笑ったら落ちる?面接で絶対やってはいけないこととは。就活のNGフラグ9選

笑ったら落ちる?面接で絶対やってはいけないこととは。就活のNGフラグ9選

2025/03/25

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eyecatch

エントリーシートと試験を通過して、いざ面接。しかし、就活の魔物は面接に棲んでいます。
何次にも渡る厳しい評価プロセスは、生半可な準備でとうてい乗りきることはできません。 試行錯誤の繰り返しを経て、ようやく満足いく面接ができる ようになっていきます。

しかしそんな厳しい生存競争の場には、戦う前から既に「負け」が確定してしまう、絶対にやってはいけないことが存在します。
今回の記事のテーマは「少なくとも、バトルステージには上がろう」です。受け答えの筋は通ってますか?リアクションは相手を不快にさせるものではないですか?志望動機やガクチカを練り上げるその前に、自分が当てはまっていないかをチェックしてみてください。

マナーの基本から最後の逆質問まで。面接NGアクション集

面接でやってはいけないことは以下の通りです。

  • 話に一貫性がない
  • 姿勢・格好が悪い
  • 反応が過剰 or 無反応
  • 「できない」「分からない」と否定的な発言
  • 志望動機が曖昧
  • 面接を運任せにする
  • 趣味や興味がない
  • 最後に気を抜く

自分の行動をふりかえってみてください。「正直、当てはまるところがある」という方も多いのではないかと思います。では、これらのNG行動はどのように改善すればよいのでしょうか?

①話に一貫性が無い

面接では、提出したエントリーシートにあった質問と同じ質問を、また聞かれることが多いです。

ここでよくある失敗が、「エントリーシートと全く同じ内容を話してもいいのだろうか…」と不安になって内容を変えてしまうというものです。

一般的に、 面接でエントリーシートと同じ内容を伝えることは特に問題ない とされています。

企業の採用担当者は応募者の受け答えに対し、エントリーシートの内容と合致しているかどうかをチェックしています。

エントリーシートに記載されている内容と受け答え内容が大きくかけ離れている場合、「志望動機が曖昧だ」「自己分析が十分でない」と思われてしまうかもしれません。

また自己PRに関しても同様で、エントリーシートに書いている内容と異なる回答をした場合、「自分をしっかりとまだ理解していない」と判断されてしまうでしょう。

面接では、エントリーシートの内容と話している内容との整合性が大切です。自信を持ってエントリーシートに書いたことを伝えましょう。

また、コンサルや投資銀行の人特有なのか、それとも社会人の習性なのかは分かりませんが、とりあえず話し始めに「○○に必要なことは3つあります」というように「3」という数を強調されることが多い気がします。

それを形だけ真似ているのか、それとも数が数えられないのかは分かりませんが、 「私が頑張ってきたことは3つあります」と切り出しているのに、話し終わると2つしかない、という方をしばしば見かけます。

面接官側からすると、「残り1つはなんなんだよ!」とヤキモキします。 自分の話の構成はしっかりとチェック しておきましょう。

②姿勢・格好が悪い

姿勢が悪い状態で受け答えをすると、その時点で評価は大きく下がります。背筋を伸ばすとか、足を組まないとかそういう普通のことができるだけで、意外と第一印象は変わるものです。

また、意外な落とし穴となるのがオンライン面接。 カメラの角度や画像の明るさは事前にチェック しておきましょう。
ベンチャー企業やソフトウェアエンジニア職など、自由度の高い社風の企業でも 最低限の清潔感がある身嗜み は心がけるようにしましょう。

③質問や会話に対する反応が過剰である

ボディーランゲージはコミュニケーションにおいて重要です。
相手の話に感心してうなずき、身を乗り出すと、相手も自分の話を真剣に聞いてくれていると好意的な感情を抱きます。

しかし、ものには程度があります。 あまりにも大袈裟なリアクションをされると、相手は戸惑い、場合によっては「我々をバカにしているのか?」という不快感すら覚えます。

また「不自然なほどに笑顔が崩れない」「自分の発言に自分で笑う」など、 芝居がかった不自然なリアクションもNG です。あらかじめ模擬面接などで場数を積み、率直なフィードバックをもらいましょう。

④質問や会話に対する反応が過小である

「リアクション芸人か……?」という人も困りますが、 「サイボーグか……?」 という人も面接官を困らせます。

どんな話を振っても無表情、リアクションも無し。ただ淡々と自己PRをし、志望動機を語り、学生時代に力を入れたことを語り……というタイプです。
面接官の側からしてみれば、まさに一刻も早く終わらせたい「逆」圧迫面接。「一緒に働きたい」と思ってもらえる望みは薄れるでしょう。

緊張で無表情になってしまうタイプの人は、なるべく 様々な企業にエントリーし、場数を踏んで慣れる ことをお勧めします。

⑤「できない、分からない」と言う否定語が出る

学生のうちから社会や企業で通用するスキルを持っている人は滅多にいません。企業側も、もちろんそれを織り込み済みで「やりたいこと」を聞いてきますが、そこで馬鹿正直に「今現在そのような業務をやる自信はありませんが~」なんて言ったらまず落とされます。

