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就活生の「とりコン」が一般化、その先にあるものは?

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この10年、日本や世界の経済が揺れ動くなかで、大学生の就職活動に対する意識も変化してきた。日本独特の終身雇用制が崩れていくのを横目に見ながら、学生たちはプロフェッショナル志向やグローバル志向を高めていった。その傾向は、名門大学の学生たちが集まる外資就活ドットコムの「志望企業ランキング」に如実にあらわれている。

優秀層と呼ばれる学生たちの志望企業はどう変化したのか。今回は、外資就活ドットコムで登録者数が多い6つの名門校(東大、京大、一橋大、東工大、早大、慶大)の学生たちのデータに注目しながら、就活生の意識の変化と背景を探る。

その特徴をひとことで表現するならば「とりコン」ということになる。「とりあえずコンサルへ」という意味だ。優秀層の学生はなぜ、コンサルティングファームを最初の就職先に選ぶのだろうか。志望企業ランキングの動向を具体的に見ながら、考えてみたい。【亀松太郎】

 

三菱商事からマッキンゼーへ、首位が交代

◆順位は2023年3月7日時点

まず、志望企業ランキングの最新データを見てみよう。表1は、外資就活ドットコムの登録会員のうち、東大・京大・一橋大・東工大・早大・慶大という6大学に所属する学生の志望企業を「第1志望=3ポイント、第2志望=2ポイント、第3志望=1ポイント」という形でポイント化し、それを集計したものだ。

このランキングによると、2023年卒の学生たちの志望企業トップ3は、マッキンゼー・アンド・カンパニー、三菱商事、伊藤忠商事の3社となる。外資系の戦略コンサルティングファームと日系の総合商社という組み合わせ。順位は4年間、同じままである。

特に、上位2位のマッキンゼーと三菱商事という組み合わせは10年間、不動だ。しかし、順位には変動がある。2014年卒から2017年卒までの4年間は三菱商事が首位だったが、直近6年間はマッキンゼーが上位となっている。

マッキンゼーは世界を代表する戦略コンサルティングファームで、多数の有名起業家を輩出していることから、日本でも知名度が高い。志望企業ランキングのトップになることは不思議でないかもしれない。

だが、三菱商事も、日本のビジネスを長年リードしてきた三菱グループの中核企業で、多くの就活生の憧れの存在だ。その三菱商事からマッキンゼーへ、ランキングの首位が交代した。そこに「日系商社よりも外資コンサル」という学生の意識の変化の一端があらわれている。

「アクセンチュア+ビッグ4」の志望度が軒並みアップ

名門大学の学生の「外資コンサル志向」の高まりは、別の点でも明らかだ。アクセンチュア、デロイトトーマツコンサルティング、PwCコンサルティング、KPMGコンサルティング、EYストラテジー・アンド・コンサルティングといった、経営戦略以外も手がける大規模なコンサルティング企業の順位が、この10年で軒並み上昇しているのだ。

たとえば、2018年卒とその5年後の2023年卒を比べると、こんな具合である。

アクセンチュア:13位→4位
デロイトトーマツコンサルティング:17位→9位
PwCコンサルティング:49位→11位
KPMGコンサルティング:262位→25位
EYストラテジー・アンド・コンサルティング:275位→47位

これらはグローバルな大手会計事務所に起源を持ち、デジタル領域にも強い「総合コンサル」と呼ばれるコンサルティングファームだ。この総合コンサルを志望する学生が急激に増えている。

なかでも、2021年卒から2023年卒にかけて3年連続で4位となり、3強に次ぐ人気企業となっているのが、「世界最大のコンサルティングファーム」の異名もあるアクセンチュアだ。

アクセンチュアの特徴の一つは、新卒の採用人数が300人規模と大きいことだ。そのため、幅広い大学の学生に人気で、上記の6大学以外の学生も含めた外資就活ドットコム会員の集計では、2023年卒の志望企業ランキングの1位となっている。

名門大学の学生が「コンサル」を志望する理由

なぜ、コンサルの人気が上昇しているのだろうか。主な理由は3つある。

まず挙げられるのが、学生のキャリア意識の変化だ。かつて日本企業で当たり前だった終身雇用制度が崩れ、企業間のM&Aも一般的になる中で、学生たちは「大企業に就職しても、いずれ転職するかもしれない」という可能性を視野に入れて、就活をするようになった。

「そんな中で重要なのは、最初の就職先でどんなスキルを身につけられるか。コンサルに入れば、経営コンサルティングの仕事をしながら、エクセルやパワーポイント、ビジネスマナーといった基本的なビジネススキルを習得できる。しかも社会的なステータスや給料も悪くない。そんな点に魅力を感じる学生が多いようです」

外資就活ドットコムの営業担当者はこのように説明する。

また、コンサルティングファームならば、複数の業界の仕事に関わることができるという点も大きい。日本の学生の多くは高校や大学時代に自分のキャリアについて突き詰めて考える傾向が弱く、就活の時期になって初めて将来の仕事を検討するケースが多い。

就活をする段階になっても、どの業界で働きたいのか明確でないため、さまざまな業界に客観的な立場で関われるコンサルを志向することになる。「とりあえずコンサルへ行って、自分に合った業界を探そう」。そんな「とりコン学生」が大量に生まれることになるのだ。

