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【10問10答】PwCコンサルティング合同会社/ITソリューションコンサルタント職/入社14年目/奈良智之

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〈Profile〉
奈良智之(なら・ともゆき)
PwCコンサルティング合同会社 Business Transformation(Finance Transformation) ITソリューションコンサルタント職。
大手ITベンダーを経て、2006年にPwCコンサルティング合同会社の前身であるコンサルティング会社(べリングポイント株式会社)に入社。以降、会計領域を専門として、様々なプロジェクトの基本構想策定から実行までを担当。主に、組織再編(PMI M&A後の統合支援)、経営管理改革、経理財務業務のプロセス改善、会計領域等のシステム導入、標準業務・システムのグローバル展開プロジェクトに従事。
(掲載内容や肩書は2019年の取材当時のものです)

 

Q.1 所属部門の紹介をお願いします。担当業務、職制/職階と各役職の職務内容はどのようなものでしょうか。

まず全社的にはマトリクス構造の組織体系をとり、大別すると「マーケット」軸と「ソリューション」軸の組織に分かれます。「ITソリューションコンサルタント」が所属するBT(Business Transformation)は、そのソリューション軸に位置する組織です。PMI(M&A後の統合支援)や会計、人事などのビジネスの専門性とSAPなどのテクノロジーの専門性の両方を有する集団で、PwCコンサルティングが掲げる「戦略策定から実行まで(Strategy through execution)」を実現し、「変化する市場に対する新しいサービス」を生み出すために存在する組織です。

その中で私はFT(Finance Transformation)という部門に所属し、会計領域を中心として組織再編、経営管理改革や業務改善、システム導入等について基本構想策定から実行まで幅広く対応しています。

Q.2 部門やチームのカルチャーをひと言で表現するとどのようなものでしょうか。

多様な人材を受容する「Diversity & Inclusion」だと思います。これは全社的にも当てはまることですが、国籍や性別、年齢、経験、価値観など、様々なバックグラウンドをもつ人々がいて、その多様性により組織全体が成り立っているということです。ここ数年で従業員数も大幅に増えていて、今まで以上に多様性に富む組織に進化しています。

私たちは変わりゆく社会情勢の中で、グローバルかつ多様なクライアントのニーズを素早く的確に捉え、複雑化する重要な課題を解決していかなくてはなりません。この「Diversity & Inclusion」のカルチャーにより、多様な視点からイノベーションを起こし、クライアントや社会の課題解決に貢献することができます。

 

Q.3 ご所属の部門やチームについて、同業他社と比べて優れていると考えられる点をできるだけ具体的に教えてください。

PwCグループのメンバーファームとの強力な連携体制が挙げられます。

PwC Japan グループにはコンサルティングの他にも、ディールアドバイザリーや監査法人、税理士法人、弁護士法人など、多様なメンバーファームがあります。更にグローバルでは世界158カ国にメンバーファームがあります。クライアントや社会の課題解決にあたり、これら多様なメンバーファームのナレッジやスキル、リソースを共有し、法制度や規制、実務への知見の優位性を保ちながら、グローバルに展開する企業へ国際水準の高品質なサービスを提供することができます。

私自身、組織再編などのプロジェクトではディールアドバイザリーや監査法人、税理士法人等の国内ファームのメンバーと何度も仕事をさせていただきました。また、国内では導入実績のなかったシステムの国内初導入プロジェクトでは、既に導入経験があり豊富な知見をもっていたUSやChinaなどの海外ファームのメンバーと協力して安定稼働を実現することができました。プロジェクト単位で柔軟に協力することができるということは非常に優れている点だと思います。

Q.4 ご所属の部門やチーム(もしくは会社全体)について、入社前の期待値を最も大きく上回ったこと、上回ることができていないことをそれぞれ教えてください。

期待値を上回ったことは、先ほどの質問でも申し上げましたが、PwCグループのメンバーファームとの連携体制です。国内・海外のメンバーファームとプロジェクト単位で柔軟に連携することができるため、クライアントの課題解決にあたり、自分の専門領域を超えて様々な施策を選択することができます。このように安心してクライアントの課題解決に専念することができる環境は非常に心強く、有難いものです。また、メンバーファームとの連携により、予想を超える様々な貴重な経験を重ねることができています。

期待値を上回ることができていないことは、あまり思いつきません。強いて挙げれば、資格に対する支援制度です。公認会計士や特定のシステム資格に対する費用などの支援制度はありますが、多様性に富む集団として更に支援対象を広げることを期待しています。たとえば私は弁理士資格をもっていますが、その維持費用は補助対象外です。今後、会計と知財の境界まで仕事の幅を広げて実績を作り、その必要性を認めてもらえるように活動したいと思っています。

Q.5 ご担当されている業務に求められるスキルセットとマインドセットを教えてください。

スキルセットとしては、所属部門で取り扱う領域の専門性は必須です。たとえば私の所属するFinance Transformation部門の場合、会計領域の法制度や基準、業務、主要なシステムに対する理解は必須になります。また、汎用スキルとして、問題解決スキルとプロジェクトを進めていく上で必要となるリーダーシップやマネジメントスキル、コミュニケーションスキルがあります。PwC Japan グループには、これらのスキルを習得するための教育制度やプロジェクトでの十分なサポート体制がありますので、入社後に存分に利用してスキルアップを図っていただきたいと思います。

