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最終面接ではマッチングが鍵
最終面接まで順調に進んだけれど最後の最後で不採用になった という声をよく耳にします。その原因として、最終面接とそれ以外で面接官の立場が異なること、さらに面接官が学生を見る際に重視するポイントも変化するということが考えられます。
選考の序盤で実施される面接では、その学生が企業に合っているか(マッチング)も大切ですが、どちらかというと第一印象やコミュニケーション能力、論理的思考力など、その会社で働くうえでの基本となる部分を見ている場合が多いです。「なかなか頭が良さそうだな」「なんとなく一緒に働きたいな」と思わせることができれば通過は難しくないでしょう。
一方で最終面接というのは、その人を採用するか否かの判断を下す場です。選考フローにおいて最も重要であるといっても過言ではないため、 企業と学生とのマッチングが面接突破の鍵となります。 せっかく厳しい選考を勝ち抜いてきたのですから、ぜひ内定を得たいところですよね。
本コラムでは面接全般、特に最終面接において、話の内容を無理に誇張したり嘘をついたりせず、本音で面接に臨むことのメリットについてお伝えしたいと思います。
面接で本音で答えるメリット3つ
就活中の皆さんであれば、当サイトに限らずあらゆる場所で、耳にタコができるほど「ありのままの自分を見せるのが1番!」という話を聞いてきていることだと思います。
では、「本音で聞かれたことに答える」ことには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。以下、順番に説明していきたいと思います。
1.自信に満ちた魅力的な人物に見える
まず、 どんなに掘り下げられても動じずに回答できる ことが挙げられます。
話を少しでも誇張してしまったりすると、面接官と会話をする際にどうしても辻褄が合わなくなってきます。そうなると「まずい……」という焦る気持ちが相手にも伝わってしまい、自信が無さそうだという印象を与えかねません。
誇張・捏造をするのであれば、事前によほど緻密に妄想し細部まで完璧に作り上げておく必要があります。(おそらく、作り話で内定を貰ったという人はここの作業にぬかりがないはずです。)
しかし、これは非常に骨の折れる作業です。そのような時間があるのなら、正直にありのままの自分を堂々とアピールする方法を考える方が効率的でしょう。
2.ご縁がなかったとしても納得できる
面接では全て本音で話したが、残念ながらご縁がなかった、という場合も時にはあります。
これがもし嘘をついていたり、本来の自分とは違う姿を見せたりしていた面接で不採用と言われた場合には、 そもそも「何がいけなかったのか」を明らかにするのが困難になります 。嘘のエピソードや志望動機が悪かったのか、自分の話し方が悪かったのか、ひょっとして本音で話していれば採用されたんじゃないか……などと悩むことでしょう。
数回の面接を突破して終盤の選考まで進んできたということは、それなりのポテンシャルを持っていると判断されているわけですから、自信を持って自分の考えを面接官に伝えていくべきです。
その結果として、万が一ご縁がなかったとしても「あの会社には自分は合わなかっただけだ」と納得することができ、過度に悩み落ち込む必要もありません。
3.企業とのマッチングがうまくいく
嘘偽りなく自分の考え・気持ちを面接で伝えることで、自分も入社したいし企業側も自分を欲してくれるという、相思相愛の就職ができる可能性も高まります。
本音で話した上で不採用になった場合は「会社が自分に合わなかっただけ」と納得できると上述しましたが、その逆も然りです。ありのままの自分を面接でアピールし、結果として内定をいただけるのであればこんなに良い結果はありません。
就活で行き詰まってしまった時は、「自分はダメな人間だから内定を貰えないのではないか」とネガティブな考えに陥りがちですが、いくら優秀な人であっても企業とのマッチングがうまくいかなければ、内定を貰うのは困難です。企業も高いコストを費やして採用していますから、「この学生はうちには合わないな、すぐ辞めてしまいそうだな」と感じる学生は採りたくないでしょう。
グループディスカッションや1次面接は通過するのに終盤になるとうまくいかないと感じる方は、このマッチングがうまくいっていない可能性が高いです。
自分はどういう人間なのか、何がやりたいか、今後どうしていきたいのかを再考し、今まで志望していなかった業界や職種も視野に入れてみると、今まで気付かなかった「自分に合った就職先」に出会えるかもしれません。
本音を曝け出しすぎるのは注意
ここまでで、本音で答えるメリットについて話しましたが、何でも本音を言えばいいというわけではありません。「えっ、じゃあ結局どうすればいいの?」と思う学生もいるかと思います。
これは、 言う必要の無い本音をさらけ出す必要はない ということです。これまでにやってきたことや、そこまでの自分の考え、そこから生まれる志望動機などは本音で話す必要があります。しかし、例えば「ワークライフバランスが」、「給与が」などといった本音を言う必要はないです。そこは、自分の中にある本音としてしまっておくべきです。また、企業について調べて出てきたその企業の課題などをストレートに話すことも気をつけましょう、いくら入念に調べた上で話す本音でも社員の方が不快に思ってしまう可能性もあるため、伝え方を気をつけましょう。
等身大の自分を上手くアピールするには
特に外資系企業ではTalk Straight(上司・部下にかかわらず自分の意見をはっきり述べること)を求められることが多いため、かしこまって当たり障りのない話をする人よりも、自分の考えを率直に伝えられる人材を欲しがる傾向にあるようです。
しかし、「正直に話すにしても、自分にアピールできるポイントが無い場合はどうすれば?」とお考えの方も多いのではないでしょうか。深く考えれば色々なアピールポイントが出てくる場合も多いのですが、それでも何も出てこないというのであれば「何故アピールできないのか」をとことん考えてみるのも1つのやり方ではないかと思います。
例えば、
→「それは何故?どうすれば経験できたのか?」
・「周りの人が優秀で遅れを感じてしまう」
→「何故遅れを感じるのか?差を埋めるため今後はどうしていきたいか?」
という具合に「今の自分はこうだが、これからはこんな風に行動し、こんな自分になっていきたい」と明確に語れれば、非常にやる気に満ちた自己PRになるでしょう。
自己PRのつくり方・伝え方に関しては、以下のコラムもぜひ参考にしてください。
面接に通る自己PRをつくる・伝えるための3つのポイント
最終面接では質問に本音で答えよう
ここまで「本音で話す」メリットについて述べてきましたが、これは決して「嘘はいけない」というような綺麗事ではありません。
内定や入社はあくまでキャリアのスタートに過ぎません。限られた選考の場で自分を偽ることで、就活という「その場限り」では成功したとしても「やっぱり自分とは合わない」「やりたいことが出来ない」と不満やストレスが溜まり、企業・自分自身双方に良くない結果となってしまうでしょう。
企業との相性をよく見極め、等身大の自分で選考に挑みましょう。
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