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近年では利用していない学生はほとんどいないというほどSNSが発達してきています。そんな中で、SNSを始めとしたソーシャルメディアの運営や開発に興味を持つ人も多いのではないでしょうか?
そこで、本記事ではソーシャルメディア運営の市場や職種、年収などについて紹介していきます。ソーシャルメディア運営とはSNSのサービスやアプリを開発する企業を指します。このような事業を行っている企業に興味がある方はぜひ最後まで読んでみてください。
この記事のポイント
・ソーシャルメディア運営とは
・ソーシャルメディア運営の仕事内容と年収
・新卒でソーシャルメディア運営に入るには
ソーシャルメディア運営とは
まず、ソーシャルメディアとはインターネットを利用して誰とでもコミュニケーションを取れる双方向のメディアで、代表的なものとしてInstagramやX(旧Twitter)のようなSNSが挙げられます。ただ、注意すべきなのがソーシャルメディア=SNSではないということです。ソーシャルメディアにはブログや投稿サイトなども含まれています。ソーシャルメディアの1つとしてSNSが含まれているとイメージしてください。
ソーシャルメディア運営とは、そういったメディアのサービスやアプリを開発している企業を指します。
市場の動向と将来性
では、このソーシャルメディア運営の市場は今後どうなっていくのでしょうか?
ソーシャルメディア運営市場は、2022年に約490億9,000万米ドルと評価され、2023年から2030年の間に26.20%を超える年間複利成長率で成長すると予想されており、今後も大きくなっていくでしょう。
その背景としては、近年のSNSやインターネットの発達が挙げられます。今やソーシャルメディアは従来のようなコミュニケーションツールとしてだけでなく、商品の販売・促進やライブ配信での通販などとしても利用が拡大しています。このことからも世界のソーシャルメディア利用者数は2022年の45億9,000万人から2028年には60億3,000万人に増加すると予測されており、特に若年層を中心にソーシャルメディアの利用は増加しています。
このように、ソーシャルメディア運営市場は今後も需要が拡大していくことが予測されています。
ソーシャルメディア運営の売上高ランキング
ここでは、ソーシャルメディア運営を行っている企業の売上高ランキングを外資と日系それぞれで紹介していきます。
外資
まず、外資系のソーシャルメディア運営では以下のようなランキングとなっています。
1位:Meta Platforms Inc
Facebook、Messenger、Instagram、WhatsAppをはじめとするアプリを開発した企業です。今後は拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、複合現実(MR)などの開発にも力を入れていくことが発表されています。
2022年売上高:1,160億米ドル(約17兆円)
詳細はこちら:https://gaishishukatsu.com/company/1188
2位:Tencent Holdings Ltd
中国に本拠地を置くIT企業で、中国で広く使われているWeChatを開発しました。日本法人もあり、クラウド製品も取り扱っています。
2023年売上高:6,090億元(約13兆円)
詳細はこちら:https://gaishishukatsu.com/company/19463
3位:Pinterest Inc
画像探索・共有サービスであるPinterestを開発した企業です。サンフランシスコに本社を置いた企業ですが、Pinterestは日本をはじめ世界中でサービスが利用されています。
2023年売上高:305億5,000万ドル(約5兆円)
参考:https://reinforz.co.jp/bizmedia/10846/
日系
次に日系のソーシャルメディア運営では以下のようなランキングです。
1位:サイバーエージェント
サイバーエージェントは広告代理店として知られていますが、メディア事業やゲーム事業など幅広い業務を行っています。ソーシャルメディアも運営しており、Amebaが有名です。
2位:LINEヤフー
日本ではほとんどの人が利用しているLINEを開発した企業です。また、Yahoo!JAPANといったサービスも展開しています。
3位:DeNA
DeNAはさまざまな事業を展開しています。その中で、ライブ配信サービスであるPocochaを開発し、ソーシャルメディアとして運営しています。
参考:https://active.nikkeibp.co.jp/contents/igsg2023/
ソーシャルメディア運営の仕事内容と年収
