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シティグループ投資銀行部門に内定するための3ポイント
こんにちは、外資就活 外銀チームです。
今回は、ニューヨークに本社を構える世界有数の金融機関として有名なシティグループ(投資銀行本部/資本市場本部)のサマージョブ選考を突破するのに重要となる以下の3つのポイントと各選考ステップにおける対策をお伝えします。
①ES・Webテストに向けて入念な準備をする
②ジョブは常に自分の意見を持って臨む
③なぜシティの投資銀行部門なのかを明確に
■25卒速報■外資系投資銀行・外資系資産運用会社を受ける学生の集い
※ 本コラムの情報は外資就活会員限定コンテンツ「選考体験記」及び、外資就活コラムチーム学生の経験を参考に記述しています。
①ES・Webテストに向けて入念な準備をする
シティグループの選考ではESは「シティグループに伝えたいこと(1000文字)」という題で出題されます。これはインターンも同様です。あまり経験することがない形式で文字数も多い方です。
内容としては、投資銀行ひいてはシティグループを志望する理由を過去の経験と照らし合わせて明確に書くことが最重要でしょう。また自分のエピソード(ガクチカや長所など)を盛り込んで、自分の人柄や投資銀行への適性を示せると良いでしょう。文字数が多いですが、論理的に書くことも忘れず意識しましょう。
Webテストはサマーインターン同様、玉手箱が課されます。インターンでも8割以上レベルが求められますが、本選考は倍率の観点から考えてもさらに高得点を狙う必要があるでしょう。9割を安定して獲得できるようになっておきましょう。
②ジョブは常に自分の意見を持って臨む
投資銀行の本選考では一般的に、選考の途中でインターン・ジョブが入ることが一般的です。
本選考のジョブは他社などでサマーインターンを経験した人が多くいるため、レベルは高くなります。そこで埋もれないように、最低限の業務理解はしておくと良いでしょう。また、シティグループではリーダーシップ・プリンシプルを掲げており、その中に「オーナーシップを持つこと:常に互いに刺激し合ってより高い基準に挑んで行動する」という部分があります。したがって、各個人が積極的にバリューを出し合うことで全体の利益を追求するという考えがあります。
ですから、ジョブ中はその意識を忘れず常にチームに貢献することを考えましょう。
③なぜシティの投資銀行部門なのかを明確に
どの投資銀行でも重要ですが、なぜシティグループなのかはどこから深ぼられていいように準備しておきましょう。
米系投資銀行として、ゴールドマンサックス、JPモルガン、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカなどがある中でどうしてシティグループなのか、これはほぼ確実に聞かれると言っていいです。他社比較も含めて志望動機を確固たるものにしていきましょう。
25卒向けシティグループの本選考募集情報
選考フロー
選考フローは以下の通りです。
※23,24卒
ES:自分の志望動機と自己PRをわかりやすく書く
時期:11月上旬
設問内容:
シティグループに伝えたいことを自由に表現してください。(日本語1000文字以内)
論理性と簡潔さ意識して書く
他の外銀と同じく、シティのESもまずは簡潔さ・論理性を意識しましょう。
これは、
・投資銀行は高度な論理的思考力がないと務まらない仕事
・読むのは多忙なリクルーティングメンバーの若手バンカー
であるため、内容は頭に入ってきやすく、かつ論理的に妥当なものが望ましいためです。
シティのESは他の外銀に比べて字数が非常に長いのが特徴的ですが、字数が長いがゆえに冗長にならないように注意しましょう。
外銀ES通過者によると、
(1)結論と論理構造を箇条書きにする
(2)論理を文章化する
(3)英文であれば知り合いの帰国子女・外国人にチェックしてもらう
といったことをしていました。
また、他の外資系投資銀行と設問内容が似ていることが多いため、一度作成した上記のESを修正して各社の設問にあてはめるというテクニックを使うこともいいでしょう。
