外資・日系トップ企業を目指す学生のための就職活動サイト「外資就活ドットコム」

投資銀行とコンサルを比較するのはナンセンス!? 多くの就活生が知らない両者の違いとは

投資銀行とコンサルの仕事は全く違う

こんにちは、外資就活 編集部です。

「外銀と外コンの両方を見ています!」という学生は毎年少なからず存在します。

よく比較される2つの業界ですが、実際には投資銀行とコンサルティングファームで業務内容が全く違います。そのためかコンサルタントやバンカーはあまりお互いを比較対象としてみていないようです。

そのような状況にもかかわらず、なぜここまで比較され、そして併願されるのでしょうか?
本コラムでは、その理由と両者の共通点・相違点をお伝えします。

このコラムを志望先を絞るきっかけにしていただければと思います。

注)こういった比較の多くは、『投資銀行』と『投資銀行部門』の区別がつかないままになされます。ただし本コラムにおいては、コンサルティングファームと併願されることが多いという理由から、『投資銀行部門』と『コンサルティングファーム』を比較する、という形で述べていきたいと思います。

【投資銀行における部門の分かれ方に関するコラム】
投資銀行研究の第一歩! 投資銀行の見取り図

業務理解が足りていないから同一視してしまう

投資銀行部門とコンサルティングファームを志望先として比較/併願しようとしている学生に志望理由を訪ねると、「成長できる」「起業や転職に有利」「給与がいい」といった答えが返ってくることがほとんどです。

しかし、「どのような成長をしたいのか」「どのようなキャリアプランを考えているのか」といった質問をすると答えに窮してしまいます。なぜこのような状況が発生するのでしょうか?

それは、投資銀行部門やコンサルティングファームをイメージ先行で捉えてしまい、実際の業務内容を理解していない学生が多いからです。

実際には、両者は全く異なる業務を行っているため、その成長やキャリアの方向性なども同様に異なります。しかしながら、業務内容について理解が不足している場合、前述のように非常に漠然としたイメージで語られてしまいます。

そしてそれらの漠然としたイメージだけで見れば、両者は同じように見えてしまうのです。

共通点と相違点をしっかりと理解すべき

投資銀行部門とコンサルティングファームを区別がつかない学生が多いことは必然だと思います。両者ともに学生にとってはまず触れることのないビジネスをしているためです。特に就活を始めたての時期は、両者の業務を理解できている学生は稀でしょう。

また両者を併願することを否定するつもりもありません。しかしその場合は、(特に投資銀行部門の場合)面接で志望動機を深掘りされても大丈夫なように、両者の共通点と相違点をしっかり理解しておきましょう。

投資銀行部門とコンサルティングファームの共通点

相違点について話す前に、まず共通点を先に確認しましょう。「業務内容は全く違う」と前述しましたが、投資銀行部門とコンサルティングファームで共通点も存在します。

・クライアントからフィーをもらう仕事である
・生産性が高く、アップ・オア・アウトの文化がある
・転職が多い・ポータブルスキルが身につく
・就職難易度の高い業界といわれている
の4点です。

クライアントからフィーをもらう仕事である

投資銀行部門もコンサルティングファームも、企業に対して助言を行うことで手数料を得るという点では一致しています。典型的な知識集約型の産業だといえます。

また、クライアントは日本の大企業が中心であるという点も共通しているといえるでしょう。大手のコンサルティングファームは中小企業やベンチャーの経営戦略について専門ではありませんし、投資銀行部門もまた小規模な企業の売買や資金調達には携わりません。

生産性が高く、アップ・オア・アウトの文化がある

投資銀行部門もコンサルティングファームも、他業界と比べると激務であり仕事量が多いため、仕事の生産性は問われる傾向があります。常に生産性を上げていかないと生き残っていけない業界であるともいえます。

このような「仕事ができない人はすぐリストラになる」という状況のことを、アップ・オア・アウトといいます。アップ・オア・アウトとは、直訳すると「昇進しろ、さもなくば去れ。」というもので、要するに役職に見合った実力をつけていかなければリストラにあうということを意味します。

転職が多い・ポータブルスキルが身につく

これは比較的的を射た共通点でしょう。他職種と比べると「ポータブルスキル」の占める割合が大きく、転職はしやすくなっています。ポータブルスキルとは、いろんな企業で使うことのできるスキルことです。

