コンサル志望生必見!夏スタートで年内コンサル内定!効率重視のタイパ就活法

コンサル志望生必見!夏スタートで年内コンサル内定!効率重視のタイパ就活法

2025/04/14

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こんにちは。外資系のコンサル業界を中心に就活をしていた者です。「周りに出遅れて夏から就活を始めたけれど、年内にコンサル内定を獲得したい!」 そんな方に向けて、年内に内定を獲得するための効率的なスケジュールと戦略を解説!夏スタートでコンサル内定を得た筆者の体験をもとに解説します。コンサル業界で求められるスキルや、短期間で周りのコンサル就活生に追いつき、成果を出すためのポイントを押さえて、スムーズに年内内定を目指しましょう。

著者のプロフィール
・都内私立文系
・夏から就活開始
・ガクチカは留学/アルバイト
・サマーインターンは業界業種問わず乱れ打ち(失敗多々あり)
・サマーインターンを踏まえ、秋に業界決定(コンサル)
・志望企業は本選考のみ参加
・12月内定獲得

夏から始めるコンサル就活のスケジュール

年内内定を目指すための全体スケジュール

著者が留学から帰国したのが6月後半であり、実際に本格的に就職活動を始めたのは7月からでした。この時期、著者は試行錯誤を重ねながら活動を進めていきましたが、現在振り返ってみると、夏から就活をスタートする人にとっては、以下のスケジュールが最適であると感じています。

・6~8月:ES・Webテスト対策・夏インターン選考参加(GD・面接練習)

・9~10月:志望企業の企業研究・ケース面接準備・面接練習

・11~12月:本選考(ES→一次面接→二次面接→最終面接)


  

各フェーズでやるべきこととポイント

① 6~8月:ES(ガクチカ/自己PR)・Webテスト対策・夏インターン選考参加(GD・面接練習)

この期間は、ESとWEBテスト対策と並行しながら、インターン選考を通じて本選考に向けて試行回数を増やすことが重要です。特にGD・面接経験を積み、アウトプットを繰り返すことを意識しましょう。

・ES(ガクチカ/自己PR)

ESを作成する際に最も重要なのは、面接を想定した上で書くことです。ガクチカを作成する際は、単に経験を羅列するのではなく、面接で深掘りされた際にスムーズに話せるよう、「結論→課題→原因→施策→結果(→学び)」の流れを意識しましょう。また、工夫した点や成長した部分を明確にすることで、説得力のある内容に仕上げることが重要です。さらに、面接官が質問しやすいように「あえてぼかして書く」部分を作ることで、質問の方向性を予測しやすくなり、面接対策がスムーズになります。

<著者体験談>
この時期は、外資就活をはじめとする就活サイトのES投稿をひたすら読み漁り、ESの書き方を習得しました。また、自分のガクチカについて「なぜこの行動を取ったのか」「なぜこの成果が出せたのか」など、常に「なぜ」を問いかけながら考え、質の高い文章を作成することを心がけました。
<実際に著者がES作成の際にしようしていたテンプレート>
ガクチカ(アルバイト)
「結論→課題→原因→施策→結果(→学び)」
結論:日々迅速な問題解決と円滑な運営を実現し、設定した目標売上を下回ることなく働き切ることができた
課題:チームの連携が取れていない・効率が悪い
モチベ:給料
原因:スタッフ間での要領の差・効率の悪い配置
施策
1スタッフの能力を分析・再配置
2スタッフとの定期的なコミュニケーションで要望・改善策を聞く
3施策2を踏まえた上での反感を買わない程度の無駄な部分削り
結果:日々迅速な問題解決と円滑な運営を実現し、設定した目標売上を下回ることなく働き切ることができた
学び:マネジメントをする上で全スタッフが働きやすい環境を作ることの大切さ

このテンプレートを使用し「結論→課題→原因→施策→結果(→学び)」を構造化してから文章を作成していました!


・Webテスト

Webテストは企業によって形式が異なるため、一通り対策しておくことをおすすめします。特に秋以降は面接が本格化し、Webテスト対策に割く時間がなくなるため、夏インターンの選考を活用して形式や問題傾向に慣れておくとよいでしょう。また、テストセンターの問題は繰り返し出題されるため、解けなかった問題は記録し、解き直しを徹底することが重要です。さらに、企業ごとにテストの出題形式が異なるため、志望企業の出題傾向を事前に把握し、テストセンター形式や構造把握などの特殊な形式がある場合は優先的に対策しましょう。

<著者失敗談>
企業によってはWebテストの結果を本選考まで使い回す場合があるため、自信がない場合は受験前に必ず確認しましょう。筆者はこの時期に就活を始めたばかりで使い回しテストの存在を知らず、どの程度のテストなのか力試ししてみようと、Big4の1社とNRIを未対策のまま受験し、基準点に達しなかったため、本選考にも参加することができませんでした。

