伊藤忠商事 冬インターン 新規事業GD 完全攻略【全7回】──90分で事業の輪郭を描く7つの論点

伊藤忠商事 冬インターン 新規事業GD 完全攻略【全7回】──90分で事業の輪郭を描く7つの論点

2026/05/27

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90分で新規事業を一本立案せよ 」——伊藤忠商事の冬インターンで実際に出題されるGDワークのリアルです。昨年度(25卒選考)は7つのカンパニー・計12のケースが連続して与えられ、参加者は一つひとつに対し短時間で事業案をまとめ上げる必要がありました。

本シリーズは、その本番をくぐり抜けて内定を獲得した26卒寄稿者が、 「90分で事業の輪郭を描く7つの論点」 として技法を体系化したものです。商社GDだけでなく、コンサル・事業企画系インターンや、入社後の新規事業立案でも応用が利く実戦フレームを、再現可能な形で共有します。


寄稿者プロフィール

匿名(26卒・理学系/伊藤忠商事 冬インターン参加・内定)

専攻は経済物理。理系バックグラウンドからビジネス職を志望し、5大商社全社(三井物産・伊藤忠・住友・丸紅・豊田通商)他、複数社から内定取得。「90分という極限の時間制約こそ思考の本質を炙り出す」というのが本連載の核となる思想です。


連載目次

第1回:「伊藤忠らしさ」と90分ワークの設計思想

伊藤忠の競争優位「 実需×スピード 」の正体と、なぜ90分という時間制約で事業の輪郭を描き切るのか。7つの論点の全体像と、各論点に流れる「迷いを削る」という設計思想を解説。

第2回:顧客/用途の固定 — 誰のどのKPIを1文で言い切る

業種×部門×地域×企業規模の 4軸で顧客を絞る 技法と、その担当者が組織内で評価される主KPI/従KPIを数値で特定する方法。「全国5工場の加工食品メーカーの需給計画担当者」レベルまで絞り込む実例も。

第3回:課題/不足の構造化 — 6バケットで主因を選ぶ

量・質・確実性・経済性・準拠性・情報 」の6分類で課題を網羅的に整理し、KPI悪化の主因を2つに絞り込む診断法。平均値ではなくp95(95パーセンタイル)やMAD(平均絶対偏差)で測る理由も解説。

第4回:現行代替の解剖 — 乗り換え障壁を5類型で突破

顧客が現状を選ぶ合理的理由を尊重しつつ、 5つの障壁(関係資本・契約・金融・オペレーション・切替リスク) を構造的に把握。段階的信頼構築・契約満了タイミング提案・パイロット取引などの突破策をパターン化。

第5回:提案の核 — 勝ち筋を一本化する戦略的選択

確実性×コスト / 確実性×スピード / 確実性×準拠性 / 純粋な確実性 の4類型から勝ち筋を選ぶ。15字キャッチ+競争原理+SLAという3点セットで、抽象的な価値提案を顧客が評価できる形に変換する。

第6回:商流設計 — 仕入→物流→販売のリスク分担

モノ・リスク・お金の 3つの流れを統合的に設計 する。インコタームズ(FOB/CIF/DDP)の選び方、VMI・コンサインメントの違い、複数拠点在庫の効果を実例とともに。商流図1枚に落とし込むのが目標。

第7回:収益モデル+規制/リスク — 粗利源泉と検証アクション

スプレッド/回転/容量価値/付帯価値 の4源泉から収益モデルを設計し、単価式・粗利式を一行で表現する。最後に規制・Top3リスク・翌日アクション3件で締める90分ワーク全体の総括回。


このシリーズの読み方

初参加者は第1回から順番に。各論点が次の論点の前提になっているため、飛ばすと理解が崩れます。

GD経験者は第3回・第5回を重点的に。多くの参加者が躓くのは「課題を構造化できない」「勝ち筋を一本化できない」の2点。ここに苦手意識があるなら、まずそこから読むのも有効です。

本番では各回末尾の3点チェックリストを併用。時計を見ながら各論点の到達点を確認すれば、90分以内に骨格を描き切れます。

商社の選考、特にインターンGDでは「壮大なアイデア」よりも「論理の飛躍なく事業を組み立てる型」が問われます。この連載が、その型を体得する一助になれば幸いです。


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