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GAFMAマーケ職2社内定者が語る、マーケ知識・ガクチカなしでも内定できた「マインドセット」とは?

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Microsoft・Amazon内定だけど理系でマーケ経験なし。強いガクチカなし

こんにちは。外資就活ドットコム外資ITチームです。

皆さんはGAFMAFANNGなど、アルファベット数文字で表す『外資IT BIG5』企業はご存知でしょうか?

外資志望者ならこれらの企業を志望している方も多いと思います。当然、就職難易度も高く、毎年入りたいけどどうすれば良いのか悩む方が少なくありません。起業、長期インターン、留学など様々な対策方法で何をすればよいか、悩む方も多いかもしれません。

今回は、Microsoftのマーケティング部門とAmazonコンシューマー総合職の2社から内定を得た学生(ピエールさん)にインタビューをしました。

ピエールさんは、なんと学生時代力を入れた事はサークルのみで、理系学生でマーケティング知識もなかったそうです。

今回は、ガクチカやマーケティング知識が無くても外資IT BIG5から内定を得るためのポイントをお聞きしました。また外資就活相談室でピエールさんは質問を受け付けていますので、是非詳しい話をお聞きしたい方は色々質問してみてください。

〈Profile〉
ピエール
・19卒早慶理系院生
・Amazon、MicrosoftのGAFMA(ITBIG5)2社から内定を獲得。
・来年からMicrosoftのマーケティング部門に入社予定
ピエールさんへの質問はコチラから

ガクチカは、レストランのバイトかダンスサークル

ーー凄い実績ですね。最初からこうした企業群を志望していたのですか?

最初はITに加え戦略コンサルを見ていました。戦略コンサルはベインとカーニーだけ受け、筆記は通ったのですが、ケース面接で落ちてしまいました。ベンチャー企業はほぼ通って、合計でサマーインターンは13社くらいインターンに通りました。参加したサマーインターンの内訳としては、ベンチャー10社と日系戦略コンサル、AmazonそしてMicrosoftのビジネスコンテストでした。
その後、秋にベインとマッキンゼー、USJそしてMicrosoftを受けました。 最終的にはAmazon、Microsoft両方から内定をいただき、Microsoftで働くことを選びました。

ーー学生時代は何か特別なことをしていたのですか?

いえいえ、僕は長期インターンや起業とかはしていません。ガクチカで話していたことは、レストランのバイトかダンスサークルのことですね。全国大会で骨が折れても踊ったことなど、根性で乗り切った話をしました。骨折れても踊ってた子だよね、と覚えてもらいやすかったですね。

ベンチャーをサマーで受けて「チームワークの大事さ」に気づく

ーーベンチャー10社のサマーインターンに参加したとのことですけど、どうしてこんなに多くのベンチャーのインターンに参加したのですか?

一つは、ベンチャーのインターンには優秀な人が集まると聞いていたからです。 理系院生で、就活仲間も少なく情報も特に持ってなかったので、就活を知る意味でも色々応募してみようということもありました。結果としては、学べた事は多くありましたね。

一番大きかったことは、チームワークの重要性に気づくことができたことですね。 最初のサマーインターンで、グループ内の考えが自分だけ違うことがあったんです。僕は、自分の考えが合っていると思っていたので、自分一人でワークを進めました。最後のプレゼンも、9割方私が作り発表したところ、結果は9チーム中2位でした。フィードバックで言われたことも、「協調性が足りない。チームワークを考えるべき」といった内容でした。

普通に考えたら、一人よりも複数人の方ができることって多いですし、時間などのリソースの使い方も変わってきますし、今考えると当たり前のことです。

その後はチームワークを重視しつつ立ち回るようにしました。結果、参加したサマーインターンの半分以上で、優勝することができました。

ーー半分以上で優勝は凄いですね!マーケティングやビジネスの知識・経験もなく、なぜそんなに優勝できたのでしょうか?

「人・組織に依存しないリーダーシップ」を念頭に置いていたことでしょうか。例えばGDは、グループのメンバー運もあると言われますが、僕はメンバーが変わったとしても、優勝という結果を変えてはいけないと思っています。

実際、僕はGDでの最終的な目標は「同じグループの全員を通過させること」に置いていました。

何故その目標を置くかというと、GDを評価している立場の人はマネジメント層であることが多く、そうした人の立ち回りと同様の行動をすることになると思ったからです。それは良い結果につながった一つの要因だと思います。

ーーその目標はすごいですね。他にもポイントはありますか?

