【3分選考対策】P&G(マーケティング)のインターン・本選考対策まとめ
2023/05/29
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P&Gのマーケティング職(MKT)の対策について徹底解説
P&Gは一度落ちると1年間選考を受けることができないので注意
P&Gは、どの選考過程においても一度不合格になってしまうと、本選考・インターンの選考は1年間受けることが出来なくなってしまいます。P&Gのインターンといえば夏、というイメージも強いかもしれませんが、秋冬もインターンを実施しています。準備が間に合わなそうな方は、秋冬に受けるのも一つの手です。
P&Gの選考フロー
マーケティング職はインターンシップを通じて内定がでる
マーケティング職では、インターンシップを通じて内定が出るため、採用に直結します。
WEBテスト:アセスメント(Webテスト)はP&Gのオリジナル問題
適性検査・能力検査の両方が課される
「ピークパフォーマンスファクター」といわれる適性検査 と、 「インタラクティブアセスメント」といわれるP&Gで働くにあたって必要な資質を判断する図形テスト の2種類が課されます。
P&Gのオンラインテストの特徴として、 適性検査で足切りをされること が挙げられます。
適性検査に通過したか否かをその場で判断され、ここで落ちてしまうと次の図形テストに進むことができません。
適性検査通過のコツ
P&Gの社風を理解して臨むことが、一番の対策になります。「P&Gの社員だったら、どのような振る舞いが求められるか」を常に考えるようにしましょう。
以下がP&Gの新卒採用ページから抜粋した、社風に関するコメントです。ぜひ参考にしてみて下さい。
P&Gには人種・国籍・性別・年齢・経験等にとらわれず、正しいこと・ビジネスに貢献することであれば積極的に意見を取り入れようとする柔軟で自由な社風があります。また、個人を尊重するという原則が貫かれているので、企業内起業家精神が発揮できる会社であるといえます。企業を組織し経営する起業家は自分の権限と責任において事業を推進させ、常に革新を起こしていくと同時に大きなリスクの負える人です。P&Gでは比較的社歴の浅い社員でも大きな責任のある仕事を自分のプロジェクトとして任され、巨大な組織にも関わらず一人一人が企業家精神を十分に発揮できる会社だといえます。
図形テスト通過のコツ
CABにタイプが似ているテストになるので、CABの問題集で対策をすることをおすすめします。
主に3種類のテストが課され、計算力や暗記力を求められる問題もあります。
・どの形式のテストとも異なるため対策不可、難易度は特別難しいわけではない。知識が問われるような問題ではない。
・テストというよりは、ゲーム感覚で解くことができるため対策は不要。
説明会:今後の選考を受ける上で必須な職種別説明会
職種別説明会に参加した職種のみ、今後の選考に進むことができるため、参加は必須となっています。
職種別説明会の目的は最終希望職種を決定させることです。 最大3つまで参加できるため、それぞれの説明会で業務内容や自分には何が向いているかを踏まえ、決めるようにしましょう。
適性・能力検査結果に基づいて各職種からの招待がくる
アセスメントテストの際に希望職種を最大3つ提出しますが、テストの結果に基づいて適性が判断され、職種別説明会に案内されます。分かりにくいと思うので、以下に例を示します。
⬇︎
模擬ワーク体験を実施する場合がある
23・24卒の参加者の話によると、マーケティングやSalesではグループディスカッションのような形式でワーク体験をしたそうです。
説明会だからといって気を抜かずに参加しましょう。
ES:サプリメンタルデータシート(ES)は一番の難関
サプリメンタルデータシート(以下、SDS)とはESのようなもので、詳しくは後述しますが志望動機やガクチカなどを書いて提出します。
SDSと併せて最終志望職種順位提出する
SDSは第1志望の職種から順に選考され、各職種の採用担当者がチェックします。ここでもやはり、オンラインテスト同様、各職種視点で見た時の適性が判断され、第1希望職種では落ちてしまった場合でも第2希望職種で通過する場合があります。
P&GのSDSは通過率が低く、しっかりを練る必要あり
P&GのSDSを書き上げればどんな企業のES・面接も準備が万全にできると言われているほど、様々な角度から自身のこれまでの経験・そこで得た学びを聞いてきます。
職種別説明会の後にSDSについての案内が来ますが、 提出までの期間が短いため、毎年の設問を参考にして早めに書き始めることをおすすめします。
例年大きく変わらないようなので、23・24卒夏インターンの設問を以下に掲載します。
P&GのSDS通過のためのコツは「リーダーシップ論(5E)を理解すること」
P&Gが定める5E
P&Gオリジナルでリーダーが取るべき活動方針を掲げています。
ビジョン(未来)を描く
コラボレーションする
周りの人の力を引き出す
チームの個々力を引き出し、強みを生かす
成果を上げる
企業の募集ページにもヒントあり
P&Gのインターンシップ応募ページにSDSを書くにあたってのアドバイスが掲載されています。
以下がP&Gのインターンシップ概要ページから引用した、SDSに関するコメントです。ぜひ参考にしてみて下さい。
1) 各設問に一つのキーメッセージを決める。
伝えたいことが多々あると思いますが、限られた字数の中で全てを伝えることは不可能です。中身が満載で結局何が言いたいのかわからない、というのは本末転倒です。
