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【全業界共通】就活生のための効果的な個人面接対策

個人面接のパフォーマンスは事前準備で向上する

エントリーシート(以下、ES)や筆記対策は十分に行っているのに、面接になると「要は面接官との相性でしょ?」と言って、何の対策もせずに臨んでいく就活生は、実は少なくありません。

ほとんどの個人面接は(正確には、個人面接で行われるやりとりのうち7~8割は)、事前に2~3日かけて適切な準備をすることでパフォーマンスを向上させることができます

また、面接後にしっかりと自分自身の面接を振り返ることでその後の面接をより良くすることも可能です

以下は筆者が就活中~就活後に考えたメソッドですが、これから個人面接に向かう全ての就活生にとって、きっと1つや2つは役に立つことがあるのではないかと思います。是非ご一読ください。

面接の流れと作法

面接の事前準備の方法に移る前に、まずは簡単に面接の流れと意識すべき点を確認しましょう。

心と時間に余裕を持って面接に向かう

会場には時間に余裕をもって向かいましょう。早めに面接会場に到着することで余裕ができ、よりリラックスした状態で面接に臨むことができます。

会場に到着したら、自分のESや配布された資料などに目を通しながら静かに待機しましょう。他の学生と大きな声で話したりスマートフォンをいじったりするのは避けたほうがよいでしょう。ただし面接の形式がGDやグループワークである場合は、面接者同士で事前に会話をして一体感を高めておくのもよいと思います。また、面接中に音が鳴らないようにスマートフォンの電源を切るなどしておきましょう。

入室の時から面接官に見られている

自分の番が来たら、「失礼します」と一礼して部屋に入りましょう。部屋のドアが閉まっていたら、ノックを3回して「どうぞ」という声がしてから入ります。用意されている椅子には、面接官に「どうぞ」と言われるか、一言断ってから着席します。
個人面接においては、その話者の風貌も非常に大切です。入室の時から、声の明るさや姿勢、表情に気を付けましょう。

面接中は、自分の準備通りにできなくても慌てない

面接中にも、声の抑揚・姿勢・表情には気を付けましょう。声の抑揚をつけることで話の落としどころ、要点を面接官に明白に把握してもらうことができます。また、姿勢を正すことでこの話者は自分に自信があると判断されます。そしてに笑顔で話すことで自分自身緊張がほぐれ、素の自分を出しやくなります。

面接の際には多くの人が少なからず緊張します。そこで過度な緊張の予防策として挙げられるのが自分が準備してきたもの完璧に面接の場で出せると思い込まないことです。当然準備は必要なのですが予想してなかった質問も当然来ると仮定して面接に臨みましょう。

また、これは筆者が先輩から聞いたことで少々変わり種ではありますが、面接前に家で腕立て伏せなどの筋力トレーニングをしましょう。当日、面接前に筋トレを集中して行うことで筋肉がパンプアップします。よって自分が大きくなったように錯覚し、変な自信がつくのです。これは筆者が実際試してかなり効果があったことなので是非やってみて下さい。

退室しても会場から出るまでは気を抜かない

面接が終わったら感謝の言葉を述べ、一礼して退室します。面接が終わったことで気を抜きがちですが、会社を出るまでは、常にだれかが見ているものと思って気を抜かないようにしましょう。

面接の質問には3つのタイプがある

では、より具体的に個人面接の対策をしていきましょう。
面接の質問は大雑把に分類すると、
(1)ESの延長に近い質問
(2)予想できない質問
(3)ケース面接

の3種類があります。

(1)ESの延長に近い質問

主に、「あなた自身はどういう人か」「あなたは何をしてきたか」「あなたは何をしたいか」という質問を通して、あなたの人格や経験について問われます。

具体例としては、「あなたの長所はなんですか。そう考える理由を教えてください」、「あなたが今までに努力をして何か改善した経験について、詳しく教えてください」、「あなたは10年後、どのような仕事についていたいですか」といった質問を、就活中にきっと何度もされることでしょう。

また、「最近気になるニュースは何ですか。気になる理由も教えてください」というような形で聞かれることもありますし、会社や業界のことを聞かれる場合もあります。

(2)予想できない質問

就活の趣旨とは関係なさそうな問いを投げて、その答えそのものよりも、その答えに至った理由や言葉のやりとりを通してあなたという人間を知ろうとします。

例えば「自分を動物に例えると何ですか」、「20世紀でもっとも重要な発明は何だと思いますか」というようなものですが、これは企業や面接官によってバリエーションが無数にあります。

(3)ケース面接

論理的思考力や説明力、仮説構築力などが問われます。「日本にあるコンビニの売上は、年間で合計どれくらいだと推定しますか。」、「少子化担当大臣から、出生率を10年後に1.5まで引き上げるための政策を考えてほしいと依頼されました。あなたならどんな政策を提案しますか」といった質問があるでしょう。

これもバリエーションは無数ですが、考え方には一定の方法があります。

効果的な面接対策:想定質問の準備

予想しやすい質問に絞って対策を立てる

筆者が推奨する面接の対策方法は、タイプ(1)についてのみあらゆる質問を想定して、徹底的に準備していくというものです。

上であげられたような質問は、ESを書くときのように机に座ってじっくり考えれば大体誰でも答えることが可能ですが、2秒~長くても30秒で切り返す必要がある面接において適切な答えを返すのは簡単ではありません。