あとは、自己分析を徹底的にやったことでしょうか。自己分析を行うと、自分の価値観や、グループワークにおける目指すべき立ち位置を明確にできます。

僕が自己分析をする際に注意すべきと考えることは、「過去と現在だけでなく、未来の自己分析もする」ということです。

未来の自己分析のやり方ですが、まずは自分がやりたいことを構造化しましょう。次に、本当に自分でやりたいのかを自問自答していきます。自分は何度もノートに書いて、考えを明確にしていました。SHOWROOMの代表で有名な前田さんもメモを書くことで有名ですよね。だから僕もその行動を模範にしました。前田さんの言葉を借りると人生のコンパスを見つけることが重要です。

ベンチャーの面談等では、そうした箇所を深く聞いてくれるので、自分は試し打ちの場として有効活用していました。上手く答えることが出来ず選考に落ちることもありましたが、自分のまだできないところが発見できたとポジティブに捉えていました。

マーケティングはMBAに行かなくても勝てる。大事なのは「自分ののびしろ」だ

ーー他にサマーインターンに行った所だと、USJとありましたよね。失礼ですけど、研究内容ってマーケティングに全く関係ないですよね。

全く関係ないですね。ずっと理系だったので、理論を学んだこともないです。

基本的には、新卒の段階では専攻は関係ない気がしています。実際、GDでMBAの人がいた事はありますけど、MBAだから全員マーケティングができるとは限らないですよね。 自分もマーケティング知識がなくてもUSJのインターンで優勝できたので、マーケティングに興味がある方はMBAで専門的に学んだ人を恐れずチャレンジしてほしいですね。

ーーUSJにマーケティング能力をそんなに評価されたのはすごいですね。どういうところが、評価された要因だと思いますか?

2つあります。

一つ目は、ストーリーテリングですかね。僕はどれだけ他の人を動かせるかといった所に注目していました。この人にならついていっても良いと思わせるように、意識して言葉を選んでいました。歴史に名を残す偉人には必ず名言があるじゃないですか。これは言葉選びが重要であることの証明であると思いますね。

あとは僕はキャッチアップする能力が高いことでしょうか。学んだことをすぐに応用して、アウトプットできる。USJのインターンでも、その点は褒められました。「分かる」から「出来る」に持っていくことが重要です。

なぜなら、外資系企業のマーケティング職は、新卒の枠が少なく中途入社が非常に多い職種です。新卒が短い期間で成長し、戦力になることを期待しているので、こうしたキャッチアップ能力の高さは求められているのではと感じました。

MicrosoftのGD突破のポイントは「同じGDメンバー全員内定」のマインド

ーーMicrosoftの選考のポイントも教えていただけますか?

9月にMicrosoft主催のビジネスコンテストに出て、それで優勝していたので、他の人とは若干プロセスが違うと思います。加えて、USJのサマーインターンでも優勝していたので、マーケティングはできるといったイメージを持たれていたこともあると思います。 ただ、GDでは意識していたポイントが一点あります。

先ほどのベンチャーの優勝の際にも申し上げましたが、「グループの全員を内定させること」です。

実は、このお題はMicrosoftの人事の方からいただいた課題でした。「ビジネスコンテストで満足せずに、将来を考えて経営者視点を身につけるように。」と人事の方から言われたんです。

現実的に、同じグループのメンバー全員を内定させることは、枠の関係もあり不可能に近い目標です。しかし、経営者層の視点を得るといった点では、厳しい課題でしたが非常にためになったと感じています。だからその課題にGDで真剣に僕は取り組みました。その次のマネージャー面接でGDについてかなり聞かれたので、僕の姿勢は多少なり評価して頂けた気がしています。

先日就活相談を受けていた時に、「僕は就活で負けたくないんです。」と相談に来た就活生の方がいたのですが、こういうマインドセットを持つ人はGD等で無意識に相手を蹴落とすための言動や自分だけが通るための言動をしてしまうリスクがあるんですよ。そうではなく、“就活は団体戦”と捉えGDメンバー全員を通すことを目指した方が、結果的に自分が通る確率は上がると思います。このマインドセットを持っている学生はすごく少ないと思いますね。

ーーベンチャー以外のビジネスコンテストも優勝されていらっしゃるとのことですが、インターンとビジネスコンテスト、どちらも結果を残す事のできたポイントなどはありますか?