・夏インターン選考参加(GD・面接練習)

GD(グループディスカッション)や面接は、とにかく実践あるのみです。夏インターンの面接では、志望動機よりも「ガクチカ・自己PR」が重視されるため、数をこなしながら質を高めていきましょう。何度も面接を受けることで質問のパターンが見えてくるため、実際に聞かれた質問を記録し、想定質問集を作成して回答をブラッシュアップすることが重要です。また、論理的に話せるよう、PREP法などを活用し、日頃から整理する習慣をつけましょう。

GDでは、自分に合った立ち回り(書記・ファシリテーター・タイムキーパーなど)を模索しながら、企業が求める人材にふさわしい立ち振る舞いを意識しましょう。ただ意見を発散するのではなく、チームとして議論を深めることが重要です。

<著者体験談>
GDでは自分の強みを最大限発揮できる立ち回りを見つけるため、全ての役割を経験しました。面接官のフィードバックを参考に試行錯誤を重ねた結果、タイムキーパーの役割に落ち着きました。議論の軌道修正や意見の収束をスムーズに行えるため、自分の意見を効果的に発信しやすいと感じたからです。 よくある疑問として、「役割によって評価が変わるのではないか?」というものがあります。しかし、GD(グループディスカッション)において最も重要なのは、いかに質の高い発言を行い、その意見を議論の中で具体的なアウトプットに結びつけるかという過程です。たとえファシリテーターとしての役割を担っていても、内容の薄い発言が多いだけでは評価されません。つまり、役割は自身の質の高い発言を議論の中に効果的に組み込むことをサポートする立場だと考えましょう。

② 9~10月:志望企業の企業研究・ES(志望理由)・ケース面接準備・面接練習

この期間は、志望企業の理解を深め、選考突破の準備を本格化する段階です。自身の就活軸を確立した上で、志望業界・志望企業を定めて対策を進めましょう。

・志望企業の企業研究

まずは、コンサル業界の全体像を理解し、各ファームの特徴を把握することが重要です。この際、「総合 vs 戦略」「強みの領域」「プロジェクトの種類」などの軸で整理すると、自分に合った企業が見えてきやすくなります。この段階で、企業の特徴と自身の強み・経験・キャリアプラン(その企業でどのようなキャリアを築きたいのか)を照らし合わせ、マッチ度を判断しましょう。

そして、志望企業を3~5社に絞り、企業分析を行うことをおすすめします。具体的に著者は企業分析では、各ファームの強み・特徴・カルチャーを深掘りしました。その過程で、公式サイト・IR資料の徹底的な精査を通した事業内容・得意分野、成長戦略と将来ビジョンの特定、外部レポート・業界動向の活用を通して日本経済新聞などのインタビュー記事で経営陣のビジョンや方針を確認し、これらの情報をもとに企業研究の成果を自分の志望動機に落とし込み、より具体的かつ説得力のある志望理由を構築しました。

さらに、似た特徴を持つ企業をまとめて志望することで、志望動機の作成を効率的に進めることができました。例えば、SAP領域とグローバル案件に強みを持つアビームコンサルティングとアクセンチュアを志望することで、共通の志望動機の軸をベースに、それぞれの企業の特徴に合わせた差別化を行いました。

<著者体験談>
この段階では、専門性の獲得やグローバルに活躍できることを就活軸として掲げていました。そのため、この軸に沿った企業としてアビームコンサルティングとアクセンチュアを選定しました。また、この就活軸を選定した経緯を自身のガクチカと結びつけることで、志望動機の作成がしやすくなり、ESや面接の質を高めることができました。
<著者失敗談>
就活軸に沿った企業を選び、志望動機をそれらしく作成することはできましたが、長期的なキャリアプラン(10年後)や具体的に携わりたいプロジェクトについて深く考えていなかったため、本選考の二次面接で面接官から指摘を受ける場面がありました。そのため、企業研究を行う際には、実際のプロジェクトを読み込み、「自分の強みをどのように活かせるのか」「将来的にどのようなプロジェクトに携わりたいのか」を明確に答えられるレベルまで深掘りすることが望ましいです。

・ES(志望理由)作成

志望理由を作成する際には、「企業の強み × 自分の経験・強み × キャリアプラン」を明確にし、これらを土台に文章を構成しましょう。また、面接での展開を意識し、「なぜこの企業なのか」を論理的に説明できるようにしておくことが重要です。 私の場合、就活の軸として「専門性を身につけ、市場価値を高めたい」「グローバルに働きたい」という2つの目標を掲げていました。これらの軸を実現するためには、〇〇という強み・特徴を兼ね備えている御社だからこそ実現できる、という形で説明していました。このように、自分のキャリア軸と企業の強み・魅力を結びつけて論理的に説明することで、説得力のある志望動機を伝えることができます。さらに、面接で質問を引き出しやすくするために、あえて詳細を書きすぎないようにする工夫も大切です。

