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エントリーシートを書くポイント

はじめに

今回はエントリーシート(以下、ES)を書くときのポイントについて説明します。文章を書く際に気を付けるべきポイント 、読み手の心を掴むためのポイントなどまとめてみます。また、「面接の際に再度使われるものである」という認識も忘れないで下さい。

以下順番に説明していきます。

結論を最初に言う

文章を書く時の原則は、結論を最初に書くことです。なぜなら『文章の結論や構造について、読み手は知らずに頭から読んでいる』からです。話すときも一緒かもしれません。

読み手に「色々と書いているが、結局のところ質問に対する答えがどこに書かれているのかよくわからない」と思わせてしまう文章は最悪です。何十、何百枚ものESを読んでいる企業担当者は、読む気を失くしてしまうことでしょう。締め切りに追われ、文章の構成を決めないまま書き始めると、そのようなESになりがちです。

まず結論を書いて、相手の興味を引く。
結論は「」(かぎかっこ)で囲う。
など、目立たせるのもコツの一つです。そこから具体的なエピソードやきっかけについて書いていきましょう。

質問に的確に答える

問われている質問にストレートに答えず、質問内容とは全然関係のない自己アピールに終始しているESをよく見かけます。どうしても伝えたい内容があるのはわかりますが、企業側が聞きたいのはその話ではありません。

聞かれたことと関係のない記述は読み飛ばされるので時間の無駄ですし、「聞かれたことにちゃんと答えられない、非論理的な人のようだ」と思われたら、倍率の高いESでは落ちてしまうでしょう。

また、一つのエントリーシートで複数の点について問われている場合にも注意が必要です。ES内の各まとまりの中でどの点に対応しているのか明示すべきです。

見出しをつけることはESの形式上難しいかもしれませんが、「ここから○○の理由について説明します。」のような仕切り表現を用いると良いです。外資系投資銀行やコンサルティングファームでは一つの設問につき800~1000字で回答することもあるので、このような工夫は必須です。

文章の構成や言葉の使い方にこだわる

書き終わった文章は必ず2~3回、頭から終わりまで論理を追いかけながら音読して、以下をチェックしましょう。
・誤字脱字の有無
・主語と述語の関係はおかしくないか
・一文が長すぎないか
・結論は明確か
・口語表現がないか
・論理の飛躍はないか

特に、主語を省いた文章を多用するESを多く見かけます。日本語は主語を明確にしなくても良い特殊な言語ですが、可能な限り主語をきっちり書いた方がわかりやすい文章になります。

一文が長くなり、主語と述語の組み合わせが分かりづらくなっている場合には、文章を短く分割しましょう。そうすることで主語と述語を必然的に意識することができ、良い文章にすることが出来ます。

また、なるべく文章は具体的な自分の言葉 で表現するようにしましょう。私はいつも、「ググったら検索にたくさん引っかかるような文章は書くな」とアドバイスしています。

ESを添削していると、「成長したい」「日本のために働きたい」「貴社に貢献したい」といった言葉をよく見かけます。このような言葉は、検索してみればこの世の中に溢れていることがわかると思います。

そのような言葉は読む側の人間には響きません。「自分にとって成長ってどういうこと?」「貢献って何?」などと何度も何度も考えて、『自分の言葉』で表現するようにしましょう。

自分について書く

文章の中に、「新興国に市場をもつ圧倒的な潜在力を意識し、海外進出を進める貴社は~」、「顧客第一、という方針のもとビジネスを展開しておられる事から~」といった、「見聞きしただけのつまらない事実」を入れるのはおすすめしません。必要な場合も最小限にしましょう。

会社が知りたがっているのは、『あなたという人間』はとある事実についてどう考えるか、何を感じたか、ということです。出来る限りつまらない事実それ自体を書くことは避け、自分の考えを詰め込むのが、密度の高い優れたESを作るためのポイントです。

そうすることで他の人と同じようなESとなってしまうことを防ぐことが出来ます。ちょっと違うことが書いてあるだけで通したくなってしまうもの、と話す企業担当者は少なくありません。

面接時の問答に耐えうる内容か確認する

ESは選考初期段階で使用されるだけでなく、その後の面接でも話のタネとして用いられます。そこまで想定していないケースが多いのですが、何度も話をしなければならないことを想定し、面接に耐えうる内容かどうか確認してください。

「文字数を埋めるのがやっとで・・・」という気持ちはよくわかりますが、面接の際に突っ込まれた際に、中身が全くないと結果的には面接で落とされることになりかねません。

逆に、他社の面接時に盛り上がったという話があれば、ESを書く際に優先的に書いてみるのもおすすめです。

最後に、下記は、文章力を高める上でとても参考になる本です。付け焼刃ではない本物の文章力+ロジカルシンキングを学ぶことができますので、一度目を通してみることをお勧めします。


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