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前回のコラムでは、「【3日でできる!】“スパルタ”式『英語面接』対策講座」のシリーズ1回目ということで、短期学習の方法についてお話しさせていただきました。
今回は外資金融に特化 して、残り3日で何ができるのか、どんな就職活動の準備ができるのかを、私の経験も踏まえて書きましたので参考にしてください。
本コラムの末尾に外資金融の面接に特化した英語の想定問答集も付けました ので、ご活用ください!
英語面接は《準備》が肝心 では、その準備とは?
《英語面接》と聞くと、みなさんちょっとびびってしまって、面接自体を避けようとしたり、自分の本領が発揮できない人もいるかもしれません。
しかし、前回のコラムでも書いたように、《1分間の話の束》を準備してしまえば、英語面接は突破できます。さらにもう少し突っ込んで言うと、 《1分間の話の束》を《英語っぽい話し方》で《外資金融に合うキャラ》で面接をできるかどうかということが重要 です。
ですので今回は《OB訪問の重要性》をお話ししたいと思っています。OB訪問で会社ごとの特性を知りながら1分間の話の束のネタとなるものを探し、OBの方々を見て、どのようなキャラクターが合うのかどうかを研究することが重要です。
OB訪問をしまくって、会社ごとの特性を知る
会社の特性を知るときに、みなさんはどんな情報を頼りにするでしょうか? 新聞でしょうか? ニュース? 企業分析をしているコラム? 四季報? 就活生のための情報サイトでしょうか?
会社の特性だけではなく、いろいろな情報を集めるとき、みなさんはどんな情報を頼りにするでしょうか? グーグル検索でしょうか? ツイッター情報でしょうか?
やはり大切なのは、「一次情報」に触れることでしょう。つまりは、「実際に現場にいる人に聞く」ということです。
《会社》と聞くと就活生のみなさんは、何か得体のしれない大きなものを想像しませんか?《企業分析》と聞くと「3C分析・4P分析・SWOT分析」とか難しい言葉を想像されるのではないでしょうか?
実際は、そんな難しいものではありません。
「外資金融業界はリーマンショック前はめちゃくちゃバブリーだったけど、今は落ち着いてきてはいるよ。でも、NYに行くチャンスがあったり、世界経済を担っているという実感は大きくあって楽しいよね」というような OBの感想こそが、自分の知識としやすく、就活の面接でも話しやすいでしょう。
同じ言葉がネットに載っていたからといって、その内容を真剣に語れるかというと心もとないですし、SWOT分析の結果を基に自分が就職したい企業を決めることも難しいでしょう。
「英語面接」に絞った情報もみなさんには価値あるものになるでしょう。「英語面接がどの程度あるのか?どの程度重要視されるのか?」。面接スタイルは企業によって様々です。英語面接がない外資系企業もたくさんありますし、外資金融の中でも部署によっては英語面接がないところもあります。そういう話も聞き出しながら、狙いを定めるといいでしょう。
できるだけ多くのOBに会いながら、企業の情報を集めていくことが外資金融の就活において一番重要なことだと私は考えています。
実際、私が就活していたときも、 1企業あたり5〜10人会うことをノルマにしていました。 外資金融でいえば、ゴールドマン・モルスタ・JPモルガン。他にも、三菱商事・三井物産・住友商事・伊藤忠・三井不動産・三菱地所など興味ある会社は必ず5人以上会っています。
OB訪問で、その会社にいきたい理由を見いだす
では、企業分析をしたところで、実際に面接で「なんでうちの会社なの?」と聞かれたときにどう答えるでしょうか? 会社が採用するときに一番重要視する《志望理由》ですね。
「なんで外資金融業界なの?」と、《業界》について聞かれたのであれば、自分の人生や性格、また企業分析で得た知識を披露すればいいですが、 「なぜ、ゴールドマンやJPモルガンではなく、うちの会社なの?」と聞かれたら、学生の知識で思い付く回答はとても少ないのではないですか?
3C分析・4P分析・SWOT分析の結果を、その道のプロである先輩方(面接官)に話す勇気がありますか? 仮に話せたとしても、思いっきり突っ込まれて終わってしまう可能性が高いでしょう。
そんなとき、こんな一次情報を得ていたらどうでしょうか?
「ゴールドマンの人は厳しいけど優しくて、モルガンの人は真面目で誠実な人が多いよ」
例えば自分の性格を分析して、「私は真面目なので、モルガンにいきたいです」ということもできるでしょうし、「ゴールドマン・モルガン・JPモルガンの3社の方に5人以上お会いしたのですが、モルガンの先輩が一番生き生きと働いていて、一緒に働きたいからです!」と答えることもできるでしょう。
面接官にとっても、「あなたの人柄がいいからあなたと一緒に働きたいです」と言われているようなものなので、悪い気はしないはずです。
このように本気で、その会社と、その会社で働いている人のことを尊敬できれば、それが言葉や態度に自然と表れて好感度は上がるものです。
私は、一社一社の違いをしっかりと説明するために、OB訪問を多くやっていました。
「セールス」「トレーダー」「投資銀行」のキャラ設定を充実させる
自分のキャラクターを客観的に考えたことはありますか?
