【就活の地雷回避 第9回】OB訪問が雑談で終わる地雷 ─ いい話を“選考で使える武器”に変える、事実→解釈→仮説検証

【就活の地雷回避 第9回】OB訪問が雑談で終わる地雷 ─ いい話を“選考で使える武器”に変える、事実→解釈→仮説検証

2026/03/09

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こんにちは。五大商社、大手デベロッパー(MM)、大手広告代理店(電博)から内定を獲得した慶應生の者です。

今回は、相談でもかなり多い「OB訪問が一応うまくいったのに、ESにも面接にも一切活きない」問題を扱います。話は盛り上がった。人も良かった。貴重な話も聞けた気がする。なのに、帰り道でノートを見返すと、書いてあるのは感想だけで、志望動機の文章が1ミリも前に進んでいない。これが“雑談で終わる地雷”です。

結論から言うと、OB訪問が雑談で終わる原因は、コミュ力不足ではありません。聞き方が悪いわけでもない。問題は、OB訪問を「情報収集イベント」だと思っていて、選考で使える形に変換する工程が抜けていることです。OB訪問は、話を聞いた瞬間に価値が生まれるのではなく、聞いた話を材料にして、自分の仮説を更新した時に初めて価値になります。

私も就活の序盤は、OB訪問で同じ失敗をしました。いい話を聞いたはずなのに、志望動機が強くならない。面接で「結局、何が刺さったの?」と聞かれて答えられない。そこから、OB訪問の設計を「事実→解釈→仮説検証」の3段に固定し、最後に“文章に落とす”工程までセットにしました。これをやってから、OB訪問が一気に武器になりました。

今日は、その手順をそのまま渡します。質問集を増やす話ではなく、質問の順番と、ログの使い方の話です。

私が「OB訪問してるのに弱い」をやらかした話

就活を始めた頃、私はOB訪問を“やってる感が出る行動”として捉えていました。話せば刺激になるし、内情も聞けるし、何より不安が減る。だから会う人数だけ増えていく。でも、ある時点から違和感が出ました。

面接で「OB訪問はしましたか?」と聞かれて「しました」と答えられるのに、その後の「何が学びでしたか?」「何が決め手でしたか?」で詰まるんです。良いことはたくさん聞いた。でも、それが自分の判断にどう影響したかを言語化できない。結果として、志望動機が“社員が良かった”で止まる。これだと選考で強くならない。

そこで気づいたのは、OB訪問は“聞いた事実”ではなく、“自分が更新した仮説”が評価されるということです。面接官が知りたいのは「うちの社員が良かった」ではなく、「その話を踏まえて君は何を選び、何を捨て、どう働くつもりか」です。

OB訪問が雑談になる原因 ─ 質問が「感想回収」になっている

雑談になるOB訪問は、質問がだいたいこうなります。

  • 仕事は楽しいですか。
  • やりがいは何ですか。
  • 大変なことは何ですか。
  • 社風はどんな感じですか。
  • どんな人が多いですか。

悪い質問ではありません。でも、これを聞いても志望動機は強くなりにくいです。理由は、答えが抽象になりやすいからです。抽象のままだと、ESに落ちません。面接の深掘りにも耐えません。結果として、ただの「いい話聞けました」で終わります。

だから私は、OB訪問を3段に分けました。事実→解釈→仮説検証です。これを順番どおりに聞くと、雑談になりません。

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