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就活の後悔はサマーで絞りすぎたこと!?外資系メーカー内定者インタビュー

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内定者が語る就活での後悔とは?

こんにちは、外資就活 マーケターチームです。

今回は外資系メーカーのマーケティング職に内定した方にインタビューを行いました。
実際の就活の流れや、企業に評価されたと思うポイント、就職活動でやっておけばよかったと思ったことなど、これから就活を始める26・27卒の方々のためになる内容をお伝えしていきたいと思います。

外資系メーカーマーケティング職内定者のご紹介

今回インタビューに協力いただいたのは、Aさん(某国立大学・女性)です。採用数が少ないと言われている外資系企業のマーケティング職に内定するまで、どのような就職活動を行っていたのか詳しく聞きました。

ーー就職活動の経験について概要を教えてください。

Aさん:大学3年の6月に就活をはじめました。

はじめはどのような企業があるのかすら分からなかったので、合同説明会に参加して様々な企業の説明を聞きました。その中で、自分のやりたい仕事はマーケティングだなと思い、日系・外資系問わずマーケティング職を募集している企業を見るようになりました。

マーケティング職に興味をもった理由は、消費者が本当に必要としている技術や商品・サービスに出会えるようにするという仕事内容に魅力を感じたからです。商品を開発・生産する最初の段階から、消費者に販売する最後の段階まで責任をもって携われることにも魅力を感じました。

その後、夏・冬のインターンの参加や選考を通じて外資系メーカーのマーケティング職への志望度が高くなり、3月ごろに第一志望先から内定を頂き、就職活動を終えました。

GDは実践を通して対策

ーーサマーインターンの対策と参加した感想を教えてください。

Aさん:夏は全く興味のなかった業界の企業を1つと、外資系メーカーのマーケティング職のインターンに参加しました。

選考対策は主に2つ行いました。

1つ目はES対策です。外資系メーカー・マーケティング職のESはリーダーシップを発揮した経験が求められます。そのため、自己分析とエピソードの深掘りを徹底的に行いました。

2つ目は、グループディスカッションの対策です。
具体的にはグループディスカッション対策本を1冊読んでから、企業が開催する対策講座のイベントに参加しました。グループディスカッションはアウトプット作業なので、本を読むというインプットだけではなく実際に体験してみることをお勧めします。

また、企業が提供する就活生向けの講座やイベントは数多くあるので、その中から自分に合っているものを取捨選択することが大切だと思います。

実際にサマーインターンに参加してみて、他のインターン生が自分の意見をしっかりと持っていて、優秀だったことに刺激を受けました。また、マーケティングに関するワークが楽しく、将来、マーケティング職に就きたいという思いを再確認することができました。

マーケティング職を軸に日系企業も企業研究

ーー秋・冬の就職活動について教えてください。

Aさん:外資系企業のマーケティング職は秋冬に本選考を開催している企業が多いので、私も受けました。

夏のインターン参加後、他の学生がすごく優秀だなと感じていたので、その中で自分が内定できるのか不安になっていました。そのため職種別採用ではなくとも、最終的にマーケティング職に関われるような日系企業も見始めました。

ーー外資系企業は秋・冬は選考が始まると思いますが、どのような対策をしていましたか。

Aさん:外資系企業の選考は、数日にわたるジョブの中でより高い精度のアウトプットが求められます。そのため、どのようにしたら自分のバリューを発揮できるかに集中して対策しました。

夏の選考を通じて、自分の強みと弱みが把握できたので、長所を伸ばし、短所を補うことに力を入れました。

具体的には、データに基づいた思考力という強みを伸ばすため、より速く資料を読み込む練習をしました。逆に弱みであるインサイト(消費者自身も気付いていない深層心理)を考える力については、CMを見て常にインサイトが何かを考える訓練をしました。

ーー日系企業は秋・冬にインターンが始まると思いますが、どのような対策をしていましたか?

