「なるべく早く!大2のうちに始めよう」PwC内定の私がコンサル就活の心理的障壁を超え、“就活力”を鍛えた話

「なるべく早く!大2のうちに始めよう」PwC内定の私がコンサル就活の心理的障壁を超え、“就活力”を鍛えた話

2025/03/21

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こんにちは。私は26卒として就活に挑み、コンサルティング業界の内定を獲得した上で他業界の内定を獲得しました。今回は、そもそも、就活に対して、不安を覚えている、コンサル就活をするかどうか迷っている、また、コンサル就活は敷居が高いと感じている就活生に向けて私の体験談、感じたことをお伝えできればなと思います。

〈著者プロフィール〉
早慶文系学部所属女子大生。準体育会に所属。ガクチカはアルバイト(飲食店のホール)。長期インターン経験なし。
コンサルティング業界とデベロッパー業界を中心に就活。
コンサル会社と財閥系デベロッパーの内定を獲得。

コンサル就活に足がすくんだ就活当初

私は、元々コンサル志望ではありませんでした。就活当初は、商社業界・デベロッパー業界に興味がありました。私がコンサル業界をあまり見ていなかった理由は勝手なイメージ、憶測、偏見なのですが……(笑)コンサル志望者は意識高い系&ハイスぺと思い込んでいたし、何より自分自身論理的に考えることに対して苦手意識を持っていたからです。

ただ、この就活早期化が進む現代で特に選考開始が早いのがコンサル業界。 「就活って何だろう、何をすればいいんだろう、、。」 と右も左もわからなかった就活開始当時、「受からなくても、無理でもいいや」のスタンスで他業界への練習のつもりで勇気を出してコンサル就活を始めました。

私はコンサル就活の結果、PwCコンサルティングの内定を獲得し、PwCアドバイザリーでは最終面接まで進みました。今振り返ると、 コンサル就活をしたから就活力が鍛えられ、志望業界の内定を獲得することができたのだ と考えていています。

コンサルは「春・夏」から動き出すのが吉

まずは、私の就活の開始周辺の流れをお伝えします。

◆大2の3月(就活開始)
就活サイトに登録+3月末に開催されていた対面就活イベントに参加

◆大3の4月
ゼミ+新学期でバタバタ
初めての面接を受ける
グループディスカッション、面接の練習としてコンサル・ベンチャーを受け始める

◆大3の5月
グループディスカッション、面接の練習としてコンサル・ベンチャーを受け始める
コンサルのES・テスト提出

◆大3の6~7月
他業界も含めサマーインターン選考が本格的に始まる

◆大3の8月
サマーインターン参加

私の 就活開始時期は大2の春休み です。

この時期に対して皆さんは早いと感じるでしょうか。遅いと感じるでしょうか。所属する大学やコミュニティによっても、就活感度は様々だと思いますが、自分の周りではごく少数が始めだしたくらいの感覚でした。

私がこの時期に始めた理由は、当時バイト先と大学が同じ先輩(大4)に就活のアドバイスをもらったときに、「大3が始まる少し前から始めたよ」と教えてもらったからです。かなり安直な理由ですが、「属性が同じ先人の知恵は生かすべし!」と思っていたので、素直に言うことを聞きました(笑)

結果、この時期に始めるのが自分としてはベストだったなと思っています。なぜなら、2~3月の春休みはまとまった時間が取りやすいのと、4月は新学期の履修調整や、ゼミがスタートし忙しない日々が続き、就活を始めるメンタルも時間もなかったように感じます。何よりもとりあえず手探りで始めたことで、「就活やらなきゃ、、始めなきゃ、、、」という精神的ストレスが軽減されたし、他の学生より駆け出しが早いという精神的余裕と自身が付きました。

コンサル就活から学ぶ、就活の戦い方

この時期にコンサル就活に触れることで、他業界でも使える就活のスキルを養えることが出来たと思っています。

具体的には以下です。

- 就活初心者でも要領を掴みながら就活の進み方を学べる
- 意識高い系と交わり感化される
- 同業界の類似した業務を行う企業側の中で、いかに志望企業の特徴を掴み、志望度を高く見せるかという方法や表現を学ぶことができる

この大学3年生が始まるかそうでないかの時期は、就活をやっている人の数がそもそも少ないのです。早めに対策して選考を進めることで、本選考だったら難しいであろう所に受かるなんていう、穴場にハマることもあると思います。

私が実践していた情報収集方法

①友達、就活同期からの情報網をフル活用。就活は団体戦!もらった分はgiveする精神

皆さんは、「就活するためには上手くいくためには、就活コミュニティに入る必要がある」このように考えているんじゃないでしょうか。 私は必ずしも就活コミュニティに所属する必要はないと思います。

私は就活コミュニティに所属しませんでした。私は準体育会とゼミに所属していたので、そのコミュニティで十分だと思い、就活コミュニティ・Xでのコミュニティなどは使いませんでした。私の所属するコミュニティでは、それぞれ面接時の記録やスケジュールなどを共有し合い、情報交換していました。また、コンサル就活をガチでやっている友人もいたので、その友人に色々教えてもらっていました。

