「コンサルっぽくない」と言われ続けてきた私がPwCの内定を獲得するまで

「コンサルっぽくない」と言われ続けてきた私がPwCの内定を獲得するまで

2025/03/04

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こんにちは。今回は、夏インターン経由でBIG4のPwCコンサルティンの内定を獲得した体験をお伝えできればと思います。

早速ですが、就活初期の私の志望業界はデベロッパー/商社業界で、全くもってコンサル業界ではありませんでした。というのも、自分自身論理的に考えることが苦手だという自覚があったし、周囲の友人からも、他業界で出会った就活生からも、「コンサルっぽくない」と言われていたからです。

この記事が「コンサルは難しそう、周りのレベル高そう、、」とコンサルに弱腰になっているかつての私のような就活生の背中を押す存在になればなと思います。

PwCコンサルティング夏インターン選考フロー

大3の夏に内定獲得

早速ですが、私はPwCコンサルティングの夏インターン(1day JOB)に参加し、大学3年生の9月に内定を頂きました。8月に内定を獲得するもう少し早いタームもあります。

選考フロー・開催された時期は以下の通りです。

①webテスト・ES(6月中旬)
②GD(グループディスカッション(6月中旬)
③一次面接(人物+ケース)(6月下旬)
④1day JOB(8月下旬)
⑤最終面接(人事面接 役員面接)(9月中旬)

それぞれの選考フローについて、意識していたこと、詳細など以下で取り上げていこうと思います。

webテスト・ES

PwCの選考は、 webテストが鍵 といっても過言ではないです。

種類はTGーwebで、かなりボーダーが高く、一度受けたwebテストの記録がPwCグループのどの職種の選考でも使い回されます。

周りの友人の中にはウェブテの点数が取れず、それ以降のPwCグループの選考全て通過出来ないと言っている人もいました。8~9割程度取れたら通過できるという体感です。

選考の時期も早いので早めに対策をして、しっかりと点数を取っておくこと第一関門突破のポイントです。

ESの関しては、「PwCコンサルティングの志望理由とビジネスコンサルタント職の志望理由を400文字以内で記入」というスタンダードなものです。

選考の中でESの提出はこの1回のみです。

つまり、最終の役員面接まで使われるので、 論理性を意識すること、一貫性を保つこと を意識するようにしました。特に、一貫性を保つという意味では、3ヶ月くらい先、自分が受けるかもしれない役員面接の時に詰められても答えられるような内容にしておくことをより意識していれば良かったなと思います。

GD(グループディスカッション)

PwCの選考全てに言える事ですが、特にGDで見られていると感じたのは 協調性、人柄 です。「こんな人と一緒に働きたいなと思わせる」を裏テーマにしていました。

PwCは「やさしいコンサル」とホームページ(以下HP)でもアピールしており、コンサルという冷たそうに見えるビジネスマンのイメージを払拭するような温かい社風です。

少し話は脱線しますが、企業のHPはその企業の社風がよく現れていて、HPから、 「どういう社員が働いていて、どういう新卒を求めているのか」 がよく分かります。体験談を読むことも大事ですが、選考前には「HPをしっかり見る」を意識して準備していました。

本題に戻ると、オンラインでのGDで、学生6人、社員1人で行われました。

私の時は、前日にテーマがメールで送られて来る形だったので、個人面接で聞かれたら、どんな風に展開していくだろうと準備していきました。(テーマに関して事前調べもしておくと良いと思います。)

以下はPwCに限らず、GDで意識していたことです。

- ここまでかと思うくらい大げさな相づち、反応
- 自分の意見や考えを述べた上で、「○○さんはどうですか?」
- 謙虚に、親しみやすい雰囲気を醸し出す
- 否定から入らない、一旦肯定
- しゃべりすぎない

私は性格として元々話すのが好きで、「かなり会話のテンポが早く、話しすぎてしまう」というフィードバックを就活はじめたての時にある企業の方からいただいていました。なので、あえて「話しすぎない、ワンテンポ置く」という事を意識していました。

色んな企業のGDを経験して 自分がどういうタイプなのか客観的に知っておくことがGD突破の鍵 だと思います。

一次面接(人物+ケース)

コンサル就活で避けられないのが「ケース面接」です。

面接官によっても多少差異があると思いますが、私の場合ははじめにお題を教えられて、1分ほど思考時間をもらった上で軽く発表。その後にディスカッションを行うというものでした。

