インターンで爪痕を残すための戦略|日系大手2社で最高評価を獲得した理系院生が実践したこと

インターンで爪痕を残すための戦略|日系大手2社で最高評価を獲得した理系院生が実践したこと

2025/06/15

会員登録すると
このコラムを保存して、いつでも見返せます

eyecatch

こんにちは!私は理系院生で、 日系大手企業 のサマーインターンに参加しました。そのうち2社で最高評価をいただき、本選考を有利に進めることができました。今回は、私のインターン体験談を通じて、インターンで爪痕を残し、優遇を得るためのtipsを紹介します。
インターンに合格するためのノウハウではなく、参加後の優遇を勝ちとるために行ったことをお伝えできればと思います。

日系大手のインターン優遇とは?

私が優遇をいただいた企業2社のインターンの概要と、優遇について説明します。

A社(5daysインターン)

業界内最大手の企業。参加学生は20名ほどで、4名1組のグループに分かれます。

参加者は旧帝と早慶の学生で占められており、半数以上が理系院生でした。

1日目は企業説明と配属先の部署の説明。2~4日目はグループワーク。5日目に発表を行い、優勝/準優勝が決まりました。(私のチームは準優勝でした)

参加者20名のうちで優遇のレベルが3段階あり、私を含む2、3名が最高評価をもらいました。それらの学生は参加後、本選考の最終面接に案内され、そこで内々定が出ます。

B社(5daysインターン)

業界内2番手の企業。参加学生は30名ほどで、3~4名1組のグループに分かれます。

参加者は旧帝の理系院生がほとんどで、1名のみ文系の学部生の方がいらっしゃいました。

こちらも1日目は1日目は企業説明と配属先の部署の説明。2~4日目はグループワークと最後にプレゼン。5日目にも発表を行いました。

1グループにつき1名が本選考での優遇をもらいます。1人ずつリクルータがつき、限定のOB訪問や面接練習、ES添削などをしていただきました。

以上のように、厳しい選考を勝ち抜いてインターンに参加できたとしても、本選考で有利になるのは参加者のうち一握りな場合が多いです。

さらに参加者は全員選考を勝ち抜いた猛者達なので、その中で爪痕を残すのは容易ではありません。

読者の皆様が努力して得たインターン参加のチケットを最大限活用していただくために、私がインターンで爪痕を残すためにやって良かったことをいくつかご紹介します。


インターンで爪痕を残すための3つの戦略

1.積極性を見せる

言わずもがなですが積極性が一番重要です。インターン中は積極的な後輩社員のつもりで社員の方々に接していました。

具体的には、「質問を求められた場合は真っ先に挙手し質の高い質問をする」、「グループワークの中でやりすぎなくらいリーダーシップをとる」、「グループの士気を高める」などを行っていました。

たとえば、議論が煮詰まっていたときに「今の論点を一度整理してみない?」と提案し、ホワイトボードで課題・仮説・ネクストアクションを図解しました。このように、ただ発言数を増やすだけでなく、 議論の質や方向性に貢献する“建設的な積極性”が特に評価される と感じました。もちろん、空気を読まずに一人で突っ走るような姿勢は逆効果になりかねません。あくまで“ チームのために動く姿勢 ”を見せることが重要です。

私はリーダー役が一番やりやすかったのでリーダーシップをとっていましたが、リーダーが最も評価される、ということはありません。

自分に合った役割で積極性を見せることができれば、社員の方はきちんと評価してくれると思います。

2.論理性を見せる

日系企業では人柄が見られていると思われがちですが、人柄だけでは評価されません。1の積極性を示しつつ、グループワークやプレゼン資料作りでは俯瞰して論理の飛躍や抜け漏れを指摘しましょう。

特に役立ったのは、基本フレームワークに加え、 構造的に思考する癖 をつけたことです。アイデアを出す段階でも「顧客・競合・自社」の視点を意識するだけで、プレゼン全体の説得力が段違いに上がりました。

逆に、思いついたアイデアをそのまま形にしてしまい、後から「それって誰が嬉しいの?」と根本的なツッコミを受けてしまうグループもありました。論理性の欠如は、どんなに見栄えのいいアイデアでも評価を下げる原因になります。

論理性を見せる具体的な方法がわからない、という方は一度コンサルティングファームやシンクタンクのインターンに参加することをお勧めします。

私は本命企業のインターンの前にコンサルティングファーム1社、シンクタンク1社のインターンに参加しました。周りはコンサル志望の優秀な学生ばかりで刺激になり、有用なフレームワークやロジックの組み立て方などを学ぶことができました。

この経験はコンサルティングファーム以外の企業のインターンでも大いに活きたので、可能であれば一度はコンサルティングファームのインターンに参加し、使えそうなテクニックを吸収しておくことをお勧めします。

3.見やすくキャッチーなスライドを心がける

インターンではスライドを作ってグループワークの成果を発表することがほとんどです。ここでは堅苦しく情報量が多いものよりもキャッチーで親しみやすいスライドの方が評価されます。

私はある新規事業・新規サービスを考案する、というワークのプレゼンでそのサービスのイメージ画像とロゴを生成AIで作成し、発表しました。

素晴らしいアイデアを考案しても、伝わらなければ意味がありません。「 1スライド・1メッセージ 」を意識し、みやすいスライドを心がけましょう。

まとめ

インターンは、選ばれた時点でゴールではなく、むしろスタートです。周囲は全員、努力して勝ち上がってきたライバルたち。そんな環境で結果を出すには、“受け身”ではなく“ 仕掛けにいく姿勢 ”が不可欠です。

どれだけ緊張していても、自分にできる工夫は必ずあります。この記事が、インターンを単なる経験で終わらせず、本選考に繋げる一助になれば幸いです。

理系院生向けのその他コラムはこちら

「外資就活ドットコム」で早期就活の情報をチェック

「外資就活ドットコム」は外資・日系双方の選考対策に役立つ就職活動サイトです。無料で会員登録できますのでぜひご活用ください。

  • 外資・日系企業の企業ページで企業研究を進め、毎日更新される募集情報をチェックできる(限定募集情報や特別なイベントも多数あります)
  • インターンや本選考ごとに、先輩就活生のES・選考体験記を読み、最新の情報で具体的な選考対策ができる
  • 就活に役立つ選考情報コラムのほか、5年先・10年先のキャリアプランニングに役立つ記事など、あらゆる局面で役立つコラムを多数掲載

新規会員登録はこちら

会員登録すると
このコラムを保存して
いつでも見返せます

トップ企業内定者が利用する外資就活ドットコム

会員限定コンテンツ多数!