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【外銀トレーダーを0から学ぶ】トレーディング部門の働き方と求められる素質

はじめに

こんにちは。外資就活編集部 外銀チームです。

前回までは数回に分けれて21卒の外銀就活のやり方や、おすすめの書籍についての紹介を行いました。

ただ、これらの記事では「投資銀行部門」に重きを置いたものが多く、「マーケット系の部門」にはあまり触れてきませんでした。
「投資銀行部門」のM&Aを中心とした交渉業務や、引受業務などが就活マーケットにおいて比較的人気だからです。

ただ、学生の皆様の中には投資銀行部門よりも金融の「数十億円を動かすことができる」ロマンや、「30代でリタイアできる高給な職」を求めている方もいらっしゃると思います。

今回はそんな金融のイメージと最も一致する部門と言える「トレーディング部門」について紹介していきます。

外資系投資銀行(以下外銀)のトレーディング部門ではどのような業務が行われているのか、そしてトレーディング部門で活躍するにはどのような素質が求められるのか、について、この記事で紹介していきます。

マーケット部門内の分類のおさらい

では、ここからはトレーディング部門の業務に就いて深く触れていきましょう。

以前の記事でも触れましたが、「トレーディング部門」は外銀の中でも「マーケット部門」の中の1つに分類されます。

厳密には、「マーケット部門」は「セールス部門」と「トレーディング部門」の2つで構成されています。そして、更にその中でも債券担当なのか、株式担当なのかというように分かれる部門内構造になっています。

つまり、マーケット部門の中でも2×2で4種類の職種があり、これらの職種で何十億というお金を動かしています。

今回はマーケット部門の中の「トレーディング部門」に絞り、どんな仕事をしているのかについて紹介していきます。

トレーディング部門とセールス部門の関係性

まずはトレーディング部門と以前にご紹介したセールス部門の関係性について紹介します。というのも、トレーディング部門の仕事内容を簡単にまとめると、ずばり「セールスが獲得した売買注文の執行をする」ことだからです。

そのため、トレーディング部門は以前の記事でご紹介したセールス部門と共に働く機会も必然的に多くなります。
いわばセールス部門とトレーディング部門は運命共同体であり、内定時の研修もセールスとトレーダーで一定期間まで合同で行われることもあるといいます。

中には内定者時代にセールスがトレーダーを誘って飲み会を開き、親睦を深めておくことで将来の業務を円滑に進めようとすることもあるようです。

また、企業によっては採用段階では「セールス&トレーディング部門」というくくりで新卒学生を集めている会社も見受けられるほど、セールス部門とトレーディング部門の結びつきは強くなっています。

更に、ある会社ではセールス部門の中に、セールスとトレーダーの中間的な職業であるセールス・トレーダーという職業が存在するほど、セールスとトレーダーは切っても切り離せない関係にあります。

そのため、前回のセールスの記事でマーケットサイドの業務に興味を持たれた方はトレーダーのことも研究することをおすすめします。

なぜなら、両方の部門の対策を行うことで結果的にマーケットサイドを深く理解することにつながりますし、インターン選考でセールスとトレーディング部門の両方を受けることが可能になることで、どちらか一方に絞るよりも外銀に内定できる確率が上がるためです。

IBDより狭き門?-投資銀行:債券セールスのお仕事

トレーディング部門の働き方

さて、ここからはもう少しトレーディング部門の仕事内容について深く触れてみましょう。

端的に言って、トレーディング部門の働き方は、その報酬の高さに対して労働時間はかなりホワイトです。

マーケットが開いている時間帯を「場が開いている」とトレーダーの方は言うことが多いのですが、日本の場合ですとこの「場」は9:00から18:00までと決まっています。
そして、人によっては8:30出社、18:30出社と、何千万と稼ぐ業務にしては拘束時間が短めなのです。

ただし、先ほどはトレーディング部門の仕事内容を「セールスが獲得した売買注文の執行をする」ことと述べましたが、この「執行」にかなりの苦労がつきまといます。
なぜなら、トレーダーはこの「執行によって利ザヤを稼ぐ」必要があるからです。