ただし、コンサルティングファームで身につくポータブルスキルと、投資銀行部門で身につくポータブルスキルは同じではないということには注意しなければなりません。

コンサルティングファームで身につくのは、調査やパワポのスキル、思考力などを活かしたジェネラリスト型のポータブルスキルです。(ただし年次が上がるごとに専門分野を持つことが多く、完全なジェネラリストになるパターンは稀です。)

一方の投資銀行部門で身につくのは、コーポレートファイナンスに特化したスペシャリスト型のポータブルスキルです。特に上場企業の場合は、あらゆる企業において資金調達などの仕事がありますから、どこにいっても財務の仕事ができるという意味のポータブルスキルです。良くも悪くも金融・財務以外の仕事はできなくなります。

就職難易度の高い業界といわれている

投資銀行部門もコンサルティングファームも、学生からの人気も高く、採用人数も少ないため、就職する難易度は高いといわれています。

冒頭で上げた「エリートである」というイメージも、「難易度の高い業界」と思われているからこそ出てきたものでしょう。ある種、この共通点こそ両者が比較される一番の要因かもしれません。

興味を持ったきっかけとして「人気だから」というのは悪いとは思いませんが、志望理由も「人気だから」だけでは、面接でまず落とされます。業務理解を深め、しっかりとした志望動機を練りましょう。

投資銀行部門とコンサルティングファームの相違点

次に、投資銀行部門とコンサルティングファームの相違点を挙げます。

・コンサルティングファームは「アドバイス」、投資銀行部門は「実行」に付加価値がある
・コンサルティングファームは様々な業種への転職がメイン、投資銀行部門は金融のプロフェッショナルの道を歩む
・労働時間と仕事量は投資銀行部門のほうが多い
・給与水準は投資銀行部門のほうが高い
の4点です。

同一視して語られることが多いですが、業務内容からその後のキャリア、働き方に至るまで、大きく異なっています。両者を理解したうえで、自分の選択軸やキャリアプランのもと、どちらかを志望するのか、または併願するのかを決めましょう。

コンサルティングファームは「アドバイス」、投資銀行部門は「実行」に付加価値がある

コンサルティングファームの仕事は、「企業経営に関してアドバイスをする」ことです。ただ扱う領域(戦略、IT、財務など)によって、付加価値が「アドバイス」と「実行」のどちらに偏っているか比率変わりますが、メインの提供価値はあくまでもアドバイスにあります。

投資銀行部門の仕事は、「資金調達やM&Aに関してアドバイスを行い、その実行を担う」ことです。そもそも株式や社債の発行は、法規制上で証券会社にしかできませんし、M&Aに関しても専門的な手続きが必要になります。したがって、投資銀行部門の提供する付加価値は「アドバイス」ではなく「実行」の部分によっているといえるでしょう。

コンサルティングファームでは、アドバイスそのものが提供価値であるのに対し、投資銀行部門においてアドバイスは基本的に営業の手段であり、その後の実行にこそ提供価値があります。業務内容において、その領域や価値の出し方に大きな違いがあるわけです。これは1番といっていいほど大きな違いです。

コンサルティングファームは様々な業種への転職がメイン、投資銀行部門は金融のプロフェッショナルの道を歩む

戦略コンサルティングファームの出身者は、多くの場合、ファーム卒業後には事業会社へ転職します。ベンチャー企業の経営陣やファンドからの雇われ経営陣といった形での事業会社への転職が多いです。

もちろん、そのままコンサルティングファームティングのプロとしての道を歩む人やPEファンドやVCなどでバリューアップ担当として活躍する人もいます。

他方の投資銀行部門では、資産運用会社など別の金融機関(特に機関投資家)に転職することが多くなっています。また、生涯投資銀行部門にいる人の割合も、生涯コンサルティングファームにいる人の割合よりは多いといえるでしょう。

投資銀行部門から事業会社に転職する人もいますが、その場合でも事業会社で大活躍するために雇われているというよりは、事業会社における「投資銀行部門などの金融機関とどう付き合っていけばよいのかわからない」という悩みを解決するためという側面が強いです。仕事そのものは投資銀行部門に任せます。

労働時間と仕事量は投資銀行部門のほうが多い

労働時間については「どちらも激務」という程度の印象しか持っていない学生が多いのですが、実際には、投資銀行部門のほうがかなり激務です。

あくまで個人的見解ですが、激務度を大きく分けると、トップクラスに激務な部類には投資銀行部門と官僚が入り、その次のグループにコンサルティングファームティングや広告代理店、外資系メーカー、商社などが入って来るイメージです。