Aさん:日系企業の選考は、外資系企業の選考と比べて志望動機がより深く求められます。外資系企業は能力やポテンシャルを主に重視し、最低限の志望動機とカルチャーフィットを見ているように感じました。一方で日系企業は「なぜその会社に行きたいのか」といった、その企業に対する志望度の高さを重点的に見ていると思います。

そのため、しっかりと企業への想いを伝えられるように企業研究を行う必要がありました。日系メーカーの面接は、ESで書いた内容の深掘りが中心です。詳しく話したい内容はあえてぼやかしてESに書いておき、面接で飛んできそうな質問を考えました。

日系・外資の比較ができた秋冬インターン

ーー秋冬インターンに参加した感想を教えてください。

Aさん:日系企業のインターンに参加して、マーケティング職は日系・外資系関係なく、共通して面白い職種であると感じました。

ただ、日系の場合、まずは営業職として全国転勤を経験してから、マーケティングや商品開発に行くパターンが多いので、自分のやりたい仕事を若いうちに経験できないのは残念だなと感じました。そういった「はじめからやりたい仕事に関われる」という点で、外資に対する志望度がより高まりました。

ーーその後の就活について教えてください。

Aさん:冬のインターン後は、企業を絞って、主に外資系の本選考を受けました。

日系企業の選考を受けるたびに外資に対する憧れが高まっていたので、さらに外資系企業の就職活動に力をいれるようになりました。一方で日系企業はマーケティング職の職種別採用を行っている企業を最優先で見ていました。マーケティング職を始めからやらせてもらえないのであれば、やらせてもらえるまで自分が働き続けられる環境であるかを考えていました。

ですが、3月の日系メーカーの本選考が始まる前に、最も志望度の高かった外資系企業マーケティング職の内定を頂いたので、日系メーカーには応募せずに就活を終えました。

ーー最終的に内定先企業に就職を決めた理由を教えてください。

Aさん:マーケティング職を募集している企業の中で、その企業が一番自分自身に合っているなと感じたためです。

外資系は自分を軸に周囲をまきこんでいくのに対し、日系は周りと助け合えるか、協力して組織としての結論を出せるかということを重視する雰囲気があると感じていました。そういった面で、自分の意見をはっきりいえる外資系の環境の方が自分に合っているなとと感じていました。

また外資系の方が、趣味や研究など没頭できるものを持っている個性の強い内定者が多いと思います。そのためか、外資系に絞って就活を行っていた人も多く、始めから外資系マーケ職志望だったというよりは、もともと外銀、外コン志望で、のちにマーケティング志望に転じたという人が多かったです。

ーーなぜ自分が内定を獲得できたと思いますか?

Aさん:大きく3つ評価していただいたと思います。

1つ目は「右脳と左脳のバランス」です。
私は周囲と比べても飛び抜けて頭がいいわけではありません。ただ、コンサルで必要とされるような「データから分析する力」と、アーティストに必要とされるような「発想力」の2つが、バランスよく、一定以上あったのかなと思います。インターン中に、現状分析の段階のデータを見る際や、広告のインサイトについて話している際、どちらもある程度、意見を言えた点を評価していただけたと感じています。

2つ目は、「広い視野」です。
GD中でも、その議論が全体から見て必要なのかどうか、ゴールにどう繋がっているのかなどを意識していました。そういった点で、俯瞰的に全体を見ているのがいいねとフィードバックを頂きました。

3つ目は「カルチャーフィット」です。
その企業に合う人かどうか、企業のミッションやバリューを理解できているかどうかも評価基準になっていたと思います。

そういったスキルや企業へのフィットは選考のどの段階でも見られていたように思います。

ファーストキャリアは厳しいところで。専門性を高めたい

ーー内定先企業でのキャリアプランはありますか?