単純な売買注文の執行であれば極論、人が行わなくても機械によって売り買い注文を行うことができます。しかし、トレーダーは市場のゆがみ(アービトラージ)を利用したり、他社のトレーダーや個人投資家の心理を読んだりしたりすることで市場の平均以上の収益を稼ぐ、いわゆる「アクティブ運用」が求められます。
言い方は悪いかもしれませんが、ある程度は市場の平均と同じかそれより少し上の収益を目指す(パッシブ運用)投資信託と比べて、大きなリスクを張る必要があります。

そのため、トレーディング部門の社員は多くの人がそのストレスから常にたばこを吸っているとも言います。
また、収益を出せないトレーダーはすぐに「アウト」させられてしまうことも有名です。

そして、少し本筋からは話がずれてしまいますが、短期的に収益を稼ぐ必要があるからなのか、そもそも信ぴょう性が低いからなのかはわかりませんが、「テクニカル分析」は馬鹿にされる風潮があるなど、かなり独特の文化があります。

そのため、総じてメリハリがありかつ、更に強靭なメンタルを持っている人が求められる部門といえます。

トレーディング部門の収益の稼ぎ方

トレーディング部門の収益の稼ぎ方は実はそれが「債券トレーダー」なのか、「株式トレーダー」なのかによって大きく異なります。

債券トレーダーの収益の稼ぎ方

まず、債券トレーダーであっても、株式トレーダーであってもその収益の基本的な稼ぎ方は「手数料収入」によるものです。
ただし、債券トレーダーの場合、この手数料は株式トレーダーの得ている売買を仲介することで得られる「売買手数料」ではなく、主な収益は安く買って高く売る、その差額で儲けています。
だから、日本に拠点を構える外資系投資銀行の債券トレーダーたちは日本債、外国債を対象に仲介も行うものの、それ以外にも販売や開発も行っています。

また、債券は投機目的というよりはリスクヘッジ目的で保険会社を始めとした大規模な期間投資家を相手にすることが多くなります。
そのため、株式のトレーダーと比べると、1回1回の取引額が非常に大きくなります。つまりは、個人投資家では気にかけないようなわずかな価格差であっても取引収支に大きな影響が表れるということです。

まとめると、債券トレーダーは株式トレーダーと比べても大きい額を動かすことで大きな収益を生み出す可能性もある一方、大きな損失を出す可能性のある職種となります。若いころから自分の腕に自信があり、高給を稼ぎたいと思っている方には向いた職種ではないでしょうか。

株式トレーダーの収益の稼ぎ方

債券トレーダーは売買の差益によって収益をあげていましたが、株式トレーダーの場合はどちらかといえば「決まった注文を適切なタイミングと価格で執行すること」にバリューを出しています。

学生のみなさんは「株式」と聞くと多種多様な選択肢があると想像されるかもしれませんが、実際には各社ともに商品格差が少なく、償還期間や金利への変動のオプションを加味すると債券よりも選択肢は少ないと述べる外銀社員の方もいるほど、実は商品に限りがあります。

そのため、株式トレーダーは誤解を恐れずに言えばそこまで「どの銘柄を売買するか」ということに念頭を置いていませんし、何より短期保有が前提のため、あまり銘柄を把握する必要はありません。その代わり、株式トレーダーはヘッジファンドを始めとした複数の顧客から日々莫大な数の売買を処理しています。

また、その売買処理も「指値」ならいいのですが、「成行」のようにトレーダーに裁量が任されている場合に業務が複雑化します。株式の場合、売買注文価格はその担当株式トレーダーのスキルによって変わるからです。そのため、マーケットの動きをみて適切なタイミングで売買を成立させられる決断力も必要になります。短時間に大量の情報処理ができる頭の回転が必要とされる職種といえるでしょう。

株式トレーダーに求められる素質

まず、「株式トレーダー」に関しては

・マーケットの動きをみて適切なタイミングで売買を成立させられる決断力
・短時間に大量の情報処理ができる頭の回転

の2つの要素が求められます。そのため、株式トレーダーのメンターや社員の方と話していても的確に、かつ素早く返答をすることが求められます。
19卒の内定者によれば「どの社員の方も早口で、頭の良さが伝わってきた」というほど、スピード感を重視する職場といえるでしょう。日頃から自分の頭の回転の速さに自信がある、思い切って短時間で決断を下せる学生に向いている職種といえます。