面接で聞かれても困らない内容を書く
ESに事前に書いた内容に関しては高確率で面接で触れられるので、内容は面接で聞かれても困らない内容を書きましょう。
・伝えたいことを決めて論理的に書けばどこのESでも大丈夫だと思う。
・自由記述では強みなどを書いた。
・現場社員が読むので読みやすさには非常に配慮して、各項目の前に【自己PR】などと書き、何の話か分かりやすいよう配慮した。
【外銀IBD】本選考向けES対策|事例・体験記紹介
筆記試験:玉手箱高得点を確実とろう
時期:11月上旬
設問内容:玉手箱
確実な対策を行っておこう
シティグループのwebテストは例年オーソドックスな玉手箱が出題されます。外銀でよくあるオリジナルのテストと違い、対策が可能であるため自ずとボーダーも高くなる傾向があります。
少なくとも、非言語は満点近い点数をとっておくと良いでしょう。また、例年webテストはサマーインターンの成績を引き継ぐことも可能であり、サマーで通過した学生は無理に受験する必要はないようです。
・他社で何度も受けて非言語に関しては満点を取る意気込みで受ければまず問題ない。
・外資系投資銀行なのでかなり高いレベルが求められると考える。
・少なくとも非言語は九割以上ある。テストが苦手でない人は落ちないはず。苦手でも本で通常の対策を行えば良い。
録画面接:基本的な質問に簡潔にわかりやすく答えよう
時期:11月上旬
時間:15分程度
設問内容:
・自己紹介
・ガクチカ
・志望理由(IBD)
・投資銀行で働いた時、あなたはどのような強みを発揮できるか
・就活の軸、軸と投資銀行との関係性
簡潔にわかりやすく答えよう
録画面接は例年3個程度質問があり、各質問30秒程度で答える形式のようです。
設問内容としては、オーソドックスなものが多くそこまで厳しく絞られるものではないようです。ですから、そこまで緊張せずリラックスして受けることがポイントです。録画面接で暗い印象を与えてしまうと落ちる、もしくはその後のイメージが良くないなどが起きうるので意識しましょう。
また、結論ファースト、論理的など基本的なことを意識してわかりやすく簡潔に答えることでより通過率が上がるでしょう。
・志望動機やガクチカなどを簡潔に言えるよう準備しておけばまず問題ないと思う。
・一定数落ちる人はいた。しかし、普通に話せれば問題ないと思う。
・過度に緊張せず目線を保ってはっきり話すこと。それだけで良い印象があるはず。
【事例付き】外資系投資銀行の「録画面接」の概要と対策方法
1次面接:印象に残るようなエピソードを考えよう
時期:11月下旬
人数:学生3,4人、社員2,3人
時間:30分程度
設問内容:
・自己紹介
・コロナ前とコロナ後のビジネス環境の違い
・気になったM&Aを3つ
・簡単な計算問題
・10年後にどうなっていたいか
・投資銀行部門への志望動機
・志望動機に対して面接官からの質問
・逆質問
印象に残るようなエピソードを考えよう
面接は集団形式で行われますので、実際1人の学生が話せる時間は10分もないです。したがって、短い時間でわかりやすく伝える能力と共に、短い時間で印象に残るような話ができるとなお良いでしょう。
また、面接参加する学生はかなりレベルの高い学生が多くなるため、そこで圧に負けず自信を持って話すようにしましょう。
投資銀行への理解を深めてのぞもう
シティグループの1次面接では例年気になったM&A案件について聞かれることが多いです。3つほど案件を聞かれた例をあったようです。
ここではただ答えるだけでなく、なぜ気になったのかも話す必要があります。さらにそれに対して面接官が気になったことを深掘りしてくる場合も多いようです。投資銀行の業務を理解した上で自分の注目ポイントをしっかり話せるようにしておく必要があります。
・曖昧な回答に終始した自分でも通ったので、とにかく簡潔にわかりやすく話すことが重要。
・かなりの人数がいたと思うが、この面接で通過できない人が多かったと感じる。
・一方で、良い回答をした学生にはあからさまに優しかったり、明らかにダメな回答をした学生にはそっけなかったり、正直回答への反応で合否がわかるタイプの面接官だった。
