
会員登録すると
このコラムを保存して、いつでも見返せます

・就活を始めてから出会い、内定者やインターン参加者が「知ってみたら魅力的だった」と語った12社
・それぞれの企業で、先輩が選考やインターンを通して何に惹かれたのか
・「なぜこの会社か」を深く問われる選考で、準備しておきたいこと
・大学2年生のうちに、まだ知らない優良企業に出会うための具体的な方法
就活を始めたばかりの頃、知っている企業は普段の生活で目にする会社や、テレビCMを流している会社に偏りがちです。ところが先輩の選考体験記を読むと、「就活を始めるまで名前も知らなかった」「BtoB企業なので最初は何をしているのか分からなかった」という企業に、最終的に強く惹かれた声が少なくありません。
この記事では、外資就活ドットコムに寄せられた選考体験記・インターン体験記から、先輩たちが就活の中で出会い、事業や社員の魅力を語っている企業を12社選びました。企業の規模や数字ではなく、先輩が実際に何を見て志望度を上げたのかに注目して読んでみてください。
なお、製造業を中心とした高シェアのBtoB企業は、別の記事でまとめています。
1. なぜ「名前を知らなかった企業」が選択肢に入るのか
学生が知っている企業は、普段の生活で製品やサービスに触れる会社に偏りがちです。企業向けにシステムやサービスを提供する会社、ほかの企業の事業を支える会社、海外での事業が中心の会社は、学生の生活の中では目に入る機会が少ないだけで、事業の規模や仕事の面白さとは関係がありません。
先輩の体験記を読むと、就活の中で出会った企業に惹かれたきっかけには共通点があります。
・インターンや説明会で仕事の中身を知った:ワークや座談会で事業の幅や顧客との関わり方を知り、志望度が上がった
・社員の雰囲気が合った:選考や懇親会で社員と話すうちに、ここで働きたいと思うようになった
・成長の機会や働き方に惹かれた:若手から任される範囲や、多様な環境で挑戦できる点に魅力を感じた
つまり、まだ知らない企業に出会うには、まず説明会やインターンで接点を作ることが近道です。ここからは業界別に、先輩の声を見ていきます。
2. 外資IT|企業の裏側を支える仕事
外資系IT企業の多くは、企業の業務を支えるソフトウェアやシステムを提供しています。製品を使うのは企業の社員なので、学生が普段の生活で触れる機会は少ない業界です。
SAPジャパン|企業の基幹業務を支えるソフトウェア
SAPは、企業の会計・人事・販売などの業務を一元管理するソフトウェアを提供する外資系企業です。内定者は、選考で会った社員の印象を次のように書いています。
一見淡々と論理的にコミュニケーションをされる方が多く見える方が多かったですが、面接で話していく中で笑顔を徐々に見せて話してくださる方が多い印象でした。
製品が身近でない分、選考では企業理解の深さが問われます。別の内定者は、分からない部分を説明会や面接の場で質問して埋めていったと振り返っています。
BtoB企業のためエントリー当初は製品についてよく分かっていない部分が多く、自身で情報収集し勉強もしましたが、説明会や面接を通じて積極的に質問し、理解を深められるようにしました。
セールスフォース・ジャパン|顧客の成功を軸にする文化
セールスフォースは、企業の営業や顧客対応を支えるクラウドサービスを提供しています。BtoB企業で身近ではないからこそ、社員から直接話を聞くことが志望動機の差別化につながったという声があります。
BtoB企業で普段身近では無い為、社員から直接聞くことによって志望動機等をの差別化をかなりしていました。
インターンの参加者は、職種を越えて価値観が共有されている点に惹かれたと書いています。
参加後は志望度が大きく上がりました。理由は二つあります。まず、営業・技術といった職種の枠を越えて、全社員が同じ価値観を共有して働いていることを実感したためです。
セールスフォース・ジャパン サマーインターン体験記(27卒)
DXCテクノロジー・ジャパン|大手でありながらベンチャー気質
DXCテクノロジーは、企業のITシステムの構築や運用を手がける外資系IT企業です。内定者は、会社の印象を次のように書いています。
大手でありながらベンチャーという企業側のアピール通りの会社だと思います。
3. コンサル|大手ファーム以外にも選択肢がある
コンサルというと、戦略コンサルの大手や総合コンサルの有名ファームに目が行きがちです。しかし体験記を読むと、選考やインターンを通して仕事の中身や社員に惹かれ、ほかのファームを選んだ先輩も多くいます。
キャップジェミニ|欧州発のグローバルファーム
キャップジェミニは、欧州を拠点とするグローバルなコンサルティング・IT企業です。内定者は、選考で会った社員の印象を次のように書いています。
非常に穏やかな印象で、冷たい印象は感じなかった。また、会った方々は皆さん非常に頭が良いと感じた。私自身の話をよく聞いてくださり、熱心にメモしてくださったり、内容をよく咀嚼した上で質問をしてくださったりと、こちらの内面にしっかりと向き合ってくださった印象である。
最初から第一志望だったわけではなく、選考の中で志望度が上がったという内定者もいます。
