会員登録すると
このコラムを保存して、いつでも見返せます
注目度が高止まりを続ける職種「データサイエンティスト」。ただ、その肩書を得ようにも、まず企業に採用されなければ始まらない。データ分析職の選考プロセスは、どのようなものだろうか。
特集「データサイエンティストとは何者か」第11回は、データ分析のポジションに応募して内定を得た学生3人の、選考体験談。あくまで今回ヒアリングした範囲内ではあるが、データ分析のスキルや知識を直接的に測る内容は、さほど多くない。では、どんな力が問われるか―。この領域での就職を目指す10~20代にとっては、参考になるはずだ。【藤崎竜介、南部香織】
1. 日系ITプラットフォーマーは2次面接が“鬼門”。プレゼンには鋭い突っ込みが……
2. 総合コンサルはGDとプレゼンがテクノロジー関連だったものの、実技テストはなし
3. 1Dayインターンシップは時間配分と役割分担が重要
4. 1次面接はインターンの結果がカギ!? 最終面接はプレゼン有りで難度高め
5. 選考が進むにつれ技術面の“濃さ”が増した、日系通信大手
6. 総合コンサルの選考では、データ分析スキルより論理構築力が大事
日系ITプラットフォーマーは2次面接が“鬼門”。プレゼンには鋭い突っ込みが……
――就職活動の対象はデータサイエンス関連の職が中心でしたか。
C:そうですね。大学院で機械学習や数理統計学に関連する研究をしているので、データサイエンティスト、機械学習エンジニア、あとは金融業界のクオンツ(クオンツに関する記事はこちら)などを志望していました。
――なるほど。ではまず、日系ITプラットフォーマーの選考についてです。応募した職種と、選考の大まかな流れを教えてください。
C:応募職種はエンジニア職の「データサイエンス領域」という感じです。選考はざっくりと、1次面接→コーディングテスト→2次面接→最終面接で内定といった流れですね。1次面接はかなり一般的というか、志望動機を確認する程度でした。
――続くコーディングテストはどうでしたか。データサイエンスに寄った内容だったのか、一般的なプログラミング能力を測るものだったのか。
C:後者だと思います。(競技プログラミングの)AtCoderに出るような内容でした。計3問で、1問の制限時間が30分。1問目はすごく簡単で、2問目もfor文とかif文みたいな基礎が分かっていれば余裕で解ける感じでした。3問目はちょっと骨があって、AtCoderでいうC問題やD問題のレベルだったと思います。さすがにお題は覚えていないのですが……。
――どんなプログラミング言語を使いましたか。
C:AtCoderのようにさまざまな言語の中から選べるようになっていて、私はPythonを使いました。
――コーディングテストの次は2次面接ですよね。
C:ええ。この企業だとこの面接が“鬼門”で、ここでほぼ合否が決まるようです。事前に企業側から受けた要請に基づいて、研究内容に関する5分くらいのプレゼンをしました。面接官も技術系のバックグラウンドがある人だったようで、かなり鋭いところを突っ込まれましたね。
私が携わっているのが基礎研究寄りなので、「それを当社でどう生かすの?」みたいなことを聞かれたときは、答えるのが大変でした。
あとは、研究への「向き合い方」は結構見られました。具体的には、教授とどれくらいの頻度でミーティングをして、どのように進捗(しんちょく)を共有しているか、みたいな質問がありました。自己管理能力のようなものが、評価軸になったのだと思います。
その後の最終面接は、ほとんど意思確認みたいな感じでした。
総合コンサルはGDとプレゼンがテクノロジー関連だったものの、実技テストはなし
...
会員登録して全ての内容を見る
続きは外資就活ドットコム会員の方のみご覧いただけます。
外資就活ドットコムはグローバルに活躍したい学生向けの就職活動支援サイトです。会員登録をすると、「先輩のES・体験記」や「トップ企業の募集情報リスト」など、就活に役立つ情報をご覧いただけます。
この記事を友達に教える