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英語面接は英語力に自信が無くても挽回できる
こんにちは、外資就活 外資メーカーチームです。
就活生の間で特に人気の高い外資系メーカーのマーケティング職(以下外資マーケ)は、若手の間にマーケティングという専門性を獲得し、成長できるという点で、注目を集めています。
ただ、外資マーケの選考では、 英語面接 が課されることも多く、中にはそれを理由にエントリーを断念してしまう学生もいるようです。また、英語面接を課す企業は外資マーケだけではなく、 外資系投資銀行・外資IT・戦略コンサルや、更には様々な業界で増加しています。 トップ企業志望者にとっては避けては通れない道と言えるでしょう。
そこで今回は、外資マーケの内定者の方へのインタビューをもとに、 留学経験やTOEICのスコアに自信がなく、英語面接に抵抗がある方 に向けて、英語面接の対策方法を紹介します。ピンチをチャンスに捉え、理想のキャリアの一歩目を踏み出しましょう。
外資マーケの業務内容や企業研究については、以下のコラムを参考にしてみてください。
そもそも英語面接とは?
本質的には日本語の面接と変わらない
英語面接で聞かれる内容は「学生時代に力を入れたこと」や「志望動機」など、通常の面接同様多岐にわたります。また、面接官が日本人ではなく、外国人であることもあります。
しかし、どんな形の英語面接でも、評価のポイントは共通しています。
それは、 「普段の日常会話で使わない言語であっても、自分の意見を論理的に相手に伝えることができるかどうか」 です。
選考としての本質は、皆さんが普段から対策を行っている日本語での面接とまったく変わりません。
実際に出題された質問例
次に、実際の英語面接で聞かれた質問をいくつか紹介します。
学生時代に力を入れたこと
・Describe a time when you were able to step into a group, take charge, and bring about excellent results, while working with others even though they may have had differing points of view.
・Summarize a time when you were able to develop and maintain productive relations.
・Give an example of a time when you changed the direction of a project that resulted in a reduction of time and cost.
・ Why did you do that? What motivated you to do so?
・ What problems did you have in the process of doing that?
・ How did you overcome the problem?
・ Are there any options other than the actions you took?
志望動機
・ Why are you interested in this department?
その他
・If you were a time traveler, which era would you go to?
・If you could become someone else for a day, who would you be and why?
・What is your favorite hobby?
・What are your strengths and weaknesses?
英語面接だからと言って、突拍子も無いことが聞かれるという訳ではありません。普段の日本語での面接であれば、スラスラと答えられるようなものばかりだと思います。
学生時代に力を入れたことや志望動機などに関しては、以下のコラムもぜひ参考にしてください。
・【保存版】「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」の発見・整理・伝達方法【例文付き】
・【内定者例文あり】トップ企業に内定する志望動機の作り方まとめ
・【保存版】就活で必須!正しい強み・弱みの見つけ方|具体例付き
まずは普段の面接で大切なことをそのまま意識する
ここまで見てきたように、英語面接で気を付けるべきことは日本語での面接と変わりません。
まずは、 最低限の身だしなみや表情など、相手に与える印象を意識 しましょう。英語面接だからといって身構えてしまうと、ネガティブな印象を与えてしまう恐れがあります。リラックスして臨みましょう。
また、話し方についても同様です。 結論ファーストや、理由を構造化して述べるなど、話し方にも気をつけましょう 。しっかり整理して話すことは、相手に伝わりやすくなるだけでなく、自分も説明しやすくなり、一石二鳥です。
