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外資系は所詮日本支社。なんちゃってグローバルで満足するな|外資系IT企業現役社員インタビュー前編

はじめに

誰でも一度は聞いたことのある超有名外資系IT企業の現役社員にインタビューしてみました。

匿名インタビューを了承して下さった佐藤さん(仮名、以下S氏)は、新卒で某外資系コンサルに就職し、その後起業を経験し、現在は某外資系IT企業(以下A社)営業部に勤務しています。

まず第一弾では、2つの外資系企業を渡り歩いてきたSさんに外資系の現場について、さらにそこで働く人たちの仕事観について語って頂きます。

IQが高いのが大前提

―どのようなバックグラウンドを持った方が働かれていますか?
多様性にとても富んでいます。メンバーは日本だけではなく海外国籍の方や、マイノリティの方、宗教、男女もみんなバラバラ。

僕が経験したことのある外資は2社しかないんですけど、どちらも多様性(ダイバーシティ)は会社のミッションであり、人事上の制度にも完全に組み込まれています。

多様性を守るためにどうすればいいかを常に考えているので、色々なバックグラウンドの人が働いていますね。

多様性を重んじるということは、逆に何をコアに置くかということが問題になってくるんだけれども、最も重要なものの一つは地頭です。

たぶんどこの外資もそうだと思うんですけど、宗教やバックグラウンドの壁を超えるには、分かりやすくいうとロジカルが必要なわけです。

論理って別にどこの国の言語を使っても同じなので、筋だった話は筋だっている。でもエモーショナルな部分や習慣性に基づく部分は、バックグラウンドに大きく左右されるから通じない部分もいっぱいあるでしょう。

ロジカルというとちょっとチープかもしれませんが、コンサルであろうが、一般の外資・日系企業であっても、論理的でない人は多様性の壁を越えられない。

仮に感情だけで成果を出してこれた営業マンがいたとして、海外の人にそのエモーションをどうやって伝えるの?というお話ですよね。

だから、多様性の裏には、ロジカルな人がいないと成り立たない。

―ではそのようなダイバーシティのある会社で働いていてよかったなと感じることはなんでしょうか?
自分が好きになれる人を見つけられるチャンスが多いことかな。

すなわち将来一緒に仕事をしたいと思える人が見つけられやすいということです。

多様性がない環境であると、とても気が合う人が多いか、合わない人が多いか二つに一つだと思いますが、後者だと大変です。

職場がダイバーシフィケーションされているってことは、こんな人生を歩んできた人がいるんだ!と驚くスゴイ人に出会えたり、さまざまな立場の人の考えや価値観に触れられるし学べるから、いいと思います。

―ではSさんが今まで聞いた中で、こんな人生を歩んだ人がいるんだ!と一番驚いた方のエピソードを教えて頂いてもいいですか?
僕は賢い人の話が好きだから…、例えば、18歳でどっかアメリカの大学院でマスターとった人とかいたりします。

―新卒でA社の支社に入ってくる方は、日本の大学から入ってくる方が多いですか?
僕は新卒で入っていないのでよく分からないんですけど、見ている限りでは日本の大学からがほとんどですね。

ほとんどの外資もそうですが、まず、この会社は前提として新卒採用の数が極めて少ない。そもそも外国って新卒一括採用という制度がないから、中途採用の文化です。

―日本の学生って海外の学生と比べると、プレゼンテーションをする機会や、ロジカルに考える機会が少ないとよく言われます。
喋りが下手だという話はあると思うんですけど、日本人の論理性が低いとは全く思わない。言うなればセンター試験も論理性の塊みたいなものじゃないですか。

頭を使うって、小論文を書くとかではなく、機械的に答えがでるようなものであるはずです。言い換えれば、知能テストみたいなものです。簡単に言えば、IQさえ高ければ外資でやっていけると思います。

―そうなんですね。勝手なイメージですが、頭脳の明晰さはもちろん、どちらかというとクリエイティブな社員が多いイメージがありました。
外資って大体人数的にどこも狭き門なので、頭がいいのは当たり前だよね。

その上での、バックグラウンド、面白さ、多様性、人によってはプレゼンが上手いとか、人によってはクリエイティビティであるとかが+αとなっていたりする。つまり、パッションだけでは無理。入ってこれない。

キャリア観のある人は少ないかもしれない

―役職の階層はどのように分かれているのでしょうか?
中間階層があまりないと言ったら分かりやすいのかな?