Aさん:おそらく10年過ぎたくらいで転職するのではないかと思います。理由は外資系の「Up or Out」の文化にどこまでついていけるかわからないこと、また多くの社員さんが10年ほどで転職するということが挙げられます。基本的に内定先のマーケティング職の方は30代を超えると人数が急減するように思います。

私がやりたいのは消費者に近い距離でのマーケティングの仕事なので、役職を上げて地域全体やグローバルでの戦略を考えるよりも、より消費者に近い距離で仕事ができる環境を維持していきたいなと考えています。

ーー扱う商品には特にこだわりがないということですか?

Aさん:特にどんな製品を扱いたいという想いはなかったです。ただ、ファーストキャリアだからこそ厳しい環境に行ってスキルを身に着けたいと考えていました。内定先は早い時期から実践的な仕事に動員されるスタイルなので、学びや成長の機会があると思い決めました。

したがって将来、転職を考える際にも扱っている商品にこだわるつもりはなく、消費者にどれだけ喜びを与えられるかで考えていきたいなと思います。

これから就活をする方へアドバイス

ーー就活でやってよかったことはありますか?

Aさん:最初に様々な就活イベントに参加したことです。

就活仲間が増え、どういうスケジュールで進んでいるか連絡し合って情報交換が行えました。既存の友人だと、もし相手が落ちた場合気まずいので、就活について深い話をするのは憚られました。それに対し、就活でできた友達はちょうどよい距離感で連絡をとることができました。彼らとは、集まってグルディスの練習をしたこともありました。

イベント自体は巷に溢れてるので、どのイベントに参加するかの選択が大切だと思います。選ぶ際の基準としては、グルディス講座など自分の選考対策で足りないポイントを対策できるもの、友だちができそうな少人数のイベント、志望企業が登壇するセミナー、などで決めていました。

ーー就活で後悔していることはありますか?

Aさん:後悔しているのは、志望をマーケティング職に絞るのが早すぎたことです。内定を貰えたからよかったものの、貰えていなかったらどうなっていたか正直怖いです(笑)。

私の場合、理想を追い求めすぎて絶対マーケじゃなきゃ嫌だと思っていました。ただ、そのとき会う人事によっても企業の印象が変わったりするので、インターンまで行ってから考えてもよかったなと思います。最初に幅広い業界を見ておけば、後から軌道修正がしやすいです。特にサマーの時期は幅広い業界のインターンを受けたほうが良いと思います。

また、夏にどこかの企業から囲われておくというのも戦略の1つとしていいと思います。私の場合、夏にエントリーした日系企業から囲われていたのが心の支えになりました。外資マーケには落ちても、ニートにはならないって(笑)。

ーー最後に。もう一度大学1年生に戻れるとしたら同じ生活をして同じゴールにつくと思いますか?

Aさん:マーケティング職というゴールは同じでも、留学と長期インターンをしておけばよかったなと思います。

大学生活では、自分の興味を広げるため、学部以外の授業も真面目に取っていました。ただサークルは週1回で緩く、バイトも家庭教師だったので就活に活かせるエピソードを出すのに苦労しました。

したがって、もし大学生活をまた送れるとしたら、1-2年生の間に留学に行って英語力を鍛えたいと思います(笑)。さらに、アルバイトだけでは「ビジネスをする」というマインドが最後までつかめなかったので、長期インターンなどを通じて仕事とバイトの違いや、仕事のモチベーションなどを知っておくべきだったと感じています。

まとめ~マーケティング職に求められるのは「個性」と「右脳と左脳のバランス」~

今回のインタビューを通じて、外資メーカーのマーケティング職には強い個性に加えて、左脳的な論理的思考力と、右脳的な人の心を動かすメッセージを打ち出せる感性のバランス力が求められることがわかりました。

インタビューの中でも、論理的でわかりやすい回答はもちろん、イメージのわきやすい説明に感銘を受けました。

また、サマーの時期には幅広く業界をみる重要性と、入社後のキャリアをもとに就職先を決めることが大切だともわかりました。

今回の記事が、「マーケティング職に興味があるけれど、どの時期にどんな対策をしたらいいかわからない」といった就活生にはもちろん、「日系か、外資か」で迷っている方にも参考にしていただければ幸いです。

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