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20卒で増加!外資系投資銀行の「ビデオ面接」の概要と対策方法 ~19卒外銀内定者が解説~

はじめに

こんにちは、外資就活 外銀チームです。

今回は、前回のES対策記事に加えて、10月から本格化してきた外資系投資銀行(以下外銀)の選考対策を行っていきます。

前々回は筆記試験やテストセンター、Webテストといった試験関連の内容を扱い、前回はESについて触れました。そのため、今回は面接前に行われる最後の選考方法として、「ビデオ面接」について解説していきます。

既に外資就活ドットコムでは総合商社のビデオ面接についての対策記事をリリースしてはいます。しかし、外銀と総合商社のビデオ面接で企業から見られている項目は大きく異なります。

幸い、筆者は2019卒の外銀・総合商社両方の内定者です。その為、2020卒のビデオ面接について自身の経験から具体的なアドバイスができます。

外銀志望の方はしっかりこの記事を読んで、ビデオ面接を突破できるように準備しておきましょう。

ビデオ面接とは何か?

そもそもビデオ面接とはどのようなものなのでしょうか?ビデオ面接は外銀では本選考以降、総合商社では秋のインターン以降に課されることが多い課題なので、今までにビデオ面接を経験したことがない学生が多いと思われます。

ただ、2020卒からは今まで選考過程にビデオ面接を組み込んでいなかったメリルリンチ証券が選考に組み込むなど、以前よりも外銀の選考上のビデオ面接の重要度は増しています。

そこで、ここからはビデオ面接の形式や、企業がどのような意図で課してきているかについて解説していきます。特に先ほども述べましたが、外銀のビデオ面接はやや特殊な形式のことが多いので、しっかりと企業側の意図と形式を覚えておきましょう。

ビデオ面接が採用されている業界

まず、ビデオ面接が活用されている企業を整理してみます。ビデオ面接を課す業界は主に「総合商社業界」と「外銀」業界が挙げられます。更にこの二業界の共通の特徴として、多くの優秀な学生がエントリーしてくる点があります。そのため、この業界では本選考やインターン志望者を学歴や試験の成績で足切りすることは難しくなります。

しかし、そうはいっても総合商社も外銀もボーダーを突破した学生を全て対面式の面接に呼んで精査することは時間的コストとしても人的コストとしても難しいのが正直なところです。
そのため、ビデオ面接でコミュニケーション能力やキャラ、話し方、英語力などを簡易的に見ることで、志望学生をある程度絞り込むことを目的としています。

そのため、ビデオ面接といっても、Skypeによる面接官との一対一の面接ではなく、予め設定された設問に対して応えていく形式が一般的になります。

面接官との会話のキャッチボールができない以上、求められるコミュニケーション能力も相手を楽しませるものというよりは、いかに自分の個性を出すかや、簡潔に要を得た話し方ができるかが重要となります。

外銀におけるビデオ面接の特徴

ここまでは総合商社で採用されるビデオ面接と、外銀で行われるビデオ面接を一緒くたにして解説してきましたが、実は総合商社の形式と外銀のビデオ面接の内容は異なることが殆どです。

共通点としては

①自分の考えを述べるような形式の問題が出だしされること
②回答時間に時間制限がある
③服装が自由である

ことぐらいで、逆に言えばそれ以外の項目は異なります。これらの項目に関しては総合商社のビデオ面接に関する過去記事を参照してみてください。


5大総合商社内定への道(4)〜「動画選考」を突破するための徹底攻略法~

外銀ビデオ面接と総合商社のビデオ面接で異なる点としては以下の点が挙げられます。

①出題される問題がより具体的である
②出題問題数が多い
③撮り直しが効かないことがある
④英語で課される場合もある

これらの異なる点について詳しく説明していきます。

外銀のビデオ面接の形式

まず、外銀のビデオ面接が総合商社のものと最も異なるところは「①出題される問題がより具体的である」点です。

総合商社のビデオ面接で主に出題される設問内容としては「自己紹介」や「インターンへの意気込み」、「自分の長所」といった、一般的な面接でも聞かれるような内容が多く出題されます。それに対し、2019卒の外銀のビデオ面接ではビジネスの場面が説明され、それに対していかに対処するかを問うような問題が出題されました。