インターン:チームへの貢献を意識しよう
時期:12月上旬
期間:3日間
人数:学生3,40人
内容:
【1日目】
・初めに1時間程度の筆記試験。投資銀行やCFの知識を問われる。
・1日目にバリュエーションの講義が少しあり、その後はグループワーク
【2,3日目】
・基本的にはグループワーク、間に2回ほどFBも兼ねて中間発表がある。
・内容は企業への買収提案。
・ワーク途中には現場社員の座談会もある。
自分ができることを考える
ワークは3日間で、今年から知識を問われる筆記試験もあったようである。基本的には、一般的な投資銀行のジョブと同様に企業買収提案のワークが進んでいく。
ここで重要なのは、自分に何ができるか常に考えて臨むことです。本選考でのインターンだと優秀な学生も多く、知識があってワークを進めていくような学生も多いかもしれません。
そんな時に知識がないからと諦めるのではなく、その中で論理性を考えたり資料集めをしたり、やることはいくらでもあります。自分がチームのために何ができるか考えて動けることはかなりの評価ポイントになりますので意識しましょう。
・3日間高難度のワークでわからないことも多かったですが、わからないと言って投げやりに行うのではなく、自分ができることはないかと積極的にチームに貢献していく姿勢を持つことを心がけていました。
・メンターとの質問時間が一番重要だったように感じる。この時間にしっかりアピールできたかどうかが通過のカギだろう。
・中間報告においてグループ内で自分のポジションを確立しアウトプットに貢献することが求められる。
【25卒必見】文理問わず外銀のインターンで活躍できる方法
スーパーデイ:なぜシティなのか徹底して考えよう
時期:12月中旬
時間:5,6時間
人数:社員8~10人
内容:30分×8~10のスーパーデイ形式
質問内容:
・自己紹介(英語と日本語)
・なぜ投資銀行に興味を持ったか
・なぜ他の投資銀行ではなくうちなのか
・自分の強みと弱み
・気になるM&Aは
・コンサルや商社ではだめなのか
・ハードワークだけど大丈夫か
・世界情勢に関して・自分の専門分野のトピックに対しての自分の意見を求められる(英語)
・簡単な一般常識問題・計数問題
・逆質問
なぜシティグループであるのかを明確にする
投資銀行で難関の一つであるスーパーデイ、ここを乗り越えれば見事内定を獲得することができます。
スーパーデイは基本的にMDレベル以上の社員の方が出てくるため、緊張感がかなりあります。そのよう場合でも、リラックスして話すことが評価にもつながりますので意識しましょう、
ここで聞かれる内容としては、基本的にその人の「人柄」と「シティグループへの志望度」を問うような質問が多くなります。と言うのもここまでのテストやジョブなどで頭の良さや能力はある程度担保されているからです。投資銀行はチームで作業が多く、いかに自社の社風にマッチしていてチームにいて違和感がないかという点が重要です。ですので、何人もの面接官が面接をすることで徹底的にその人の人柄を掘り下げマッチ度を確かめます。人柄に関しては、インターンや選考で感じた社員の方の属性に合うようなエピソードなどを準備できると良いでしょう。
また、志望度に関しても同じで数少ない採用人数の中で、この人は絶対にうちに入ると確信を持って採用したいと考えており、その点もかなり深掘りをされます。対策としては、できるだけ他社も調べたりOB訪問をしたり選考を受けることで差別化するのがオーソドックスでしょう。
この人柄と志望度は対策が可能ですから、徹底的に時間をかけてどこから深掘りされてもいいようにしておきましょう。
・ただ、明確に投資銀行で、かつシティでなければいけない理由を論理的かつ熱意をもって伝えることが重要だと感じた。
・一般的な時事問題の理解や簡単な計数の計算はできるようにする。
・落ち着いた雰囲気が好きであること、他の投資銀行の選考を既に辞退した事を伝えたことはプラスには働いたとは思う。
【外銀IBD】スーパーデー(最終面接)選考対策まとめ ~過去問・回答例付き~