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コンサルとして働く上で感じる5つのやりがい|現役戦略コンサルタントが語る(3)

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コンサルのやりがいや醍醐味とは?

今回は、コンサルの志望動機に悩まれている25・26卒の皆さんのために、外資系戦略コンサルタントの山田洋輔氏から「コンサルとして働く上でのやりがい」をお伺いしました。コンサルを志望している人にとって役立つ内容となっていますから、ぜひ参考になさってください。

第1回はこちら⇒【グループディスカッション】見られるポイント2つ〜現役戦略コンサルタントが語る(1)〜
第2回はこちら⇒【ケース面接】見られるポイント4つ〜現役戦略コンサルタントが語る(2)〜

百人百様のコンサルタント

「コンサルタントとしてのやりがいは?」といった質問は学生の方からよく受けるのですが、一言でコンサルタントといっても本当に色々なタイプの人がいます。百人百様の感じ方があると思いますので、あくまで私個人の見解としてご理解ください。

また「やりがい」というテーマですので、多少良い面を強調して話しているように見えますが、誰にとってもベストな職種ではないと思いますので、興味のある方はぜひコンサルタントと直接会って色々と聞いてみてくださいね。

1.好奇心をくすぐられる面白さ

既にご存知かもしれませんが、コンサルティングという仕事は様々な業界の様々な課題を扱っています。

先週まで食品のマーケティング戦略を考えていたコンサルタントが、今週から海外政府の産業クラスター創出に関するプロジェクトにアサインされる、といったことはざらに起こります。

企業・組織の重要な意思決定に伴う「大きな変化のタイミング」だけを色々な業界やテーマで体験できることは、私のようにルーチンワークが続くのは嫌いとか、色々なものを体験したいといった志向の強い方にはとても面白いのではないでしょうか。

それぞれの課題も、組織の重要な意思決定に関わる難問ばかりです。

それでいて、数学のように一義的に答えが決まっていない。自分の論理力と発想力をフルに使って、クライアントやチームメンバーと一緒に「最良の解」を導き出していくのは、すごく興奮に満ちたプロセスだと感じています。

さらに、そういったプロセスがとてつもない速度で進んでいく。

次から次へと新しいインプットを得て分析や議論を重ね、仮説をブラッシュアップしていくのは、筆舌に尽くし難いくらい刺激に溢れています。

入社前、同ファームの先輩に「最近修士論文の締切前で忙しくて・・・」という話をしたら、「コンサルタントになったらそんなの毎日だよ。学生の頃の忙しいなんて全く刺激が足りなかったね」と言われたのを思い出します。

今の私は、きっと同じことを学生の方に言われたら同じように答えると思います。そして、そういうスピード感の中で難問に立ち向かい、苦しいながらも新しい発見や気づきに満たされる毎日に惹かれる方には、胸を張って勧められる職業だと思います。

2.グローバル規模の多様性に日常的に触れられること

外資系コンサルティングファームはグローバルと極めて強いネットワークを持っています。

海外プロジェクトへの配属も含め、海外オフィスと接する機会が日常的にあり、国籍や文化、価値観の異なる同僚と接することが極めて多いです。

そういった中で、自分の考え方をいつも相対的に捉え直すことができるのは、グローバルファームならではだと思います。

例えば中国人若手コンサルタントの上昇志向の強さや、韓国人コンサルタントのクライアントへの献身的姿勢、アメリカ人のディスカッションの仕方など、私の今までの人生ではあまり馴染みのなかったスタイルが身の回りに溢れています。

その中で、自分の強みや弱点、性格などをより鮮明に感じることができます。

「自分がどういうビジネスマンになりたいか」、ひいては「自分がどういう人間になりたいか」というのを、より広い可能性の中で見直すことができます。

サッカーの中田選手が以前、世界中を放浪して「自分探し」をすると言っていましたが、グローバルファームでは会社にいながらそれに似た機会を豊富に得ることができます。

3.チームで成し遂げる充実感

元々私自身一人で何かをやるよりも、チームで喜びや苦しさを共有しながら何かを成し遂げるのが好きなんです。そういった性格の人にはすごく適した環境だと思います。

同じ会社内でもさまざまな考え方や価値観の人が大勢います。外国人がチームに入ったときはなおさら強くそれを実感します。

ただそういった色々な考え方をするメンバーが、「同じ目標(プロジェクトの成功、クライアントへのインパクト)」を強く共有して議論すると、さまざまな意見がポンポン出てきて「その視点は自分になかった」と感じることが多々あります。

チームメンバーが色々な視点を持ち寄り、それを融合することでどんどん良いアウトプットに仕上がっていく過程は本当に面白いと思います。

また、皆さんも噂で聞いているかもしれませんが、コンサルティングの仕事はときに(というかしばしば)多忙を極める時期があります。

クライアントへの責任が大きいことから、心理的な重圧も半端ではありません。

そういったきつい場面で、周りに優秀な仲間がいることが強い支えになることは、言うまでもありません。きっとチームスポーツや団体活動を行ったことのある方はそういう経験があるのではないでしょうか。

