【総合商社選考対策⑤】丸紅・選考対策:複数内定者が語る「機敏な挑戦者」の徹底解剖と戦略

【総合商社選考対策⑤】丸紅・選考対策:複数内定者が語る「機敏な挑戦者」の徹底解剖と戦略

2025/10/02

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eyecatch

こんにちは。総合商社、デベロッパー、広告代理店から複数内定をいただいた慶應生の者です。

「総合商社」シリーズの第五弾は、 丸紅 です。財閥系商社が持つ「安定」や「組織力」という巨大なタンカーだとすれば、丸紅は、時代の変化という波を俊敏に捉え、乗りこなす「プロサーファー」のような集団です。彼らは、変化を恐れるのではなく、変化の波に乗りこなし、時には自ら波を起こす。若手のうちから大きな裁量権を持って、ダイナミックな挑戦をしたいと考える学生から、近年絶大な人気を誇ります。

今回は、その「機敏な挑戦者」のDNAと、選考を突破するためのポイントを解説します。

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企業分析:「機敏性」を武器に戦う挑戦者

丸紅を理解する上で重要なのは、彼らが安定したポジションに安住せず、常に新しい事業機会を求め、スピーディーに挑戦し続ける「チャレンジャー」であるという視点です。

①「電力・穀物」への集中と選択:社会インフラを握る事業モデル

総合商社が「ラーメンからミサイルまで」と称されるように、幅広い分野に投資する中で、近年の丸紅は 「電力・インフラ」と「食料・アグリ」 という、二つの大きな柱に、経営資源を選択的に集中させています。

なぜ、この二つなのでしょうか。それは、この二つが、世界中の人々の生活に不可欠な「社会インフラ」であり、かつ、今後の世界経済の成長と密接に結びついた、極めて大きなポテンシャルを秘めているからです。そして、どちらの事業も、一度確立すれば、長期的で安定した収益が見込める、という共通点があります。丸紅は、リスクを取ってフロンティアを開拓し、その先にある安定した収益基盤を築く、というダイナミックな事業ポートフォリオを志向しているのです。

電力事業の強みは、 IPP(独立系発電事業者) として、発電所の建設から、運営、そして売電までを一気通貫で手掛ける点にあります。これは、一つの「国創り」にも等しい、壮大な仕事です。OB訪問で伺った話では、若手社員が中東の王子と直接交渉し、数千億円規模のプロジェクトを動かしたという実例もあるそうです。

もう一つの柱である穀物事業 「ガビロン」 も同様です。気候変動や地政学リスクによって、世界の食料供給が不安定化する中で、安定したサプライチェーンを維持・構築することは、単なるビジネスを超えた、社会的な使命を帯びています。あなたの仕事が、世界の食料安全保障の一翼を担う。その責任の重さと、やりがいの大きさは計り知れません。

②「非財閥」のDNA:個の力で、壁を突破するカルチャー

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