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こんにちは。総合商社、デベロッパー、広告代理店から複数内定をいただいた慶應生の者です。
「総合商社」シリーズの第二弾は、 三井物産 です。「組織の三菱」と対比され、「人の三井」と称される三井物産。それは、単に社員が優しいという意味ではなく、一人ひとりが独立した「個」として尊重され、自らのアイデアと情熱で巨大なビジネスを動かすことが許容される、自由闊達な風土を指します。
今回は、そのDNAと事業戦略、そして早期内定のチャンスを秘めた選考フローを徹底解剖します。
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【総合商社選考対策②】三井物産・選考対策:複数内定者が語る「人の三井」の徹底解剖と戦略
【総合商社選考対策③】伊藤忠商事・選考対策:複数内定者が語る「非財閥の雄」の徹底解剖と戦略
【総合商社選考対策④】住友商事・選考対策:複数内定者が語る「堅実な挑戦者」の徹底解剖と戦略
【総合商社選考対策⑤】丸紅・選考対策:複数内定者が語る「機敏な挑戦者」の徹底解剖と戦略
【総合商社選考対策⑥】豊田通商・選考対策:複数内定者が語る「トヨタグループの頭脳」の徹底解剖と戦略
【総合商社選考対策⑦】双日・選考対策:複数内定者が語る「専門商社×総合商社」の徹底解剖と戦略
【総合商社選考対策⑧】兼松・選考対策:複数内定者が語る「130年続くベンチャー」の徹底解剖と戦略
企業分析:「チャレンジ精神」のイノベーター
三井物産を理解する上で重要なのは、彼らが安定に甘んじることなく、常に新しい価値創造に挑戦し続ける「イノベーター集団」であるという視点です。その挑戦的な姿勢は、以下の4つの側面から成り立っています。
①「非資源シフト」の事業モデル:M&Aを駆使したイノベーション
三井物産も鉄鉱石などの資源事業を伝統的な強みとしています。しかし、彼らの近年の大きな特徴は、資源価格の変動リスクを抑えるため、 非資源分野へ と、極めてアグレッシブに舵を切っている点です。
2023年度の連結純利益では、非資源分野の比率が70%を超えるに至りました。その代表例が、アジア最大の民間病院グループである IHHヘルスケア への出資です。これは、単なる投資に留まりません。三井物産は、病院経営に深く関与し、自社が持つグローバルな医療機器の調達網や、デジタル技術(DX)の知見を掛け合わせることで、アジア全体の医療水準を向上させるという、極めて社会貢献性の高い「価値創造」に挑んでいます。
また、食品・農業分野では、世界的な人口増加を背景に、種子の開発から、生産、加工、そして消費者の食卓に届くまで、サプライチェーン全体を最適化する取り組みを進めています。これもまた、M&Aを駆使して獲得した事業を、三井物産のアセットと組み合わせて価値を最大化する、彼ら得意の勝ちパターンです。
選考では、この「価値創造」の視点が重要です。「もしあなたが三井物産のリソースを使えるなら、どんな企業を買収し、どんな新しいビジネスを創出したいか」といった問いに対し、自分なりの仮説を語れると、高く評価されるでしょう。
②「人の三井」のDNA:個を尊重する、自由闊達なカルチャー
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