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新卒でプロダクトマネージャーを担った起業家が語る、PM時代。「無限大」の業務の中で「何でもやれる自信がついた」

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「プロダクトマネージャー(PM)は、事業を成功させるためなら飛び込み営業でもなんでもする人」。こう話すのは、新卒入社したメルカリでPMを務めたのち、AnyReachを創業した中島功之祐さん。PMは、難度が高いながらも、「あらゆるビジネススキルを高められる」と説く。失敗も多く経験したという中島さんに、PMの仕事を通して学んだこと、起業に生きていることなどを聞いた。【北川直樹】

〈Profile〉
中島功之祐(なかじま・こうのすけ)
AnyReach代表取締役CEO。
神戸大学海事科学部(現・海洋政策科学部)を卒業後、2018年にメルカリに新卒入社。PMとして、自動車売買に関連する機能のプロダクトマネジメントに携わる。2021年1月にstand.fmに入社し、音声配信プラットフォームのPMとして勤務。同年10月にAnyReachを創業し、EギフトサービスのAnyGiftをリリース。

※内容や肩書は2023年11月の記事公開当時のものです。

 

ファーストキャリアのメルカリでは失敗を経験

——中島さんは学生のときからPMを志望していたのでしょうか。

中島:最初からPMを志望していたわけではなく、メルカリにいきたいという思いが先にありました。メルカリのインターンシップに参加した際に、米国市場向けのプロジェクトで多額の予算を使わせてもらい会社の懐の大きさを感じたことと、一緒に参加した学生の優秀さに刺激を受けたことが理由です。

当時メルカリに入るには、エンジニアかPMの2つの選択肢がありました。私はエンジニアリングの知識がほぼなかったため、PMとして入社することになりました。

——その時点で、メルカリはPMの採用に注力していたのでしょうか。

中島:そうだと思います。同期の半分以上がPMでした。中には起業や事業売却を経験している人もいました。なので、スタートラインはさまざまです。給与額もみんな違ったみたいです。

——アサインされる業務のレベルも異なっていたのでしょうか。

中島:そんなことはなかったと思います。同期は皆いろいろな部署に散っていましたが、業務の難度は近かった印象です。

——担当した業務について教えてください。

中島:自動車の売買に関連する機能のプロダクトマネジメントを担当しました。画面の設計や法規制対応などあらゆることを担いました。

メルカリはとてもフラットな組織で、年齢や職種に関係なく、さまざまな人たちと協力できたことは、経験の浅いPMとして幸いでした。ただ、結果的にこの機能は世に出せずに終わってしまいました。

——なぜでしょうか。

中島:私を含めたPMのメンバーが、経営陣との認識合わせをしきれなかったんです。同時期に別の事業がクローズした影響などもありましたが、それがあっても自分たちがもっと先回りして動けば、リリースにこぎつけることができたのではないかと感じています。

起業を見据えてスタートアップへ。PMとしての“勘所”を学んだ

——メルカリにいた時から起業は見据えていましたか。

中島:最初は考えていませんでした。ただ、入社から3年経った頃に同期7人が起業していて。そういう人を見ている中で「自分でもできるんじゃないか」と“勘違い”しはじめていました。

ただ、私は性格的に石橋をたたいて渡るタイプなので、いきなり起業するのではなく会社がどのように運営されて、どうやったら伸びるのかを学ぶために、スタートアップを1社挟みたいと考えました。

——それでstand.fmに入社したんですね。

中島:はい。stand.fmではPMとしてメルカリよりも広い範囲を担当しました。全機能のUX(ユーザー体験)設計をはじめ、他社とのパートナーシップなどビジネスサイドの業務も担っていました。コスト管理やセキュリティー周りの仕事などもあって、プロダクトに関することはほぼ全てやっていました。

PMは私1人だったので、会社を“自分ごと”として捉えて動かせる感じで業務範囲が“無限大”でした。圧倒的に楽しかったです。

——そこで起業に向けて学んだと。

中島:選考時に1〜2年後の起業を考えていると伝えていて、それを理解してもらった上で入社させてもらいました。実際1年働いて辞めたんですが、入社から9ヶ月経った頃に起業し、stand.fmの仕事と自分の事業を並行して進めているような形でした。

——メルカリとstand.fmのPMには、どんな違いがありましたか。

中島:在籍当時のメルカリにはPMが50人くらいいて、さまざまなタイプのPMを見て学ぶことができ、ロールモデルを探せました。それに、しっかりと教えてもらえたので、新しいメンバーにものごとを教える時などにも経験が生きています。

対してstand.fmは資金が潤沢ではなく、プロダクトのグロースもまだまだだったので、一機能のプロダクトマネジメントに携わっていたメルカリ時代とは、脳を使う範囲が全然違いました。たとえば、stand.fmの場合、魅力的なコンテンツを発信するインフルエンサーを呼び込めれば、新機能を開発しなくても数字が伸びるんです(*)。プロダクトを成長させるために全方位的に動くことの大切さを学べました。
* stand.fmは、タレントなどのインフルエンサーが音声配信を行う同名のプラットフォームを運営