例えば、投資銀行部門では4時まで仕事をすることが度々ありますが、コンサルティングファームではプロジェクトの報告日付近などを除いては1時には帰れる場合が多いです。

給与水準は投資銀行部門のほうが高い

また、給与水準についても「どちらも高給」と言われがちですが、実際には1.5~2倍近い給与差があります。

たとえば、外資系戦略コンサルティングファームの新卒1年目は600~700万円の報酬をもらいますが、外資系投資銀行部門の新卒1年目は900~1,200万円ほどの報酬をもらいます。7~8年も勤めると人によってかなりばらつきが出てきますが、外資系戦略コンサルティングファームが年収1,500~3,000万円であるのに対して、投資銀行部門は年収3,000~5,000万円程度になります。

総合商社やメガベンチャーなどでも10年以内に1,000万円以上の給与をもらえる場合が多いことを考えると、外資系戦略コンサルティングファームの年収は、外資系投資銀行部門の年収よりも商社やメガベンチャーの年収に近いといえます。「お金が欲しいからコンサルティングファーム」はあまりお勧めしません。

面接で聞かれたときの対処法

基本的な方針は「いえ、検討していませんでした」でよいと思います。しかし、過去に双方のインターンに参加していたなどで深掘りされた際は「自分に合わないと感じた」で通すのが無難です。

サマーインターンの段階で投資銀行部門とコンサルティングファームを両方受けていて、本選考の段階では投資銀行部門だけを受けていたケースは、実施に以下のようなやり取りで解決します。

面接官: コンサルティングファームは検討しなかったの?

志望者: 〇〇コンサルティングファームティングのサマーインターンに参加しましたが、合わないと感じたのでそれ以降は受けておりません。

面接官: どのあたりが合わないと感じた?

志望者: 理想主義的な側面が強く、社員と話していても、物事に対して「正しい」「間違っている」の二者択一で考えているように思えました。私は「どちらも正解」という場面も多くあると考えているので、彼らの考え方には合いませんでした。

面接官: わかりました。じゃあ次の質問なんだけど・・・

またコンサルティングファームの面接でも、あまり志望動機を重視されない傾向にはありますが、投資銀行を検討しない理由を問われることはあります。その場合は、以下のようなやり取りで解決します。

面接官: 投資銀行は検討しなかったの?

志望者: 〇〇バンクのサマーインターンに参加しましたが、合わないと感じたのでそれ以降は受けておりません。

面接官: どのあたりが合わないと感じた?

志望者: 結局は営業であり、相手に最適なものを提供するというよりは、自分たちの商品を売ることがメインになっていると感じたからです。私は相手に最適なものを提供したいと考えているので、彼らのビジネスモデルに合わないな思いました。

面接官: わかりました。じゃあ次の質問なんだけど・・・

コンサルタントが理想主義的に考えているか、バンカーが最適じゃないと思ってもM&Aを提案しているか、は場合によると思います。

ただ少なくとも面接の場においては、このような受け答えで問題ないはずです。これで突っ込まれて落とされるのであれば、他の受け答えで問題ありと判断されていた可能性が高いです。

終わりに

いかがだったでしょうか。

今回は投資銀行(部門)とコンサルティングファームについて、なぜ比較/併願されるのかと実際の共通点・相違点について解説しました。併願するのは問題ないですが、両者をしっかりと理解・区別したうえで、面接に臨みましょう。

皆さんの就活の成功を祈っています。

マッキンゼー ゴールドマン 三菱商事
P&G アクセンチュア
内定攻略 会員限定公開

トップ企業内定者は必ず利用する外資就活ドットコム


このページを閲覧した人が見ているページ

募集情報

{{r.GsRecruitingItemType.name}} {{r.GsRecruitingItem.target_year | targetYearLabel}} {{label.short_name}}

{{r.GsRecruitingItem.name}}

{{r.GsRecruitingItem.description}}

{{s.entry_end_date}} ({{s.entry_end_day_of_week}}) {{s.entry_end_time}} {{s.apply_method_label}}

{{s.name}}

日程: {{s.event_date}}

場所: {{' ' + s.place}}


外資就活ドットコムに会員登録すると、様々な就職支援サービスをご利用いただけます。現在、会員の約7割が東大・京大・慶応・早稲田・東工大・一橋大などの上位校の学生です

新規会員登録
このページを閲覧した人が見ているコラム

外資就活ドットコムに会員登録すると、様々な就職支援サービスをご利用いただけます。現在、会員の約7割が東大・京大・慶応・早稲田・東工大・一橋大などの上位校の学生です

新規会員登録

会員登録してすべてのコンテンツを見る

1分で会員登録(無料)