PwCのケース面接突破のポイントは、 ディスカッションの中で柔軟な考え方や相手の意見を踏まえた上で論理を展開出来るか だと感じました。

はじめの思考時間で考えを展開する事はもちろん大事ですが、前提確認や思考の上での軸をしっかり置くことが大事です。

前提確認、軸がある事で、質問をされたり、少し意地悪な形で詰められたとしても「私は今回こういう軸で考えていたので、、、」を切り返せます。

また、ここでも重要視されていると思ったのが、 「人柄」 です。面接官の方の発言を一度素直に受け止めることが大事です。

ここで、自分の意見と違うと思えば、その後に自分の考えを主張しても良いと思います。ただ、この時も、「相手を負かす」というよりは「よりよい解決法を模索する仲間に話す」イメージで話していました。

1day JOB

PwCの選考において、1day JOBが最難関です。1day JOBの選考突破のコツは  “コミュニケーション力と持久力” 。内容は課題解決型のグループワークです。

4~6人の学生で午前2時間、午後3時間半程度の時間グループワークをして、最終的に発表します。耳にたこだとは思いますが、 人柄、親しみやすさ が重要視されていると感じました。

1dayJOBは言ってしまえば長丁場のGDです。かなりハードなので頭も身体も疲労がたまり、就活用に仕上げてきた学生の本性が良くも悪くも見えてきます。

時間に追われてイライラし始める学生、一定のパフォーマンスで皆を引っ張る学生、初めはあまり喋らなかったのにどんどん積極的になる学生など、GDでは見えなかった就活生それぞれの性質が出てくるな、と感じました。

そんな中で一日を通した長いグループワークでは、 コンサルに必要となる「一定したパフォーマンスと精神力・持久力」 を見ているなと感じました。

最後にグループについてくれていた社員さんからFBが貰えるのですが、非常に的確で、細かいところもよく見てるな、、と思いました。

同じグループの学生を敵と見るのではなく、 同じ目標に進む仲間と捉えて、積極的にコミュニケーションを取りに行く姿勢 が大事だと感じました。

最終面接(人事+役員)

役員面接では 「PwCの志望度の高さ」・「人柄」をいかにアピールできるか、 がポイントです。(人事面接は主に確認事項や、事務的な確認でした。)

今までの選考フローの中である程度、思考力・論理性・コミュニケーション・協調性などは見られているので、最後の確認といったニュアンスでしょう。

面接官によって内容は変わると思うのですが、「なぜコンサル業界なのか」「その中でもなぜPwCなのか」「自身のどういった経験でその価値観が生まれたのか」「周りかどういう人と言われるか」「何をするのが好きなのか」といった感じで、会話の中で人となりが見られました。

コンサルの最終面接で緊張していたのですが、面接官ではありながらも「一人のヒトとヒトの会話」と考えて素の自分を出せたのが良かったのかなと思っています。

私が、「どんな新卒を採用したいと考えていますか?」というニュアンスの質問を聞いたところ、役員の方はこんな風にも言っていました。

「あなたがバイトでどういう新人のバイトさんと働きたいなと思う?挨拶が出来て、ペンとメモを初日から持ってくるくらい真摯で、指摘に対しても素直に聞き入れてくれる、そんな人だよね。社会人でも、コンサルでもその根本は変わらないよ。」

この言葉を聞いて、これが一番シンプルで核心だなと思うと同時に、PwCが求めているはこれなんだなと思いました。(もちろん思考力・頭脳も大事ですが)

PwC選考のポイントまとめ

- 「人柄重視」「朗らかに」「親しみやすさ」
- そうはいってもあくまで自分を持つことを忘れずに。主張するときはちゃんとする
- 面接では「会話のキャッチボール」が出来るか
- 多様性を大事にする社風→グループワークでは相手を受容する姿勢

春~夏から動き出すのが吉

コンサルは他の業界よりもだいぶ選考時期が早いです。だからこそ、他業界を本命にしている人にコンサル就活をしてみるのをお勧めします。

就活はじめたてだから、失敗してもしょうがないと思えるし、上手くいったら自信につながります。逆に失敗から、得られることの方が大きいかもしれません。

大3の春から夏は本格的に就活がはじまっていないからこそ、時間も労力もさけるはずです。そしてその経験は少し先のあなたの就活を後押ししてくれるでしょう。この記事が少しでも、就活の不安解消に繋がってくれれば幸いです。応援しています!!

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