普通の日系企業だと、普通の社員から、部長から、課長から、主任から、いっぱいいますけど、外資ってヒラ、マネージャー、ボスくらいの、下手すると3階層でおしまいなんだよね。

―なぜそんな単純な構造をとっているのでしょうか。
終身雇用を前提としていないので、上に人がたまりにくくなっています。なんで日本の企業に階層が多いかというと、そうしてあげないと50~60代の人のポジションがなくなってしまうからです。

一方で外資は、人が入れ替わるし、会社の人も終身雇用とか前提にしておりません。だから、よく”Up or Out”と言われるように、ポジションのなくなった人は会社を辞めざるを得ない。社会的な意味で、50になってもヒラでいるわけにはいきませんからね。

そうすると、上に人がたまらないし、ポジションを多く用意する必要がなくなります。

―ということは、A社に勤めた方でも、すぐに辞めてしまう方が大勢いらっしゃるということですか。
例えばコンサルに比べるとさほど動いていない方なんじゃないかという気がします。コンサルなら同業他社に移ってもいいし。メーカーに行ってもいい。

でも、外資系IT企業の場合、辞めても他に移るところがそんなにない。業界にまだまだエスタブリッシュな会社って少ないから、辞めてどこ行くの?ってなったらベンチャーを起こすか、ジョインするくらいしか選択肢はない。

在籍できる期間または在籍しやすい期間が(勤労年数でいえば)一番長いのがメーカーで、次がITで、最も短いのがコンサルとかだと思います。クビになるわけではないでしょうけど、結局上に上がっていかないと、ポジションがないからね。

―Sさんと一緒にA社で働いている方は将来の仕事だとか、キャリア観を持って働いている方が多いんですか?
・・・。キャリア観ってあるのかな。(笑)

一緒に働いていて、あまりキャリア観を感じたことはないですね。定年までのキャリアプランが明確になるほどの、日本でのキャリアプランがまだ決まっていないですね。

総合商社の人であれば、将来こういう業界にいくであろうっていうのはなんとなくわかるけど、将来起業するという人を除いてあまり明確には決まっていないですね。

感覚ですけど、さっさと働き終えて、40代になったら田舎で農業したいっていう人が多い気もするけどね。60歳まで仕事したいと考えている人は少なそう。

―それは仕事がハードだからですか?それともアーリーリタイアメントをしたいと考えているからですか?
仕事をやらされている感があまりないからじゃないですか?自由に楽しくやれるから。終身雇用の会社ではないので、60歳まで我慢する必要もないわけです。

日本人でも、例えば定年まで働かなくても、食っていける環境があるならば、定年まで働きたいですか?って聞けばいい話ですよね。イエスって答える人はあまりいないでしょ。

アーリーリタイアメントしたいという話ではなくて、定年まで働くのが目的ではない。だから結局それが可能なイメージが湧く環境なのかどうかが大事になってくる。金銭面でもそうでしょうし、会社が文化的にもそれを許容できるのかどうかですかね。

☓グローバル ◎コンペティティブ

―では、A社に英語ができない方は働いていらっしゃいますか?
日本にあるわけですから、それはいっぱいいますよ。例えば外資コンサルであっても相手にするのは日本人のお客さんなので、社員レベルであれば会話を英語でする理由が何もない。

もちろんマネージャー以上になれば、今度は本国に対するレポーティングをしなければいけないので英語が必要にはなります。

理解しておいた方がいいのは、外資系IT企業の日本支社は大体「販売会社」です。コカコーラにしてもA社にしても、なんで国ごとに会社を作るの?っていう話ですよね。

それは、その国のお客さんに販売したりサービスを提供するためには、その国の慣習や言語を理解している人が必要になってくるから、営業機能を地域におくのが基本なんだよね。