債券トレーダーに求められる素質

一方、「債券トレーダー」に関しては

・若いころから自分の腕に自信があり、リスクを負ってでも高給を稼ぎたい

という自分に対する絶対の自信が求められます。

もちろん、この要素以外にも数学的センスや、外銀でよく言う「マーケット感」というものが必要にはなります。
しかしながら、いくら数字を読めても、いくら分析が精緻でも、最後に売買の決定ができる「決断力」が必要になるというのはどの債券トレーダーも口を揃えるところのようです。
ある投資銀行の債券トレーダー曰く、「自分が儲かるということは同じだけ損している人がいるわけだから、彼らより自分が優れていないと勝てない」とのことです。
厳密には債券の売買はゼロサムゲームではありませんが、それでも自分に自信があり、相手に勝つだけのメンタルが備わっていないと成り立たない職種といえるでしょう。

トレーダーに金融知識は必要なのか

この記事を読んでいる多くの学生の方が気になっている点が「トレーダーに金融知識は求められるのか」という点です。

結論から言うと、「専門的な金融知識が求められるわけではないかが、ある程度は求められる」ようです。そもそも、「金融知識」という言葉がどのようなものかを定義するのは難しいと思います。人によっては金融商品知識や金融に関わる法律、財務、税務、会計などを想像するでしょう。

極論、トレーダーに入社時に求められるのは「市場の情報を理解できるか」と「数的センスがあるか」、そして前述の通り「自分に自信があるか」の3点に集約されます。
そのため、金融知識という面に関しては「金融商品知識や税務の知識まではいらないが、財務や会計の知識がないと市場の情報が理解できないため、最低限の金融知識が必然的に必要」といえます。

事実、外銀のトレーダーの内定者はかなりの数が理系の学生によって占められています。もちろん、理系の学生が日常的に会計や財務を学んでいることはありえません。

この例からもわかるように、金融知識に関しては「市場の情報が理解できる」くらいあれば十分だといえます。

求められるのは高い数理的能力

金融知識に関してはそこまで深いものが求められない一方、大前提して「高い数理的能力」を備えていないと選考を通過することはできません。どこまでの数理的能力を新卒時点で求めるかは企業によって異なりますが、基本的に新卒であってもトレーダーは投資銀行部門などと比べ、早く現場で活躍してもらうことを期待されます。

例えば、とある投資銀行のトレーディング部門ではインターンという名目で集められるものの、すぐに別室に学生が一人ずつ呼ばれ、その場で数理モデルを書かされることもあるようです。

もちろん、数理モデルが書けるかどうかだけで内定いかんが決まることはありません。ただ、中には「きれいな数理モデルを書くことが何よりも楽しい」というトレーダーがいるほど、数理モデルを重視する社員の方もいるので注意が必要です。

そのため、内定者も必然的に理系や文系であれば経済学部所属の学生が多くなっているそうです。もちろん、理系が優遇されているというわけではなく、業務上、どうしても金融工学を扱う案件も存在するため、理系のほうが募集要件に合致している可能性が高いというだけです。そのため、文系であっても理系であっても数理的能力が備わっていれば内定がとれる部門です。

自分に他の学生よりも優れた数理的能力が備わっていると感じる場合はむしろストラクチャリングやクオンツ業務のほうが向いているでしょう。

※ちなみに数理モデルを組むだけがトレーダーの仕事ではありません。一部では「市場は汚い人間によって作られるものだから、きれいな数理モデルで表せるものではない」という意見も聞かれるほど、どのようにトレーディングで収益をあげるかはその人次第になります。

おわりに

株式トレーダーも、債券トレーダーも、高いプレッシャーにさらされる職業ということは間違いありません。

それであっても多少は業務中に求められるスキルも、知識も異なります。

そのため、この記事を読んでトレーダーに興味を持った方は自分の適性がどちらにあるのかを吟味し、自分が活躍できそうな方の企業研究を進めてみましょう。

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