例えば「あなたは仕事でミスをしてしまいました。それに対してどのような手段をとりますか。理由も併せて回答してください。①すぐに上司に相談して指示を仰ぐ ②なるべく自分で処理できるか検討する ③同僚に相談する」というような内容の問題が出題されたようです。

この問題形式は非常にUBSのWEBテストに似ていることで有名です。ビデオ面接で出題される問題のイメージをつかみたい方は、先にUBSのWEBテストを解いてみるといいかもしれません。

次に「②出題問題数が多い」のも外銀のビデオ面接の特徴です。総合商社の場合は多くても3個程度の設問が課されますが、外銀は以上で述べたようなビジネスシチュエーションにどう対処するかについての設問が6個以上課されることもあるようです。裏を返せば、たとえ一つの質問でミスをしてしまっても、他の質問で挽回が効くとも言えます。

また、「③撮り直しが効かないことがある」点も外銀のビデオ面接の大きな特徴です。

総合商社のビデオ面接の場合、回答に納得がいかない場合、数回取り直すことが可能です。例えば伊藤忠商事の場合、自分が納得いくまで無制限に撮り直しができるようです。

それに対し、2019卒のゴールドマンサックス社のある部門の場合、各設問に対して答える機会は一度だけで、撮り直しが効かなかったそうです。もちろん、外銀の全ての企業が撮り直しNGにするとは限りませんが、「撮り直しがない形式かもしれない」と前もって覚悟しておくと後悔しなくてすみます。
そのため、外銀のビデオ面接の際には雑音が入らないか、自分の映りがどうなのかを慎重に確かめてから撮り始めましょう。

最後に、外銀のビデオ面接は部門によっては「④英語で課される場合もある」ようです。これが日系企業が行うビデオ面接との最大の違いではないでしょうか。
もちろん、全ての外銀の部門のビデオ面接で英語による回答が求められるわけではありませんが、マーケットの一部部門や、投資調査部といった業務で日常的に英語を使うような部署では英語によるビデオ面接が課される可能性が高いようです。
普段の生活で英語を使用していない人は、ビデオ面接の前に事前に英語のフレーズを勉強しておきましょう。

外銀のビデオ面接で見られているところ

では、外銀側はビデオ面接によって学生の何を見ているのでしょう。恐らく、外銀側は短時間に複数の設問を学生に答えさせることで、学生の対応力や思考プロセス、性格といった部分を把握しようと考えていると思われます。

特に学生の対応力を見ようとしているのは顕著です。理由は、短時間で考え、簡潔に話すような状況を作り上げてくること、そして、自己紹介のような就活をするうえで考えてきた内容ではなく、普段は学生が考えていないようなことに対して意見を求めてくるためです。

また、選択肢をあえて複数提案して、それに対して意見を求めてくることから、企業側がある程度学生の思考方法を分類し、常識の有無やその応募部門へ順応できそうかを測っていることも想定されます。そのため、常識ある発言はもちろんですが、自分の応募する部門が求める人材像を把握し、その部門で求められるような選択肢を選びましょう。

2020年卒外銀のビデオ面接事情

では、今年のビデオ面接選考事情はどうなっているのでしょう。
2018年10月22日現在、ビデオ面接を採用している判明分の企業は以下の3社になります。

●ゴールドマンサックス
●メリルリンチ
●JPモルガン

 
ビデオ面接の問題内容を紹介することはできませんが、今年も少なくともメリルリンチ社は一回のみの撮影機会で、取直しが効かないとのことです。

昨年度はUBS証券のIBDの選考でビデオ面接が採用されたようなので、これからもビデオ面接を採用する企業は増加していくと思われます。

まとめ

まとめると、外銀のビデオ面接は他の業界のものと比べて話す量が多く、さらに事前の準備が難しいものとなっています。

ただ、学生を振るい落とすシステムとして、徐々に外銀で定着しつつあるので、春以降の本選考の際にもビデオ面接を採用する企業は増加していくものと思われます。

そのため、今は選考を受けない人も既にウインターインターンや冬選考を受けた友人にビデオ面接のやり方を聞いたり、2019卒の先輩にやり方を聞いてみましょう。

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