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あなたが凄いのはわかりました。ところであなたは誰ですか?~理系院生が「本気の就活」で見つけた勝ち方(4)~

夏も終わりを迎えるのに暑さは増すばかり。皆様、体調管理にお気を付けください。こんにちは、おかだともきです。

<Profile>
2021年京都大学大学院修了。大学院時代の専門は化学工学で革新的なドライヤーの開発に従事していた。就職活動ではソニー、デロイト・トーマツ・コンサルティング、ジェネックス・パートナーズ、楽天、ハウテレビジョンからオファーを得て、最終的にハウテレビジョンに入社した。就活について呟くTwitterアカウントはこちら→@10moki_okd

<連載バックナンバー>
[1] 就活という理不尽なゲームの中で問われている「たった1つ」の問い
[2] 自己分析という迷路で迷わないために
[3]トップオブトップだけが知っている「本当の」戦略
[4] あなたが凄いのはわかりました。ところであなたは誰ですか?

先日、Tシャツを買おうと街へ服を買いに出掛けたら、世間はもう秋物の服ばかりが並んでいてびっくりしました。お目当てのTシャツを買うことはできたので満足だったのですが、この構図をどこかで見たことがあるとふと思いました。

そう、これは今まさに就活生の皆様が置かれているのと同じ状況です。夏インターン真っ盛りのこの時期、すでにMBBなどの外資企業は秋以降の選考を募集し始めていますし、日系企業の秋冬インターンのエントリーは10月から始まります。つまり、皆さんは夏インターンと同時並行で秋以降の対策をしなければならず非常にタフな状況に置かれているのです。

21卒の日系就活市場では、コロナ禍で採用にかける工数が削減された影響により、3月からの本選考で1から学生を選考するのではなく「予め秋冬インターン参加者の中でマークしていた優秀な学生」にオファーを出すパターンが非常に増えたという説もあります。
22卒の就活市場でも未だ先行き不透明な状況は続いており、サマー直後にいかに素早く動き出せるかが、成功の可否を握ると言っても過言ではありません。

今回のコラムでは秋選考対策の手助けになるような就活偏差値を10上げられるフレームワークをご紹介します。これを使って、時間という貴重なリソースを有効活用してください。

前提として評価基準を押さえなければならない

就活では「あなたが稼げるかどうか」が常に問われており、これは社会構造が変わらない限り揺るぎません。タイトルの言葉はこの問いに答えられなかった私が、実際の面接の場で言われた言葉です。

参考:就活という理不尽なゲームの中で問われている「たった1つ」の問い

今回ご紹介するフレームワークは基本的にこの問いに答えることを目的として設計されています。とはいえ、このままでは抽象度が高くまだ解ける問いになっていないため、問いを分解していきます。

稼ぐ力=課題解決力×カルチャーフィット

この式の意味はお金を稼ぐ力のベースとして課題解決力があり、カルチャーフィットによってレバレッジ(てこ、倍率)をかけるということです。この式を元に、大枠としての評価基準は「課題解決力」「カルチャーフィット」だと考えることができます。

今回ご紹介するフレームワークは課題解決力用とカルチャーフィット用の2つを用意しています。課題解決用は学生時代頑張ったことカルチャーフィット用については志望動機にそれぞれ該当していて、そのまま使うことができます。

課題解決力:示すべきは再現性

このフレームワークは「面接で問われる『学生時代頑張ったこと』では課題解決力のみを見られている」という前提を置いて進めます。

もちろん実際の選考では、企業が「学生時代頑張ったこと」という質問を通して評価する要素は、概ね課題解決力:カルチャーフィット=7:3くらいの割合です。しかし今回は課題解決力のみにフォーカスするのは、エピソードの構成をシンプルにするためです。

前述の通り、カルチャーフィットは志望動機でも測られている上に、姿勢や話し方など非言語の部分でも見られています。課題解決能力を示すだけでも難しい問いなのに、そこにより複雑なカルチャーフィットまで加えてしまったら、とても解ける問いではなくなってしまいます。

課題解決力が評価されるポイントは「再現性」です。
「起業で大きな金額を動かした」「世界大会で優勝した」などといったエピソード自体の大きさは問題ではありません。社会に出れば当然、学生の立場では想像にも及ばない質量の課題に直面することになるからです。
学生時代に頑張ったことで「汎用性の高いスキル」と「高い学習能力」を培っているか、それを入社後の課題解決のために「再現できるか」を面接官は重視し、評価しています。

参考:自己分析という迷路で迷わないために

この「再現性」を示すのに最も有効な方法はエピソードの構造化です。エピソードを意味のある構造に分解できる能力は課題が変わっても応用が効く汎用性の高いスキルだからです。
また、課題を分解するとその構造を起点にPDCAを回すことができるため、高い学習能力を示すこともできます。構造化の副次的な恩恵として、エピソードを構造化すると選考官に話が伝わりやすくなります。

今回ご紹介する課題解決フレームワークは当てはめるだけでエピソードを構造化できます。そのフレームワークは以下の通りです。

ー課題解決フレームワークー
①目標設定→②現状分析→③課題発見→④原因特定→⑤打ち手立案→実行

①目標設定
どんな課題も目標を設定しなければ発生しません。定性/定量どちらかの観点からイメージしやすい目標を設定しましょう。

参考:トップオブトップだけが知っている「本当の」戦略

②現状分析+③課題発見
目標を設定したら現状と比較をします。目標と現状の間にあるGAPが課題です。ここでもし、課題が見つからなければ目標設定もしくは現状分析が間違っている可能性がありますのでそれぞれのステップに戻ってやり直してみましょう。

