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学生団体経験は就活で意味がない?アピールする際に気を付けるポイントを解説!

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学生団体経験を就活でうまくアピールしよう

外資就活ドットコムの読者の方々には何らかの形で学生団体に所属されていたり、自分自身が運営者として関わっていらっしゃる方もいらっしゃるかと思います。

学生生活の中で、打ち込むべきことを見つけられたのは大変素晴らしいことです。ただし、その経験を上手くアピールできず空回りしている方が少なからずいます。せっかく学生団体で有意義な経験をしていても、就活において意味がなくなってしまいます。

今回はより具体的に、選考でアピールする際に注意すべきポイントなどを述べていきたいと思います。

学生団体とは?サークルとの違い

一般的に学生団体は、同じ目的に向かって活動している団体全般を指します。

気の合う仲間同士で活動をするという点はサークルと同じです。しかし学生団体の場合は、ボランティアなどの社会貢献に重きを置いていたり、本格的に起業を目指していたりするなど、よりそのコンセプトが明確である点がサークルとの違いとして挙げられます。

学生団体の活動では、外部から情報を取り入れたり、社会人に会いに行ったりするといった機会が比較的多いです。そのため、就活に必要な情報収集能力やコミュニケーション能力が身に付くといったことがメリットとして挙げられます。

また学生団体では、就活に積極的な人が周りに多くなる傾向にあります。そのため、自然と就活を始める時期が早くなり、経験が蓄積しやすいことも有利に働きます。

学生団体症候群に陥ってませんか?

上で紹介したようにメリットが多い学生団体ですが、肩書きだけで実のある経験を積んでいなかったり、正しくその経験をアピールできなかったりすると、就活で失敗してしまいます。

ある採用コンサルタントの方がおっしゃっていたのですが、学生団体に所属している方が犯しがちな失敗は俗に「学生団体症候群」と呼ばれ、以下のように類型化できるそうです。

<学生団体症候群の4パターン>
・話が長い
・自分の話では無く団体の話に終始する
・語彙が貧弱で話が具体的でない
・人の話を聞かない

特に上記の傾向が顕著に出るのは、就職活動において動き出しが遅く、情報収集と選考経験が不足している学生だ、と聞きました。この症状を発症している学生は、自分の経験に自信があるために問題に気がつかず、改善のキッカケが掴めないまま選考が長期化していくそうです。

彼/彼女らの問題は3つです。

・事前準備の不足⇒話が散漫で要領を得ない
・アウトプットへのフィードバックの不足⇒雰囲気しか伝わらないアピール
・謙虚さの不足⇒自分中心の思考・行動

以下、上に挙げた症状の克服方法を述べていきます。

心得①:話は簡潔かつ要点を絞って

社会人と接する機会が少なかった方や若手の社会人の方としか接する機会が無かった方に多く見られます。自分の経験を棚卸しした上で整理してアウトプットする作業を怠っているために、話が時系列ごとに進み要点を得ず、冗長な印象を与えます。

話が冗長になっているかどうかの判断材料は相手の顔。眉間にシワが寄り始めているなら危険信号です。

対策としては、想定される典型的な質問について、1分間・3分間・5分間のそれぞれの時間で話せるように練習しておくことです。

まずは1分間の練習から行いましょう。自然と要点をかいつまんで説明することになるため、端的に話す良い訓練になります。また、自分で話しながら冗長かどうかを判断するのは難しいです。

自分の話す内容をケータイ・スマートフォンやICレコーダーで録音して聞いてみて修正すると良いでしょう。「活動が忙しくて時間が無い」という人は面接で一分間で話すとしたらどのように話すか、構成だけでも事前に作っておくことをお勧めします。こちらの記事も参考になります。

心得②:メインは団体ではなく自分

グループ面接のなどの場で「自分が学生時代頑張ったこと説明して」と問われた際に、延々と団体概要について話してしまう人がいます。残念ながら、面接官が聞きたいのは団体概要ではありません。

聞きたいのは、あなたがどういう問題に直面し、それに対してどの様に対処したのか、という部分なのです。星の数ほどある学生団体の似たような活動の説明などしても、差別化になるどころか面接官がくたびれるだけです。