ただ、いわゆる経営とかファイナンスとかは、別に地域性は関係ないので、本社とか欧州全体とかでコントロールすればいい話になってくる。

要は数字と戦略は別だけど、販売は地域ごとにやらなければいけない。それがなかったら別に日本に会社おく必要はなにもないわけです。よって営業で入れば、基本的に英語ができなくてもいい。

そもそもなんで皆さんは外資に行きたいと思っているんですかね?

―もちろん人それぞれだとは思うんですけれども、高給取りなイメージだとか、グローバルな環境で働きたいとか、コンペティティブな環境で働きたいとか。
外資っていっても色々な企業があるから一概には言えないですが、今言ってもらった3つの中で、コンペティティブな環境で働きたいから外資を志望するっていうのは賛成。

給料は、高い企業もなきにしもあらずだけど、それも半分くらい賛成。ただ給料だけをとるなら総合商社とか高給な日系企業もたくさんあるわけです。

一方で、グローバルな環境はあんまり関係ないですね。そう思うなら本国に就職した方がいいです。

―日本ローカルで入社して、内部の派遣のような形で海外の本部へ、という意味ですか?
それを考えた上でのキャリアプランだったらいいけど、グローバルな環境で働きたいと考えている人の8割、9割はそういった考え方じゃないと思うんだよね。

要は、本国で就職活動するほどの度胸と語学力はないけど、外国っぽい雰囲気で働きたいって人が多いと思うんだ。だから、グローバルっていう目標を掲げているのであれば、最初から海外で働く努力をした方がいい。

―グローバルといっても、イメージは人それぞれですよね。海外出張に沢山行く、外国人が多く働いている環境、単に対外関係が多いだけ、などなど。
要は、世界で活躍したいとか言うやつでしょ?

世界で活躍したいなら日本から出た方がいいよ。それか、日本が本国の会社で、そこから海外に派遣された方がいい。なぜかというと、本社と支社ってそれくらい力の差があるからです。

逆を考えればよく分かると思うんですよね。たとえば、日本の企業が中国とかに進出して、中国でがんばって働いている現地の人はいるけど社長は大体日本人とかね。だから日本が本国じゃない会社に入ったらどうなるかを逆転させて考えればいい話だよね。

―コンペティティブな環境についてですが、毎回達成目標やノルマなどを与えられるということはないんですか??
外資って人数も少ないし、会社も少ないので、それなりに高いレベルで高いモチベーションで入る人が多いのではないでしょうか。キャリアデベロップメント的にも、外国のレジュメと日本の履歴書って全然違うんだよね。

日本では「私はこういったことをやってきました」って書くけど、海外では「私はこんなことができて、こんなスキルがあります」というスキルセットから書きだすじゃない。

そういう風にスキルを磨いていくという意味でのキャリアデベロップメントが重視されている。そうするとスキルを磨かざるをえないから、コンペティティブにならざるをえない。人事上もみんなそういう風に考えているし。大体評価基準もそういう風になっている。

逆にノルマとかで縛るということはないですね。数字を達成することは大前提ですけど、それを達成するまでにあなたにはどういった力が必要なんだっけと考えさせる。

―日本の企業だと様々な部署に配属されてジェネラリストになるという印象があるのですが、外資系企業ではどちらかというとスペシャリストになるということでしょうか。
そうかもしれないですね。そういう考え方は正しいと思います。

おわりに

いかがでしたか?普段は謎のベールに包まれている外資系IT企業ですが、日系企業と比べるとかなり異なるカルチャーを持つということが分かったのではないでしょうか。

次回は、外資系コンサル・起業・外資系IT企業を経験したS氏から就活生へのアドバイスをお送りします。

後編は下記からどうぞ。
就活で何十社もエントリーするのは間違い、無い内定になるだけ|外資系IT企業現役社員インタビュー 後編

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