【7大商社】双日の社長メッセージと人材戦略から読み解く、特徴・求める人材像⑦

【7大商社】双日の社長メッセージと人材戦略から読み解く、特徴・求める人材像⑦

2025/06/27

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eyecatch

こんにちは。総合商社から複数の内定を獲得した者です。このシリーズ記事では7大商社について、各社の戦略や企業文化を考察していきます。前回の豊田通商に続いて、第7章 双日について取り上げます。総合商社を目指している方は、この記事を参考にぜひ各社の理解に努めていただければと思います。疑問点などが出てきた場合は、ぜひOB/OG訪問で質問してみてください。

双日 植村幸祐社長COOの「気が利く」人材論

2024年4月に双日社長COOに就任した植村幸祐氏は、同社発足20周年という節目の年に、新たなNext Stageへの挑戦を掲げています。双日は「 古くて新しい 」という独特なアイデンティティを持ち、 事業創造と人材創造を両輪とした成長戦略を推進 しています。

「事業や人材を創造し続ける総合商社」

植村社長は双日の目指す姿を「 事業や人材を創造し続ける総合商社 」と定義しています。双日の使命は創業以来一貫して「必要なモノ・サービス・アイデアを、必要なときに、必要なところへ届ける」ことであり、これを現代的に進化させています。

双日の「古くて新しい」アイデンティティ

双日は、2004年にニチメンと日商岩井が合併して誕生した新しい商社ですが、元をたどると古い歴史を持っています。ニチメンは1892年創業、日商岩井は1968年に岩井産業と日商が合併し誕生しましたが、それぞれの創業は1862年と1874年です。この歴史の重層性が、双日独特の企業文化を形成しています。

植村社長は2024年度入社式で、この歴史について以下のように説明しています。

「双日の源流を振り返りますと、150年ほど前に神戸、大阪の地に創業した、鈴木商店、岩井商店、日本綿花という会社に行きつきます。日本の近代化において必要とされた綿花、鉄鋼、石炭などの輸入に始まり、海外から日本へ、または日本から海外へと世界中で貿易を行いました。また、当時は多くの最先端技術を海外から導入することにも関わり、それが、今の神戸製鋼所や帝人、サッポロビールといった企業の始まりであり、明治・大正期の日本の産業革命を牽引したのです」

人材戦略:事業創出・事業経営を支える人材育成

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