本論からは逸れますが、筆者の先輩はとある有名企業の面接で所属していた学生団体を言うなり、「また学生団体か…」と呟かれたそうです。

対策としては、自分が今まで行なってきた経験を「課題⇒立てた仮説⇒実行」に至るエピソードとしてまとめておくこと、面接官の質問の意図を意識しながら質問に答えることが挙げられます。前者に関しては、エントリーシートを書く時点でいくつか整理されているはずです。

それを元に想定される質問に対して簡潔に答える練習をしておきましょう。後者に関しては、相手が自分のどんな側面を見たくて回答を求めているのか考えてみた上で、エピソードを選ぶ癖を付けておくことです。

この点に関しては、上で述べたように典型的な質問に対する答えを用意するだけで対応力が随分と違ってきます。こちらの記事も参考にしてみて下さい。

心得③:「雰囲気」ではなく「事実」で勝負

ビジネス系の学生団体に多い例として、話の中にやたらと「グローバル」「ウィン・ウィン」「ビジョン」といった言葉が並び、具体的に自分自身の経験や実感にどう結びついているのか分からない、ということがあります。

本人は良いことを言っているつもりですが、聞いている側には非常に空虚なものに感じられます。このような症状に陥る原因としては、

・同じ価値観・コミュニティ内で話す機会が多く、外部の目に晒されてフィードバックを受ける機会が少ない
・情報収集を怠っていて、具体的な話をしようもネタが無い
・上で述べた様に経験や得た情報を整理を行っていない

の3つが挙げられます。

1点目についての対策としては、団体内で当然のように使われている横文字を日本語で言い換えたらどうなるか常に考えてみること、年の離れた社会人からフィードバックをもらうことです。

前者は自分の発言の記録や書いているドキュメントを見直してみて、実質的に何が言いたいのかを見直してみることなどが効果的です。後者は学生団体内の活動では外部との折衝の際になるべく参加して、自分が話す機会を作ったり、異業種交流会などのイベントで年の離れている人と話してみることを心がけてみると良いかと思います。

2点目についてはwebページのさわりの耳障りのいい言葉だけ並んでいるところを見るだけでなく、IR情報や新聞などを使った記事の収集を行ってみること、OB訪問を活用して経験に即した話をなるべく多く仕入れてくることが挙げられます。

話の論理構成を考える際、主張と根拠がセットになっているか、根拠が具体的で説得力のあるものか、を常に意識すると良いでしょう。


心得④:百言は一聞に如かず

「自分は他の人とは違う!」と自意識過剰になるあまり、人の話を聞かなくなっている人がいます。一見すると話に耳を傾けているように見えるのですが、いざ発言を聞いてみると、「お前さっきの話聞いてたのか!」なんて言いたくなるくらい以前の話題を繰り返す人です。

フィードバックを受けてもなかなか行動に反映されず、同じ行動を繰り返すこともこの症状を発症している人に見られる特徴です。

この対策は、相手の話を「聞く」ことに専念してみることです。例えば学生団体内のミーティングの際などに、一定時間あえて発言せず、他の発言者が言っていることを整理してみましょう。

誰の発言が妥当なことを言っているのかや、発言が論点となっていることとズレていないか、などについてチェックしてみると効果的です。発言したくなっても最低限求められる以上のことはせず我慢してみることで、「聞くこと」への意識が随分と上がります。

しかし、さらにやっかいなのが「聞いてはいるが聞き入れる気がない人」です。これに対しては特効薬は無く、その行動特性について自分より格段にレベルの高い人間にボコボコに叩かれるか、変わらざるを得ない極限状況に身を置かれるかをもってしなければなかなか改善はできない、というのが所感です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。学生団体所属者が陥りがちな典型的な症状とその対策について述べさせて頂きましたが、「学生団体症候群」にかかる方々と似たようなマインドを持つ人に、高学歴就活生がいます。

その意味で、以前書いた「高学歴就活生11の「慢心」-就活中にこれをやると落ちる」も参考になるでしょう。

もし、自分が上に書いたようなことに少しでも当てはまるようで変えたいと思うのであれば、以下の大前研一氏の言葉は参考になります。

人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの要素でしか人間は変わらない。
もっとも無意味なのは、「決意を新たにする」ことだ。かつて決意して何か変わっただろうか。
行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない。そして時間、場所、友人の中でどれか一つだけ選ぶとしたら、時間配分を変えることがもっとも効果的なのだ。

大前研一 ほか 著 『時間とムダの科学』 プレジデント社 2005 p.95-96

忙しい日々をお過ごしかとは思いますが、頑張って下さい。

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