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日系就活でもインターンの重要度は高まっている
こんにちは。外資就活ドットコム日系チームです。
6月に入り、日系企業のサマーインターン応募受付が続々と開始されています。ひと昔前までは、サマーインターンといえば外資系金融機関や外資系コンサルティングファームといった一部企業が選考の一環として行うものでした。しかし、最近では日系の大手企業もサマーインターンを実施するようになっています。
また日系企業の場合、これまでは『インターンシップはあくまで学生に対して職業体験の場を提供するためのものであり、本選考とは無関係のものである』とされていました。しかし2022年6月のルール改正により、2023年4月に大学3年生となる学生から、 インターンシップでの学生の評価に関する情報を採用活動にも直接活用できるようになりました。 したがって、 日系企業の採用活動におけるインターン参加の重要度はますます大きくなっているといえます。
参考:インターンシップを活用した就職・採用活動日程ルールの見直しについて
そこで今回は、日系企業の就活において重要度の増しているサマーインターンシップに関して、参加のメリットや、参加に向けてこの時期に準備するべきことをご紹介します。
サマーインターン参加のメリット
インターンに参加するメリットは主に以下の3点です:
②本採用に向けて優遇選考ルートに進める可能性がある
③自分の適性や向き不向きを見極められる
①選考を通じて場数を踏むことができる
日系企業の選考に限った話ではありませんが、ある程度の 「場慣れ」 は、選考で最大限のパフォーマンスを発揮するために必要不可欠です。
どれほど志望理由を練り込み、友人たちとグループディスカッション(以下GD)の練習をしても、選考の場で思い通りのパフォーマンスはなかなかできないものです。はじめは、誰もが慣れない面接への不安や緊張から、必要以上に態度が硬くなったり、準備していた発言内容をど忘れしてしまうもの。
これらの悩みは、本番の面接やGDの緊張感の中で経験を積んでいくことで大幅に解消されます。 夏の時期から本番の緊張感を味わい、場数を踏むことで、春の本選考の時期には過度に緊張することなく、リラックスして選考に臨めるようになります。故に秋のインターンや春の本選考シーズンから就活をはじめる人と大きく差をつけることができます。
②優遇選考ルートに乗ることができる
サマーインターンでは、企業オフィスで数日間かけてグループワークに取り組むケースがほとんどです。インターン生は、ワーク中の役回りや懇親会での振る舞いなど、様々な面から評価されることになります。ここで 社員の方に優秀だと判断された場合は、個別にリクルーターをつけてもらえるケースがあります。 リクルーターがついた場合はそのまま本選考まで定期的に交流が続き、その評価次第では年明けあたりから早期選考ルートを案内されます。
また、インターンで学生を評価しないという企業の場合も、本選考前にインターン参加者限定の座談会や早期ルートの案内をする等、何らかの優遇措置を設けている場合が多いです。 冒頭で述べたルール改正に伴い、このような動きはますます加速していくものと思われます。
③自分の適性や向き不向きを見極められる
就職活動は自分の今後のキャリア、ひいては今後の人生を大きく左右する重要なイベントです。だからこそ、自分の適性や価値観と合致している会社を選ぶことが大切です。
しかし、 ウェブサイトやOB訪問で得られる情報には限度があります。 「自分の適性や価値観と合致している職場か否か」を決定付けるものは「社風」や「会社として何を重んじているか」といった、自分の目で見てみないと判断しきれないものが大半を占めます。まさに「百聞は一見に如かず」です。
毎年、インターンを通じて感じた社風や働き方が自分には合わないと感じ、慌てて別の業界の選考対策を始める就活生が多くいらっしゃいます。夏の時期から就職活動をしていれば、万が一志望業界や職種が変わった場合でも、 時間に余裕をもって軌道修正することができ、万全の状態で志望業界の選考に臨むことができます。
インターン参加に向けてこの時期にすべきこと
インターン参加に向けてこの時期にやるべきこと・準備するべきことは主に以下の2点です。
②難関業界のインターン参加実績を作る(一部業界に限る)
①最低限の自己分析・業界研究
日系企業の夏のインターンシップの選考では、「入社を希望する理由」を聞かれることはあまりありません。主に重視されるのは「人柄」と「なぜその業界に興味を持ったか」の2点です。何故なら企業側も学生が就活を始めたばかりで、入社を志望する理由を作成するほどの情報を持ち合わせていないことをわかっているからです。
しかし、 就活サイトのコラムや企業のHPに載っている内容程度は最低限頭に入れておく必要があります。 一切準備をせずに面接に臨んでも「この子は本当にうちの業界に興味があるのか?ないなら、この子をインターンに呼ぶ必要はない。興味を持ってくれている他の子を呼んであげよう」と思われてしまい、選考を突破することはできません。
ただし、単にそれらの情報を基に「御社(業界)の〇〇な点に興味を持ちました」と述べるだけでは不十分です。企業について調べた内容を並べているだけでは、説得力がありません。面接では 自分の体験談なども交えながら、「何故、〇〇という点に興味を持ったのか」という点まで話すことで、誰もが納得する志望理由になります。
ここで必要になるのが 自己分析 です。「自分はどのようなことに興味を抱く人間なのか」をハッキリさせることで「なぜ興味を持ったのか」を合理的に説明できるようになります。
自己分析に関しては、以下の記事を参考にしてください。
【26卒必見!】自己分析は意味がない?自己分析が必要な理由と進め方
就活の軸を明確にするために必要な2つの方法
【就活の専門家が語る!】 自己分析の4つの「失敗パターン」とは?
【必見!】「やりたいこと」が無い就活生に贈る自己分析法
②難関業界のインターン参加実績を作る
すべての業界に該当する話ではありませんが、インターン/本選考問わず日系企業の選考の通過率を上げる有効な手段の1つが「難関業界のインターン参加実績を作る」ことです。具体的には「投資銀行・戦略コンサルティングファームのインターンに参加した」という実績を作ることを指します。
こうした業界のインターン参加実績を持っていると、メガバンクやアセットマネジメント、広告代理店、一部デベロッパー、更に(インターン実施は)冬ですが総合商社の選考でも非常に有利に働きます。投資銀行や戦略コンサルティングファームはインターン参加難易度が非常に高く、志望者も優秀な方ばかりです。故に これらの難関業界のインターン選考をパスしたこと自体がその人の能力を担保しますので、箔付けに繋がります。
実際に筆者は投資銀行のインターンに参加しましたが、その後に受けた別の金融機関のインターンの面接が雑談だけで終わり、すんなりと通過することができました。
特に総合商社が、こうした実績を持つ学生をあからさまに優遇する傾向にあるようです。
上記の業界を志望の学生の方には、投資銀行・戦略コンサルティングファームのインターンへの参加を強くお勧めします。これらの業界の募集情報に関しては、ぜひ以下の記事を参考にしてください。
インターンに参加して良いスタートダッシュを切ろう
いかがでしたか。就活ルールの変更により、日系企業への就活は先行きが見通しづらくなっています。しかし、志望する企業に入る方法が「選考を受け、それを通過すること」であることに変わりはありません。
今回のコラムを参考に、良いスタートダッシュを切ってくださいね。
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