自分が他の人と相対的にかなりの結果主義だからだと思います。僕はジョブに参加するからには、1位を取るという目標を必ず置いていました。加えて、他のチームに負けない戦略を立てることを考えて、ジョブは取り組んでいたこともポイントだと思います。他のチームに合わせて、他のチームよりも上のものを作れば審査員も良い方を通すしかないですよね。

もう一点あげると、課題へのアプローチの仕方でしょうか。大体の人は課題のみを分解して考えていきますけど、自分は審査員が何を求めているか、何を評価するのか、から逆算して考えていました。勝つためには課題以上に審査員の求めていることに注目すべきです。その上で理想は審査審の期待を少し上回ることでしょうか。

Amazon内定の第一ステップは「選考の本当の意図を考えて行動・発言すること」

ーーAmazonの方もお聞きしようと思います。まずは内定までのプロセスを教えていただけますか。

選考プロセスは以下の通りでした

ES、Webテスト >> 説明会 >> GDとグループ面接 >> 2次面接(中堅くらいの方と1対1で45分間) >> ジョブ >> 最終面接(マネージャークラスの方と1対1で45分間)

このプロセスの中ではGDとグループ面接でかなり倍率が高い様に思います。そこで落ちた人の共通点としては、話に中身がないことです。何のために、何を聞かれているのかを考えずに話しているため、面接官に魅力が伝わらずに落とされている人が多かった印象です。同じグループに企業経験者やサークルの立ち上げ経験者がいましたが、相手の意図をくみ取ることが出来ず、落ちていました。

ジョブ後最終面接の基準は、この人を部下にしても良いかどうかという点もあるようです。 最終面接までたどり着いたら、人間関係構築力もかなりポイントになった気がします。

ーーこうしたプロセスの中で、内定を得るためのポイントを教えてください。

当たり前のことをやることが大切だと思います。Amazonは知っているユーザーが多く、親しみやすさがあるため、Microsoftより応募者数が多いと思います。しかし応募者数の割に、とりあえず受けてみようと考えている人も多いので、当たり前のことをできることが第一ステップです。

この、当たり前のこととは何かですが、「選考の本当の意図を考えて行動・発言すること」です。

例えば、面接で代表的な質問として「学生時代頑張ったこと」がありますよね。

この質問に対して、「頑張らないとできない、実は苦手なこと」を答えてしまう学生が、実は非常に多いと思います。これでは自分の強みを話しているつもりが、弱みを話してしまうことになってしまうんですよ。

この質問に対し僕がオススメするのは、「周りの人が相当頑張らないとできないけど、自分は一瞬でできてしまうこと」を答えるべきということです。相対的に得意なことを話す、これこそが自分の強みです。この質問で面接官は本当は、自分の強みを知りたいのです。それが本当に話すべきことです。

このように、面接官が何を、何のために問うているのかを考えて質問に答えるべきです。

あと加えて、Amazonでは全員がリーダーという考えが大きな理念としてあります。前に立とうとする気概を持つことは意識すべきだと思います。”上”ではなく”前”です。

ーーリーダーとのことですが、Amazonにおけるリーダーとはどういった人なのでしょうか?

「ひと通りできる人」のことだと思います。Amazonのサマーインターンは、3日間のコンサルと同じようなジョブに取り組みました。

Amazonにおいての評価ポイントはコンサルとは若干異なり、「自分でアイデアを出して、その案を採用させて、まとめてプレゼンできる人が通る」イメージです。

一方で、そうしたプロセスをサポートする人は最終に進めていない印象です。つまる所、最悪サポートする人がいなくてもなんとかなる人が、Amazonの求めるリーダーだと思います。実際社員の方と話していてもチームで行動することもあるが、基本的には自立して仕事をしているような印象を受けました。

就活生は「自分の個性」と「相対的強み」をまず正確に理解せよ

ーー今、就活生の人でITBIG5に行きたい人は何をすべきですか?

語ることのできる、未来の展望つまり人生のコンパスを持つことだと思います。何をしたいか、夢は何かといった質問に答えられない人はつまらないという印象を与えてしまいます。IT企業は先へ先へと進んでいく企業なので、過去ばかり見ていても仕方ないということを踏まえて、自己分析をすることが重要です。過去、現在、未来の3種の自己分析を行うべきです。

ーー最後に、これから就活を迎える学生に伝えたいことがあればお願いします。

2つあります。

まず一つ目は結局のところ「自分ブランディング」が大切だと思います。
僕は、ストレングスファインダーは結構信じていて、あれは強みというより、価値観が出ると捉えています。自身の価値観を知った上で、喋り方を変えたりしていくと、確かな個性が作り出され、自分ブランディングに役立つと思います。

むしろ、そうした個性がないと、どこにでもいるテンプレートな就活生になってしまいます。特にIT業界は、語ることのできる夢があるようにすべきといったように、個性が重要なので、尚更そうした自分ブランディングを重視すべきです。

二つ目に、自身の強みを正確に理解しましょう。

強みを考える際には、まず自分の中で強みを相対化します。その後に社会的に、本当に強みとしてアピールできるかどうかを、社会的に相対化するべきです。

自分の中では2、3番目の強みであったとしても、社会的にはまさに求められている素質だったり、稀な強みだったりするからです。自分が得意なことかつ、需要のあることで勝負することが、長い観点で見たときに最も良い結果を得る事ができると思います。

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