マインドセットとしては、前向きさが大切だと思います。思い通りにいくこともあれば、いかないこともあります。状況に左右されずにモチベーションを維持し続けることが、今やるべきことに集中して目の前の課題を解決する原動力になると思います。

 

Q.6 入社してからご自身が最も成長したと思うことを理由とあわせて教えてください。

少し大げさにいえば、世の中に新たな価値観や新たな課題を提起していきたいという思いが強くなってきたことです。

以前は、既に実績のある領域やテーマを扱うだけでも、プロジェクトとしてやり遂げるのに非常に大変な思いをしていました。当然、新しい領域やテーマを作りたいという思いが出るような心の余裕はありませんでした。それが今は、多くの多様なプロジェクトを経験することで、専門的な知識や問題解決スキル、マネジメントスキル等のコンサルタントの基盤となるスキルが身に付き、気がつけばチームのリードや中程度であればプロジェクトのリードもできるようになりました。こうした中で、徐々に心の余裕が生まれ、創作という観点の新たな欲求が出てきたことに成長を感じます。

Q.7 所属する部門やチームの人の育て方で、特徴的だと思うことはありますか。

OJTとしては新卒社員向けのジョブローテーション制度があります。これは3カ月単位でプロジェクト(ジョブ)をローテーションしてまわり、入社後の1年間で4つのプロジェクトを経験する制度です。経験するプロジェクトはそれぞれクライアントやテーマ、メンバーが異なるため、短期間で様々な視点で経験を積むことができ、新卒コンサルタントが1年後に成果を発揮できるように教育を受けることができます。社内での知り合いも増えるため、新卒社員にとって非常に有効な制度だと思います。

OFF JTとしては教育コンテンツや教育支援制度の充実が挙げられます。たとえばSharing Sessionという、新しい制度や特徴的なプロジェクトの内容について社内の有識者がそのエッセンスを共有する場があります。また、最近では社外のコンテンツやサービスも広く利用することができるようになりました。

その他にもコーチ制度という制度があります。文字通り、一人一人にコーチが付き、仕事上の相談やアドバイスを受けることができます。最近はコーチのコーチングスキルを上げるための取り組みも始まり、コーチ制度そのものの品質向上に繋がっています。

Q.8 所属部門の仕事について学生からどのような人が向いているか、もしくは不向きかを問われたら何と答えますか。

学び続けることができる人、人のために何かをすることが好きな人が向いていると思います。

クライアントを取り巻く経営環境は常に変わり続けています。国際競争の激化、少子高齢化の進行、新たなエネルギー・環境規制など、様々です。最近は特に、技術革新の速度が速く、新しい技術が次々に開発され、今まで不可能だったことも可能になってきています。技術革新がクライアントの課題に対して新たな解決方法を提供し、時に新たなニーズさえも作り出し、それに合わせるように制度も変わっていきます。このように変わり続ける環境下では、学び続けることが必須であることは言うまでもありません。また、クライアントの課題を解決することがコンサルタントの仕事ですから、人のために何かをすることが好きな人、人の課題を自分の課題として捉えることができる人は楽しく仕事をすることができると思います。

不向きについては答えないようにしています。その発言で学生が自らその可能性を狭めてしまわないようにしたいからです。

 

Q.9 あなたが今後1年以内に仕事で成し遂げたいことを最大三つまで、その理由とあわせて教えてください。

常に心掛けることではありますが、今のプロジェクトを着実に進めることです。特にプロジェクトで達成する成果の「品質」にはこだわっていきたいです。クライアントにとってプロジェクトが成功したと言えるかどうかの判断基準としてとても重要な要素だからです。

納期やリソースが限られる状況下でどのようにして高い品質を達成するかということは、プロジェクトの始まりから終わりまで常に考えることです。その際、過去の経験はヒントになることもありますが、逆にノイズになってしまうこともありますので、常に「今」ベースで考えるように心がけています。たとえばクライアントのニーズを実現する手段として、従来から存在する手段だけに固執せずに、新しいテクノロジーも選択肢に入れたうえで、何が最適なのかということを示せるようにしていきたいです。そのために、新しいテクノロジーを含め、今世の中で起きていることを日々学習することを継続していきたいです。

Q.10 就職活動中の学生に、人生の先輩としてメッセージをお願いします。

自分の「思い」を大切にしてほしいです。また、その「思い」に限界を作らないでほしいと思います。

皆さんは就職活動中に様々な業界や業種、企業について調べていると思います。時にはインターンシップに参加したり、大学のOBOGを訪問して情報を収集したり、その他にも友人や就職活動中に会った仲間からアドバイスを受けることもあると思います。そうして集めた情報やアドバイスの中には、自分の思いを後押しするもの、それとは逆にブレーキを踏ませるようなものと様々です。そのような情報やアドバイスに過剰に反応することなく、最終的には自分の「思い」を大切にして、やりたいことにチャレンジしてほしいと思います。皆さんが希望する仕事につき、ご活躍されることを期待しています。


 
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