毎回どんな相手に対しても同じキャラで立ち向かう人もいるかもしれませんが、大抵の人は、先輩と会うとき、後輩と遊ぶとき、中学の同級生との同窓会、大学の友達と遊ぶとき、キャラクターが少しずつ違うのではありませんか?
私の場合、「体育会アイスホッケー部としてがんばる自分」もいれば、「ヒッチハイクなどの企画旅行で楽しく遊ぶ自分」「大学1年で起業してみたチャレンジングな自分」もいます。これらはセールス向きかもしれません。
「数学が大好きで、休み時間に数学の問題を解く自分」「相対性理論のセミナーに行く自分」はトレーダー向きかもしれません。
それぞれのエピソードや考え方を、OB訪問で会う時にぶつけてみて反応を見てみるといいでしょう。 セールスの人に気に入ってもらえるエピソードと、トレーダーの人に気に入ってもらえるエピソードは違うはず です。
このように、 面接の準備にも練習にもなるのがOB訪問なので、私は就活のとき、OB訪問以外やっていなかったと言っても過言ではありません。
残り3日しかないのであれば、 1日3人、合計9人会うことを目標に私だったら動く と思います。少し準備ができているのであれば、OB訪問で英語で志望理由や自己PRを聞いてもらうのもいいでしょう。
その上でOBの方に突っ込んだ質問もしてもらいましょう。《1分間の束》を作って、自分の型を作ったあとは、それを実際に使ってみて、向こうが質問してきたりコメントしてきた内容にさらに返答できるよう1分間の束を作るのです。
これを繰り返すことで深掘りされた自分の英語の型になっていきます。準備ができていないようであれば、面接前夜は英語を一夜漬けで覚えて、面接特訓ですね(笑)。
外資金融の英語面接に特化した想定問答集
それでは最後に、外資金融の英語面接に特化した想定問答集をご提供します。
みなさんそれぞれの意見や状況、所属などに応じて内容を変更する箇所をピンク色で表記しました。英語面接の場などで実際に使ってみてください!
世界経済/日本市場について
Q. What do you think about the current world economy/Japanese market?
A. The news I am closely following recently is the upcoming Japanese election. As you may know, the election has come down to Shinzō Abe and Shigeru Ishiba. If Shinzō Abe is elected as the Prime Minister, I think that the economy will continue to improve as it is, but I think if there is a possibility that Shigeru Ishiba wins, it will move Japan towards the direction of an economic collapse. This is because with the 2020 Tokyo Olympics coming up, from the world’s perspective, having Shinzō Abe is a lot more reassuring if he wins it will be his third term. However, with Shigeru Ishiba, as he would be new in power, there is a possibility of dramatic change, which would not be good until after the Olympic Games.
トレーディング経験があるか
Q. Do you have any trading experience?
A. I do not have any first-hand trading experience. However, I became interested in the economy from my Economics classes in university. I took various Economics classes such as Principles of Microeconomics, Principles of Macroeconomics, Wealth and Poverty of Nations, Introduction to Strategic Thinking and Food, and Resource Economics. Through learning about Economics in these courses I became profoundly interested in the cost margin of products. Another reason that I became interested in the cost margin of products is that being from Japan, an isolated island, most products are imported. So it really interested me to learn about how the price of each product is decided.
営業志望の理由
Q. Why do you want to be a salesperson?
A. I want to become a salesperson because my strength is communicating with people systematically and gathering information from them efficiently. I’ve learned this skill through my experiences of being on the student council in high school. During that time, I was in charge of gathering information from my classmates, presenting the ideas to the rest of the student council and incorporating the new ideas into our system.
トレーダー志望の理由
Q. Why do you want to become a trader?
A. I want to become a trader because one of my strengths is logical thinking. I’ve learned this skill from reading a book for at least 30 minutes every day. In my junior year of high school, I was challenged by one of my teachers to read a book for at least 30 minutes a day in order to become a better person. Ever since I have been doing so, and it has really helped me to be able to think more logically but also from a variety of perspectives.
最近のニュース(日本などでの自然災害)について
Q. What do you think about the latest news about the abundant number of natural disasters recently in Japan and other parts of the world?
A. About the natural disasters recently, I think that if we do not come up with an efficient way to deal with these natural disasters the world’s economy would be affected catastrophically. I think that it will become a catastrophe in the future because it has been affecting not only the land but also the businesses in the area. For example, Kansai International Airport has been closed for 10 days after the major typhoon, which delays all imports and exports by at least 10 days. Furthermore, even though Japan is quick in dealing with these types of issues, it still took 10 days. If the same incident had happened in a developing country it could not be said how long it would have taken to get business back up and running. Therefore, if we do not address/come up with plans to deal with this issue it could be catastrophic.
1億円あったらどうするか
Q. What do you do if you receive 100 million yen?
A. If I receive 100 million yen, I would turn it all into investments, since my house and car are my only expenses. My goal would be to increase the 100 million yen by 3% a year.
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