そこで事前準備をした人としていない人の間に大きな差がつきます。

タイプ(2)の質問については、普段どれだけ物事を考えているかや個人の性格が大きく関わるので半年程度であまり変わるものではありません。

タイプ(1)の質問対策については、最悪、面接前日の晩に2時間確保するだけでも変化が現れることを保証します。

また、どんな面接であっても、面接で聞かれることの半分から8割は(1)の領域に属する質問です。

例えば筆者が経験した範囲では、ケース面接対策が重要とされる外資系コンサルティングファームの面接においても、半分以上の時間は「なぜコンサルを志望するのか」「将来はどうしたいと思っているか」といった、他の業界と似たタイプの質問に関する対話でした(余談ですが、質問されたことにだけ答えてピタッと黙るのではなく、流れ次第では自分から話題を展開していくのも重要だと思っています。面接は面接官とのコミュニケーションです)。

想定質問を用意すれば心理的にも余裕が生まれる

(1)に属する質問を20~30問自分で作って、その答えを徹底的に練り上げておけば、どんな企業でも聞かれる質問の半分以上は「すでに一度考えた内容」になるので回答が理路整然としますし、面接が心理的にも楽になります。

面接が心理的に楽になると言葉がスラスラ出るようになり、(2)や(3)の質問の答えも自然と出やすくなります。そして面接官とのコミュニケーションもより円滑になって、好印象を与えるでしょう。

準備することのメリットが発揮されるのは、「準備した質問を聞かれた時」だけにとどまらないのです

事前の準備と事後の振り返りが重要

最後に、私が事前準備に使用していた「想定質問リスト」と、実践していた「面接の振り返り方」を紹介します。

事前の質問準備と答えを作るポイント

答えを考える時には、

・ウソをつかず、過度に誇張しない(ESと違って深く問われるのでごまかしは通用しない)
・口だけにならないよう、可能な限り経験に基づいた根拠を用意する
・自分の答えに対して「なぜそうなの?」、「他の選択はないの?」を何度も問いかけ、その答えを用意する
・「社会貢献」「キャリアアップ」「競争力」といったあいまいな言葉でごまかさず、できるだけ具体的に答える

といったことを筆者は意識していました。

また、「何か質問はありますか?」と聞かれた時のために、質問も最低10個は常に用意していました。そのうち使うのは2~3個ですが、質問を考える際に色々と理解が深まりますし、投げる話題のストックは大いに越したことはありありません。

以下が想定される質問の例です。もちろん全てを網羅してはいないので、これを参考に自分で質問を2倍、3倍にして、それぞれ徹底的に自分の答えを考えてください。こうした地道な作業が内定につながると思います。

「あなた自身はどういう人か」を問う質問
・この会社/この業界/この業種を志望する理由は何ですか。
・あなたの長所/短所を教えてください。どうしてそう思いますか。
・あなたが興味を持ったり、熱中していることはなんですか。
・業界と関係なく、あなたが最近気になったニュースと、気になった理由を教えてください
・あなたが最近読んだ本について教えてください。

「あなたは何をしてきたか」を問う質問
・あなたは所属する集団で、どのような役割を果たしてきましたか。
・あなたが努力して成功もしくは向上した経験について教えてください。
・あなたが挫折したと感じた経験について教えてください

「あなたは何をしたいか」を問う質問
・あなたはどのように働きたいと思っていますか
・あなたがこの会社で成し遂げたいことはありますか
・10年後にはどのような仕事をしていたいですか

志望する会社や業界に関する質問
・この業界は、今後20年でどのように変化すると思いますか
・当社が新事業に進出するとしたら、どのような分野がいいと思います

効果的に面接を振り返るには

 面接の場数を踏むことは確かに大切です。学んだことをアウトプットすることによってブラッシュアップされることも多々あります。しかしアウトプットすることと同じくらい新しいことをインプットすることも大切です。特に自分自身の面接を振り返ることによって得られる反省点ほど、役に立つものはありません。そこで、ここでは筆者が実際に行っていた面接の振り返り方法を紹介します。

・面接反省ノートをつける
面接時の受け答えについて自分なりに振り返り文字に起こします。文字に起こし書き留めておくことによって、時間が経っても忘れることを防ぎます。また、面接前にノートを見返すことによって自分だけの反省点をチェックできます。

【記入例】
面接での質問が来た→面接の時には~~と答えてしまった→家に帰りじっくりと考え直し次は~~と返そうと思う

・自分の面接を録音する
自分の面接を客観的に聞く機会はなかなかありません。緊張して早口になっている、活舌が悪く聞き取りづらい、など録音したテープを聴くと新しい気づきがいくつも出てきます。

過去の例を参考にすればより効率的に対策ができる

いかがでしたでしょうか。

上記に加えて、選考体験記一覧などから、実際に志望企業・業界の過去の面接で出た質問を加え、充実させていくことで、面接対策にとどまらず、深いインサイトを伴った就職活動を行うことができるのではないでしょうか。

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