【3分選考対策】UBSグループ(投資銀行部門)の本選考対策まとめ
2023/09/28
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目次
UBSグループ(投資銀行部門)に内定する3つのポイント
こんにちは、外資就活 外銀チームです。
今回は、「UBSグループ(以下、UBS)」の投資銀行部門・本選考の対策についてお伝えします。UBSは、スイスを本拠地として、世界54カ国に6万人もの従業員を持つ巨大金融グループです。今回は、UBSの内定を獲得するのに重要となる以下の3つのポイントと各選考ステップにおける対策をお伝えします。
①少数精鋭のチームの中で膨大な仕事量に耐えうる精神的・肉体的タフさ
②根拠を論理的に構築して主張する思考力と数学的質問に対する瞬発力
③少ないからこそ重要視される人柄
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※ 本コラムの情報は外資就活会員限定コンテンツ「選考体験記」または、外資就活インターン生の経験から抽出しています。
25卒向けUBSグループ本選考募集情報
①少数精鋭のチームの中で膨大な仕事量に耐えうる精神的・肉体的タフさ
投資銀行部門のジュニアバンカーの仕事量は膨大です。ディールが佳境の際には、朝方まで働くこともあり、それに耐えうる肉体的タフさが求められます。
また、少人数で数百億〜数千億円の額を動かすという投資銀行部門の特性上、ジュニアバンカーにも大きなプレッシャーがかかります。そのプレッシャーと日々対峙しながら、価値あるアウトプットを行うにはかなりの精神的タフさも求められます。
このような背景から、選考においても、学生の精神的・肉体的タフさを見極めています。また、他社に比べて内定者が少ないUBSはジュニアの頃から多くの仕事を任せられるため、より一層の精神的・肉体的タフさが求められていると内定者は語っています。
面接ではその点を問われる可能性が高いので、部活の厳しい練習を乗り越えた経験など、 タフさ をアピールできるエピソードを用意してきましょう。
②根拠を論理的に構築して主張する力と数学的質問に対する瞬発力
ジュニアバンカーが投資銀行部門に入って最初にする仕事は買収提案資料の作成です。
この提案資料は財務分析を用いた確固とした根拠に基づいていること、そしてその根拠が適切な論理構成で組み立てられていることが絶対条件です。
そのため、UBSの選考では常に客観的な根拠を示した主張をし、かつその主張が丁寧に論理立てられていることが求められます。根拠と論理があることを確認してから発言するように心がけてください。
また、数学的センスを問われることもあります。面接の際に、簡単な四則演算や「7の8乗は?」などの問題が出題され、その解答の早さが見られています。苦手な方は対策しておくと良いでしょう。
UBSの過去の質問例は以下を参考にしてみてください。
UBSグループ
③少ないからこそ重要視される人柄
これはUBSに限ったことではないですが、投資銀行部門では、人柄がかなり重要視されます。というのも、案件はチームで行うものであり、チーム内での関わりは避けて通れません。
加えて、長時間働く投資銀行部門で人柄面がよくないと思う人とは、社員の方は一緒に働きたいとは思いません。ですから、人柄はかなり重要です。また、前述の通りUBSは少数精鋭であるため、その傾向がかなり強いようです。
参加した学生や担当の社員の方も多くの人が、人当たりの良い人ばかりであったようです。
選考フロー
選考フローは上記の通りです。以下で詳しく解説したいと思います。
ES:簡潔かつ充実した内容を心がける
時期:10月上旬
設問内容:
質問内容
・部活・サークル活動、趣味・特技や最近関心を寄せていることなどについてご記入ください。(全半角300字以内)
・UBSに応募するにあたり、特にこれだけは伝えておきたいということを自由にご記入ください。(全半角300字以内)
・志望動機をお聞かせください。(全半角400字以内)
・How do you think you can contribute to the success of UBS?(Provide your answer within 1000 characters in English)
簡潔かつ充実した内容を心がける。
UBSの本選考ESでは特段変わった内容の設問はありません。そうなると逆に、アピールがし難いという場合もあります。そのため、 UBSに適した人材 、 投資銀行部門に適した人材 であることが伝わるように記述しましょう。
また、このESをベースに面接が進んでいくので、その内容が非常に重要になります。面接で繰り返し深掘りされても大丈夫なように、丁寧に作り込んでおきましょう。
ESでアピールしたいポイントとしては「ジュニアバンカーとして求められる精神的・肉体的なタフさ」「UBSを志望する必然性」が挙げられます。
「ジュニアバンカーとして求められる精神的・肉体的なタフさ」に関しては、学生時代に困難な状況に直面した際に精神的・肉体的タフさを発揮した経験、「UBSを志望する必然性」に関しては、なぜ投資銀行なのか、なぜ他の投資銀行ではなくUBSなのかがしっかりと書けていることが理想です。
英語の設問に関しては、英語力に自信がない人は帰国子女の友人などに添削してもらうようにしましょう。
【外銀IBD】本選考向けES対策|事例・体験記紹介
WEBテスト:独自テストでも焦らず、自分の考えを明確にしよう
時期:10月上旬
内容:オリジナルのテスト。数学の問題と実務で起きうる状況に対してどう対処するかのテスト
対策は難しいため、その場で冷静に解く
UBSでは近年、本選考・インターン選考ともに独自のテストを採用しています。
このテストではオリジナルの計数テストに加えて、実務を模したテストも行われます。
実際の業務で起きうるトラブルなどに直面した際に、どのような対処をするか選択するものです。他にはこのような形式のテストをおこなっている企業は少ないため対策ができないという点があります。ですから、その場でしっかりと問題を把握した上で、適切だと思う回答を選ぶという手段しかありません。
