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実体験を元にしたコンサル1年目の悩み
はじめまして。2012年に某理系大学院を卒業し、現在某コンサルティングファームで働いています。コンサルタントはとても刺激的な仕事で、ファーストキャリアとした自分の選択は間違っていなかったと感じています。
コンサルタントは一般に「高給」「成長の速さ」「グローバルでの活躍」等々ポジティブなイメージが多い職種です。しかし、前提として乗り越えなければならない様々な壁があります。特に「新卒でコンサルはやめとけ」と言われることもあるくらい、決して生ぬるい業界ではありません。
振り返ってみると、コンサルタントになってからの1年間は辛いこともかなり多かったです。 1年目ではありますが、耐えきれず辞めていってしまった同僚も多々います。
コンサルはやめておいた方がいいと言われる理由はどこにあるのか ― 本コラムでは、自分の一年目の実体験をベースにコンサルのリアルな姿を書いていきます。
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コンサルできつかったこと①:周囲との実力差
キャッチアップがとにかく大変だった
まず実際に働いてみて感じたのは、先輩や同期との実力差です。皆、まったく未経験の分野でも数時間でキャッチアップし、クライアントと対等な議論をしています。 要領が悪く、ゆっくりじっくり考えていくタイプの自分にとっては、これは大きな衝撃でした。
仕事は財務分析や事業デューデリジェンス、エクセルマクロやパワーポイントでの資料作成、ヒアリングスキルや語学力、クライアントとのネゴシエーション等、要求されるスキルは多岐にわたります。上司や先輩に聞こうにも、彼らも大量の仕事を抱えていますから、じっくり教えてもらえることなどほとんどありません。
私は最初のプロジェクトに入った当初、自分へのタスクの大きさに戸惑い、「いや、こんなの無理に決まってるだろ」と考えた結果、キャッチアップに失敗しました。しかし、2つ上の先輩や年下の同期はそれらのスキルをかなり高いレベルで習得し、活躍していました。
「めんどくせーなー。こんなのわかんねーよ。早く休んで遊びたい。。」等々ぼやきつつも、サクサクキャッチアップしていく姿は圧巻でした。
自分のバリューを見つけることが大切
私もその姿を間近で見て、土日フルで使ってキャッチアップを試みたものの、生来の要領の悪さがたたり、仕事で使えるレベルにはまるで達しませんでした。直上の上司には、「おまえ向いてないから他の仕事探した方がいいんじゃないの?」とも言われました。
そこからなんとか巻き返し、最終的にはまずまずの評価をもらえたものの、実際にプロジェクトに従事している時は非常に辛かったです。 食欲も減退し、ふと気付くと涙が出ていたりと、うつ病一歩手前の状況まで追い込まれていました。 本当に危なかったです。
周りと比較してしまうのは仕方がないのですが、重要なのは自分のバリューをどこで出すかということ。 要領の良さやスピードは追いつけるよう努力しつつも、チームの中で自身の役割を見つけていくのがとても大事です。 必死にもがいていく中で、やっと見つけられつつあるのが今です。
これは、あくまで私見なのですがコンサルティングファームに入って打ちのめされて、ボロボロになってやめていくよりは、事業会社でじっくり経験を積んだ方が、最終的には良いキャリアを歩めるのではないかと考えています。もちろん、自分の頭の回転に自信がある人は、ぜひコンサルで力を試してみてください。
コンサルできつかったこと②:
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