---|---|
Acted | Created | Established | Introduced | Shaped |
Authored | Designed | Fashioned | Invented | Staged |
Changed | Developed | Formulated | Launched | Teamed with |
Composed | Devised | Founded | Originated | Updated |
Conceptualized | Directed | Illustrated | Performed | Visualize |
Conceived | Displayed | Incorporated | Planned | |
Constructed | Drafted | Instituted | Revamped | |
Contributed | Enhanced | Integrated | Revitalized |
Leadership | ||||
---|---|---|---|---|
Acquired | Coordinated | Governed | Organized | Selected |
Administered | Decided | Handled | Oversaw | Shaped |
Analyzed | Delegated | Improved | Planned | Strengthened |
Approved | Developed | Increased | Presided | Supervised |
Assigned | Directed | Initiated | Prioritized | Supported |
Attained | Enforced | Instilled | Produced | Utilized |
Chaired | Enlisted | Instituted | Recommended | |
Contracted | Ensured | Managed | Recruited | |
Consolidated | Evaluated | Mentored | Reviewed | |
Controlled | Executed | Motivated | Scheduled |
Research | ||||
---|---|---|---|---|
Assessed | Determined | Found | Measured | Reviewed |
Clarified | Diagnosed | Identified | Observed | Searched |
Collected | Discovered | Inspected | Organized | Studied |
Compared | Evaluated | Interpreted | Predicted | Summarized |
Critiqued | Examined | Interviewed | Rated | Surveyed |
Defined | Explored | Investigated | Recommended | Systemized |
Derived | Extracted | Located | Researched | Verified |
英文履歴書のポイントをおさえて外資系企業の選考を突破しよう
以上、英文履歴書作成においてのtipsでした。
書く分量自体はそれほど多くないので、英文履歴書への苦手意識を無くし、今回紹介したポイントを押さえたうえで書けば、質の高い英文履歴書を完成させることができるはずです。
本記事がみなさまの今後の活躍の一助になれば幸いです。
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