当初はそこまで志望度が高くはなかったです。しかし選考を受ける中で社員の方の雰囲気や会社のことを知り、徐々に志望度が高まってきたので、キャップジェミニを受けてみようと思う気持ちが少しでもあるのなら、とりあえず選考に参加してもいいかもしれません。
フューチャー|上流から下流まで一気通貫のITコンサル
フューチャーアーキテクトは、システムの企画から開発までを一貫して手がけるITコンサルティング企業です。インターン参加者は、就活を始めるまで全く知らなかったと書いています。
フューチャーアーキテクトはBtoBの企業のため、就活するまで全く知らなかったが、大手企業がクライアント先であったりAIに関するプロジェクトも行っているなど実力がある企業ということが分かりました。
同じ体験記では、文系でIT未経験でも研修で育つ環境だと感じた点にも触れています。理系の企業だと思い込んで候補から外していた人ほど、一度インターンで確かめる価値がありそうです。
デロイト トーマツ リスクアドバイザリー|コンサルとは違う「アドバイザリー」
リスクアドバイザリーは、企業のリスク管理や内部統制、サイバーセキュリティなどを支援する仕事です。内定者は、面接官を務めた社員の印象を次のように書いています。
誠実で真面目かつ穏和な方々が多い印象を受けました。一次面接、二次面接ともに自分がESに記載した希望分野を担当しているアドバイザリーの方が面接官を務めてくださいましたが、その分野に要求される誠実さなどのイメージに合致する社員さんだという印象をもちました。
デロイト トーマツ リスクアドバイザリー 本選考体験記(25卒・内定)
コンサルティングとの違いや、各法人での違いは学生には分かりにくい部分です。説明会や面接の逆質問で業務の中身を具体的に聞き、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
コーポレイトディレクション|日系独立系の戦略コンサル
コーポレイトディレクション(CDI)は、日系の独立系戦略コンサルティングファームです。インターン参加者は、参加後に志望度が上がった理由を次のように書いています。
インターンでの会社説明やMDの方のお話を聞いて、他の戦略とは事業内容が異なり興味がわいた。また社員さんとの交流でも他社とは違いかなり自由度の高い会社であることが分かったため、魅力的に感じた。加えて、今でも規模を拡大せずに徒弟制度で若手の育成を行っている点も非常に良いなと思える点だった。
コーポレイトディレクション サマーインターン体験記(26卒)
4. 金融|メガバンク以外の銀行の仕事
金融業界では、メガバンクや大手証券の仕事はイメージできても、信託銀行や政府系金融機関の仕事内容まで知っている学生は多くありません。
三菱UFJ信託銀行|銀行の枠を超えた幅広い業務
信託銀行は、資産の管理・運用や不動産、年金、証券代行など、一般の銀行とは異なる業務を幅広く手がけています。インターン参加者は、事業の幅を知って金融業界そのものへの関心が高まったと書いています。
参加前は金融業界に対する関心はそれほど高くなかったが、実際にインターンへ参加したことで、事業領域の幅広さを知り、自分の興味や強みを生かせる部門があると感じたためである。
国際協力銀行(JBIC)|公共性と国際ビジネスの両立
JBICは、日本企業の海外事業や国際的なプロジェクトを金融面から支える政府系金融機関です。インターン参加者は、応募時点では業務内容をほとんど把握していなかったと書いています。
まず私がこのインターンに応募した理由としては、政府系金融機関であるという点のみでした。そのため、あまり業務内容を把握せず挑んだ形になります。インターンでの座学やグループワークにより、JBICが実際どのような信念で、どのような業務をしているのかを知ることができました。
5. インフラ・メーカー|世界の産業を下から支える
海運、プラント、電子部品などの企業は、私たちの生活を支えていながら、製品やサービスを直接目にする機会がほとんどありません。
商船三井(陸上技術職)|職種まで見ると選択肢が広がる
商船三井は海運大手ですが、職種単位で見ると、学生がまだ知らないキャリアもあります。陸上技術職の内定者は、その魅力を次のように書いています。
この職種は、特にグローバルな環境で働く機会が豊富にあり、国際的なプロジェクトに関わることができるため、世界中での経験を積むことが可能です。技術的なスキルだけでなく、異文化間コミュニケーションの能力も磨かれるため、将来的には国際的な舞台で活躍するための大きなステップとなります。
企業名を知っていても、職種の中身まで知らないことはよくあります。知っている企業でも、職種ごとに説明会の話を聞いてみると選択肢が広がります。
日揮|海外と深く関わるプラントエンジニアリング
日揮は、エネルギーや化学などのプラントの設計・建設を手がけるエンジニアリング企業です。インターン参加者は、参加前はあまり知らなかった会社の印象が大きく変わったと書いています。
それまでは日揮のことをあまり知らなかったが、実際にインターンに参加してみて、海外と深くかかわりがあること、英語で行う業務も沢山あることを知り、かっこいいと感じた。
