21卒の皆さんにおくる「Twitter就活アカウントのすゝめ」byシュシュ

21卒の皆さんにおくる「Twitter就活アカウントのすゝめ」byシュシュ

2019/03/27

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<筆者プロフィール>
シュシュ
19卒私文の大学4年生で外銀・外戦コン・総合系外コン(アナリティクス)・ベンチャー(データアナリスト)に内定しました。
自身の就活体験談から、これから就活する人に向けて知って欲しいことをお伝えします!
▶シュシュのブログ:「シュシュッと就活!!」
▶シュシュのTwitter:@syusyukatsu00

シュシュは就活時に、メインアカウント(本アカウント[本垢])とは違う新しい就活用Twitterアカウント(裏アカウント[裏垢]、就活垢)を作って運用していました。

ここでいう就活用Twitterアカウントとは、主に就活に関わることについてつぶやくアカウントのことです。

「就活SNSアカウントを作るなんて、身バレなどを考えるとリスクしかないじゃないか、バカだなあ」 と思う方もいらっしゃるかもしれません。

今回は就活用のSNSアカウントについて気になっている方や、その存在を初めて知った人に向けて、なぜシュシュが就活用にSNSアカウントを新しく作ったのか、振り返って良かったこと悪かったことを、自身や周りの体験を踏まえてお伝えしていこうと思います。

【「シュシュ」による連載バックナンバー】

 

なぜ就活でTwitter? 実は「情報収集」のためではない

就活用にSNSアカウントを作るのは、情報収集のためというのが圧倒的に多い、と思われがちです。

確かに就活のための情報を集めたいからと公言している人もいましたが、実際の行動を見てみると新しい出会いが欲しかったり、意識の高い人同士で絡みたかったり、といった風に見受けられました。

結局のところ、 新しいコミュニティが欲しい といったところでしょうか。

ちなみにシュシュの場合は、ある日Twitterを見ていたら、就活垢の人がバズっていて、「おっ!就活のTwitter界隈があるのかあ」と興味を持ち、就活ブログを始めたのと同時にアカウントを作りました。

単純な興味関心と、ブログへの流入のためにTwitterアカウントを作りました。

自分や周りの人を見る感じ、就活用の情報収集だけを目的にしている人はあまりいませんでした。

「なんだ、それだったら身バレのリスクもあるし、やっぱ就活用にSNSアカウントを作るなんて、バカだなあ」 と思う人もいるでしょう。

しかし、就活用にTwitterアカウントを作って良かったことは確かにありました。

「プライドの高い人」は就活垢を作ったほうがいい!?

実際、就活垢でたくさん愚痴を言えたのは良かったことだと思います。

いきなり愚痴の話かよ、と思われるでしょうが、まあちょっと聞いてください。

自分の場合は就活に無関係なリアルな友達に直接就活の話をしたり、本垢で就活の話をしたりするのは、気恥ずかしさなどもあって嫌でした。

だって大学3年生の4月とかに就活やインターンの話をしたら、周りから 意識高いね~、もう就活? 焦ってんなあ って思われそうじゃないですか。

それにサマーインターンの時期にですら、就活の愚痴をTwitterで言ってたら、 お前、就活弱者かよ~ とか思われそうです。

プライドの高いシュシュにとってはそれは苦痛でした。

そしてシュシュと同じような人はたくさんいると思います。

実際に就活垢で愚痴を言ってみると、、、なんと!

バカにされたり見下されたりすることは皆無だっただけでなく、「だよね~」と共感の“いいね”とたくさんの「コメント」が来ました!

就活の愚痴も吐けるのに加えて、承認欲求も満たせるなんて、最高じゃないですか!