——仕事の面白さについて、両社の違いを感じましたか。

中島:stand.fmでは、仕事に対して圧倒的に自分ごととして打ち込める環境だったのが印象的です。スタートアップは自分の行動ひとつひとつが事業や会社に大きく影響します。事業が伸びることで、自分自身の存在意義をより強く実感できるんです。

——2社での経験をもとに、起業したんですね。

中島:はい。メルカリ時代に事業の急成長を目の当たりにし、stand.fmではスタートアップの難しさも経験しました。そういった経験を基に、どういうところがユーザーに刺さるのか、何をするとお金をかけずに伸ばせるのかといった、“勘所”をつかめたと感じています。

ここまでAnyGiftをピボットせず育ててこられたのも、その勘所をつかんでいるからかもしれません。

——中島さんが言う勘所について、詳しく聞かせてください。

中島:大きく2つあると思っています。1つは、すでに起きているユーザーの行動を変える要素がプロダクトに含まれているか。

もう1つは金銭の流れです。お金が誰の財布から出ているのか、そして収益を得るストーリーに論理的な整合性があるのか、がポイントですね。

CEOとPMを兼務。経験が長い分限られた時間でも「成果を出せる」

——現在は最高経営責任者(CEO)とPMを兼務しているのでしょうか。

中島:今のところPMは私しかいないので、プロダクトマネジメントの全てを担っています。加えて、起業後は他の職域も担当するようになりました。業務の割合としては、PMの仕事が全体の10%くらいですね。そのほかの内訳は、現在注力しているセールスの仕事が50%、株主対応などファイナンス周りが20%、残りが採用やバックオフィス関連といった具合です。

——多岐にわたるのですね。

中島:創業からこれまでは売り上げを確立することに注力して、そこはある程度形になってきました。ここから先は、私が実務につきっきりになる段階ではないので、採用に力を注いでメンバーに仕事をどんどん渡していきたいと思っています。

——PM業務の割合が、意外と少ないですね。

中島:10%と話したのですが、一般的なPMと同じくらいの量は動いていると思います。経験が長い分、限られた時間であっても成果を出せる自負もあります。

難度が高いからこそ総合力が鍛えられる。PMのスキルは起業にも生きる

——PMを簡潔にまとめると、どういう仕事をする人だと考えていますか。

中島:事業の成功のためになんでもする人ですね。機能をつくる人、仕様策定の人といわれることが多いと思いますが、私自身はそういうイメージはあまり持っていません。事業を伸ばすためなら飛び込み営業でもなんでもする人だと思っています。

——この職種の難しさについては。

中島:各施策の結果がわかりにくい部分です。セールスだと受注の有無など成果がわかりやすいですが、PMの場合は「この機能をリリースしたから伸びた」と断定しにくい時もあって、次にどのような手を打つべきなのかの判断が難しいです。伸びていないサービスの場合は、数値検証をしにくいので特に悩ましいですね。

それに優秀な上司がいれば目指すべきは道筋を示してもらえますが、そうでない場合は目の前の小さなタスクを延々とこなす状態になりがちです。「気づいたら何もなく3年が過ぎた」ということも起こり得ると思います。

——PMにとって、大事なことは何だと思いますか。

中島:知的好奇心と細部へのこだわりです。好奇心は、パフォーマンスに直結すると考えていて、一番大事な要素だと思います。こだわりについては、アプリで表示される文言ひとつであっても自分の頭だけで考えるのではなく、日本や海外のサービスを徹底的に調べて、UXを研究することが大事だと思っています。

自分だけで考えるのと、事例を参考にしながら考えるのでは、施策の精度が変わってくるんです。新しいサービスに関心が強いことも、この職種にとって大事なことだと思います。

——他の職種との関わり合いという面はどうでしょうか。

中島:確かに、関わる職種はとても幅広いですね。特にエンジニアとデザイナーの仕事内容は、一通り理解しておいたほうがいいと思います。機能を1つつくるにしても、フロントエンド、バックエンド、インフラの理解が必要ですし、デザインをつくる場合でもツールなどの知識が求められます。

何かが抜け漏れていると目的を達成できなかったりするので、全方位を押さえていることが大事になります。

——かなり難度が高そうです。

中島:例えるならば、いきなり知らないスポーツのルールを教えられて、「試合で勝て!」と言われるような感じです。

——総合力を突き詰める必要があるのですね。

中島:いろいろなことを同時に進めるという面では、最初のキャリアとしておすすめの職種ですね。これだけあらゆる領域にまたがる仕事ができれば、「何でもやれる」という自信が身に付くので。PMは難度が高いですが、その分得るものは多いと思います。

——起業との親和性も高そうです。

中島:そう思います。私の場合、既にPMとしてさまざまなタスクを経験していたため、起業後に営業、バックオフィス、ファイナンスなどの業務を“上乗せ”することで、企業経営ができていると感じます。

新しいことにチャレンジしていくマインドについても鍛えられたと感じていて、将来起業したいと考えている人にとってもフィットする職種だと思います。

当社でもインターン経由で2人PMとして新卒採用することを決めていて、2人とも起業家志向を持っています。AnyReachでPMのスキルと起業家精神を培ってもらいたいと思っています。

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