外資コンサルと聞くと「ドライ」というイメージを持つ方も多いと思いますが、個人的にはそう感じません。

プロフェッショナルですし、互いに仕事に差し支えるほどの干渉はしませんが、特に「チーム」という意識はとても強いように感じます。

生活のほとんどの時間を一緒に過ごすわけですし、その仲間が同じ目標に向かって真剣に取り組んでいるわけですし。最終的にきついプロジェクトを乗り切って、大きな成果を挙げることができたときには、筆舌に尽くしがたい充実感を感じます。

そしてそういう経験を共有したチームメンバーは、自分の一生の財産になります。

私にも、今でも当時のメンバーで集まって飲みに行ったり、悩みを相談したり、というチームがたくさんありますし、そういったメンバーとは職場が変わっても一生付き合っていきたいと思っています。

4.「成長意欲への強い刺激」が絶えず得られる環境

コンサルティングファームは、短期間で濃密な経験が得られる上に、経験10年以上のベテランコンサルタントとの距離がとても近いのも特徴です。

例えばパートナークラスの社員と直接議論をする場も豊富にあります。そういった中で「何て自分はダメなんだ」という悔しさを日常的に実感します。

この業界に入社する方は小さい頃から勉強ができて、優秀な大学に入ってという人が多いと思います。どこかで自分が「(他人より)できる」とか「(他人とは)違う」と思っている人は、就職活動中の学生と会ってもたくさんいるように思います。

そういった考えがプロジェクト中に粉々に打ち砕かれて、「もっと成長したい」と思えるようになる、その第一歩をきつい形で与えてくれる環境だと思います。

そういう環境は、入社以降ずっと続きます。時間の流れが速い業界なので、どんどん新しい役割や責任を任される。

その中で、日々自分に足りない部分を感じながら仕事をするとともに、1年前の自分を振り返って成長した姿に喜びを感じる、その繰り返しが成長意欲を駆り立て、加速させていると思います。

私自身を振り返っても、1年目はとにかく右も左もわからず、議論にも全く付いていけない状況で、「何て自分はできないんだろう」と悔しい思いをしました。

約5年経った今は、プロジェクト全体を効果的にマネージできるようになることが目標です。そして数年後はきっと新しいチャレンジが待っている。

次々と新しいゴールが設定される中で、常に全力で走り続けることは決して楽ではありませんが、その分とても強いやりがいを感じています。

5.極端なワークライフバランス

先ほどもお話ししましたが、コンサルティングの仕事は一般的に忙しい。そういった中でのオフの取り方にも特徴がある仕事だと思います。

コンサルタントはプロジェクトベースで働くので、3ヶ月とか一定期間ごとに区切りがつくのが普通です。そういったタイミングで、長期の休みが取りやすいというのは嬉しいですね。

年に数回1~2週間の休暇を取って海外旅行に行く、というコンサルタントも結構多いように感じます。

一般的な企業とは異なり、それがお盆や年末年始に限られないので、比較的空いている時期にゆったり出かけられることがほとんどです。

この業界の人たちは「プロジェクト中は思い切り働いて、終わったら思い切り休む」というメリハリはすごく強いですね。そういったワークスタイルが好きな人には合っていると思います。

プロジェクト期間中も、うまくオフへの切り替えを作ることでリフレッシュすることが多いですね。

私の性格上、基本的にプロジェクト中は仕事以外のことは頭から消えてしまうのですが、クライアントへの報告会の直後など、うまく空き時間ができたときには積極的に友人と飲みに行ったりします。

週末も家でだらだらと寝ていても、体の疲れは取れますがあまりリフレッシュできないので、なるべく外で人と会ったりするようにしています。

そういう貴重なオフの瞬間は、時間をもてあましていた学生の頃よりも何倍も楽しく感じますし、思い切り遊んでいるように思います。

まあそうは言っても普段は結構忙しいですし、「理想的なオフ」の捉え方はどういうワークライフバランスで仕事をしたいか、という個々人の価値観に大きく左右される部分だとは思います。

ただオンの時間が忙しくて充実しているからこそ、オフの時間も強く際立つそういった部分は個人的にはすごく好きです。

やりがいの多いコンサル業界に飛び込んでみよう

色々とお話いたしましたが、ここに挙げたような要素はこの仕事の「やりがい」や「醍醐味」のほんの一部分だと思います。

冒頭でも言いましたが、ぜひ生身のコンサルタントに色々と話を聞いて、この仕事の良さ(もちろん悪さも)を知っていただけたらと思います。

その上で、興味を持った方には、きっと楽しい毎日が待っていると思いますので、臆せずコンサルティング業界に飛び込んでみてください!

山田洋輔
東京大学総合文化研究科卒業後、2006年に新卒で外資系戦略コンサルティングファームに入社。消費財、ハイテク、化学などの様々な分野で、各種成長戦略の立案に携わる。最近関心の強いテーマは、消費者の文化人類学的理解に基づくイノベーションの創出と、複数のビジネスポートフォリオをまたぐ価値最大化の実現

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