この厳しい経済情勢の中、企業側があえて就労歴の無い学生を採用するのは、やはり「未知なる分野にチャレンジする精神・失敗にへこたれない根性」 を新世代の若手に期待しているからです。
まだ好き勝手夢を語れる場である学生の時点で尻込みしていては、積極性に問題ありと評価され次に進むのは難しいでしょう。

「できない」のは当然です。いちいちそんなことに拘らず、 貴方のやりたいことを堂々と語り ましょう。

ただ、だからといって『プレゼンス』『バリュー』『やりがい』『スケールが大きい』『win-win』『自己実現』『「自分にレバレッジをかけられる場所』といった、 抽象的なビッグワードを乱用し、具体性に欠ける発言ばかり繰り返すのはやめておいた方が良い です。
「で、具体的にどういうこと?」と面接官から少しでも深掘りされれば、呆気無く答えに詰まってしまう様子が容易に想像できます。

⑥「なぜ弊社なのか」「何がやりたくて受けているのか」がわからない

「志望動機」や「入社してやりたいこと」を学生の時点で具体的にイメージするのは困難です。それは端的に「社会で働いたことがないから」というのが原因です。

ただ、それは「なんとなく」で溢れた志望動機でもいい、という理由にはなりません。

OB訪問や説明会での質問コーナー、リクルーターとの会話など、具体的業務内容やキャリアパスの一端を知る機会はありますし、企業ウェブサイトに行けば、その企業の商品・サービス・理念などが書いてあります。

就活開始時に小見出しの質問に答えるのは難しくても、情報を集めれば「自分がなぜその会社に行きたいか」「どういう価値を与えられるか」がだんだん形になってきます。
その作業を怠っていては、入社意欲に問題ありとされても仕方がありません

ある学生は、某ホールディングスでの採用面接で「この仕事をやりたいんです!!」と熱弁。しかしその「仕事」は実はグループ会社の事業でした。「じゃあそこのグループ企業の面接を受ければいいじゃないか……」と突っ込まれたことは言うまでもありません。

⑦すべてを運任せにする

面接は運が半分、なんて言葉を聞くと思わず神頼みのひとつもしたくなります。そして、お守りやジンクスはモチベーションアップやメンタル維持にも非常に有効です。
しかし、自分の準備不足を「運が無かったから」の一言で片づけたり、受ける前から「今日はおみくじの結果が悪かったから」とあきらめてしまっては元も子もありません。そもそも、企業側もここぞの場面を運で乗り切ろうとする新入社員が欲しいでしょうか?

⑧趣味が無い

「趣味・特技」はエントリーシートや面接でよく聞かれる設問のひとつです。確かに、ガクチカや志望動機に比べて評価上の重要性はそこまで高くありません。
だからと言って、くれぐれも 「特にありません」などとは答えないように気を付け ましょう。

「アイスブレイクとして聞いただけなのに、楽しくコミュニケーションをとる気が無いのかな」「学生時代は時間があるはずなのに、入社後のワークライフバランスはとれるのかな」などと捉えられてしまう恐れがあります。

また「実際はずっとやりこんでいるゲームがあるけど、無難に読書あたりにしておこう(実際はレポート前に図書館に行く程度)」という安牌切りにも要注意です。
面接官が読書家だった場合「最近読んだ面白い本は?」「そこから何か学びはあった?」などの深掘りがあるかもしれません。

⑨最後で気がゆるむ

面接で最後に聞かれる「何か質問はありますか」の重要性はもう知れ渡っているようです。ただ、そこで良い質問ができたからと言って、貴方の仕事は終わりではありません。

まだ、相手の答えにレスポンスを返すというプロセスが残っています。

長時間厳しい質問に耐え、自分を余すことなくアピールでき、最後の質問も完璧にこなせた貴方は、達成感に満ちあふれているでしょうが、 部屋から出るまでが面接 です。

貴方のキレのある質問に感心し、「ここまで私の突っ込みに耐え、よくぞ見事に自分をアピールしきった、感動した!」なんて状態で貴方に質問の答えを返す面接官。
ふと貴方を見ると、 口を半分開けて目が死んでいる のです。その瞬間、面接官が愕然となったことは言うまでもありません。

また別のある日、貴方はオンラインの面接を受けていたとします。完璧な質疑応答、逆質問までこなし「本日はお時間をいただきありがとうございました」とご挨拶まで丁寧に終えました。
その真面目な受け答えに内心高評価をつけながら「ミーティングを終了」をクリックしようとした面接官がふと画面を見ると、「終わった、マジだるいわ」と 大きな溜息をついて頬杖をつく 貴方の姿が……

部屋を退出する最後の1歩まで、Webカメラの接続が切れる最後の1秒まで、目に力を入れ笑顔をつくり、万全の体勢を保ちましょう

面接のOK vs NGポイント

項目 OK NG
話の一貫性 エントリーシートと同じ内容で整合性あり 内容が毎回変わる
姿勢・格好 背筋を伸ばし、清潔感のある服装 猫背、ラフすぎる格好
リアクション 適度なうなずき、自然な表情 過剰なリアクション、無表情
受け答え 前向きな言葉遣い 「できない」「分からない」を多用
志望動機 具体的で熱意が伝わる 抽象的で曖昧
最後の印象 退室までしっかりした態度 気を抜いてしまう

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