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こんにちは。複数の5大商社から内定を獲得した者です。今回は、三菱商事のケース面接について詳しく紹介していきます。
以下は私の三菱商事の二次面接の過去問演習です。各問題について3分で練り上げた回答(もちろんこの記事用に整理してありますので、本番のメモは少し汚いですが)およびその解答に辿り着くまでの思考プロセスの詳細をまとめています。
三菱商事のケース対策を進める中で、商社業界のビジネスについてや他業界についての知見を広げることができます。そのストックが三井物産や伊藤忠のインターンシップでも多分に活きたと実感しています。皆さんも早めにケース対策に手をつけて、サマーインターンシップに向けて弾みをつけていってください。全52問ありますので、この記事では1〜9問目までを徹底解説します。
他シリーズはこちら
【徹底解説】三菱商事ケース面接問題集52問②(10〜17問)
【徹底解説】三菱商事ケース面接問題集39問③(17〜24問)
【徹底解説】三菱商事ケース面接問題集52問④(25〜31問)
【徹底解説】三菱商事ケース面接問題集52問⑤(32〜37問)
【徹底解説】三菱商事ケース面接問題集52問⑥(37〜44問)
【徹底解説】三菱商事ケース面接問題集52問⑦(45〜52問)
三菱商事で実際に出された問題
1.学習塾を対象とした新規事業を提案してください
2.ガソリンスタンドの活用による既存事業の発展
3.アニメとシナジーのあるビジネス
4.フードデリバリーとシナジーのあるビジネス
5.喫茶店とシナジーのある新規事業
6.SNS広告とシナジーのある新規事業
7.高速道路に関する新規事業
8.オンライン家庭教師の新規事業
9.学校の先生の残業に対する対応策
1. 学習塾を対象とした新規事業を提案してください
模範解答
結論: 教育格差解消という社会課題を解決するため、「AI個別最適化学習プラットフォーム事業」を提案する。学習塾と連携し、全国の生徒に質の高い個別指導を提供する事業だ。
背景説明: この課題を選んだ理由は3つある。第一に、地域間・経済格差による教育機会の不平等が深刻化している。第二に、少子化で塾経営が困難になる一方、個別最適化学習への需要は高まっている。第三に、コロナ禍でデジタル教育の重要性が明確になった。
具体的内容: 事業の具体的内容は以下の通りだ。まず、AI技術を活用して生徒一人ひとりの学習状況を分析し、最適な学習コンテンツと進度を提案するプラットフォームを構築する。学習塾には、このプラットフォームを活用した新しい指導モデルを提供し、従来の一斉授業から脱却して効率的な個別指導を実現する。
三菱商事の既存事業との連携として、まずMCデジタルのAI・データ解析技術を活用してプラットフォームを開発する。次に、ローソンの全国1万4千店舗を学習スペース・相談拠点として活用し、地方の生徒もアクセスできる環境を整備する。また、海外教育事業のノウハウを活かし、グローバル人材育成コンテンツも提供する。
収益モデルは、学習塾向けのSaaS型月額課金と、生徒・保護者向けのプレミアムサービス課金の組み合わせだ。初期は首都圏の中規模塾100校でパイロット展開し、3年で全国1000校、5年で海外展開を目指す。
期待効果: この事業により、3つの価値を創出できる。社会価値として教育格差の解消と日本の競争力向上、経済価値として10年で売上500億円規模の新事業創出、そして三菱商事にとってデジタル人材育成という新たな成長領域への参入が可能になる。
思考プロセスの詳細解説
課題設定の思考プロセス
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