コンサルの人気が上昇している2つ目の理由として指摘できるのは、企業側の事情だ。

「近年のDX(デジタルトランスフォーメーション)需要の高まりで、DXの指南役となるコンサルティングファームは大量採用をしています。アクセンチュアやデロイト、PwCといった総合コンサルは300人規模ですし、マッキンゼーなどの戦略コンサルもデジタル部門を創設して採用枠を増やしています」(外資就活ドットコムの営業担当者)

学生のキャリア意識の変化とコンサルティングファームの大量募集があいまって、コンサルを志望する学生が増加している。

もう一つ、3点目の理由として見逃せないのが、外資系コンサルティングファームは採用選考のタイミングが日系の大企業よりも早いことだ。

外資系コンサルの多くは夏季休暇のシーズンに、大学3年向けのインターンシップを実施し、そこで実質的な選考をおこなっている。そのことはトップ大学の学生に広く知られるようになった。

その結果、「とりあえずコンサルのサマーインターンに応募して、それから志望先を絞り込んでいこう」と考える学生が続出するようになったのだ。日系の総合商社や金融機関を志望している学生も就活のスタートはコンサルから。つまり、併願の対象としても、コンサルは選ばれやすくなっている。

明確なキャリア観を持った学生が志望する「投資銀行」

ここまで大学生の就職活動におけるコンサル業界の人気ぶりを見てきたが、それとは対照的に、近年人気にかげりが見えるのが金融業界だ。

東大や京大など6大学の2023年卒生の志望企業ランキングでは、外資系投資銀行のゴールドマン・サックスが5位に入っているものの、他はモルガン・スタンレー18位、JPモルガン・チェース21位と総合コンサルよりも低い順位だ。

日系の金融機関となると、さらに順位が下がり、野村証券38位、東京海上日動火災保険39位、日本政策投資銀行43位、三菱UFJ銀行51位という具合だ。

かつて外資系の金融機関はコンサルと並んで、外資就活ドットコムの登録会員の人気を集めていた。しかし最近は、ワークライフバランスを重視する学生が増えたため、ハードワークのイメージがある外資系金融機関は敬遠される傾向があるようだ。

「外資系投資銀行は給料はすごく良いが、労働環境が厳しく、サステナブルに働くのは難しいという印象を持っている学生が多いようです。ただ、最初に投資銀行で経験を積んで、その後、PEファンドやVC(ベンチャーキャピタル)に行くというキャリアパスもあるため、金融のプロフェッショナルとして活躍したいという明確なキャリア観を持った学生には、あいかわらず人気がありますね」(外資就活ドットコムの営業担当者)

ソニーの人気上昇が意味するものは?

さきほど、総合コンサルが人気を集めている理由の一つとして、DXを背景にした大量採用を挙げた。裏を返せば、社会のあらゆる分野でデジタルへの移行が進んでいることを示している。

その反映として、デジタル企業の業績は拡大し、そこに集まる人材も増え続けている。当然ながら、デジタル企業を志望する学生も増えることになる。その象徴は、志望企業ランキングの9位にGoogleが入っていることだが、この分野では日系の有力企業も順位を上げている。

なかでも注目したいのは、ソニーの上昇だ。

ソニーは2017年卒のランキングでは87位だったが、その後、2019年卒・50位、2021年卒・23位と着実に順位を上げ、2023年卒では13位となった。

特に東工大では、その躍進は目を見張るものがある。東工大においてソニーの順位は2017年卒では32位だったが、2019年卒・26位、2021年卒・10位と上昇。そして、 2022年卒で2位になった後、2023年卒ではついに、Googleやマッキンゼーを抑えて1位になった。

東大や京大でもソニーの順位は上がっており、いずれも2023年卒ではトップ10にランクインしている(東大は9位、京大は8位)。ソニーの人気上昇の背景には何があるのか。

「ソニーは業績が好調で、高い年収が期待できるという面もありますが、日系企業としては珍しく、職種別の『ジョブ型』採用をおこなっている点も人気の理由ではないかと思います」(外資就活ドットコムの営業担当者)

徐々に存在感を増すデジタル企業の台頭

デジタル系の企業といえば、2023年卒の志望企業ランキングで9位だったGoogleのほか、Amazon(23位)や日本マイクロソフト(26位)といったGAFAMが人気を集めているものの、日系企業の順位はそれほど高くない。

しかし、楽天やサイバーエージェントといったデジタル系のメガベンチャーは着実に順位を上げている。2018年卒とその5年後の2023年卒を比較すると、次の通りだ。

楽天グループ:136位→65位
サイバーエージェント:129位→70位
LINE:237位→73位

AIに象徴されるデジタル技術があらゆるビジネスの基盤となっていく中で、新卒の就職市場におけるデジタル企業の人気も高まっている。

「社会が発展していくためには、優秀な人材がコンサル業界ばかりに行くのは望ましくありません。プロダクトを作りたい学生がエンジニアになったり、経営学と情報工学のダブルデグリーを取って起業したりして、世の中を変えていく。今後はそんな動きも起きていくのではないでしょうか」(外資就活の営業担当者)

特集「就活進化論」おわり(南部香織、濱野将貴、藤崎竜介、亀松太郎が担当しました)


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