・ケース面接準備

ケース面接の対策では、まず基礎を固めることが大切です。メジャーなケース面接の解説書を読み、出題意図や評価ポイントを理解した上で、解き方を習得しましょう。その後、フレームワークと打ち手のストックを増やすために、練習問題をたくさん解き、典型的な課題パターン(利益改善、市場参入、オペレーション改善など)ごとに整理しておくと良いです。思考時間を短縮するために、基本の打ち手は暗記し、すべてのジャンルの問題に応用できるようにしておきましょう。

<著者体験談>
当初、ケース面接について全く知らない状態で対策を始めたため、論理的思考を鍛えるというよりも、典型的なケース面接の解法を暗記し、それをすべての問題に応用するという方法を取っていました。しかし、単に打ち手を暗記し、課題から解決策へと飛躍してしまうと、面接官からの深掘り質問に対応できず、矛盾が生じてしまいました。そのため、解答に至るまでの経緯や論理の流れを理解したうえで暗記することを意識するようにしました。

・面接対策(秋インターンの活用)

夏インターンで蓄積した想定質問集に、「志望理由」に関する質問を追加しましょう。そして、同業界の志望度が低い企業の秋インターンの選考や本選考を活用し、ケース面接や志望理由(特に「Why コンサル?」)をブラッシュアップしていきましょう。

③ 11~12月:本選考(ES→一次面接→二次面接→最終面接)

本選考では、論理的思考力・コミュニケーション能力・志望度が評価されます。それぞれの選考フェーズにおいて求められるポイントを意識し、しっかりと対策を行うことが重要です。

・一次面接(GD・ケース)

一次面接では、論理的思考力と発言の構造化が求められるため、自分の考えを整理し、筋道を立てて説明することを意識しましょう。説明は簡潔で分かりやすく行い、冗長にならないよう注意し、面接官からの質問に対しては、必ず論理的な根拠を添えた回答を心がけることが大切です。さらに、コンサルティング業界では「人が商品」であるため、基本的なコミュニケーション能力も重要な評価基準となります。面接官の話をしっかりと聞き、面接官が求めている趣旨の自分の意見を適切に伝えることを意識しましょう。

・二次面接(志望動機・人物面接)

二次面接では、これまでの経験や自身の強みを入社後にどのように活かすことができるのかを具体的に伝えることが求められます。採用担当者がガクチカや強みから「入社後に活躍する姿」をイメージできるような説明を心がけましょう。志望動機についても、自分の経験や強みと結びつけて話すことで、より説得力を高めることができます。また、二次面接では時に厳しい質問をされることがありますが、そのような場面でも沈黙せずに、必ず何かしらの回答をする習慣を身につけておくことが大切です。事前にディスカッション形式の練習を行い、どのような質問にも柔軟に対応できるよう準備しておきましょう。

<著者体験談>
二次面接では、長期的なキャリアプラン(10年後)や具体的に携わりたいプロジェクトについて深く考えていなかったため、面接官から企業研究の甘さを指摘される場面がありました。しかし、その際に沈黙せず、自分の準備不足を素直に認めたうえで「最終面接に向けてさらに企業研究を深めたい」と前向きな姿勢を伝え、逆質問に切り替えました。その結果、志望度の高さが伝わり、選考を通過できたと考えています。想定外の質問に対しても沈黙せず、機転を利かせた対応をすることが重要です。

・最終面接

最終面接では、企業に対する志望度の高さを強調することが重要です。特に、競合他社と比較した際に、なぜこの企業でなければならないのかを明確に説明する必要があります。そのためには、企業研究を徹底し、独自の魅力や強みを理解したうえで、自分のキャリアプランと結びつけた志望動機を伝えることが効果的です。また、過去の最終面接でどのような質問が出されたのかを事前にリサーチし、経営層が納得できるような論理的かつ熱意のある回答を準備することが求められます。

本選考では、論理性と熱意が求められるため、一貫性のあるストーリーを作り上げ、どのフェーズの面接でも説得力のある回答ができるよう準備を進めていきましょう。

まとめ

1.6~8月はES(ガクチカ/自己PR)・Webテスト対策・夏インターン選考参加(GD・面接練習)(インプットとアウトプットの繰り返しで就活に慣れる)

2.9~10月は企業理解・志望動機・面接/ケース面接準備(質の向上)

3.11~12月は本選考(論理性・志望度を強調)

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