これらのテストは全て英語で出題されますので、英語が苦手な方は時間がかかったり、間違った解釈をして選択肢を選んでしまう可能性があります。従って、ある程度英語の文章問題など(TOEICなど一般的なもので可)をおこなったりすることで、英語の問題に慣れるようにしましょう。
録画面接:対面面接で聞かれるような内容が聞かれる
選考時期:11月中旬
時間:30分〜1時間程度
質問内容:
・UBSや投資銀行への志望理由
・投資銀行に関する時事問題
・キャリアビジョン
・大学生活で最も有意義な経験
・困難を乗り越えた経験
・学生時代の経験について(英語)
など
ジョブ前最後の選考、回答だけでなく与える印象も意識しよう
例年、録画面接の後がすぐにインターンになっており、他の外銀の選考に比べて短いです。
質問内容としては、他社と大きく変わるところはなく志望動機や投資銀行について、学生時代の経験についてです。ですから、回答を入念に準備してきた場合、大きな差は出づらいです。
準備以外に差をつけるとしたら、社員の方がパッと見て感じる印象です。些細なことかと思うかもしれませんが、多忙のバンカーにとって第一印象はとても重要です。清潔感があるか、明るさはあるか、ハキハキと話しているか、これらの要素が選考結果を分けることがありますので、無理矢理でも意識して話すようにしましょう。
【事例付き】外資系投資銀行の「録画面接」の概要と対策方法
インターン:総合力と落ち着いてワークを進めるリーダーシップ
期間:12月に2日間
人数:20人程度(5人チーム×4)
ある企業に対するM&Aの提案。
<当日の流れ>
講義:簡単なIBDのM&Aのレクチャー、並びにファイナンシング(株の発行時の希薄化率や債券発行時の利率計算の説明)
配布資料:企業のPIB(1グループ2セット)
支給備品:なし(パソコンなどは持参)
1日目:部門の説明、財務の講義が朝から14時くらいまで行われる。それ以降の時間はすべて、グループワーク。
2日目:午前中に引き続き作業をし、午後には最終発表。形式はパワーポイント。発表後、社員の方から質問やフィードバック有り。
チームを率いるリーダーシップ力
1日目の午前と、午後の数時間程度を使って、会社の説明とバリュエーション講義があり、その最後に、理解度を問う小テストのようなものがあります。
その後はグループワークを行います。他社のインターンと同様に、提案先の企業の現状分析→買収候補先の特定→バリュエーションをしつつ、買収ロジックの確定という流れで進みます。2日目は午前中に引き続きワークを行い、昼にパワーポイントを提出し、午後に発表を行います。
ワークのお題は、ある特定の企業に対するM&Aの提案です。持参したPCや配布されたPIB(Public information book )を使って、M&Aを提案する企業や被買収企業の分析を行います。海外の企業だった場合、英語力のアピールにもなります。
ワーク中、チームにはメンターが付き、わからないことはいつでも質問できます。また、適宜、進捗状況を聞かれるので、この際に簡潔に返答できると良いと参加者は語っています。
バランス良く作業を進める総合力
リーダーシップの他にバランスの良さも重要です。
少数精鋭ということもあり、1人の抱える業務が多くなることもあります。そうなった時に、様々な業務を満遍なくこなせる能力がとても重要です。ですから、ワーク中も1つのことだけでなく、周りを見て様々な観点からサポート調整ができると、かなり評価が高くなりますので意識しましょう。
・学生団体や他社のインターンで経験を積んだ人が多く、プレゼンスを発揮できなかった。また、他社に比べて自己主張の強い人が多いイメージである。
・面接官は優しかったが、メンターの人は穏やかというより冷たい印象を受けた。
・グループワーク中には多くの社員が訪れるので、様々な社員の方に質問をすることができる。またランチやディナーの際にも、様々な社員の方と接する機会がある。20人ほどの社員の方がインターンに関わっており、非常に多くの社員がインターンにコミットしている感じがした。また社員の方は非常に落ち着いている方が多い印象
であった。
・資料作成、アイディア選定、プレゼンにおいて、総合的に能力が高いと判断された。
インターンで活躍する方法については、以下のコラムを参照してください。
【25卒必見】文理問わず外銀のインターンで活躍できる方法
最終面接:スーパーデイ、UBSでなければいけない理由を明確にしよう
時期:1月上旬
社員、学生の人数:社員6~8人、学生1人
時間:3時間程度
内容:MD1人20~30分程度×6~8人のスーパーデイ
・志望動機
・最近気になった、経済系ではないニュース
・気になるM&A案件
・趣味について
・自分の長所と短所及びそれを克服するために行なっていること
・キャリアパス
・どんな環境で働きたいか
UBSでなければいけない理由を明確にする
外銀特有のスーパーデイですが、質問内容は大きく変わることはありません。これに関しては、過去の質問を見ることで対策をしましょう。
スーパーデイで最も重要なのは、 「UBSでなければいけない明確な理由」 です。どんなに優秀で、どんな強みがあったとしてもUBSでなきゃいけない理由が明確でなければ内定を勝ち取ることができません。
インターンや選考の途中で感じた社員の方の雰囲気や社風などをしっかり言語化して伝えるようにしましょう。さらに、過去の経験と照らし合わせることで根拠づけを行いましょう。できることなら、他社において感じたことと比較して補強すると尚良いでしょう。
・人にもよるが、基本的に会話ベースで話が進む。聞きたいことは準備しておくべき。英語面接もあった。
・ありのままに自然体で振る舞い、会話を楽しむように心がけたこと
・面談で社員の方から聞いたUBSならではの良さをきちんと自分なりに言語化してまとめたこと
面接でよく聞かれる質問に関しては、以下のコラムを参照してください。
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