と、ここまでは半分冗談なんですけど。

実際、 就活垢は精神安定にはかなり役立ちました。

ぐちぐち自分で悩んで勝手に鬱状態になるよりかは、就活垢で不安や不満を共有したり、深い付き合いがないからこそ言える愚痴をオフ会などでさらけだしたほうが楽だと、就活を終えた今でも思います。

就活で精神が辛そうなリアル知り合いを何人も見てきた からこそ、精神安定剤としての就活垢の良さを実感しています。

しかし、「就活鬱」への特効薬になりうるからと言って、どんな人でも就活垢を作れとオススメしているわけではありません。

もちろん就活垢を作って良くないこともあったからです。

就活で不安いっぱいの学生を狙う“悪徳業者”も

Twitterは色々な使い方がありますが、多くの人は他の誰かとコミュニケーションすることを目的にしていると思います。

となると、就活垢でも、色々な人と関わることになります。

その中には 相性の悪い相手もいて、そういう人と関わることで辛い思いをしているのを何人も見てきました。

ここだけの話、自分の場合は、SNSからリアルの出会いにつなげたがるいわゆる“出会い厨”の多くと相性が悪く、実際に会って嫌だなあと思ったことが結構ありました。

しかもSNSのタチの悪いところは、 リアルと比べて悪口が言いやすかったり、すぐに拡散されやすかったり という特徴があることです。大したことないトラブルが、リアルな生活にまで影響してしまう面倒臭い事態を何件も見てきました(幸い、自分にはそういったことはありませんでしたが)。

いちおうフォローを入れておくと、SNSは、必ずしも悪いことをもたらすわけではありません。シュシュの場合は、一緒に海外旅行に行ったり相談をし合ったりできる素敵な人たちにも出会えました。

他に就活垢についての良くないことは、 就活で不安がっている学生がたくさんいるコミュニティということで、そこを食い物にしようとする企業さんの存在 です。

具体例を挙げるのは憚られますが、例えばフォロワーの多い就活垢を持つ学生をインターン生として雇い、その学生に会社側の意図通りの内容をツイートさせたり、自社サービスへ誘導する内容を発信させたりなんてこともあります(「ステルスマーケティング」といっていいでしょう)。

そういう“悪徳業者”に引っかかり、目の前のお金に釣られて、余計な精神的負担を強いられたり、就活が逆におろそかになってしまったりする人が実際にいたのは、あまり良くないなあと思いました。

ところで、「就活垢を作ると身バレして就活が不利になる~」と思っている人もいるかもしれませんが、就活垢自体はリスクではないと思います。

特定の企業名を出さない、特定の企業の悪口を言わない、人事が眉をひそめるようなことを投稿しない といった、当たり前のことを守るだけで、そうしたリスクは大幅に減るのでないでしょうか。

別に「お前は就活用にアカウントを作っているのか! 内定取り消し!」などという短絡的な判断は聞いたことがないですし、そんなことが起こる可能性は限りなくゼロに近いです。

それよりも、本垢で、未成年飲酒・喫煙など法令違反の内容を投稿したり、企業の悪口を書いたり、誰かを傷付けたりするようなことをしたら、内定取り消しです。

別に就活垢だからというのは関係ないのです。

身バレについても、 会社に提供している電話番号とかメールアドレスをアカウント作成時に使用しないようにしたり、自分の居場所が分かるような写真を無意味に投稿しないようにしたりすれば、そのリスクはそんなにない と思います。

新たな出会いやコミュニティが欲しい人は、ぜひ就活垢を

ところで、就活垢で情報収集をすることはできるのでしょうか?

実際に、エントリーの締め切りについての情報や、読んで参考になった記事や書籍などをシェアしてくれる人はいます。そういう意味での「情報収集」はできると思います。

しかし、内定獲得に必要なクリティカルな情報は、就活仲間やOB訪問でのオフラインで手に入るものなので、就活垢での情報収集に期待値を上げ過ぎてもがっかりするだけだと思います。

「広くて浅い情報が受動的に入ってくる」と考えるのがちょうどいいと思います。

もし就活垢を作るなら、個人的には、情報収集よりは新しい出会いやコミュニティが欲しいという人にオススメしたいと思っています!

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