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マーケット部門の面接は事前準備がカギ!
こんにちは、外資就活 金融チームです。
外資就活ドットコムでは、選考体験記という会員限定のユーザー投稿型選考内容コンテンツがあります。
今回はその中から、投資銀行業界の中でもマーケット部門(セールス、トレーダー、リサーチのアナリスト)を志望する方のために選考体験記からテーマ別に質問例をご紹介します。
日系企業同様に学生のパーソナリティーについて聞く質問から、頭の回転の速さを試す突飛な質問まで幅広く聞かれるのが特徴です。全ての質問の回答を用意するのは難しいですが、本記事に挙げられている頻出質問をカバーするだけでも、内定率はグッと上がります。
パーソナリティ編:強烈な「個の力」を示せるか
個人勝負のマーケット業界は顧客から他者ではなく自分を選んでもらう理由が必要な世界です。
実際の選考でもこの「個の力があるか」という点は高いレベルで評価されるため、面接では 「あなたを採用する理由を教えて」 とストレートに聞いて来るなどしています。
他者に負けない自分の強み、話したいことを面接官に質問してもらうためにも、最初の自己紹介では自分にしかない特徴的な話を小出しにし、会話の種を撒く認識で話をしましょう。その際に、あえて言いたいことを抽象的にして、話しをするとスムーズに面接官が質問してくれるでしょう。
・友達からどういう人だと言われるか
・自己紹介して(1分程度)
・目標とする人は誰か
・同期に負けない一番の強み
・家族構成は
・家族との関係性について
・何か面白い話して
・一発芸して
学生時代頑張ったこと編:質問の意図を汲み取り的確に回答しよう
他業界同様にマーケット部門でも「ガクチカ」はよく聞かれるオーソドックスな質問の一つです。
数多のプロフェッショナルから顧客から選ばれるために力をつける必要があるマーケット部門では、単純な会話の中でも 質問の意図を的確に理解する頭脳を持つか という評価がされます。
回答を用意する際には、質問に対して面接官が聞きたいことの本質をつくことができているのかについてを意識しましょう。
・学生時代に頑張った事は何か
・今までで苦労した経験は何か
・苦労した経験の克服方法
・営業の経験があるかどうか
・ゼミ、研究会での勉強内容
・卒業論文の内容について教えて
志望理由編:業務理解に基づいた志望理由を意識
マーケット部門を志望する学生にとって重要なのは、大まかでもいいので業界の違いについて理解しているかどうかです。セルサイドを志望しているはずなのにバイサイドのような志望動機であったり、マーケッツの志望理由なのにIBDを目指しているかのように聞こえてしまう発言をするパターンは多く見受けられます。
・なぜ弊社なのか
・なぜマーケッツ部門を志望するのか
・なぜセルサイドなのか
・なぜこのプロダクト(株式・債券等)がやりたいのか
マーケット部門特有の質問編:「数字に強いこと」「分析力」をアピール
マーケット部門では数字に関する質問が多いことも特徴です。
普段からクライアントワークと行う際に「この価格では損なのか特なのか」といった即座の計算力が求められる世界であり、トレーダーやリサーチはもちろん、セールスでも計算力は重要な評価点です。
ここでは頭の回転の早さ、計算に基づいた柔軟な発想ができているかが評価の軸になっています。
また、マーケット部門では正確かつ迅速な計算力、常にアンテナを張りに敏感になっていること。計算力と社会の流れを基にした「分析力」が求められます。
そのため、こまめにニュースをチェックするなど、日頃から情報を収集することを心がけましょう。
・数理クイズや、2桁×2桁以上の掛け算等の算数クイズ
・乗数の暗算(9の6乗はいくら?など)
・ジャンボジェット機にピンポン玉を何個詰められるか
・最近気になったニュース
・お勧めしたい株式の銘柄はあるか
・今後、資産運用業界はどうなると思うか
・ドル円の今後はどうなるのか
・日本の経済は今後どうなるのか
・なぜ発注ミスが起こるのか
英語面接編:セールスは英語力が必須
最後に、マーケット部門でも英語面接が課されます。帰国子女のように話せることが全員に求められているわけではありませんが、社内の同僚や連絡を取り合う海外のチームメイトとの会話は当然のことながら英語が必要になりますので、マーケット部門を目指しているのであれば早いうちに克服しておくことをお勧めします。特に海外のヘッジファンドを相手にするようなセールスであれば英語力は必須だと言えます。
・自己紹介して
・志望理由を教えて
・学生時代何に励んできたのか
・あなたという人間をワンフレーズ(熟語2つ)で表現してください。
マーケット部門の面接は入念な対策がカギ
いかがでしたでしょうか。マーケット部門の面接はオーソドックスな質問から部門特有の質問まで多岐に渡ります。
思考力を問われる質問も聞かれるので、全てに対応することは難しいですが、過去に出た質問から対策を考えることは有効です。
基本的な考え方、エッセンスとして過去の質問例に対する回答を作成することは、面接当日の思考力を助けるものになるはずです。
おすすめの対策方法として、
(1)過去の質問例から自分なりの回答を用意する
(2)なぜ、上記の回答に至ったのか、道筋を整理しておく
(3)内定者の先輩や社員の方に考え方、回答をチェックしてもらう
(4)修正し、考え方を吸収する
という方法が有効です。
回答を全て用意するのは難しいです。基本的な考え方、エッセンスとして過去の質問例に対する回答を作成することは、面接当日の思考力を助けるものになるはずです。
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