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みなさん、どうもこんにちは! シュシュです。
今回は、 どこの業界や会社に行こうかな? と考えている人に向けた話題です。
シュシュは「給料いっぱい欲しい!」「出世したい!」という俗物人間なので、それを阻む壁である「上が詰まっている病」という話には結構敏感でしたし、次に就活する方へもぜひとも知っていてほしいと思っています。
今回は、「上が詰まっている病」って何? という話や、それを抱えている会社の見抜き方なんかをお伝えしていきます!
シュシュと同じような俗物人間の方にはぜひとも頭の片隅に置いておいてほしいですし、それ以上に「僕にはやりたいことがある!」というやる気に満ちた人も注意しておく必要があるのでは、と思います。
「上が詰まっている病」が生み出す耐えがたい苦痛
「上が詰まっている病」 とは、上のポジションが全て埋まっており出世することができないという、会社が持つ病気です。
しかもたちの悪いことに、自身のやる気や能力には関係ありません。
ビジネスモデルがそもそも上のポジションの人を必要としていなかったり、人事設計が人の多さに対応しきれていなかったりで、自分ではどうしようもありません。
繰り返しますが 「上が詰まっている病」が発生しているということは、出世ができないということです。
出世できないと、下働きから脱出できず いつまでも自分がやりたいことができなくなります。
これでは、「この業界・会社に入って、〇〇をするぞ!」と考えていた人、やる気に満ち溢れていた人はひどく裏切られた感じになるでしょう。
また、出世できないというのは賃金テーブルの上に行けないということなので、 給料も上がらないと いうことを意味します。
給料が上がらない。
これはシュシュのような俗物人間には大変な苦痛であります。
そして、上が詰まっている病というのは、社内にいる人間であれば目に見えているものであるため、仕事を始めてから やる気を失くす ことが容易に想像できます。
「あ~、どうせ出世できないんだろうな」って感じです。
つまり、 「上が詰まっている病」 に罹患している会社というのは、 実現したいことがある人、出世したい人、お給料を上げたい人にとっては避けるべき会社であるといえます。
「上が詰まっている病」の会社は、“軍隊”が利益を生んでいる
シュシュも就活の初めからこの「上が詰まっている病」を意識したわけではありません。
しかし、 とあるきっかけ で強く認識するようになりました。
それは、あるB〇G4外資系コンサルの面接でのことです。
その面接官は別のB〇G4から転職してきた方でした。
逆質問になったので、「なぜ転職したんですか?」と聞くと
「自分より上の年次の人が多すぎてマネージャーに全然なれなかったんだ、こっちの会社に来たらすぐにマネージャーになれた」とおっしゃられていました。
“実力主義”“up or out”という、優秀なら出世できるというイメージを持っていたシュシュにとって、 一部の外資系(総合)コンサルで上が詰まっているから出世できないという事実があること に驚きました。
つまり、「上が詰まっている病」を抱えていたということですね。
それから、逆質問やOB訪問で転職理由を聞くと、この「上が詰まっている病」を挙げている人が かなりの確率 でいました。
もちろん「上が詰まっている病」だけではなく、「金銭的理由」や「一身上の都合」などの複数の理由の中の1つではありましたが、それでもよく転職理由に挙げられていました。
エン・ジャパンの調査によると、退職した人の4割が 「評価・人事制度に納得できない」と答えていました。
全員が「上が詰まっている病」に不満を持っていたとはいいませんが、とはいえ 多くの人が「正当な評価を受けて出世をする」ということができていない ということがわかります。
また、ある方の〇〇Tの退職エントリーでも、退職理由に「上が詰まっている病」を挙げていました。
そもそも出世の枠がもうほぼ無いです。(中略)
皆、課長まではなって年収1000万以上もらえる、という状況では既になく、課長にならずに社会人人生を終える人も普通に見るようになりました。
悲しい現実です。。。
シュシュも自分が受けていた業界のことしかわかりませんが、こういう「上が詰まっている病」の会社は、だいたい「軍師※」ではなく、 「軍隊」が利益を生み出す装置になるビジネスモデルや事業を拡大していました。
※「軍師」「軍隊」については、「あのマッキンゼーが『関西』に拠点を開くワケ」という記事が詳しいです。
現在、IT(RPA)導入やシステム改良のコンサルビジネスを行う企業が増え、そのために 「軍隊」としてのプログラマー、コンサルタントが新卒から大量採用 されています。
採用した分、組織も拡大して「軍師」枠が増えれば「上が詰まること」はなかったのですが、「兵隊」としての事業なので「司令官」は少数で十分。
結果として、大量の兵隊が少数の「軍師」職を奪い合うことになるというわけです。
これはほんの一例で、業界や職種によって様々だと思います。
繰り返しますが、「上が詰まっている病」だと、自分のやりたいことができず、給料も上がらない、自分のブランドも上がらないということに苦しむ可能性があります。
もちろん別にそんな問題気にしない人にとってはどうでもいい話です。
しかし、シュシュは「自己実現」「経済力」「出世というブランド価値」を求めているため、「上が詰まっている病」に罹患した会社は避けたいと思いましたし、自分と同じような人もきっといるでしょう。
もちろん全ての会社が「上が詰まっている病」を抱えているわけではありません。
ということで新卒で「上が詰まっている病」を避けるために、「上が詰まっている病」にかかっていない会社を見抜く方法について次の節で解説していきます。
「上が詰まっている病」が“御社”にあるか見抜く方法
「上が詰まっている病」に罹患した会社かどうかを見抜くには、 オフライン情報を得る必要 があります。
とはいえ、シュシュの経験上、説明会や座談会では難しいです。
説明会で「“早くて”4~5年でマネージャーです」と言っていた会社でも、OB訪問で仲良くなった社員さんによくよく聞いてみると、「いやいや優秀でも10年は無理だよ」といわれたことがあります。
闇深い ですね。
また、説明会や座談会での学生側からの質問で「出世できますか~?」と聞いても、人事が睨みを聞かせているなかで、「上司の枠が埋まっていて、出世しない人周りにゴロゴロいるわ~ww」とかは言えません。
自分の経験上、やっぱり OB訪問が大事 だと思います。
シュシュは OB訪問で社員さんと仲良くなって、表向きには話しにくいことを聞き出していました。
みなさんも、OB訪問だけはぜひやってください。
あと、自分がOB訪問していない会社については、 「就活マフィア」などの就活仲間で情報共有 をしていくのがいいですね。
就活マフィアについては「あなたは知っているか? 外資系志望が集う『就活マフィア』の存在」を見てください!
OB訪問や「就活マフィア」を使ってオフライン情報を集めていくことが、「上が詰まっている病」を抱えている会社を見抜くことになりますし、選考対策にも生きてきます。
「優秀であっても物理的に出世できない」。“俗物人間”はご注意を!
ここまで「上が詰まっている病」について話してきましたが、最悪、転職してしまえばいいんじゃね? と思っている人もいるでしょう。
たしかにそれで対応可能だとは思いますが、シュシュは転職ありきで就職する会社を決めるのは嫌だなと考えていました。
自分が決めた会社で頑張りたいからです。
なので「上が詰まっている病」を抱えていない会社を選びたいと、就活中に考えていました。
「上が詰まっている病」を抱えている会社は上のポジションの枠が空いておらず、出世ができません。
優秀か優秀でないかは関係なく、人が多すぎて枠がないから物理的に出世が無理なのです。
出世したい人、出世してやりたいことがある人、出世してお給料いっぱいもらいたい人。
こんなシュシュと同じような俗物人間の方は、 「上が詰まっている病」に注意 した方がいいんじゃないかな、と思います!
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