キーメッセージを中心に一本の筋が通った回答になっていると我々も理解が進み、説得力の高いSDSであると判断できる材料となります。2)裏付けをしっかり明示する。
経験をただ羅列するのではなく、どのくらいの規模の活動でどのような結果を出したのか、ということを数値等を用いて具体的に明示するよう心掛けると、読み手も皆さんの成し遂げたことを相対的に正しく評価することができます。3)企業の視点を理解する。
企業側は意図をもって問題を設定しています。この会社で活躍できる素養を持っているか、この会社の理念に沿った人材であるか・・・
何が何でも企業のカルチャーに経験や考えをねじ曲げて合わせる必要はありませんが、少なくとも企業が何を重視しているのか、どのような視点をもって人材をみているのかということを事前に調べることは有効かと思います。
・選考では「リーダーシップ」を重要視しているため、エピソードの内容よりも「人員や人間関係や人を管理する視点力」をアピールした。
・結論ファースト。文字数が多いが、文字数稼ぎをしようとせず、自分がアピール出来ることをキメ細かく記載した。
1次面接:深掘りに対する論理的な回答を重視
時間:30分ほど(1回のみ)
人数:社員1、学生1
内容:提出したSDSに沿った質問
SDSに書いた内容を深堀される
SDSに書いた3問をすべて聞かれます。「なぜその行動をとったのか?」「意思決定の基準は何だったのか?」「結果として、周りや自分はどう変わったか?」など様々な質問が来ます。
面接を受ける前にもう一度SDSを読み直し、想定質問を準備しておくことをおすすめします。
・なぜその取り組みを行おうと思ったのか、どのように周囲を巻き込んだのかに関しては、当時の情景をイメージしてもらいやすいように感情的に、逆に戦略や施策を話す際は論理的に話すように意識した。
・自身が取った行動に対して論理的に説明することができれば問題はない。
2次面接:マーケティング職には英語面接がある
時間:1時間×3回
人数:社員3(1人1時間×3)、学生1
内容:提出したSDSに沿った質問とその深堀+ケース問題・3回のうち1回は英語で実施
ケース問題でも5Eが重要
いわゆるコンサルティングファームの選考のようなビジネスケースではなく、「○○という同僚がいて、こういった問題行動がある。それにあなたはどう対処しますか?」といったような、 実際のビジネスの場で起こりうる状況を基に、課題解決の方向を考えていく問題が出題されます。
ここでもSDS同様、5Eを基に考えてみると、P&Gの求める人材像に近づくことが出来ます。
英語面接では英語力よりも伝えようとする姿勢が大切
2次面接は同日に3回、それぞれ1時間ずつ面接が行われますが、うち1回は英語で実施されます。
英語が全然話せないので不安、という方も多いと思います。
実際のところ、英語力よりも何とかして伝えようとする姿勢の方が重視されているようです。
通過者の中には英語が苦手な人もいて、面接では英語だったのは冒頭の数十分間で、途中から日本語に切り替わったようです。
・ガクチカを英語で話せるように練習してから望んだ。英語が拙いから落とされることはなく、自分の考えをもって話すことが大切。
・それぞれのエピソードの意思決定パターンが論理破綻しないように注意した。
準備として、SDSの内容・想定質問に対する回答を英語で準備しておきましょう。
リーダーシップと戦略的思考がジョブ通過のカギ
(1日目)
部門・課題の説明とビジネスケースの解き方の講義、その後で個人ワークを行い社員と1対1でディスカッション。最後に少しグループワークの時間あり。
(2日目)
基本グループワーク・P&Gジョブならではの消費者インタビューを経験させてもらえる
(3日目)
午前はグループワーク。午後にプレゼン
データを素早く読み取る力が大切
P&G側からデータが与えらて、その情報を基に基本的にワークを進めていくことになるのですが、データ量がとても多いことが特徴。
個人ワークの時間はさほど長くないため、以下に早くデータを読み取るのかが大切です。
それぞれの数値が何を意味しているのかを考えながら、与えられた資料に向き合っていくと処理スピードが上がるでしょう。
上流の議論の設計も大切
「マーケティング職だから、どうやって商品を売っていくのかを考えれば良いだろう」と考えている方もいるかもしれませんが、P&Gのマーケティング職では、商品を作るにあたっての顧客ニーズの分析・マーケットのトレンドを調査することまでカバーしています。
そのため、ジョブでも上流の設計をしなくてはならず、 「なぜその提案に至ったのか」を資料等を基に論理的に議論を組み立てていくことが求められます。
議論をすることを厭わない姿勢が大切
グループワークの最中に班員と意見の齟齬や方向性が一致しないことがあります。そんなときでも譲り合うのではなく、議論を重ねてより良い答えを導き出そうとする姿勢が大切です。
他の人の意見を取り入れられるだけでなく、自分の考えもしっかり主張するようにしましょう。
・嫌味の無いキャラクターで動ける人が評価されていると感じた。
・一人で目立とうとする学生が多い中、最後までチーム全員で合格することを意識した点が評価された。
インターンシップは内定に直結している
インターン終了後、後日人事から合否の結果が通知されます。
最終面接等は実施させず、「インターン通過=内定」となります。
P&G MKT 内定者の情報
内定者数は極めて少なく、夏・秋冬を含めて10名前後です。所属に関しては、文系理系・学部生院生を問わずに東大・京大・早慶が多いようです。
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