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こんにちは。総合商社、デベロッパー、広告代理店から複数内定をいただき、最終的にデベロッパーの道を選んだ慶應生の者です。
ES、Webテスト、動画選考、GD、面接序盤、そしてOB/OG訪問。これまでの連載で解説してきた数々の関門を突破し、いよいよあなたは選考の最終局面、最終面接へと駒を進めました。ここまで来られたこと自体が、あなたの優秀さの証明です。
しかし、最終面接は、それまでの面接とは全く異なる性質を持つ、特別な場です。ここで求められるのは、もはやあなたの「能力」ではありません。あなたの 「覚悟」 と、企業との 「相性」 です。
今回は、選考の集大成である最終面接を突破し、内定を確実なものにするための、思考法と対話戦略について解説します。
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総合商社・デベ内定者が教える「戦略と覚悟」の就活ロードマップ〈最終回〉選んだ道を正解にする地図作り
最終面接の評価軸:「能力」評価から「覚悟と相性」の確認へ
まず、最終面接の評価軸が、それまでの面接と根本的に異なることを理解する必要があります。
一次・二次面接の面接官(若手・中堅社員)は、「この学生は、現場で活躍できるポテンシャルがあるか?」という視点で、あなたの能力や過去の経験を評価していました。彼らは、いわば「現場の目」で、短期的な戦力となりうるかを見ていたのです。
しかし、最終面接であなたの前に座っているのは、多くの場合、この会社を創業期から支えてきた役員や、何千人という社員の人生を預かる人事部長です。彼らは、数えきれないほどの成功と失敗を経験してきた「人を見るプロ」です。彼らの視点は、もっと長期的で、本質的です。「短期的な戦力」ではなく、 「30年後もこの会社の中核を担い、企業文化を継承・発展させてくれる人材か」 という目で、あなたを見ています。
したがって、評価軸は、以下の二つに集約されます。
1.覚悟
彼らが見たいのは、単なる「第一志望です」という言葉だけではありません。その言葉の裏にある、「この会社が困難な状況に陥った時でも、逃げずに踏ん張れるか」「地味で泥臭い仕事も、会社の未来のためだと信じてやり抜けるか」という、本質的な強さです。あなたの本気度、すなわち 覚悟 が問われます。内定を出したら、本当に入社してくれるのか。その熱意は本物か。それを、あなたの言葉、表情、そして態度から見極めようとしています。
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