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こんにちは。五大商社、大手デベロッパー(MM)、大手広告代理店(電博)から内定を獲得した慶應生の者です。
今回は、就活相談の中でも「一見ちゃんと話せているのに、なぜか評価が伸びない」代表格である、自己PRの地雷を扱います。ガクチカはそれなりに語れる。志望動機も形にはなる。でも自己PRだけ、面接の空気が変わらない。深掘りされても盛り上がらない。面接が終わったあとに「手応えはないけど失敗もしてない」という、いちばん嫌な感触が残るやつです。
結論から言うと、自己PRが刺さらない原因は、長所が弱いからではありません。多くの場合、長所は悪くない。ただ、それが“説明”で終わっていて、面接官が一番知りたい「それ、仕事で再現できるの?」に答えていないのが問題です。自己PRは性格紹介ではなく、入社後のパフォーマンス予告なので、再現性がないと評価できません。
私自身も、最初はここで詰まりました。むしろガクチカより、自己PRの方が難しかったです。頑張った話は具体で語れるのに、「あなたの強みは?」と聞かれた瞬間に、抽象語しか出てこなくなる。今日はその沼から抜けた時の原体験と、実際に面接で刺さった/刺さらなかった場面を交えながら、自己PRを“通る形”に変える手順をまとめます。
第1回:第一志望が決まらない地雷
第2回:ガクチカが「頑張りました」地獄になる地雷
第3回:志望動機が「御社に惹かれました」で終わる地雷
▶ 第4回:自己PRが「長所説明」で終わる地雷(この記事)
第5回:面接の深掘りで矛盾が出る地雷
第6回:逆質問がナンセンスになる地雷
第7回:SPI/適性検査を舐めて落ち続ける地雷
第8回:グルディスで「良い人」で終わる地雷
第9回:OB訪問が雑談で終わる地雷
第10回:内定後に詰む(条件確認不足)の地雷
第11回:面接で話が長くなっちゃう地雷
第12回:就活NOTEの情報に踊らされる地雷
第13回:コンサル就活をしていたせいで日系でうまく行かない地雷
私が自己PRで最初にやらかした話 ─ 「いい人」で終わる感覚
就活の序盤、私は自己PRを舐めていました。ガクチカと志望動機さえ固めれば、自己PRは添え物で何とかなるだろうと思っていたからです。だから当時は「協調性があります」「粘り強いです」「主体性があります」みたいな、いわゆる就活語をきれいに並べていました。
面接でも同じで、「私の強みは協調性です。チームで意見をまとめて成果を出してきました」みたいなことを言っていました。嘘ではないし、経験も添えている。だから自分の中では、それなりに成立しているつもりでした。
でも、商社の面接で一度、空気が変わった瞬間がありました。面接官に「協調性って、具体的にどういう動き?」と聞かれて、私は一瞬止まりました。協調性を“性格”としてしか捉えていなかったので、「周りの意見を聞いて…」みたいな、さらに曖昧な説明しかできなかったんです。すると面接官が「それって、誰でもやるよね」と、悪気なく言ったんですよね。
その瞬間に理解しました。私が語っていたのは強みではなく、無害さでした。面接官の頭の中に残ったのは「感じの良い学生」くらいで、「一緒に働く絵」が出ていない。これが、自己PRが刺さらない時に起きていることだと思います。
自己PRが刺さらない人の共通点 ─ 強みが“状況依存”に見えている
その後も面接を重ねて気づいたのですが、自己PRが刺さらない時、面接官はだいたい同じ不安を持っています。それは「その強み、うちで本当に出る?」という不安です。
例えば「粘り強い」と言われても、何に対して粘るのかが分からないと評価できません。自分の好きなことなら誰でも粘れます。逆境でも粘れるのか、利害が割れた状況でも粘れるのか、期限が迫っても粘れるのか。ここが見えないと、強みが“気分次第”に見えます。
「主体性」も同じです。自分から動けますと言われても、何を見て、何を判断して、どこまで踏み込むのかが見えないと、ただの元気に見えます。
「協調性」も同じです。周りと仲良くできますと言われても、対立が起きた時に合意形成を取れるのか、それとも衝突を避けて空気を守るだけなのかで、仕事の価値は全然違います。
ここで私が作った結論は一つです。自己PRは長所の名前を言う場ではなく、長所が発動する条件を言う場だということです。これが言えた瞬間に、面接の会話が前に進みました。
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