これらを踏まえて、日本語の面接と同様のパフォーマンスを発揮するための、具体的な対策方法を2点お伝えします。
英語面接の対策①:基本的な英単語を知ろう
英語をスラスラ話すことができる必要はありませんが、単語などを知らなければ、どう頑張っても自分の意見を伝えられません。そこで、 自分が話したい内容について、英語でどのように表現するのか、準備 しておきましょう。
具体的には、自身がリーダーシップを発揮した経験や志望動機、エントリーシートに記入した内容など、面接で聞かれそうな事柄について、英語のスクリプトやキーワードとなる英単語を調べておきましょう。上で紹介した出題例など、 想定質問については、用意した回答を丸暗記 することも効果的です。
単語やフレーズを調べる際には、英辞郎 on the WEBなどのサイトを活用してみてください。単語を英訳して終わりでなく、例文なども含めて、その用法を知っておくと、本番でも滞りなく話すことができるようになります。ネイティブや帰国子女の知り合いがいる場合は、その方に確認してもらうと、より自然な英語に近づきます。
表現や単語を準備していれば、当日はそれらを組み合わせることで、伝えたいことを伝えることができます。細かい文法や構文は問われません。 ある程度崩した英語で良いので、とにかく内容を伝えようとする意志 が大切です。
英語面接の対策②:模擬面接で経験を積もう
当日に話す内容の準備ができたら、 模擬面接 をしてみましょう。通常の面接対策と同様、模擬面接は対策に有効です。
実際に口に出して説明してみることで、 話す内容が論理的かどうか、前提の説明が十分かどうかなど、様々な気づき があります。模擬面接相手からの質問や、自身の回答へのフィードバックも役に立つでしょう。
また、英語のスピーキングに慣れるという点で、英語の模擬面接の重要性はさらに高いです。
普段の生活では、他人に対して英語で何かを伝える機会がない人がほとんどでしょう。企業の面接がぶっつけ本番になると、慌ててしまう可能性もあります。 あらかじめ英語で話す経験を積んでおくことで、面接当日を落ち着いて迎えることができる でしょう。
模擬面接のやり方とチェックポイント
ここでは、模擬面接の具体的なやり方について簡単に紹介します。
まずは、模擬面接を行う相手についてです。これまでは、サークルやゼミの友人とともに行うことが一般的でしたが、最近はTwitterなどのSNS上で知り合った人と行うケースも増えています。また、企業のインターンやセミナーなどの参加者であれば、 志望業界や企業が共通しているため「どの企業で英語面接が課されるか」という情報共有 もできて一石二鳥です。社員訪問を受け付けている企業であれば、専用アプリなどを介して依頼するのも一つの手です。
相手を見つけたら、 事前にESなどを送り合い、質問を準備 しておきます。上の出題例も参考になるでしょう。そして、模擬面接を行い、振り返ります。以下に、 模擬面接時のチェックポイント を10項目、紹介します。自らの面接の振り返りや相手へのフィードバックの際に、参考にしてみてください。
また、オンラインで行う場合は、 レコーディングしておく と、発言の内容だけでなく、自身の表情やジェスチャーまで、細かく、適切な振り返りを行うことができるでしょう。
以下の模擬面接が終わったら、以下のチェックポイントをもとにして良かった点と悪かった点を振り返ってみてください。
●身だしなみ、話し方
・表情はにこやかか
・話すスピード、声量は適切か
●英語への向き合い方
・英語で意見を伝えることに諦めず取り組んでいるか
・困ったとき(相手の質問の内容がわからない、言いたい言葉が出てこないなど)の対応は、臨機応変で適切か
●回答の内容(それぞれの質問について)
・話の内容は簡潔で分かりやすく、論理的か
・前提説明は必要十分か
・自己の強みをしっかりとアピールできているか
おわりに:ある外資メーカー内定者の経験談
最後に、実際に英語面接に臨んだ際「全く英語を話すことができなかった」というある外資メーカー内定者の体験談をご紹介します。
彼は、リーダーシップを発揮した経験についての深掘り質問に対して、面接官の言うことが理解できず、自分の考えを話すこともできませんでした。その結果、1時間全てが英語で面接が行われる予定のところ、10分足らずで日本語の面接に切り替わりました。
しかし、たとえヒアリング・スピーキングの能力が未熟であっても諦めずにコミュニケーションを図ろうとする姿勢や、その後の全体的なパフォーマンスなどが評価され、最終的に内定を勝ち取ったとのことです。
彼からの後輩就活生のみなさんへのメッセージをもって、本コラムの締めくくりとさせていただきます。
「 どんなに英語を話せなくとも、とにかく自信を持って、諦めずに英語で話し続けることが大切です。 英語が苦手であったとしても、面接前の対策や本番への向き合い方次第で、合格を勝ち取ることができます。英語が理由で、自身の将来のキャリアを狭めてしまうのは、本当にもったいないことだと思います。諦めずに、チャレンジしてみてください。応援しています。」
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