まとめると、自身の交友関係に合わせて、就活用コミュニティに所属するか否か見極める必要があるということです。ただ、同期の新鮮な情報はとても大事なので、 就活を一緒に進める仲間はいた方が絶対にいい と思います。どんな情報も知らないより知ってる方がいいに決まってます!笑

②体験談を読み込む!先人の知恵は何よりも大切な就活の道しるべ

私は就活のあらゆる過程(ES作成時・グルディス準備・面接対策)において、この作業を何より大切にしていました。受ける企業があったら、実際に受けた、受かった先輩の話を聞くのが一番だと思ったからです。

選考に一番大事なのは入念な対策だと思っています。グルディスや面接などは絶対に焦りや緊張で普段の7〜8割の実力しか出せないと思っていたので、「どういう手順で選考が進むのか」「着眼点はどこそうなのか」など、事前に調べられる情報はできるだけ調べて不安要素を解消していました。

③その企業HP、YouTubeで企業動画や選考動画を見る

志望先の企業が発信している情報は、就活を進める上でヒントの宝庫です!どんな人が働いているのか、企業自体どんな所を目指しているのか、どんな人を採用したいと思っているのか、など、人事や上層部の想いが溢れています。

私はよく使われてる表現を抜き取って、面接やESで使ってみたり、字体やホームページの雰囲気(カクカクしてる、ポップ、柔らかそうなど)からも企業の特性を読み取っていました(笑)。こういったことでも、その会社のカラーを知るには大いに役立つので、ぜひ参考にしてみてください。

他業界にも活きるのが「コンサル就活」

結論から先に言うと、コンサル就活は他業界に活きまくります!

コンサル就活は早めに動くと4~6月。コンサル就活では、コンサル特有のケース面接だけではなく、通常の人物面接の会話の中でも ”論理立てて話す” が特に重要視されるため、自然と論理性が鍛えられます。就活初期にあえて、少しタフなコンサル就活を経験しておくことで、面接や選考過程に慣れることが出来ました。

ビビらせるわけではないですが、時には少し踏み入った質問や詰められることもあったので、他の業界の面接が優しく感じました(笑)。大体の夏インターンは5~7月に選考を行います。 どの業界でも「わかりやすく、論理的に、ハキハキと」は選考通過の定石 です。私はコンサル就活を経て、自然と志望動機や過去の自分についても論理性と一貫性を持って話せるようになったと感じています。

面接対策

ここでは、私がよく実践していた面接対策法をお伝えしようと思います。まずは 企業研究

上記で述べたように、就活サイトの体験談と企業ホームページをよく読み込みます。それらを踏まえた上で、 面接がはじまる1時間前くらいは落書き帳に志望動機、過去/未来の自分についてひたすらブレインストーミング。 この流れで話そう、ここでこういう質問が来そう、このキーワードがきたらこの話しよう、、など作戦を練っていました。

この準備を踏まえた上で本番なのですが、あくまで面接中は準備してきた頭を一旦リセットして、 「会話」 を意識していました。不安に思うかもしれませんが、一番大事なのは面接時に 「コミュニケーション力がある」 と思ってもらうことです。用意周到すぎて、ガチガチになってしまうのではなく、会話の中でキーワードを元に自分の伝えたいことに紐付けるイメージで面接に臨んでいました。

そんなことできないよと思うかもしれませんが、コンサル就活を経験すると、「コンサル就活の時に経験したし」と自信をもてるようになりました。肝が据わった気がします。(笑)

まとめ コンサル就活にトライした感想

私はかつて、「コンサルは、頭がキレる人・話が上手い人が多い」「怖い」「そんな畑には入れない、戦えない」と、自分には無理だと決めつけていました。ダメ元で挑んだコンサル就活を経て思う事は、 「やってみるまで怖いけど、やってみたら案外なんとかなる」 という事です。

コンサルは他の難関業界の企業と比べて、採用数が多いです。中には、賢くて、怖そうな人もいるかもしれませんが、母数が大きければ色んな人がいます。インターンで、賢そうで、びびっていた学生も話してみたら、結構話しやすいなと思うことも多かったです。実際に社員さんと話してみても、同じ事を感じました。それこそ、「百聞一見にしかず」ですね(笑)

また私は、 コンサルは将来明確にやりたいことがない人にこそおすすめな穴場業界かも 、、と思っています。コンサルは「企業が頼る何でも屋」だなと感じました。それこそ、1つの業界にとどまらず、多様な業界、職種と関わる可能性のある仕事です。就活をはじめる前は、「コンサルって結局何をやっているのか分からない」と感じていました。実際、内定を獲得した今でも、他人に「コンサルって何?」って聞かれて、正直正確に答えられない自分がいます。そんな曖昧で汎用性が高くて、色んな企業に頼りにされるのがコンサルです。だからこそ、夏の業界を絞れていない時期にコンサル業界を見ることで、「コンサル面白いな」って思ったり、「自分はこの業界に携わりたいんだ」と思わぬ自己分析になるかもしれません。

私は、コンサル就活をしてみて良かったと思っています。コンサル就活を経たからこそ、納得した就活を出来たと感じています。この記事を通して、就職活動やコンサル業界について「よく知らないから不安…」「怖くて踏み出せない…」と感じている就活生に、はじめの一歩を踏み出すきっかけを提供できれば幸いです。

心から、皆さんが納得して就活を終えられるように応援しています!!

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