この章ではソーシャルメディア運営をしている企業が具体的にどのような仕事をしているのか、年収はどれくらいなのかを解説していきます。
ソーシャルメディア運営の主な職種
まず、仕事内容について職種ごとに見ていきましょう。ソーシャルメディア運営では以下のような職種があります。
・エンジニア
エンジニアは実際にアプリやサービスといったソーシャルメディアを開発する職種で、システム設計から製造まで行います。そのため専門的な知識やスキルが必要となります。エンジニアはほとんどの企業で新卒採用しており、未経験でもなることができます。また、エンジニアも業務内容や役割によってIoTエンジニアやインフラエンジニア、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニアなど様々な職種に分類されているため、自分がどの開発をしたいのかをあらかじめ決めておくといいでしょう。
・デザイナー
デザイナーはその名の通りデザインを手がける職種で、ソーシャルメディアで視覚的なコンテンツを作成するのが仕事です。写真編集やグラフィックデザインを行います。また、デザイナーはデザインスキルや編集スキルが必要とされているだけでなく、センスも必要となります。
・企画/マーケティング
企画/マーケティングは、簡単に言うとアプリやサービスの宣伝を行う職種です。企業に関する情報や商品の魅力などを発信し、認知度を挙げ、商品やサービスの販促を行います。他の職種と違い、入社時には未経験からの採用が多いため人気の職種となっています。商品の販促で重要な役割を担っているため、入社後はマーケティングのスキルが必要となります。
・コーポレート/サポート
コーポレートスタッフは他の職種の業務をさまざまな側面からサポートすることが主な仕事です。人事や総務、経理などの多様な職種を総省してコーポレートといいます。
・プロダクトマネージャー
プロダクトマネージャーとは、簡単に言うと全体の責任者です。そのため、新卒で採用している企業はほとんどありません。入社して経験を積んだ後や中途採用でなることができます。プロダクトの開発工程で各チームが顧客を喜ばせる、満足させるという究極の目標から外れないように管理することが主な業務です。また、市場のトレンド調査や顧客の要望の把握、プロダクトの長期的ビジョン・戦略決めなど、さまざまな業務を行います。
年収について
年収も職種や年次、雇用形態などによって異なります。ここでは職種別の平均年収をそれぞれ紹介していきます。
・エンジニア:約544万円
・マーケター:約496万円
・デザイナー:約480万円
・管理部門職:約527万円
職種別の平均年収では以上のようになりますが、もちろん年次が上がったり、スキルを身につけていくことで年収を上げていくこともできます。また、フリーランスなのか企業に就職するのかによっても変わります。そのため、自分がどれくらいの年収を求めているのかを決め、その年収を叶えられるような企業に就職したり、スキルを磨いていったりすることが重要となります。
新卒でソーシャルメディア運営に入るには
では、新卒でソーシャルメディア運営を行う企業に入社するにはどうすればいいでしょうか?選考スケジュールと対策方法を紹介していきます。
選考スケジュール
日系で大手のサイバーエージェントなどでは早期選考が行われているため、早めにエントリーしておくといいでしょう。
例えば、サイバーエージェントでは選考には関係ないものの3年次の7月にオンラインの1Dayジョブがあるため、志望度が高い人は具体的な業務や会社の雰囲気を知るいい機会になると思います。また、早期選考では4月頃から選考がはじまり11月に内定が出ることもあるため、早めにチェックしておく必要があります。
外資系に入社したい場合、日本国内で新卒採用という形は採られていません。ポジションが空き次第ホームページなどから募集がかかります。そのため、入社するのはかなり難しいかもしれませんが、入社したいと考えているのであれば、日系企業でキャリアを積んでから応募してみるといいのではないでしょうか?
対策方法
対策方法も志望職種によって変わります。例えば、エンジニアであればプログラミングができる必要があり、デザイナーはエントリーする際にポートフォリオを提出する必要があります。そのため、エンジニアは論理的思考力が必要とされる一方、デザイナーは自由な発想力が重要視されるでしょう。
また、入社時点で専門スキルが必要とされていないマーケティングやコーポレートでは、基本的なコミュニケーション能力やチームで結果を出せる能力が重要となります。そのため、日頃から人とコミュニケーションを取り、チームワークを意識するといいでしょう。
このように、自分がなりたい職種の選考で何が重視されているのかをチェックしておきましょう。
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