④原因発見
ほとんどの場合、課題はそのままでは解くことができないので解ける形に分解し、課題が発生してる原因を見つけ出す必要があります。もっとも影響が大きいドライバーを見つけることができればこのステップはクリアです。

⑤打ち手立案+実行
原因を見つけたら、その原因を取り除き目標に達成するための打ち手を立案し、実行します。とはいえ、学生時代頑張ったことでは事実として実行した打ち手を変えることはできないので、「なぜその打ち手が有効だったのか」を自分の中で根拠を持って言えるようにしておくことがこのステップで最も重要になります。

以上が課題解決フレームワークでこの5つのステップに合わせて文章を書けば、学生時代頑張ったことの基礎は完成です。あとはこれを元に作ったエピソードを色々な人にぶつけてブラッシュアップすれば完璧なものを作り上げるとができます。

カルチャーフィット:仮説で勝負

社会経験がない新卒の学生が持つ課題解決力には限界があり差がつかなくなるため、選考官は「この会社に合うか合わないか」で判断しており、これがカルチャーフィットです。しかし、カルチャーフィットという概念自体は非常に曖昧であり、判断基準が人によって異なると言うケースまで存在します。紹介するフレームワークの基本的な考え方は「カルチャーフィットの判断基準が曖昧であることを逆手に取る」です。

志望動機で使うフレームワークは「マッピング」「事実+価値観」の2つです。
これらを組み合わせることによって強力な志望動機を作り上げることができます。


①マッピング
企業サイドに明確な判断基準がないのであれば、こちらで作ってしまうというのがマッピングの意図です。自己分析の結果から自分の「幸福度を最大化できる条件」と「活躍できる条件」を見つけ出し、それを判断軸としたチャートを作って、それに従って企業をプロットしていくイメージです。もちろん実際にプロットをする必要はありませんが、複数の判断軸を用意した上で、志望企業が最も良いと判断できればベストです。

とはいえ判断軸を闇雲に増やすと、優先度がぶれたり、自己矛盾を起こしたりしがちです。前回のコラムで解説した「自己分析」のプロセスに則り、「Taker(自分が何を得たいか)」「Giver(自分がどんな価値を発信したいか)」を基準に、多くとも2~5本程度に絞りましょう。

参考:自己分析という迷路で迷わないために

ここでポイントとなるのが、自己中心的な「Taker」の要素をバランス良く取り入れることです。カルチャーフィットとはすなわち「人間性、人間らしさ」を見られるということでもあります。高次的な「Giver」の欲求ばかりをプロットしてしまうと「表面的な理想像しか見えていない」「偽善的で本性が掴めない」という印象を与えてしまいかねないからです。

②事実+価値観
マッピングした結果は仮説に過ぎません。こちら側が勝手に用意した判断軸に従って、企業をマッピングし、最も良いと断定しているからです。従って、マッピングした後に必要なプロセスとして、選考官にこちらが用意した判断基準とプロットの結果に納得してもらう必要があります。

そのために使うフレームワークが「事実+価値観」です。1回目のコラムで紹介した「事実+感情」というフレームワークをマッピングに応用するために拡張したのが「事実+価値観」です。こちらは定量的な議論にも応用することができます。

参考:就活という理不尽なゲームの中で問われている「たった1つ」の問い

事実については、具体的な体験談や数字が該当します。これらはマッピングにおける座標に該当します。これ自体はかなり客観的なものですので、選考官は疑問を抱かないでしょう。

価値観は判断軸に該当し、選考官が疑問を抱くのは主にこちらです。「なぜ、その判断軸を選んだのだろう?」という疑問に対しての答えていくのがこの価値観になります。定量であれば指標、定性であれば感情をそれらを選んだ理由と合わせてれば、あなたが選んだ判断基準が妥当だと納得できる強力な根拠を作ることができます。

このように「マッピング」という仮説とそれをサポートする「事実+価値観」という2つのフレームワークを組み合わせることによって、カルチャーフィットという曖昧なものを示すことができます。そして、確実に選考で通過できるような強力な仮説を作るために選考の前にできるだけOB訪問など仮説検証の場を設けることを常に心がけてください。

おわりに

4回に渡った連載もこれが最終回です。このコラムを読んだ方が、トップ就活生になり、第一志望企業で活躍し、人生の幸福度を最大化できれば何よりです。

一方で、抽象化した部分が多くまた字数の制約で書ききれなかった部分が多かったので一読するだけではなく、折を見て何度も読み返していただけるとその時々で新しい示唆を出せるスルメのようなコラムになっていると自負していますので、どうぞ末長くお付き合いください。

ご感想やご質問はTwitter(@10moki_okd)で受け付けていますのでどうぞお気軽にお申し付けください!

今回はここまで。ありがとうございました。

<連載バックナンバー>
[1] 就活という理不尽なゲームの中で問われている「たった1つ」の問い
[2] 自己分析という迷路で迷わないために
[3]トップオブトップだけが知っている「本当の」戦略
[4] あなたが凄いのはわかりました。ところであなたは誰ですか?

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