【シティグループ証券内定への道】第3回 収益構造と選考プロセスの全体像

【シティグループ証券内定への道】第3回 収益構造と選考プロセスの全体像

2026/02/06

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シティグループ証券の収益は、投資銀行のM&A手数料、マーケッツ部門のトレーディング利益、リサーチ部門の間接的貢献の3つで構成されています。また、日本市場でのクロスボーダーM&A拡大、金融市場のボラティリティ上昇、サステナブルファイナンスの成長が、今後の成長ドライバーとなります。本記事では、シティの『稼ぐ仕組み』を理解したうえで、選考プロセス全体像を説明します。


第3章:シティの収益構造と成長ドライバー

3-1. 投資銀行部門の収益モデル

投資銀行部門の収益は、主に「手数料収入」で構成される。案件の種類ごとに収益構造が異なる。

M&Aアドバイザリー手数料

M&A案件では、取引金額の1〜3%程度が標準的な手数料率である。ただし、案件規模が大きくなるほど料率は低下する傾向がある。

例えば、1,000億円の買収案件では、手数料率2%として約20億円の収益となる。1兆円規模の案件では、料率1%でも100億円の収益が見込める。シティが手掛ける案件は数百億円から数千億円規模が中心であるため、1件あたり数億円から数十億円の手数料収入が標準的である。

ただし、M&A案件は成功報酬型が一般的であり、案件が成立しなければ収益は限定的となる。このため、投資銀行部門の収益は案件の成約率に大きく依存する。

株式引受手数料(ECM)

IPOや公募増資では、発行金額の3〜7%程度が引受手数料の目安となる。例えば、500億円のIPO案件で手数料率5%の場合、約25億円の収益となる。

シティは国内IPO市場でのシェアは限定的だが、海外市場での株式発行や大型増資案件では存在感を示す。特に、米国市場への上場を検討する日本企業や、グローバルに投資家基盤を広げたい企業にとって、シティのネットワークは価値が高い。

債券引受手数料(DCM)

社債発行では、発行金額の0.1〜1%程度が手数料の目安である。株式に比べて料率は低いが、債券市場は株式市場よりも規模が大きいため、取引金額は大きくなる傾向がある。

例えば、5,000億円のドル建て債券発行で手数料率0.5%の場合、約25億円の収益となる。シティは日本企業のドル建て債券発行において高いシェアを持ち、年間で数十件の主幹事実績がある。

3-2. マーケッツ部門の収益モデル

マーケッツ部門の収益は、「トレーディング収益」と「顧客取引手数料」の2つで構成される。

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