村田製作所|製品は見えなくても暮らしを支える
村田製作所は、スマートフォンや自動車などに使われる電子部品のメーカーです。内定者は、BtoB企業で製品が見えにくいからこそ、事業の役割への共感を自分の言葉で語ることが大切だと書いています。
BtoB企業であるため製品が見えにくい部分もありますが、実は世界中の暮らしを支える非常に重要な役割を担っている会社です。その点に共感を持ち、自分がどんな形で貢献したいのかを自分の言葉で伝えることが重要です。
6. 「なぜこの会社か」を問われる選考で準備しておきたいこと
12社の体験記を並べると、選考で共通して見られやすいポイントが浮かび上がります。
・同業他社と比べて語れるか:同じ業界の中で、なぜこの会社を選ぶのかを深く聞かれやすい
・事業や職種の中身を自分で調べているか:製品やサービスが身近でない分、説明会・社員との会話・公式の発信から理解を深めた跡が評価されやすい
・社員と話した経験を志望動機に使えるか:インターンや座談会、OB・OG訪問で聞いた話は、ほかの学生と差がつく材料になる
逆に言えば、早い時期から説明会やインターンで接点を作っておくほど、選考で語れることが増えます。大学2年生のうちに、まだ知らない企業に出会っておく意味はここにあります。
7. 大学2年生のうちに、まだ知らない優良企業に出会う方法
最後に、今日からできる行動をまとめます。
・合同説明会では、知らない企業のブースに1つは入る:有名企業のブースだけを回ると、出会える企業が広がらない。1日に1社は、名前を知らなかった企業の話を聞いてみる
・説明会では「仕事の中身」を聞く質問を用意する:「入社1年目はどんな仕事をしますか」「どんな顧客と関わりますか」など、事業の具体像が分かる質問をする
・気になった企業は、その日のうちに体験記で選考を確かめる:インターンの時期や選考の流れを知っておくと、応募の準備が間に合う
・インターンに1社は「よく知らない企業」を入れる:体験記でも、インターンで志望度が大きく変わったという声が多い
合同説明会の回り方や、説明会での質問の作り方は、次の記事で詳しく解説しています。
・合同説明会は行くべき?服装・持ち物・回り方|大学2年の冬から始める就活での活用法
・会社説明会・面接で鋭い質問をする方法|社風を見極める質問例と座談会・合説での使い方
・業界研究の完全ガイド|やり方・主要業界の比較・志望業界の決め方
・OB・OG訪問 完全ガイド|いつから・やり方・何社・選考への影響
人気企業についても、名前は知っていても仕事の中身は知らない、ということはよくあります。企業の概要や部門ごとの仕事のリアルは、次のシリーズが参考になります。
まとめ
学生が普段知っている企業は、世の中の優良企業のほんの一部です。今回紹介した12社の体験記では、先輩たちが「最初は知らなかった」「最初は志望度が高くなかった」と認めたうえで、説明会やインターン、社員との会話を通して、その企業ならではの魅力を見つけていました。
大学2年生の今は、志望業界を絞り込む前に、まだ知らない企業に出会える時期です。合同説明会や説明会で1社ずつ接点を増やし、気になった企業は体験記で選考を確かめておきましょう。紹介した企業の体験記は、各社の企業ページから読めます。
・SAPジャパン/セールスフォース・ジャパン/DXCテクノロジー・ジャパン
・キャップジェミニ/フューチャー/デロイト トーマツ リスクアドバイザリー/コーポレイトディレクション
・三菱UFJ信託銀行/国際協力銀行(JBIC)
・商船三井/日揮/村田製作所
「外資就活ドットコム」で外資・日系企業の就職活動に役立つ情報をチェック
「外資就活ドットコム」は外資・日系双方の選考対策に役立つ就職活動サイトです。
無料で会員登録できますのでぜひご活用ください。
・インターンや本選考ごとに、先輩就活生のES・選考体験記を読み、最新の情報で具体的な選考対策ができる
・就活に役立つ選考情報コラムのほか、5年先・10年先のキャリアプランニングに役立つ記事など、あらゆる局面で役立つコラムを多数掲載
※先輩就活生のES・選考体験記を読むためには、以下のボタンから無料会員登録をする必要があります
新規会員登録はこちら
トップ企業の社員と直接話せる、大学2年生向けのリアル合同説明会です。当日は外資就活アカデミアの説明や、現役の戦略コンサルタントの話を聞けるセミナーも予定しています。選考準備を始める前に、業界や企業を比べる場として使えます。
・東京:2027年1月17日(日)10:00〜18:00/ベルサール渋谷ガーデン
・関西:2027年2月24日(水)10:00〜17:30/グランフロント大阪 コングレコンベンションセンター
・外資就活Expoの特設ページを見る
・東京会場(1/17)の詳細を見る
・Expoで何ができる?服装・持ち物・よくある質問
会員登録すると
このコラムを保存して
いつでも見返せます
マッキンゼー ゴールドマン 三菱商事
P&G アクセンチュア
内定攻略 会員限定公開
トップ企業内定者が利用する外資就活ドットコム
この記事を友達に教える

